偶然、ディスクユニオンの中古サイトにて現時点でのスタジオ最新作「CLOCKWORK ANGELS」のツアーの模様を収めた未開封BDが¥2600くらいで売られていたのを発見して嬉々しながらポチってみた。
予約をしたのに500セット完売のお陰でBD6枚組の集大成「R40」を購入出来なかったから、この映像はBDで観られないのか?と落胆してたのだけど、後にワーズレコードから単品でBDリリースされたので(当初は「R40」でしかBDは出ないと言われてたのに...)いずれ手に入れようと思いつつも、いつもの金欠のお陰で延び延びとなってたのだけど、こうして無事手に入れる事が出来て満足。

そしたら、ラッシュが最後のツアーと銘打った「R40 LIVE」のBD盤が輸入盤で安値で売られてるではないか。CD3枚組が国内盤でリリースされてたのは知ってたのだけど、何で映像の方は国内盤出ないんだ?と。またワーズレコードが高めの値段設定で売るんだろうなあ...と思いつつも、一向に発売される気配がない。
CD3枚組の国内盤が¥3980なので、もし国内盤BDが発売されるなら¥6000くらいで売られるんだろう...と思い、今回は輸入盤でBD1枚+CD3枚組で送料込み¥1824でポチった。
国内盤CDより半額以下でBD付をゲット出来るこの世の中の仕組み...一体何なんでしょうか?(苦笑)まあ、十分過ぎるほどの安値で大満足でしたが。

しかし40年の活動歴って相当なモンですよ。蠍団のリマスターが出た時もバンド50周年記念とか言ってて驚いたけど、もう何十年も活動してて本人達は飽きないのかな?と素人目に思ってしまうのだけど、2ndアルバムから不動のメンバーで90年代から2000年代に6年の活動停止期間があったとはいえ、それ以前はほぼ毎年の様にアルバムをリリースし続けた偉業はなかなか真似出来るモノではないかと。しかも、ラッシュみたいに複雑な曲構成を持つバンドがそれをやってのけるという事自体が信じられないし。

そんな事を思いながら、ラストツアーという意識を持ちながら映像を観てると、さすがに衰えを感じさせるのは仕方ない事かと。アマゾンのレビューでも劣化が目立つという批評が多いけど、ゲディ・リーみたいなハイトーンな声の持ち主はどーしても年齢には勝てない訳だし。特に初期の楽曲はかなり苦しそうな感じが見受けられる。
私自身はリアルタイムで経験してない初期の楽曲に思い入れはないので、HM/HR系リスナーに人気の「2112」なんかも90年代に久々にライブでプレイされた時でさえ声が厳しい感じだったから、逆に思ってたよりも声出てるなあと思ったくらいだ。

こうして収録された楽曲を見て、しかも冒頭のバンド初期から最新までの楽曲が走馬灯の様にフラッシュバックされていくのを目の当たりにして本当に感慨深い。私が好きなのは80年代入ってからの楽曲なんで、正直言って「何でこの楽曲が入ってない?」と思うトコもあるけど、さすがに全部が全部って訳にもいかないんだろうなあ。せめてアルバムから1曲づつ選曲してほしかったというのが本音。
しかし、決して悪くない選曲だと思う。驚いたのはやはり「LOSING IT」。この曲は絶対にライブで演らないんだろうなあ...と思ってたらやはり海外のファンも同じ気持ちだったらしく、バンドに演奏してほしい楽曲のリクエストでこの曲が1位を取ってたみたいで、エレクトリックヴァイオリンのパートはゲディ・リーのソロアルバムにも参加してたベン・ミンクが担当する事でこの度初お目見えになった。
嬉しかったのは「BETWEEN THE WHEELS」。この楽曲も随分久しぶりにライブで聴いた気がするけど、このアルバム「GRACE UNDER PRESSURE」自体がアルバム群の中でも異質の存在なので、こうして最後にプレイしてくれたのは嬉しい限り。
意外だったのが「THE MAIN MONKEY BUISINESS」。この曲はバンドにとってかなり難易度が高いらしく、ミスると大惨事になるくらいの楽曲らしい(聴いてる分にはよく分からなかったりするけど)。「JACOB'S RADDER」は「EXIT STAGE LEFT」以来のプレイだろうし、これも意外な選曲だったなあ。

「あくまでもツアーからの撤退であり、バンド活動の終焉ではない」と当時はこう説明していたけど、ゲディの声の問題やニール・パートが酷い腱鞘炎だとか色々問題もあるみたいなので、この作品のリリース以降目立った活動はまだ行なわれていない。
ずっと希望を持ってたラッシュの来日公演は夢と消えてしまったけど、せめて新作リリースだけは続けてほしい。「CLOCKWORK ANGELS」はホントに素晴らしい作品だったのでまだまだやれるハズだと信じてるし、バンドに対する期待もまだまだ持ち続けていたいと思っている。...でも、ライブはホントに観たかったなあ...


予告編


「JACOB'S LADDER」
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先日スティーヴン・タイラーがソロで来日公演を行なった...と書くと何か変な気分(笑)。だって、やっぱエアロスミスのボーカルというイメージが完全に付いちゃってるんで今更ソロライブと言われても全然ピンと来ないし。私はソロアルバムの方はまだ購入してないけど、YOU TUBEで数曲聴いた印象ではカントリースタイルを織り込んだロックという認識なので、バンドと比べるとソロでしかやれない音楽をやっていて住み分けがきっちり出来てるんだなと思った。

そんなエアロスミスの1997年に発表された通産12枚目にあたる「NINE LIVES」を今回チョイス。ホント、久しぶりに聴いた感じ。
バンドの第二黄金期と言われる流れから発表された本作だけど、最初一聴した時は「ちょっとパワーが落ちてきた感じかな」という印象だった。
別に楽曲が悪いとかそういう理由ではなく「PARMAMENT VACATION」~「PUMP」~「GET A GRIP」という流れで本作を聴くと何処かしっくり来ない印象があるのだ。それはオリジナルジャケットにも描かれてる様に、インドっぽい雰囲気が楽曲にも取り入れられてる事で、バンドにこういうスタイルって必要なのか?という違和感でしかなかったり、それまで捻じ伏せる様な説得力がアルバム全編で感じられたのがこのアルバムでは後半に渋めな楽曲を持ってきた事でイマイチ地味に感じられたりしたからなのかも知れない。

プロデューサーがグレン・バラードからケヴィン・シャーリーに交代してレコーディングをやり直した結果でグダグダになったのかどーか知らないけど、何処と無く散漫な印象も拭えなかったりするけど、結構好きな曲は多かったりする。前半3曲の流れは勢いがあって好きだし、問題の「TASTE OF INDIA」を飛ばして、まったりとしたバラード調の「FULL CIRCLE」からカントリー調な「PINK」(まさかこの曲でグラミー賞取るとは思わなかったけど)まではどの曲も好きだ。

しかし、この後の日本盤ボートラ2曲が正直邪魔なお陰で、最後の2曲の余韻は完全に消された感じになってしまったのがホントに悔やまれる。つまりボートラ入れるのも結構だけど、アルバム全15曲だと冗長になってグダグダになるという良い例えなんじゃないかと。全曲素晴らしければ長さも気にならないだろうけど、集中して聴くにはやはり15曲は長いと思う。「GET A GRIP」も全15曲だけどインストやイントロなのでそれほど長さは感じさせないし、この違いはやはりアルバムの構成の問題だと思う。
アルバムは前作の勢いを買って全米1位を獲得したけど、いまいちそれに乗り切れない不満が当時は感じられたなあ。何だかんだ言いながらも当時は散々聴いたけど、いつしか聴かなくなっちゃったし...

噂では今年後半にバンドのラストツアーを宣言したものの後にジョー・ペリーが否定したり、前述のスティーヴンのソロ活動もあったりとバンド活動の方がいまいち不透明なトコに危うさを感じるけど、余りグダグダな流れになるくらいなら潔く終わってほしいと願うのはファンの我が侭なんだろうか?


「FALLING LOVE (IS HARD ON THE KNEES)」


「PINK」




久々に英国っぽい音が聴きたいな...と思って引っ張り出してきたのがマリリオン。このブログでも最多の登場を誇るミュージシャンだけど(タイトルがラッシュなのに、一番書いてるのがマリリオンって.../苦笑)ただでさえ活動期間が長いから当然リリースしている枚数もハンパなく、オフィシャルサイトで売られているモノも含まれると相当な枚数に上るので、幾らファンでも全部コンプするのはマニアくらいなモノだろう。

私はMr.Hことスティーヴ・ホガースのVoが好きなので今のマリリオンの変化も十分楽しんで聴いてるのだけど、前任者のフィッシュの時代はあからさまにジェネシスを模倣としたスタイルだったのでどうしてもジェネシスの影がちらついてしまうので、それほどのめり込む事はなかった。やっと3rdアルバムからバンド独自の色が出てきて、これから...という時にフィッシュが脱退してしまった訳だから拘りもそれほどないのだけど、じゃあ最初からホガースが歌っていたら良かったのか?と言われるとそうじゃないと思う。やっぱフィッシュの独特の個性のお陰でバンドが名を上げた訳だし、彼のバンドに対する貢献度は非常に高かったと思う。

そんな彼が脱退する直前の87年のドイツで行なわれたライブが、当時はホームビデオとして発表されていたモノのCD盤である「LIVE FROM LORELEY」が何故か2009年にリリースされた。
私はこの音源が出てるのすら暫く知らなかったのだけど、PV集に入ってた「WARM WET CIRCLES」が確かこの時の映像だったので、ちょっと聴いてみたいと思ってたのもあって購入してみた。ディスクユニオンで確か¥1000くらいで売ってたのも購入動機の一つだ(笑)。

アマゾンのレビューで音質がチープという評価だったのでそれほど期待してなかったけど、それほど悪いとは思わなかったな。まあブートレベルじゃなかっただけでもマシでしょう(苦笑)。フィッシュの大袈裟なボーカルスタイルはここでも炸裂しており、初期のバンドのファンはこういうトコも魅力だったんだろうなと。
選曲に関しては、ビデオよりも収録曲が増えて当時の集大成的なライブの意味合いが感じられた。フィッシュ脱退後に発表されたライブ盤「THIEVING MAGPIE」が有名だけど、あのアルバムは3rdアルバムの全曲収録があるのでこのアルバムとはまた印象がちょっと変わってくると思う。何よりフィッシュ在籍時で一番好きな4thアルバムからの収録曲が多いのが良い。

しかしこうして聴いてみると、今のマリリオンとは全く別モノとして十分感じられた。勿論Voが変われば印象も変わるモノだけど、彼等の場合はジェネシスクローンと呼ばれた音楽性をフィッシュ脱退と共にあっさり捨て去った事で変化を恐れないバンドとして活動してきた訳だけど、そのジェネシスに近い音楽性=フィッシュという図式が当時は完全に出来上がっていたんだなと思った。その変化を受け入れられなかったフィッシュと他のメンバーとの間に溝が出来て脱退する事になったのは必然だったんだなと。

何処か懐かしく、そして何処か虚無感すら覚えるライブ盤ではあるけど、バンドの一区切りを付けた意味合いで結構貴重な音源だと思う。音を聴いてるだけでもフィッシュのカリスマ性は十分感じられるので、フィッシュ時代を聴いた事が無い人にもお薦め出来る内容かと。


追伸:と、書いたばっかりなのに、いきなりマリリオンの来日公演が決定した模様!コレはホントに嬉し過ぎる!!(涙)
私が観たかったプリンスとラッシュはもう観られないけど、最後の一つはやっと望みが叶いましたよ。10/20・21クラブチッタ、絶対に行きます!!


「WARM WET CIRCLE」


「INCOMMUNICADO」




先月から色々と新譜で欲しいモノがわんさか出てきて全部購入するにはお金が...(しかもPS4買っちゃったし、夏には車検もあるしマジで大丈夫なんだろうか?)と言いつつも、新譜チェックして「これは!?」とCD探しまくっちゃうホントダメなヤツ...

そんな感じなんで、このライオンヴィルの3rdアルバム「A WORLD OF FOOL」は金欠に拍車を掛ける事間違いなしだったので購入するつもりはなかった。2ndアルバムも買うタイミング逃してまだ購入してないし、買うならまずそっちからだろと。
しかしYOU TUBEでのお薦め欄によく出てくるんで、試しに「BRING ME BACK OUR LOVE」のPVを観ちゃったのがマズかった...やられた、一発で気に入ってしまって購入予定だったハウス・オブ・ローズやブラック・スター・ライダースの新譜は先送りになるハメに(でも、近いウチに買っちゃうんだろうけど/苦笑)。

本業であるハズのワーク・オブ・アートが活動してるのかどーか分からない状況にこのバンド(サイドプロジェクト?)の新譜が出てきた事が意外だったけど、3枚目まで出すくらいだからそれなりにこのバンドには需要はあるんだろうなあ。イタリアの音楽シーンの状況まではどーなってるのか把握出来ないけど、こういう音楽を聴くリスナーがイタリアにも存在してるって事なんでしょう。

ジャケットが前2作と比べてB級メタル臭が感じられて大分ダサくなってしまったけど(苦笑)何でもレーベル移籍したみたいで、やっぱフロンティアーズレコードが絡んで来ましたね(笑)。WOA自体が同レーベルだから絡まない方がおかしいと思ってたし。

でも中身の方は1stと比べると大分垢抜けた感じで、楽曲のメリハリがはっきり出た印象を受けた。ボーカル全曲が前2作同様WOAのラーズ・サフサンド、作詞に同じくWOAのロバート・サールが数曲絡んでるお陰か、全体的にまんまWOAじゃん!という雰囲気が漂ってるのが笑える。
作曲自体はこのバンドの中心メンバーであるステファノ・ライオネッティが手掛けてるから同じ方向性で勝負してるんだろうけど、別名バンドといってもおかしくないほどよく似てる(ステェファノ中心の楽曲は若干メロウでAOR寄りではあるけど)。私はWOAは大好きなバンドだから、こういうのでも全然問題ないんだけど。特に前半6曲は素晴らしい流れで、これだけで勝負あったって感じ。
しかし、ホントにこのラーズ・サフサンドの歌は良いんだよねえ。北欧風味が大好きな人には透明感がある声なので堪らないと思うんだけど。もっとメジャーになっても良いと思うんだけど、ホントに勿体無いというか。

本音をいうとWOAの活動を活発にさせてからこっちに取り組んでほしいんだけど、こういう素晴らしい作品がいきなり出てくるなら両立するのも悪くないんじゃないかと。ただ、WOAの方は3rdアルバム発表時に一区切りしたいみたいな発言していたのがちょっと気になるんで、次作がどんな感じになるのか分からないのが引っ掛かるんだけど、まあ彼等の事だから高いクオリティは期待しても良いんじゃないかと。

このアルバム大分気に入りましたね、売れてほしいなあ~。暫くヘビロになりそうだし。でも、ここまで音楽性も近いしメンバーが被ってるなら両バンドで普通にライブでも演ったら良いんじゃないかと思うけど...でもボーカルが大変か(苦笑)。


「I WILL WAIT」


「BRING ME BACK OUR LOVE」




今更ながらPS4を購入したお陰で、久々にプレイ三昧です(苦笑)。夜勤生活にシフトしてからというものの、日勤生活の時は身体の不調や疲労のお陰で2連休でも1日は完全に寝たきり状態だったのに比べ、今は体調も良く(って書くと変な感じだけど/笑)時間も休日の夜中なんかに出掛けないし、やる事と言えば映画観てるか、音楽聴いてるか、ゲームプレイしてるか、ブログ書いてるか...の4択くらいしかないので(苦笑)大分時間が取れる様になって自分の生活を取り戻した感じで多いに嬉しい。

なので、今は夜中に音楽も聴きたいと思うとヘッドフォン付けて集中して聴く事になるので、時間的な雰囲気に流される事がなくなった。例えば、HM/HR系は朝っぱらから聴く事はテンション上げたい時以外は殆ど聴かないのだけど、今は朝っぱらからブラック・サバスとか聴いちゃってる事も多い(爆)。ってな訳で、今回のお題は彼等の5thアルバムである「SABBATH BLOODY SABBATH」(邦題:血まみれの安息日)。発表は1973年。

偶然にも、H&MのネットショップにてこのアルバムジャケのTシャツが¥1500くらいで売られてるんで思わず買っちゃいそうになったけど(笑)よく見りゃこのジャケットって結構おどろおどろしいんだよなあ...こんなん着てコンビニ行った日にゃ結構ガン見されそうな気が...(笑)
ともかく、ジャケは結構エグいのに中身の音の方はそれまでの彼等の音からすると意外にも聴き易い部類の方に入るのではなかろうか?前作でも「CHANGES」辺りでその布石を見せてたけど、このアルバムでは「FLUFF」みたいに綺麗なアコギとピアノのインスト曲が入ってるとは思わないだろうし、ジャケを見る限るでは(苦笑)。
でも、こういう曲が入ってるからこそヘヴィな曲が映えるというモノで、サバスの中でも代表曲に入るタイトル曲やメタリカがカヴァーした「SABBRA CADABRA」が物凄く効果的に聴こえるのは上手い構成だと思った。

以前レビューしたライブのブートにも入ってた「KILLING YOURSELF TO LIVE」(邦題:生への自殺)とか「SPIRAL ARCHITECT」などで聴けるそれまでに無かったプログレ的なアプローチが顕著になってきて、更に「WHO ARE YOU」(邦題:お前は誰だ!)で聴ける大胆なシンセや(しかも、ギターレス!!)前述の「SPIRAL ARCHITECT」ではストリングスを導入するなど、かなり実験的な要素も含んでいるのがこのアルバムの大きな特徴かと。しかも「LOOKING FOR TODAY」」ではアイオミ自身、フルートを吹いてるのも意外過ぎるし。

どーしてこういう方向性になったのかは知らないけど、当時このアルバムの製作中トニー・アイオミは全くアイディアが浮かばなくてスランプになっていたという事だけど、それでもタイトル曲の様なリフを作っちゃうんだからホントに凄いかと。逆にこのアルバムにこの曲が無かったら間違いなく失敗作の烙印を押されてたんだろうなあ。

イエスのリック・ウェイクマンが参加してるのも意外なゲストだけど、やはりサバスの新境地を開いた意味でもこのアルバムはかなり重要な作品なのではなかろうか?全体的に軽めの音だけど、ただヘヴィ一辺倒の音じゃないトコにこのアルバムの凄さがあるんじゃないかと思う。やっぱ今の時代に聴いても最高っすね、サバスは!


「SABBATH BLOODY SABBATH」


「KILLING YOURSELF TO LIVE」