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前回の打首さんのCDばっか毎日聴いているんで、他のミュージシャンをチョイスするのもどうかな?と考えたけど、今日は休日で久々に海までドライブして色々聴き漁っていた中にこのアルバムも忍ばせておいたので今回はコレをチョイス。クリフ・マグネスの1stソロアルバム「SOLO」。発表は1994年。

以前2ndアルバムをチョイスした時も書いたけど、この人自身を全く知らない状態で楽曲聴いたお陰で純粋に音楽が気に入ってアルバム買ったので勿論このアルバムも欲しくなった訳だけど、今回買ったこのCDは2009年に発売されたリマスター盤だった。オリジナル盤よりも2曲多めに入ってお得な気分。確か日本盤もリリースされていて、輸入盤のこのジャケとは違うモノクロ写真の赤ちゃんの横顔だったのだけど、そもそも何でそんなジャケなのかよく分からないし...

音楽性はプラネット3同様メロディアスハード系やAORの範疇に入るモノで、プラネット3から知ってる人は勿論、私みたいに2ndアルバムから入って後追いで聴く人にとっても期待を全く裏切らない作風となっている。
ただ、2ndアルバムよりは当時のメロハーの音作りなので、音が若干軽めな感じでキーボードの音が80sっぽいノリも感じられるのが特徴かと。最初一通り聴いた時はメトロポリス(←バンド)を思い出したな。

2ndアルバムの「AIN'T NO WAY」がヴァン・ヘイレン+ナイトレンジャーっぽいと書いたけど、このアルバムでもバラードの「HOLD ME LEE ANNE」がジャーニーっぽい王道路線だったり、「KHALELA」はMr.ミスターっぽい雰囲気を感じられてその時に影響されたモノがストレートに反映されやすいのかな?と思った。まあ良い曲なんでパクりだとかいうつもりは全くないんだけど。

「FOOTPRINTS IN THE RAIN」「JENNY'S STILL IN LOVE」「WHAT'S A HEART TO DO」はプラネット3の流れを汲む楽曲で、実際に「JENNY'S STILL IN LOVE」はジェイ・グレイドンとグレン・バラードのクリフの共作だったりするので当然といえば当然か。「FLOWER GIRL」みたいにレゲエのリズムを強調した楽曲なんかこのテのメロハー作では珍しいし、ソロ作なのでちょっと冒険しているのも面白い。ボーナストラックの「DREAMS FADE AWAY」も良曲で、何でオリジナルではオミットされたのか不思議。

他のミュージシャンへのサポートの仕事のお陰で、このアルバムから2ndアルバムまでの間隔が空いてしまったのが今更ながらホントに勿体無いと思うけど、幾ら良い楽曲を集めたアルバムをリリースしても必ずしも売れる訳ではないから、こういう玄人受けするミュージシャンは活動がホントに難しいんだろうなあ。よくあるメロディアス・ハード系の名盤に名を連ねても良い出来だと思うんだけど、このアルバム自体はそのテの記事でも見掛けた事もないし(...まあ今まで本人自身を知らなかったくらいだし)正に隠れた名盤なんでしょうな。


「JENNY'S STILL IN LOVE」


「DREAMS FADE AWAY」
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ちょっと前の人間椅子のMVをYOU TUBEで何度も観てるウチに”あなたへのお薦め”でこのバンド:打首獄門同好会のMVが何本か出てきて「変なバンド名だな」と思い、何気にちょっと観てみるか...とチェックしたら今更ながら見事にハマってしまったんで(笑)いきなりCD2枚頼んでしまったという、ホント衝動的なお買い物になってしまった。
なので、今回は打首獄門同好会の2015年に発表されたアルバム「まだまだ新米」をチョイス。7曲収録とちょっと少ないけど一応アルバム扱いみたいですね。オリジナルアルバムとしては通産6作目との事。

キャリア15年という事で結構なキャリアを積んでいる彼等は、男性1人+女性2人の3ピースバンドでジャンルは本人達曰く「生活密着型ラウドロック」との事。でも私が聴いた印象はHM/HRでも十分通用するし、ミクスチャー系のスタイルにも近いと感じた。ただ純粋なHM/HRという訳ではなく、歌詞がコミカルでネタに近い様な随分とゆるい感じなので似た様な系統だと筋肉少女隊やSEX MACHINEGUNSとかに近いのかな?洋楽でいうと(音的には)システム・オブ・ア・ダウン辺りのノリに近いと思う。

演奏は勿論、リフの作り方や歌詞の乗せ方や曲構成などが物凄く上手い。勿論、コレが一番気に入った理由なんだけど、例えばマキシマム・ザ・ホルモンとか筋少なんかは演奏も上手いし普通にカッコイイんだけど何処か置き去りにされている様な感覚があるのに対して、このバンドはポップでゆるい感覚と演奏のガチっぷりが良い相乗効果を感じるのが凄いと思った。男性ボーカルと女性ボーカルの比率も半々くらいで上手い具合に作用してるし、楽曲のアレンジが効いてて歌詞の内容が物凄く薄~くても(笑)何処か共感出来る説得力すら感じてしまったし。

最初にこのアルバムをチョイスしたのは、YOU TUBEで観たMV(この人達のMVは作りがホントに上手く出来ていて、いつかMV集は絶対に出して欲しいと願う)で気に入った3曲「TAVEMONO NO URAMI」「日本の米は世界一」「猫の惑星」が入ってるから。「日本の米は世界一」は何でも農林水産省から評価されて(!)安部総理に表敬訪問までするという、マイナーなロックバンドとしては相当画期的な出来事があったみたいで。まあ、このジャケで「日本の米は世界一!」って歌っていればそうにもなりますわな(でも、もう片方では「はたらきたくないね~」と歌ってるんだから何とも.../笑)。

今まで知らなかったのがホントに口惜しく、何と今年3月に地元のライブハウスに来てたみたいでマジで行きたかったわ!...と、思いっきり私の心を鷲掴みにしたこのバンドにはホント恐れ入れましたよ。ついでに、YOU TUBEのお薦めにもホント感謝だわ。来月にまたCD注文したいくらいで、それまではこのアルバムともう1枚を堪能したいかと。いつもなら2曲しか動画貼らないけど、今回は3曲貼らせていただきますね。...しかしホントに好きだわ~、このバンド(笑)。


「TAVEMONO NO URAMI」


「日本の米は世界一」


「猫の惑星」




ここ最近欲しい新作が見当たらないので、この機会に以前から欲しかったモノをピックアップしてやっと購入する事が出来たウォーレン・へインズ率いるガヴァメント・ミュールのオリジナルアルバム通産10作目となる「REVOLUTION COME...REVOLUTION GO」を今回はチョイス。発表は2年前の2017年。

この人達のアルバムは今回初めて買ったんだけど、そもそも何でこの人達に興味持ったのか?というと、以前このブログでも取り上げたスーパーソニック・ブルーズ・マシーンのアルバムにウォーレン・へインズが参加しており、その辺のミュージシャンも一通りYOU TUBEでチェックしているウチにこのバンドに辿り着いたと。

バンドは1994年からスタートしており、オリジナルアルバムは勿論ライブアルバムも結構な枚数発表しているので、全て網羅するには時間が掛かるからとりあえずは近年のアルバムから...という事でこのアルバムを買ってみた。他の人達のブログやレビューを読んでみると、このアルバムは他のアルバムと比べて新機軸な部分も感じられるとの事なのでバラエティに富んだ作風が好きな私にはピッタリな感じでもあるし。

今回購入したのはボーナストラック6曲が収録された輸入盤2枚組の方で、オリジナルのジャケットとは違うデザインとなっている。オリジナルの方はおもちゃの馬が一体で、乗ってる人が後ろ向きに座ってるデザイン。これは当時のアメリカ大統領選の時期と重なって、馬(=アメリカ)は前を向いているけど人(=米国人)は後ろを向いて叫んでる...という矛盾を表わしたモノらしいけど、なかなか考えさせるデザインで好きだ。

さて肝心の音楽だけど、ブルーズベースの骨太なロックにカントリーやジャズ、ファンクやソウルなどの影響を含んだオールドスクールなロックで非常に好みの音。このアルバムではよりハードロックに近いアプローチになっている。ウォーレン・へインズのボーカルも熱くソウルフルな歌唱で、哀愁も感じさせる渋さがまた心地良い。

お気に入りはヘヴィでファンキーなグルーヴがカッコイイ「STONE COLD RACE」「REVOLUTION COME...REVOLUTION GO」、渋い哀愁が感じられる「PRESSURE UNDER FIRE」、近年のサンダーが演りそうな音にゴスペル調のコーラスがアクセントとなるバラードの「DREAMS & SONGS」、ラテン調のリズムに女性コーラスがちょっとAOR的な雰囲気も散りばめられた「SARAH, SURRENDER」が良い感じ。ボーナストラックの「WHAT FRESH HELL」「CLICK - TRACK」「OUTSIDE MYSELF」もアルバムから外れたとはいえ良曲だし2枚組買って正解でしたね。

ロックは死んだと言われている今の時代だけど、こういう絶滅危惧種的な音楽が未だに活動しているアメリカはホントに懐が深い。音楽に流行り廃りなんか関係ねえぞ...と言わんばかりの骨太なロックを豪快に聴かせるこのバンドは心底カッコイイですわ。他のアルバムも聴いてみたくなりましたよ!恐れ入りました...


「STONE COLD RACE」


「PRESSURE UNDER FIRE」




今回は以前ディスクユニオンで未開封品¥1000で手に入れたスティーヴン・ウィルソンのミニアルバム「4 1/2」をチョイス。発表は2016年。

しかし、今でも彼のライブBDを観ては凄いライブだったな...と余韻を楽しむ事がしきりにあって、本当にライブを観て良かったと思えるのだけど、その彼が最新作「TO THE BONE」と前作「HAND, CANNOT, ERASE」の間にリリースしたのが本作で、全6曲しか入ってないのでミニアルバム扱い。タイトルは4thアルバムと5thアルバムの中間...という事でこのタイトルになったという。

ジャケの雰囲気が「HAND, CANNOT, ERASE」のMVに近いのでその頃に書かれた楽曲なのかと思いきや、実際にはそれまでの作品でアルバムに収録されなかった未発表曲集というのが本作で、3rdアルバム「THE RAVEN THAT REFUSED TO SING」(邦題:レイヴンは歌わない)の時に書かれた「YEAR OF THE PLAGUE」や、ポーキュパイン・トゥリーの「STUPID DREAM」に収録された「DON'T HATE ME」の再録ver、曲を書き始めてから完成させるまでに時間を費やしてしまった「MY BOOK OF REGRET」や「VERMILLIONCORE」、そして「HAND, CANNOT, ERASE」の時期に書かれた「HAPPINESS Ⅲ」「SUNDAY RAIN SETS IN」という構成になっている。

どういった経緯でこの楽曲群が省かれたのかはよく分からないけど、アルバムからオミットされた楽曲という事でクオリティが下がるという意味とは全く関係なく、相変わらず楽曲のクオリティが高い。ライブでも演奏された「VERMILLIONCORE」みたいなヘヴィな音像なモノから「SUNDAY RAIN SETS IN」の様な幻想的なインストまでどれをとってもSWの音楽を表すモノで、不思議な事にいわゆる”寄せ集め”であっても、トータルで聴いていると一貫性が感じられるのが面白い。

彼の今までのアルバムにはコンセプトが明確なお陰でアルバム全体に隙がない印象を受けていたのだけど、実際にこれらの楽曲が各アルバムにフィットしない訳ではないと思う。ただ既に何度もアルバムを聴いてしまっているので”このアルバムのこの楽曲が入ってると...”と考えるとちょっと違和感を感じるくらい。ポキュパの「DON'T HATE ME」では色んなアレンジを試しているみたいで、この再録verでは「TO THE BONE」に参加しているニネット・タイブとデュエットしていたり、サックスやフルートを使って楽曲の奥行きを引き出していて更に魅力が増しているし。

しかし、この人はホントに美しいメロディを書く人だよなあ...と改めて思った。その世界観に一気に引き摺り込むというよりは、聴いているウチにジワジワと引き込まれているといった感じだろうか。
もうそろそろ新作の話も聞こえてきそうなので首を長くして待っているのだけど、次作では一体どんなスタイルを提示してくるのか非常に楽しみ。私的には今こそが彼の全盛期だと思うので、期待を超えてくるのは間違いないんじゃないか?とすら思ってるんだけどさて如何に?


「MY BOOK OF REGRET」


「SUNDAY RAIN SETS IN」




以前から欲しかったのになかなか手が出せなかった、スウェーデンのプログレバンド:アネクドテンの2ndアルバム「NUCLEUS」のCDを今更ながらゲット出来た。2004年にリマスター再発されたモノで、オリジナルのリリースは1995年。リマスターに伴いボーナストラック1曲追加された様で全9曲収録。
以前1stアルバムをチョイスして書いて以来2ndも聴きたい...と思いつつ、思い出した時には売切だったりと縁が無かったんだけど、先日ディスクユニオンの中古サイトにて未開封品が¥1665で売られていたのでようやく手に入ったと。前回書いてから8年も経ってるし(苦笑)。

このバンドはキング・クリムゾンのコピーバンドから始まって、デビューアルバム「VEMOD」(邦題:暗鬱)が当時のプログレシーンでかなり話題となってその存在を知ったのだけど、ジャケットがブラック・サバスの1stアルバムみたいに何処か不穏で不気味な雰囲気を感じさせるモノで、当時BURRN!の広告か何かでこのジャケを見て、その頃の私はプログレが何たるモノか知らないのに「ちょっと聴いてみたい」と興味を持ったのが切っ掛け。
で、暫くしてから1stアルバムを購入したのだけど、言われる通りクリムゾンの影響がかなり強く演奏力は相当なモノだと驚き、何故かボーナストラック扱いだった「SAD RAIN」を聴いてメロトロンの洪水(この曲でよく言われている表現だけど、ホントにその通りの表現かと)に溺れてしまうのだった。何でこの曲がボートラなのか全くもって意味不明だし。

で、やっと聴いた2ndアルバムだけど、現在までの彼等のアルバムの中でも最も攻撃的で破壊力、スケール感の増したサウンドとなって非常にカッコイイ。勿論メロトロンも大活躍しているので聴き応えアリ。「RED」期辺りのクリムゾンの音に近いのかな?前作にあったメロウな叙情性はやや少なめといったトコ。
ただ、聴いていて思ったのは単なるクリムゾンフォロワーというのではなく、ちゃんと当時のヘヴィロックのスタイルも踏襲している点も見逃せない。オルタナ/グランジ系の歪んだ音像に近いモノも感じさせるし、静と動の落差を感じる部分にゴシックやブラックメタル的なモノも薄っすら感じたな。

前作がデビュー盤という事もあって楽曲の構成や演奏に幾分荒さがあったのに対し、今作では楽曲の構成がよく考えられて作られたんだろうな...というバンドの成長がよく分かる。惜しむ部分は前作同様ボーカルの歌唱力不足。コレを味と捉えるかどうかでこのバンドの評価が変わってくると思うんだけど...もうちょっと上手いと聴き応えも増すのになあ。

あと、これは調べているウチに知った話なんだけど、このアルバムのタイトル曲を日本のプログレアイドル(そんなのいたのか!)がバンド公認でカヴァーしたという。ベビメタみたいにアイドルとメタルの融合というコンセプトの更に斜め上を行くこのコンセプトにもビックリだけど、ホントに受けているの?と不思議な気分。
動画をちょっと観てみたけど、演奏は確かに上手いしカッコイイ仕上がりでアイドルの歌声も思っていたより合っているかな。でも、物凄い違和感は感じる(苦笑)。何より、このアイドル達はホントにプログレ好きなの??

毎日聴きたい音楽では決してないんだけど(苦笑)じっくりとその世界観に浸りたい時には十分効力を発揮するアルバムかと。決してメジャーに成り切れないアングラ感も絶妙で、裏でコソコソ聴くオタク(笑)みたいで密かに大好きな音ですわ~。


「NUCLEUS」


「THIS FAR FROM THE SKY」