FC2ブログ




楽しみにしていたスティーヴン・ウィルソンのライブを観て来ました。
詳しくは雑談版に書いたんでこっちは控えめに...私が観たのは2日目だったのだけど、初日のセットリストと大分スタイルを変えてきたみたいで、初日はもっとヘヴィな選曲だったとの事。2日目は「HAND,CANNOT,ERASE」からの選曲が多く、聴かせる様なタイプの選曲だったので、個人的な好みでは2日目で正解だったかな。ただ、ライブ後には初日も観れば良かったと思ったけど(笑)。

そのライブは思ってたよりも圧倒的な完成度で、スタジオ盤よりもライブの方が全然良いという今までのイメージを完全に覆されましたね。プログレというジャンルに括る事自体が全くナンセンスでむしろ足枷せになってるとすら感じたし、この人はライブじゃないと絶対に本質は理解出来ないと思った。ツイッターでは絶賛の嵐で、2部構成で約3時間のホントに物凄いモノ観ちゃった感じ。
なので、未だに冷静でいられない(苦笑)。9月のマリリオンといい、今回のライブといい、ホントに今年は当たり年でした。ポキュパの単独公演の時みたいに悲惨な状況ではなかったし、SW本人も「俺のファンがこんなにいるなんて...また来るよ」ってMCで言ってたのでまた来てくれそう。勿論、次回も行くつもりですよ!

そんな訳でライブ前に発表された、ライブ映像「HOME INVASION IN CONCERT AT THE ROYAL ALBERT HALL」を今回はチョイス。発売元がワーズレコードなんでブルーレイ+CD2枚組で¥9000くらいの高額だったけど、アマゾンで¥6800くらいだったので予習も兼ねて購入した。

ちょっと前のマリリオンのブルーレイでもこのロイヤル・アルバート・ホール公演のライブ映像だったけど、イギリスのミュージシャンにとっては由緒ある伝統的な会場でプレイする事自体凄い事なんだろうなあ。マリリオンの時は5分でソールドアウトだったけど、この時は3日間公演が全てソールドになったという、今現在の彼の人気の高さを証明する事になったカタチとなった。

オープニングは”TRUTH”というタイトルで、場内アナウンスで「これから流れる映像は今日のライブに欠かせない事項が含まれているので、リラックスしながら観てください」というモンタージュ。写真に単語が載ってる映像が次々流れて、家族の写真に"FAMILY”とか当たり前の単語が載るのに、次に同じ写真が出る時には感覚のズレたネガティヴな単語が載るという、まるで「真実は一つじゃない」みたいなニュアンスで捉えられる。コレってSW自身がプログレの枠で括られる事を嫌い、そういった固定概念を崩してライブに望んでくれというメッセージじゃないのか?と感じたけど、真意は如何に?

セットリストは最新作である「TO THE BONE」からの楽曲を中心に、ポーキュパイン・トゥリーからの楽曲も含まれて本編20曲、リハーサル映像3曲という長丁場の作品。
まず普通のステージにバックスクリーンがあって、ステージの前方にも薄いスクリーンが施され、映像が重なって特殊効果を作り出す仕組みになっている。コレでただの演奏だけでなく映像が加わる事で視覚にも飽きさせないのが素晴らしい。PVでお馴染みのシーンをバックに演奏が加わるのだから、客席が後ろの方でも十分楽しめる配慮だと思う。

選曲に関しては、「PARIAH」でデュエットしているニネット・タイブも本人が登場し、「PERMANATING」ではPV同様にボリウッドダンサーが登場して盛り上げてるのも見所の一つ。「PARIAH」は大好きな曲なので、こうして映像に残るとやっぱ素晴らしいと素直に感動した(ライブでは2曲目で早くもハイライトか?と思ったくらいだ)。
個人的には3rdアルバムからの楽曲が「THE RAVEN THAT REFUSED TO SING」のみなので、「LUMINAL」とか「DRIVE HOME」とか入ってると良いのになあ...と(フルートとか入ってるから無理なんだろうけど)。あとライブで演ってくれてマジで感動した「HAPPY RETURN」も入れてほしかった(この映像がホントに泣ける)。

演奏の方も勿論素晴らしく、ギターを何本も取り替えてベースやメロトロンなんかもプレイするSWを筆頭に、ベースとチャップマンスティックを自在に操りながらステージアクションも激しい元カジャ・グーグーのニック・ベッグス、フロスト*でのプレイで実力は立証済みのドラマー:クレイグ・ブランデル、マイルス・デイビスと一緒に活動しグループの音楽監督も務めていたというキーボードのアダム・ホルツマン、クレイグの紹介でバンドに加入した無名ながらも叙情的から重くてラウドなスタイルまで幅広いプレイが特徴的なギタリスト:アレックス・ハッチングスという強力な布陣で、さすがに良いメンバーを選んでるよなあと納得。

実際のライブでは聴けなかった楽曲も含まれているので、そういった意味では完全版に近いモノだと思う。会場の雰囲気の良さ、映像美、MCなど全てが彼独特の世界観で構成されていて、本人の言うとおり”バンドによって観客は旅に連れて行かれる”モノなのだろう。私もライブを観て帰宅し、早速このブルーレイを観てアンコールしたくらい(笑)十分に引き込まれた。
ただ、はっきり言いたいのは実際のライブはこの映像よりもそれ以上の圧倒的な存在感で、機会があれば是非ライブを観てほしいと思う。むしろ彼の事を余り知らない、曲も殆ど聴いた事がない、”SWはプログレだ”という固定概念を持った人は絶対に驚くと思うものだと断言します。


「PARIAH」


「VERMILLIONCORE」
スポンサーサイト




先日のシンデレラに続いて当時のHR/HM系の音を久々に聴きまくってるんですが、まだこのアルバムを書いてなかったんで今回はコレをチョイス。ドッケンの3rdアルバム「UNDER LOCK AND KEY」。発表は1985年。ジャケットに時代を感じますねえ(苦笑)。

ボン・ジョヴィの大ブレイクから本格的に始まったHR/HMの隆盛期の前にこのアルバムがリリースされていた事を思うと、ドッケンは出てくる時期がちょっと早かったなあ...と今でも思う。
私的には以前も書いた通り4thアルバム「BACK FOR THE ATTACK」が最高傑作だと思ってるけど、一般的にはこのアルバムの方が完成度は高いと言われている。それはバンドとしてのまとまりが一番感じられるし、音作りもメロディアスで非常に聴きやすくHR/HM系リスナーの範疇以外にもアピールしやすいのが良かった(まあ当時のHR/HMリスナーからは軟弱と片付けられがちだけど)。

私はリリース当時に聴いておらず、4thアルバムでハマって後追いでこのCDを買ったのだけど、この2枚はホントに何度も繰り返し聴きましたねえ。ベストヒットUSAでは殆どPV流れなかったけど(とはいえ、4thアルバムの時には番組にゲスト出演してジョージ・リンチが殆ど喋らない事をネタにされてたけど...当然ドン・ドッケンとは一番離れた位置にいたのは言うまでもない/苦笑)ピュアロックでは結構流れてて、KNACのチャートには必ずといっていいほどランクインしていたのはよく覚えている。

私的なお気に入りはベタだけど「THE HUNTER」「IN MY DREAMS」「SLIPPIN' AWAY」「IT'S NOT LOVE」。「JADED HEART」みたいなクールダウンした楽曲も好きだし、ライブ盤「BEAST FROM THE EAST」で冒頭を飾ってた「UNCHAIN THE NIGHT」は当時余り良さが分からなかったけど、今聴くと結構良いと思ったのもアレだけ長年聴いてて今更かよ?と(笑)。

ドンの歌唱力も脂が乗ってる時期で「SLIPPIN' AWAY」であんなにサラっと歌えるのはさすがだなと感じたし(だからこそ、今のドンは正直引退してほしいと願う)ジョージのギタープレイも緩急付けて楽曲を大切にしている感が十分に感じられる。リズム隊もそれほど目立ってないけど、後のライブ盤では結構激しさを全面に押し出していた事を思うと、これは楽曲重視を意識したプレイを心掛けているからなのかな?と感じたな。

”バンドとしての”全盛期は正しくこのアルバムの時期だったと思うけど、楽曲が粒揃いでコレがあと数年後にリリースされていたら大ブレイクしてたんじゃないか?と思わせるスケールの大きさも素晴らしい。惜しむトコはジャケットくらいなモノか(苦笑)。ドンとジョージがちゃんと向き合ってバンドを大切にしていれば分裂も無かったし良質なアルバムも作れたんだろうけど、水と油と言われた関係はそんな簡単なモノじゃなかったんだろうなあ...


「THE HUNTER」


「IT'S NOT LOVE」




最近は余り欲しいモノがなかった5枚組廉価盤BOXセットだけど、遂にシンデレラが出るという情報を知ったので早速アマゾンマケプレでポチってみた。
ウチにある「LONG COLD WINTER」のCDがもう既にボロボロになっていたから新しいCD買い直したいな...と常々思ってたので飛び付いた訳だけど、リマスターされているのかどーか不明だったのでそこだけが不安だったけど、聴いてみた限り音質は旧盤と比べてクリアになっているのでリマスターされているみたいですね(表記がされてないけど)。
そこで今回はこのBOXに収録されているシンデレラのオリジナルアルバム4枚に、もう1枚入っているライブ盤「LIVE BONUS TRACKS」を取り上げてみる。

オリジナルアルバムの方にもボーナストラックが収録されているのだけど、シングルエディットとか当時のシングルB面曲とかが入っていて、このライブ盤も基本的にはシングルB面に収録されたライブとミニアルバムで発売された「LIVE! HEARTBREAK STATION」を収録したモノで構成されている。収録曲は以下の通り。

1.JUMPIN' JACK FLASH
2.NOBODY'S FOOL
3.PUSH PUSH
4.ONCE AROUND THE RIDE
5.SOMEBODY SAVE ME
6.IN FROM THE OUTSIDE
7.ROCK ME BABY / BRING IT ON HOME
8.SECOND WIND
9.THE MORE THINGS CHANGE
10.SOMEBODY SAVE ME
11.HEARTBREAK STATION
12.DON'T KNOW WHAT YOU GOT (TILL IT'S GONE)
13.GYPSY ROAD
14.SHAKE ME

1~8までがシングルB面に収録されたモノで、9~14が「LIVE! HEARTBREAK STATION」収録のモノ。勿論、1曲毎にフェイドアウトするのであくまでもライブ音源集といった趣きのモノではあるけど、どれもが当時の勢いが感じられるモノばかりで改めて良いバンドだったなあ~と再認識させられる。

聴いてて思ったのは、やっぱトム・キーファーは個性が強いフロントマンだったなあと。この声が合わない人は彼等の事を評価しないんだろうけど、トム自身が尊敬しているジャニス・ジョプリンばりの搾り出す様な歌唱は何処となくカリスマ性を感じさせるし、また若い時からこんな歌い方していれば確かに声帯やられるよなあ~と。ブライアン・ジョンソンがAC/DCのツアーから離脱した時に、代役のシンガーの噂や予想としてトムの名前が挙がったのも、このライブ盤聴いてたらなるほど...と納得出来た。

演奏も派手でカッコイイんだけど、残念なのはフレッド・コウリーのドラミング。当時から色々言われてた彼だけど、ライブで聴くと粗が目立ちすぎ。シンプルなリズムの割りには走ったりモタったりと不安定過ぎる。当時の危なっかしいドラミング3人(フレッド、白鮫のオーディー・デズブロウ、ラットのボビー・ブロッツアー)はやはり期待を裏切りませんな(苦笑)。

「SECOND WIND」のライブなんて初めて聴いたけど、やっぱカッコイイっすね~。シングルヒットした曲のライブも勿論良いんだけど、こういうマイナーな曲も入ってるのは素直に嬉しいし、もっと聴きたいと思わせる。それこそ「DEADMAN'S ROAD」や「TAKE ME BACK」とかライブだと更にカッコイイんだろうなあ...

10代に聴いてたモノを中年になった今現在聴いてるのも何だか不思議な気分だけど、それでも未だにテンションが上がるのはやっぱアタマの何処かで微かに覚えているからなんだろうなあ。ノスタルジックってヤツなんだろうけど、暫く忘れていたモノをこうして思い出させてくれるのは心地良くもある事なんだよねえ。良い買い物しましたわ~。


「GYPSY ROAD」


「SHAKE ME」




約4年振りの新作ですか。思ったよりも結構待たされた感のある、ジェイク・E・リー率いるレッド・ドラゴン・カーテルの2ndアルバム「PATINA」がようやく発表されました。

一旦リリース予定日が発表されたのにも関わらず直ぐに延期となって何時リリースされるんだ?と思ったけど、先ずはこうしてリリースされた事を喜ぶべきでしょう。何せジェイクは以前から音楽業界に不信感を持ってる人だし、今のジョン・サイクスみたいに「リリースするぞ」って宣言しても結局リリースしない様な事を平気でやりそうな感じなので(笑)。...余談だけど、ホントにジョン・サイクスはファンを舐めてるとしか言い様がないっすね。昨年中にリリースするとか言ってて、結局今年もリリースされないで終わりそうだし。

それはともかく、ジェイクのこの4年間も色々な事があったみたいで、先ずはこのバンドを立ち上げる切っ掛けになったベーシストのロニー・マンクーソがバンドを離脱した事から始まり、シンガーのダレン・スミスも一時期脱退し、ベースにはバッドランズでの元同僚だったグレッグ・チェイソンも一時期在籍したけど結局続かず、メンバーチェンジが頻繁に続いた事で新作の製作が遅れたのかと。

結局ダレンはまた復帰し、ベースには元リンチ・モブのアンソニー・エスポジートが務める事になったけど、更に驚いたのは1stアルバムの音楽性ではなくまた別のスタイルになったという事。先行で発表された「HAVANA」を聴いた時、直ぐさまバッドランズの路線をイメージしたのでバッドランズ大好きな私はアルバムが非常に楽しみだ...と思いきや、実際に聴いてみるとバッドランズそのままの路線という訳ではなく、また更に別のスタイルを持ってきたのが意外だった。

一聴して思ったのは、ブルーズ路線というよりは何だかオルタナティヴ寄りのストーナーっぽい雰囲気が随分と感じられるアルバムだなと。ジェイクももう還暦を迎えたという事もあって、前作みたいな派手なHRを演るのにキツくなってきたのかな?と勘繰ってしまうけど、全体的に地味な印象でもこういう路線もアリなんじゃないかと思った。ただ、前作みたいな路線を期待すると今回は間違いなく失望されるんじゃないかと...でもジェイクのファンならこういうスタイルも承知してるだろうし、この辺はリスナーの許容範囲に掛かってくるかな。
お気に入りは「HAVANA」「THE LUXURY OF BREATHING」「CHASING GHOSTS」「PUNCHCLOWN」。最後にボーナストラックで「HAVANA B.C.」という「HAVANA」の別ヴァージョンが収録されているけど、タイトルから分かる通りこっちが原型だったのかな?

何だか相変わらずバンドメンバーに恵まれていない人だなあ...と思うけど(苦笑)いわゆるスーパーバンドみたいなモノには興味がないらしく、ビリー・シーンのワイナリー・ドッグやグレン・ヒューズのブラック・カントリー・コミュニオンにも誘われてたみたいで、もし入っていたら凄く面白いモノが出来そうなのに何か勿体無い気が...自身のバンドに拘って活動に行き詰るなら、こういうバンドで活動した方が楽なんだろうけど、そこはジェイク自身の拘りなんでしょうね。


「HAVANA」


「CROOKED MAN」




先日もちょっと書いたけど、ホントにHM系のアルバムを聴く事がめっきり減ってしまった。他に聴くモノが増えた事もあるし、単純に自分の好みが変わってきてるのかも知れないけど、以前ほどヘヴィでうるさい音楽を手に取る事が少ないのは自分でも不思議な気分かと。

なので、ウチにあるCDでヘヴィなモノを久々に色々聴いてたら最終的にここまで行き着いてしまいました。デヴィン・タウンゼンド率いるストラッピング・ヤング・ラッドのデビューアルバム「HEAVY AS A REALLY HEAVY THING」(邦題:超怒急怒涛重低爆音)を今回はチョイス。発表は1995年。

このアルバムを知ったのは...というよりはデヴィン・タウンゼンドを知ったのはこのアルバムから2年前のスティーヴ・ヴァイのバンド名義であるヴァイのアルバムでボーカルを務めた時だったのだけど、全くの無名で若いながらもここまでの強烈な個性を発揮しているミュージシャンも珍しいなあ~と関心し、しかもヴァイを始めT.M.スティーヴンスやテリー・ボジオといった一癖あるミュージシャン達と互角に渡り合ってるどころか、ギタリストの腕も確かなモノで他のメンツを食ってしまうパフォーマンスも当時ライブを観て驚いたくらいだった。

そのデヴィンが当時のインタビューにて「ヴァイで演ってる音楽と自分の演ってる音楽は全くの別モノで、その音楽性のギャップに相当苦しんでる」という主旨の発言をしてたのだけど、当時は本当に嫌気が差してたみたいで、周りにいた友人達がヴァイに参加した事で「セルアウトしやがって」といって離れていってしまい、それがデヴィン自身の心に相当堪えて重度の鬱状態になったと。原因となったヴァイ自身とも暫く不仲だったらしいけど(というよりはデヴィン側からの一方的な嫌悪感だったみたいだけど)現在はライブで共演出来るほどに回復したらしい。

そのヴァイのツアーで知り合ったザ・ワイルドハーツに助っ人としてツアーに参加したのを挟んで、ようやくS.Y.L.としてアルバムを完成させたけど、最初聴いた時はホントに驚いた。ヘヴィだという情報はインタビューで先に知ってたけど、それに加えてのインダストリアルスタイルだったとは思わなかったし。もっと普通のHMスタイルだと思ってたから、聴いた時は驚いたと同時にインダストリアル好きな私には嬉しくなったけど。

プロデュースがデヴィン本人なので最初っからこういう音作りにしたいという構想はあったのだろうけど、ここまで音を詰め込んでアグレッシヴに畳み掛ける構成はウォール・オブ・サウンドどころの話じゃないぞ...と(笑)。まあ、それは次作「CITY」で更に極めるのだけど、デビューアルバムとしては冒頭の「S.Y.L.」「IN THE RAINY SEASON」だけで掴みはOK!状態だったと思う。

惜しむトコは楽曲のクオリティに波がある事。パンテラをモチーフにしたであろう「CRITIC」もカッコイイんだけど元ネタがバレバレだし、インダストリアル系によくありがちな無機質なリズムを延々繰り返すスタイルの「THE FILLER-SWEET CITY JESUS」もちょっと退屈。まあ延々同じ様な楽曲で終わる構成にはしたくなかったんだろうなあという意図が見える気がするけど。
日本盤にはボーナストラックでジューダス・プリーストの「EXCITER」のカヴァーが収録されているんだけど、これが眉唾モノの出来で非常にカッコイイ!擬似ライブを演出してるトコも面白い。

この後デヴィンはオーシャンマシーン名義でプログレ風味のHMを演ったり、当時のメロコア勢をおちょくったパンキー・ブリュスター名義で偽物パンク(笑)を演ったりと、色んなスタイルで自身の音楽を楽しんでキャリアを築くのだけど、現在は個人名義に絞って独自の路線を貫いている。

残念ながらこのS.Y.L.もデヴィン自身が「怒りの矛先が見えなくなった」とかで結局解散してしまうのだけど、私的にはインダストリアル風味が強くなって更に音の密度が濃くなった次作までがベストで3rdアルバムで落胆させられたのが残念だったな。久々に聴いて、ここまで聴き手に好き嫌いをはっきりさせるバンドも珍しいな...と改めて思った次第だ。


「S.Y.L.」


「IN THE RAINY SEASON」