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危ない×2。こんなモノがリリースされていたなんて全く知らなかったんで思わず見逃すトコでしたよ。
たまたま覗いたディスクユニオンのネットショップにて情報を知った、オリジナルメンバーでのイット・バイツの(ファンにとっては驚愕であろう)5枚組ライブアルバム集「LIVE IN LONDON」をやっとの思いで入手しました。

この情報を知ったのは10月13日。DUのサイトにはリリース日が10月10日となっており、限定販売の文字があって既に売り切れ状態。冷や汗モノで慌てて色んなサイトにて詳細を調べてみたらHMVにて10月16日と書いてあったので即予約入れた。金額がDUよりも¥3300くらい高かったけど、手に入れる為には仕方ないか...と思い16日を待ったのだけど、当日になったら売り切れの文字が。

その後HMVに入荷するのかどうか確認取ってもらったトコ12月下旬~1月初旬との事で、それなら一度キャンセルして様子見にしてDUのサイトをちょこちょこチェックしてたら”売り切れ”の文字から”5日~30日までの間に出荷”に切り替わってたので、早速予約入れたら1週間もしないウチに我が家に届いた...という、何とも焦りまくったけど無事手に入れる事が出来て満足ですよ!

一体どういう経緯でこのBOXセットが発売される事になったのか全く詳細は分からないのだけど、現メンバーのボブ・ダルトンが以前の「LIVE IN JAPAN」のDVD同様にリリースしたのだと思う。元メンバーのフランシス・ダナリーは全く関与してないだろうし、現メンバーのジョン・ベックは元マリリオンのフィッシュとのツアーで忙しいだろうし、現在のイット・バイツが休業状態という事もあって金銭的に困ってるのはボブだけだろうし(苦笑)。何はともあれ、こういった隠し玉を持ってるならとっとと出してくれれば良いのに...正直嬉しいサプライズでしたよ。

内容は、1986年6月21日マーキーで行なわれたライブが1枚、1988年5月13日アストリアで行なわれたライブが2枚、1990年4月7日ハマースミス・オデオンで行なわれたライブが2枚という感じ。正にバンドがアルバム毎にツアーを行なった記録を収めた貴重なライブ音源かと。

まず1986年マーキーでのライブの曲目は以下の通り。

1.INTRO
2.TURN ME LOOSE
3.ALL IN RED
4.BLACK DECEMBER
5.WHOLE NEW WORLD
6.YOU'LL NEVER GO TO HEAVEN
7.SCREAMING ON THE BEACHES
8.CALLING ALL THE HEROES

以前リリースされた「LIVE IN MONTRUX」に近いセットリストだけど、モントレーのライブは1987年なのでこっちはデビュー当時のライブという事がまず貴重かと。過去にリリースされたライブ盤みたいに曲間を繋ぐ構成ではなく1曲ずつきっちり終わってるので何か新鮮な印象を受ける(笑)。
メンバーのプレイがスタジオ盤よりも若干早めにプレイされていて躍動感溢れる感じが心地良いけど、フランシスのギタープレイはまだ青臭い(「YOU'LL NEVER GO TO HEAVEN」の中間部のソロは後のプレイと比べるとかなり中途半端で、フランシスだったらこの音源はリリースしたくないんだろうな...と思わせる内容かと)。
それでもあの若さでこのプレイ自体凄い事ではあるんだけど、この時点でアレンジの骨格は既に出来上がっていてそこから段々と肉付けしていったんだろうなあ...というイメージが浮かぶ。「WHOLE NEW WORLD」のライブverは初めて聴いたので凄く新鮮だったな。あとこの時点で既に「BLACK DECEMBER」がプレイされているのも見逃せない。

続いて1988年アストリアでの曲目は以下の通り。

-DISK 1-
1.KISS LIKE JUDAS
2.BLACK DECEMBER
3.PLASTIC DREAMER
4.OLD MAN AND THE ANGEL
5.HUNTING THE WHALE
6.YELLOW CHRISTIAN
7.YOU'LL NEVER GO TO HEAVEN

-DISK 2-
1.MIDNIGHT
2.ROSE MARIE
3.SCREAMING ON THE BEACHES
4.CALLING ALL THE HEROES
5.ONCE AROUND THE WORLD

2ndアルバム「ONCE AROUND THE WORLD」のツアーなので、個人的には最もテンションが上がる内容(笑)。マーキーライブと比べるとかなり演奏がこなれているのがよく分かるのが第一印象かと。「OLD MAN AND THE ANGEL」のアレンジはこの時点で既に出来上がっており、「ONCE AROUND THE WORLD」の様な15分超えの大作も難なくこなしているのはバンドの成長を感じさせて、やっぱバンドの全盛期はこの時期だったんだろうなあ。
「BLACK DECEMBER」のアレンジが後のライブverと違うけど、ギターリフから入るこのアレンジは非常にカッコイイ。「HUNTING THE WHALE」「PLASTIC DREAMER」「MIDNIGHT」「ROSE MARIE」など、過去のライブ盤では聴けなかったライブverが聴けるのは非常に嬉しいし、これだけで十分元が取れた感じ。
「MIDNIGHT」の中間部に1stアルバムのボーナストラックだった「WANNA SHOUT」がさりげなく入ってるのが最高だし、「ROSE MARIE」での高速ギタープレイもホントにライブ?といった的確なプレイで舌を巻いた。
因みに「ONCE AROUND THE WORLD」は、以前リリースされた「LIVE IN MONTREUX」に収録されていたモノと同テイク。

最後に1990年ハマースミス・オデオンでの曲目は以下の通り。

-DISK 1-
1.INTRO
2.BULLET IN THE BARREL
3.MURDER OF THE PLANET EARTH
4.FEELS LIKE SUMMERTIME
5.UNDERNEATH YOUR PILLOW
6.WELCOME TO THE WILD COUNTRY
7.STILL TOO YOUNG TO REMEMBER (ACOUSTIC)
8.ICE MELTS INTO WATER

-DISK 2-
1.YELLOW CHRISTIAN
2.VAMPIRES
3.LET US ALL GO
4.SCREAMING ON THE BEACHES
5.STILL TOO YOUNG TO REMEMBER
6.ONCE AROUND THE WORLD (END SECTION)
7.KISS LIKE JUDAS
8.CALLING ALL THE HEROES

このライブの前年にオリジナルメンバーとしては最初で最後の日本公演が行なわれたので、その後の解散前の貴重なライブ盤。解散後にリリースされた「THANKYOU AND GOODNIGHT」は、本国でTV放送されたタウン&カントリークラブでのライブを編集したモノだったので純粋なライブ盤という意味合いではなかったけど、ライブが観られなかった私は非常に狂喜し聴きまくった。そのライブと比べると選曲も大分違うし、バンドのイメージもかなり印象が違う。まず冒頭にアルバム未収録のヘヴィナンバー「BULLET IN THE BARREL」を持って来てるのが意外だし、続く「MURDER OF THE PLANET EARTH」も重いノリのナンバーで、「FEELS LIKE SUMMERTIME」に至っては未発表曲...バンド自身意図的に何かを変えようとしてたのかと?

何と言っても一番のハイライトは、幻の4thアルバムに収録される予定だった「WELCOME TO THE WILD COUNTRY」がプレイされている事!以前YOU TUBEで見付けたBOB HARRIS SESSIONでライブver聴いた事あったけど、こうして日の目を見たのは嬉しい限り。後にフランシスの1stソロ作に収録されているけど、このバンドverはかなりスピーディーで荒々しいプレイがカッコイイ。また日本盤ボーナストラックだった「VAMPIRES」も収録されており、この曲が当時ライブでプレイされていた事すら知らなかった。残念なのは「LEAVING WITHOUT YOU」や「SISTER SARAH」が収録されていない事かな。

妙なのは「STILL TOO YOUNG TO REMEMBER」がアコースティックverとバンドverで2度プレイされている事。どういった経緯なのかは分からないけど、脱退前のフランシスの発言では「次のアルバムではキーボードを極力減らしてオーガニックなサウンドにしたい」とか言ってたのはこういうアプローチを目指したかったのかな?と。結果的にフランシスはバンドを脱退してしまったけど、4thアルバムが作られていたらこれまでのアルバムとは大分印象の違うモノが出来上がったのではなかろうか?相変わらず演奏は素晴らしいのだけど、何処か醒めた印象も感じられる不思議な感覚のライブ盤かと。

...とまあ、5枚全部聴き終わった後に思った事は、やっぱ彼等の音楽には特別な思いがあるんだなと(笑)。もう30年近くも未だに彼等の音楽を聴いて楽しんでる私にとってはこのライブ盤は正しく”新作”だし、存在すら全く知らなかった未発表ライブがこの時代にリリースされた事を素直に感謝したい。長生きはしてみるモンですね!!(笑)


「MIDNIGHT」


「STILL TOO YOUNG TO REMEMBER」
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以前バッドランズのブートと一緒に購入したイット・バイツのブートレグ「LIVE AND DEMOS 1986」を今回はチョイス。
イット・バイツのブートレグはジョン・ミッチェル加入後の再結成ライブのモノはよく見掛けるのだけど、肝心のフランシス・ダナリー時代のモノは殆ど見掛けないので、このブツを見付けた時は迷わず飛びついた。
思えば、彼等がまだ活動していた90年頃にわざわざ西新宿まで行って色々探し回ったけど、見付かったのはAIRSでブートビデオ3本のみ。本国イギリスでのTV放送分「UK TV」「LIVE AT THE TOWN & COUNTRY」が2本、あとは日本でTBSで夜中に放送されたらしい(私は観てなかったけど)日本公演のライブ1本。

勿論、当時は狂った様に彼等の音楽ばかり聴いてたんで3本は我が家の家宝と化し(笑)何度も観返したモノで、DVDに焼き直して今でも保存してある。後に別のブート屋でPV集があったので、それも勿論購入し未だに持ってるけどDVDには焼いてないので観直す事が出来ないのが残念だけど。

で、CD-R2枚組のコレはそのUKでのTV放送分が収録されたモノに未発表曲やver違いが収録されてるのだけど、TV放送分はTV放送と同じ音源を使ってるみたいで、ビデオの方でもカットになってた「OLD MAN AND THE ANGEL」の中間部が丸々カットされてるから、音だけで聴いてると違和感ありまくりでかなり残念。曲数もビデオと同じに8曲収録だし。

それと「LET THE HEART DECIDE」(2種類のverあり)「HOLIDAY」「I'LL MEET YOU IN THE SPRING」の未発表曲は、音の印象では1stアルバムから洩れたモノだと思うけど、特に特出するモノでもなく当時の音楽シーンの流れに沿った派手なポップソングといった感じで彼等らしさは余り感じられない。アルバムから洩れたのも納得出来るクオリティかと。音の方もデモテープ起こしみたいで如何にもブートクオリティ(苦笑)。

珍しいのは「ALL IN RED」のスローverで、オープニングのアカペラの部分だけスローで本編がオリジナルよりもテンポアップしてるのが何か笑える(笑)。確かに新鮮だけど、普通にオリジナルの方が良い出来かと。コレの音も当然ブートクオリティ(苦笑)。
あとは1stアルバム時のデモ集で、デモとはいえ意外と良い音なのが救いかな。デモと言うよりスタジオライブみたいな雰囲気で、ここからミキシングやマスタリングされるモノと考えると、彼等の演奏はデビュー前から上手かったんだなあと改めて感心。

しかし、こうして今の時代に30年前の音源を聴いてるのも凄く変な気分だけど(笑)こういうモノが未だに存在してるのはファンとしては嬉しい限り。例え音が気に入らなくても好きなバンドのモノなら何でも聴きたいのがファン心理ってモンだし、何度も聴き返す様なモノでなくても買って良かったと思えるし。
YOU TUBEでも上がってるBBC:BOB HARRIS SESSIONなんかがブートであれば尚嬉しいんだけど(アレは「VAMPIRES」やフランシスのソロ作で披露された「WELCOME TO THE WILD COUNTRY」のバンドverがめちゃくちゃカッコイイ!)高望みし過ぎだろうか(笑)...ブート屋さん、是非お願いします。


「BLACK DECEMBER」(UK TV)


「VAMPIRES」(BOB HARRIS SESSION)

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私が大好きなバンド:イット・バイツの、フランシス・ダナリー在籍時のアルバム4枚がSHM-CD化で紙ジャケ仕様、しかもボーナストラック入りで再発が決まって、今猛烈に感動している!当時のLP帯も再現!と書いてあったが、2ndアルバム以降はアナログ化されてないのでは?(私が知らないだけ??)
ボーナストラックは、当時のシングルのB面曲や未発表曲を収めたモノになるらしく、それなら全部買わねばイカンでしょう...という事で、早々とディスクユニオンで収納箱付き(しかも「ONCE AROUND THE WORLD」のジャケ仕様!)のまとめ買いセットを予約しましたよ。生きてて良かった(笑)。

前回の紙ジャケ発売の時は2006年。このブログを立ち上げた当時で勿論一番最初に「ONCE AROUND THE WORLD」をレビューしたのでよく覚えており、最初のリリース時から既に20年近く経っている事もあって、しかもリマスター仕様ならとこの「ONCE AROUND THE WORLD」だけは紙ジャケで入手しておいた。残りのオリジナルアルバム2枚は、当時の発売元だった東芝EMIの信じられないミスで、ファンの間でも「これはリコール対象だろう」という言葉も虚しく、そのまま予定数終了するまで発売された経緯があったのも勿論忘れていない。

その”信じられないミス”があった、彼等のデビューアルバム「THE BIG LAD IN THE WINDMILL」を今回はレビュー。1986年発表。
まず、その”信じられないミス”というのは、彼等のデビューシングルで、かつ最大のヒットシングルとなった「CALLING ALL THE HEROES」が収録されており、その曲の途中で1秒くらいのブレイク部分が入るのだけど、その後の音が全く入っておらず、そのまま次の曲へ進んでしまうモノだった。
コレはファンなら激怒モノの内容で、彼等を知らない人達がこのアルバムを聴いて「この曲はこういう曲なんだ」だと勘違いするのもちょっと腹立たしいし、何よりリマスター作業を行なった人がちゃんと曲を聴いてないのでは?という疑念すら感じる。こういうのはちょっとなあ...今回のリマスター盤ではそういう事がない様に非常に注意して欲しい(間違いなく永久保存盤と化すので)。まあ、前回のEMIが消えて今回はユニバーサルなんで大丈夫だと信じたい。

さて、このデビュー盤。自分の中では衝撃的だった2ndアルバムを聴いて、慌ててこのアルバムも買いに走ったのだけど、基本的な部分は2ndアルバムとほぼ変わっていない。ただ、2ndアルバムでは楽曲のスケール感やアレンジの練り具合が段違いなので、このデビューアルバムを聴くと少し淡白というか物足りなさを感じてしまう。
それでも演奏の素晴らしさはこの時から既に完成されており、彼等が如何に非凡な才能を持ってシーンに現れてきたのがよく分かる内容かと。

ただ、この時点で既に問題を抱えていたのは明白で、彼等をルックスが良い為にアイドルグループとして売りたかったのか、それともプログレバンドとしてはまだまだ未熟過ぎる...という風に、レコード会社がどうやって売っていいのか分からなかったという点だ。
ジャンル別、カテゴリー別に分けてその筋のリスナーに向けて売るのは間違っていないと思うけど、こういう”HRバンドとしては軽すぎる”だの”プログレにしてはポップ過ぎる”という風に、リスナーの批判を怖れて売れませんでしたというのが一番勿体無い方法だったんじゃないか?と。
彼等自身も、音楽誌でアイドルグループに捉えられた時には、反抗して髪を切りに行ったとかインタビューで語ってたけど、そういう具合にビジネス戦略が全く機能してなかったお陰で一部のリスナーにしか知られない存在になってしまったのが不幸だったと思う。

ポップも聴く、プログレもいける、HR大好きってな具合な人なら間違いなく何処かに引っ掛かる音楽だと思うけど、それはリリースから30年経った今でも(!)全く変わっていない。
本来なら、同時期に同じ精神論を持ってシーンに現れたドリーム・シアターと同等の評価をもらってもおかしくないバンドだと思ってるので、非常に残念だったという気持ちで一杯だ。


「CALLING ALL THE HEROES」


「SCREAMING N THE BEACHES」


「YOU'LL NEVER GO TO HEAVEN」

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(2010/02/24)
イット・バイツ

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いやしかし、マジで色々と忙しい。
大した事はやってないハズなのに、振り返ると結構予定入れててアッと言う間の連休終了。でもまあ、自分の時間もしっかり取らないとさすがに休日にはならんので、来週はゆっくりのんびり取れるだろう(と思う)。洗濯は無事こなしたものの、掃除は全然出来ないのがちと辛いけど...

先週はサバスの新作を結構な頻度で聴いてて、それに伴いクラシックロックばっか聴いてるのでなかなか買ったCDを聴いてなかったのだけど、先日購入したエイリアンのリマスター盤と共に頼んでおいた再結成イット・バイツのライブ盤「IT'S LIVE」をやっと聴く事が出来たのでここでレビュー。

ディスクユニオンで注文したのだけど、何故かこのCDは未開封なのに値下げになってて¥2400で売られていたので「じゃあ押さえておこう」と買ったのだけど、このバンドのファンでありながら何でこんな脱力系なノリなのか?(笑)
まあ解散前のバンドに思い入れがあるから~なんだけど、実は「THE TALL SHIPS」も結構な頻度で聴いているので、未だにこのバンドに期待する部分はあるし、何よりこのテの音を出すミュージシャンが皆無という事が一番かと。元中心人物のフランシス・ダナリーも自身のソロでは何処か遠いトコへ行ってしまったし。

と言う訳で、このCDの興味の対象は「THE TALL SHIPS」の楽曲をライブでどんなアレンジでプレイしてるのか?という部分と、過去の楽曲をどんな感じで再現してるのか?がポイントだった。

まず「THE TALL SHIPS」から「OH MY GOD」「GHOSTS」「GREAT DISASTERS」「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」「THIS IS ENGLAND」の5曲が収録されており、さすがに現ラインナップのアルバムなので違和感はまず感じないし、長丁場の「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」「THIS IS ENGLAND」でのプレイの的確さもさすがの一言。
バンド側は「GREAT DISASTERS」のサビを観客に歌わせようとアピールしてたみたいだけど、個人的には余りこの曲はそんなに好きじゃなかったりする(笑)。まあ、変拍子も多用して如何にもこのバンドがやりそうなタイプではあるものの、妙に甘ったるい感じなんだよなあ。これなら「MEMORY OF WATER」や「FAHRENHEIT」の方が聴きたいんだけど...「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」のプレイが、個人的に一番のハイライトだと思う。

そして過去の楽曲に関しては、このアルバム聴く前に既にライブを観てるんで大体の雰囲気は掴めてたけど、ライブ時のアレンジはフランシス在籍時と殆ど変わらず(「CALLING ALL THE HEROES」のエンディングに「ONCE AROUND THE WORLD」のエンディングを持ってきたのは、次回公演の予告編みたいな感じで面白かったけど)。まあ「OLD MAN AND THE ANGEL」のアレンジは好きだから良いけど、さすがにフロントマンが変わったんだからもう少し捻りが欲しいトコ。

とはいえ、ジョン・ミッチェルはかなり頑張ってる印象は受けた。彼は決してフランシスの代わりではないけど、だからこそフランシスには無いモノをガンガン見せ付けた方がもっと良いモノが出来るんじゃないかと思うんだけどなあ。
あと、どーしてもベースのネイサン・キングが地味過ぎる。巧いんだけど華が無いというか、サポートに徹してる感覚が強くて面白味に欠けるというか。もっと遊んで自由にプレイした方がバンドらしくて好きなんだけどなあ...

とまあ、何だかんだ書いてるけど、やっぱこのバンドの曲は大好きなんであれこれ言いたくなるんですよ(笑)。現時点での新作「MAP OF THE PAST」がかなり地味だったので、これに続く新作がどーなるのか分からないけど、相変わらず期待はしてるんで「THE TALL SHIPS」級のモノをお願いします。


「OH MY GOD」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=PPhN0VPJ-yw

「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=SJc_AedhXi0

Map of the Past: LimitedMap of the Past: Limited
(2012/04/03)
It Bites

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怒涛の3月が終わって4月はゆっくり出来るかと思いきや、これが意外と仕事の方が忙しくて毎日残業、また慣れない機械を覚えている最中なのでストレス溜まりまくりの日々...その副産物というべきか先週は遂にガタが来て、昨日は仕事中に高熱&頭痛。しかも、友人と夜に夕食の約束があったのだけど、暫くぶりだったのと向こうが楽しみにしてたらしいので、とりあえず帰宅して解熱剤飲んで30分くらい仮眠してから何とか強行。
まあ、夕食を贅沢な御膳にしたので食べたら気分もよくなったみたいで(爆)寝る前に風邪薬を飲んで暖かくして十分睡眠取ったら、今朝は大分良くなったと。
やっぱ過労ですな。自分でも最近「生き方がこれじゃちょっとマズイんじゃないか?」と疑問を抱く様になってしまったので、適度に息抜きを...と先日コメントでも語ったけど、その息抜きすらない状況はやはり尋常じゃないっす。

そんな訳でレビューが全然進まないのがちょっと悲しいけど、今日やっとHMVに頼んでおいたCDが届いたので、早速息抜きのドライブしながらまずはコレを聴いた。イット・バイツ、待望の新作「MAP OF THE PAST」。

ジョン・ミッチェル加入後2作目となる新作だけど、前作のレビューで語った通りバンドの中心人物だったフランシス・ダナリー不在ながらも完成度が高かったので、この新作にも大いに期待を持っていた。前作路線を踏襲するのか、それとも新たな路線を模索するのか、そこが今作のキーポイントになるからだ。

結果的には前作を踏襲したカタチになった感じだけど、一つだけ明らかに異なる部分はこのアルバムがコンセプトアルバムだという事。
日本盤が出る様子が全くないので(何故?)普通に輸入盤購入したので、歌詞の内容までは詳しくは分からないけど、ブックレットのイメージからすると古い写真からインスパイアされたみたいだ。
そんな記憶を引き摺り出す様な、古ぼけたラジオのSEから本編は始まり、シンプルなアコギの弾き語りで静かに幕を閉じる構成はコンセプトのイメージ通り。
ただ、全体的にはミドルテンポの楽曲が多いのでメリハリが少ない構成になってしまい、流して聴いてしまうのがちょっと難点かと。「FLAG」みたいに疾走感のある楽曲をあと2~3曲収録していれば印象も大分変わると思う。
しかし、相変わらずドラマスティックな展開とポップなメロディは健在なので、従来のファンでも安心して聴けるかと。

私は2枚組のリミテッド盤を購入したのだけど、その2枚目はDVD発売された「IT HAPPENED ONE NIGHT」からの音源で、選曲もライブ盤と余り被らない様に収録されてるのが良い。中でも「BULLET IN THE BARREL」みたいなマイナーな曲演ってるのは驚いた。多分、フランシス時代はライブで演奏されなかったと思うけど、ハードな歌唱なこの曲でも意外とジョンの歌い方はハマってるのには笑った。
あと、製作過程のドキュメントインタビューが収録されているけど、当然ながら字幕なしなのでこれは観なくても良いけど、ジョン・ベックの口紅が「ダークナイト」のジョーカーみたいで子供はトラウマになりそう(笑)。


「CARTOON GRAVEYARD」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=4wXxhY8kWZk