季節的に今が一番過ごしやすい時期だと思ってるけど、外に出るともう暑さがそこまでやってきている感じで、車でちょっと買い物へ...と車内が暑くてマジで堪らない。ロートルにはキツい時期がやってきて引き篭りに拍車が掛かりそうだ(苦笑)。

ここ1週間はずっとヘヴィな音楽ばかり聴いていたのだけど、今日の晴天を見てたら、何だか久々にフーターズが聴きたくなったんで彼等のデビューアルバム「NERVOUS NIGHT」(邦題:眠れぬ夜)を引っ張り出してきた。発表は1985年。日曜の緩やかな午後にはぴったりの選曲だと思う。

初めて彼等を知った時はよく覚えている。当時は洋楽雑誌をこぞってチェックし、自分の好みに合う音楽を探しまくってたのだけど、洋楽雑誌も当時は結構な数があったので自分が読みやすいと思った雑誌を定期的に買おうと思って選んだのが、FM fanとポップギアだった。
FM fanはラジオのエアチェック用に、そしてポップギアは読みやすく洋楽初心者にも分かりやすかったのが選んだ理由だったのだけど、そこにデビュー当時のフーターズの記事が載ってたのだ。
当時、彼等の地元であるフィラデルフィアでは破竹の勢いだったブルース・スプリングスティーンのチケットよりも彼等のチケットの入手が難しいと書かれてたのを読んで「そんな彼等はどんな音楽演ってるんだ?」という素朴な疑問から興味が湧いて、このCDを手に取った訳だけど、聴いてみて「ああ、これは確かに売れるよなあ」と、洋楽初心者の私にも直ぐに思った。

とにかくメロディが良い。冒頭の「AND WE DANCED」(邦題:朝までダンス/←今思うと何か可笑しい)のマンドリンとメロディカ(日本でいうピアニカ)が奏でるメロディをいきなり切り裂いて始まる前奏は何度聴いてもテンションが上がる。全体的に若々しく、そしてレゲエやスカなどのリズムを多用して何処か懐かしさを感じさせる雰囲気は、昔のアメリカの青春映画のBGMにでも掛かりそうで、当時は結構憧れたモノだったなあ。
お気に入りは、殆ど全曲といっても過言ではないけど(苦笑)強いてあげるなら「DAY BY DAY」「WHERE DO THE CHIRDREN GO」「SOUTH FERRY ROAD」辺りかな。
また彼等は、このアルバムの前にインディーレーベルから「AMORE」というアルバムを発表しているのだけど、結構前に一度だけCD化された事があったみたいで、それに気が付かなかったお陰でCD入手は出来なかったけど、YOU TUBEに全曲上がってたので聴いてみると少しニューウェイヴっぽい雰囲気で、デビューアルバムにも数曲収録された曲は少し荒削りな印象を受けた。2ndアルバムに収録された「FIGHTIN' ON THE SAME SIDE」は完全にアレンジ違いで凄く珍しいけど。

この当時のツアーの様子を収めたライブビデオも持っており(残念ながらビデオデッキが無いんで観られないけど)シンディ・ローパーの「TIME AFTER TIME」のカヴァー(というかセルフカヴァーみたいなモノだけど)を含む選曲は、全体的にアットホームな雰囲気を感じさせるモノで、一度は生でライブが観たかったなと思わせる。

ここ数年は人気の高いドイツをメインに動いてるみたいだけど、こういう音楽はたまに聴きたくなる事があるんでちょこちょこ活動が伝わってくると嬉しいんだけどなあ。久々にこのアルバム聴いて若かった頃を少し振り返ってノスタルジックに浸り、自分も歳を取ったなあ...と思ったけど(笑)。


「AND WE DANCE」


「DAY BY DAY」


「AMORE」(全曲)
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(2010/09/14)
Hooters

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先日の某音さんのサイト見ててフーターズの新作が出てたのを全く知らず、慌てて注文した。
2008年にライブ盤を出して以来、何も音沙汰がなかったので(というよりも、活動状況が全く入って来ないから何してるのかさっぱり分からない...)いきなりこういうモノが出てるとは。

「FIVE BY FIVE」というタイトル通り、5曲入りのシングルみたいなので厳密には新作と言っても今後出るであろう新作の予告編みたいなモノなんだろうけど、昔からのファンとしてはたとえシングルであってもバンドが未だに継続してる事を知らせてくれるので、実に嬉しい。5曲で約¥1200と安いし。

で、肝心の内容といえば、コレが実に若々しい音で驚いた。冒頭の「PISSING IN THE RHINE」は、それこそデビューアルバムの中に含まれていても全くおかしくないほど、あの当時の音に近い。演奏の勢いも、あの当時よりも更に上のテンションの気がする。
2曲目の「SILVER LINING」も、のどかでアメリカの青春ドラマに使われてそうなキャッチーな雰囲気で心地良いし、3曲目の「ONE OF US」は枯れた哀愁を感じさせる実に感動的なバラード。このアルバムで一番好きだな。
4曲目は、遂に出してきたシンディ・ローパーに提供した「TIME AFTER TIME」のセルフリメイク。私的には、アレンジを変えてアップテンポにしたこのVerよりは、やはりしっとり歌い上げるシンディの方が好きだなあ。雰囲気がこれまたデビューアルバムの「SOUTH FRRY ROAD」に似ているかな。ラストの「REALLY FINE WINE」は、明るくカントリーっぽい楽しい雰囲気が伝わってくる感じで、エンディングを締めるにぴったり。

と、トータル20分に満たないので、ホントにアッという間に終わってしまう。ファン心理としてはもっと聴きたいのが本音だけど、それは新作のお楽しみに取っておくとして、改めて良いバンドだなあと再認識した。
ベテランになると音楽性を若干変えてきて、歳相当の音楽をプレイしていたりするものだけど、彼等は良い意味で全く変わっていない。むしろ若々しさすら感じるこの感情は一体何なんだろう?元々、若い頃から「GRAVEYARD WALTS」や「500 MILES」みたいな渋い楽曲もこなしてきたので、それだけ音楽の懐が深いんだろうなあ。

たった5曲でこれだけの存在感を示した本作、彼等の旧譜と併せて新作のつなぎとして十分に楽しめそうだ。


「ONE OF US」UNPULGGED曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=jz4aQTncoBA&feature=related

「SILVER LINING」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=6LRvkx7tk5Y&feature=related

Both Sides LiveBoth Sides Live
(2009/08/04)
The Hooters

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さて、先日購入したCDの中に入ってた2枚組第2弾、一昨年再結成アルバムを発表したフーターズのライブアルバム「BOTH SIDES LIVE」。
元々はオフィシャルサイトでのみの販売だったのが、一般流通になったのかアマゾンからのお知らせメールに入ってて、以前レビューした復活アルバム「TIME STAND STILL」の内容が素晴らしかったので、早速注文してみた。

2枚組といっても、1枚は「THE ELECTRIC FACTORY」と銘打った通常ライブ盤で、もう1枚は「THE SECRET SESSIONS(ACOUSTIC)」という名前の通り、スタジオでのアコースティックライブ盤。代表曲以外は若干選曲も違っており、正に一粒で二度美味しいといったトコか。しかもHMVのマルチバイで約¥1600という破格値!(アマゾンでも今なら¥1650!)

で、肝心の内容は、以前国内盤でも発売されたライブ盤が、ライブに定評のある彼等なのに何処となく熱く感じられないモノでがっかりした記憶があるのだけど(そのライブ盤は既に廃盤で、しかも2~3回しか聴かずに売ってしまった)このライブ盤はそういう記憶を掻き消すくらい、素晴らしいライブ盤だと思う。
「TIME STAND STILL」のレビューでも書いたけど、今の彼等にはデビュー当時の若々しい弾けっぷりは感じられず、その代わりに落ち着いた味わいのある雰囲気を得た事が、このライブにも十分感じられる。

「THE ELECTRIC FACTORY」に収録されている「SOUTH FERRY ROAD」や「AND WE DANCED」なんかは、私的に思い入れが強い曲なので胸が熱くなるし、「THE SECRET SESSIONS(ACOUSTIC)」で聴ける「KARLA WITH A K」や「25 HOURS A DAY」あたりも心が和む。再結成作からの「I'M ALIVE」や「TIME STAND STILL」も両方のVerで聴けるが、どっちでも違和感の無い感じで、いかに楽曲が優れているかがよく分かる。
私的には、ドン・ヘンリーの「THE BOYS OF SUMMER」を入れるなら、1stアルバムの「WHERE DO THE CHILDREN GO」や、3rdアルバムの「HEAVEN LAUGHS」や「500 MILES」あたりを入れて欲しかったな...

しかし、自主制作のわりには音が綺麗なのはちょっと意外だった。出来れば来日してライブをやってもらいたいトコだけど、それが無理なら今度は映像作品でお願いしたいな。

「KARLA WITH A K」最新ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=FI_BdtpW-Fg&feature=related

MY SPACE(このアルバムから数曲聴けます)↓
http://www.myspace.com/thehooters

Time Stand StillTime Stand Still
(2008/02/05)
The Hooters

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またまた私事の話で恐縮ですが、今週から夜勤体制に入り、1週毎に日勤と交代勤務になっているのでこんな時間にPC打っているのですが、何だか今まで音楽を夜に集中して聴いていたので、こうして天気の良い平日の午後なんぞにのんびり聴くのもかなりオツで、何だか物凄く心が安らぐ感じ。
かといって、こんな時間に聴くのもその雰囲気や気分にあった音楽を聴きたいな...と考えていたら、今週アタマに某密林サイトで頼んでおいたCDが2枚到着。
そのウチの1枚、発売されたのは一昨年だけどまともに流通し始めたのは昨年だったという、ホントにお久しぶりの新作となったフーターズ。オリジナルアルバムとしては通算5作目にあたる「TIME STAND STILL」。

前作「OUT OF BODY」が1993年発表だったので、約14年振りの新作という事だけどこの間バンドは殆ど休業状態で、メインのエリック・バジリアンとロブ・ハイマンは他のミュージシャンのヘルプをしていたらしい。

私もバンドはてっきり解散したものだとばかり思っていたのでこの復活には本気で驚いたのだけど、しかし本来なら大喜びで新作を直ぐに購入すればいいものの、先述の「OUT OF BODY」の出来が今イチ好みじゃなかったので、聴いてみたい反面購入するにはちょっと躊躇していたのだった。
しかし、某音さんのレビューで「買った人を絶対に後悔させない」と評価してあったので、それなら...と買ったのだけど、確かに後悔はない音作りでまずは一安心。

まずオープニングの「I'M ALIVE」で、あのフーターズが帰って来た!と掴みはOK。続くタイトル曲も「KARLA WITH A K」みたいなノリで如何にも彼等の楽曲だと分かる。3曲目にはドン・ヘンリーの名曲「THE BOYS OF SUMMER」のカヴァー。但し、オリジナルとはかなりアレンジを変えており、イントロだけでは何の曲だか分からないほど。かなりシンプルでプレイも必要最低限に抑えた感じで、最初聴いた時は「コレはちょっと...」と思ったのだけど、何度か聴いているうちに「コレはコレでアリかも」と思う様になってきた。
全体的にはフォーク調の楽曲が多いかな?と感じるけど、今回に関しては軽快なリズムの楽曲よりも、歌でしっとりと聴かせる地味目な楽曲の方に耳を惹かれた(「UNTIL YOU DARE」や「ORDINARY LIVES」)。

確かに14年の月日は長く、彼等も(私も/笑)歳を取った訳で、昔の楽曲にあった勢いや派手さは鳴りを潜めてしまったけど、メロディの懐かしさや心地良さはホントに不変だった。
現在はドイツを活動の拠点としているらしく、毎年ライブを行っているらしいけど、そろそろ日本にも呼んであげてくださいよ。その前にこのアルバムの日本盤発売が先だけど、このアルバム1枚で終わらせないでこのままずっと継続していってもらいたいな。

「I'M ALIVE」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=X68qSpibAqc&feature=related

「ORDINARY LIVES」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=EZ4N4ua0xUM&feature=related

Zig ZagZig Zag
(1989/10/23)
The Hooters

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あっと言う間に朝晩涼しくなって一気に秋到来といった感じなのだけど、私が秋を感じると聴きたくなる1枚がこのフーターズの3rdアルバム「ZIG ZAG」。

最近発表されたばかりの新作はまだ聴いていないのだけど、それまでの計4作のスタジオ盤の中でも比較的地味な位置付けの作品ではあるけど、私的には半分は大好きで半分は佳作といった評価なのだけど、相変わらずの彼等のメロディが活かされているとは思う。残念ながら、この作品のセールスは今イチで後にちょっと迷走してしまう事になってしまうのだけど...

先日umeさんのBBSにお気に入りとしてちょこっと書かせてもらったけど、私がこのアルバムで一番好きな曲が5曲目に収録されている「HEAVEN LAUGHS」。フーターズのバラードの中でも一番胸を打つナンバーだと思っている。
歌詞はかなりロマンティックで、演奏もそれまでの楽曲と比べるとより深みを増した感じだけど、何処か懐かしく思う雰囲気が全体を占めている(まあ彼等の楽曲には何処か懐かしさを感じさせるモノが非常に多いのだけど)。またこの曲でのエリック・バジリアンのちょっと擦れた声が良い味出している。

他にも、1stアルバムに入っていてもおかしくないメロディが際立つ「BROTHER, DON'T YOU WALK AWAY」、ちょっとストーンズっぽい雰囲気の疾走系「YOU NEVER KNOW WHO YOUR FRIENDS ARE」、これも彼等ならではのカントリー&フォーク味「GIVE THE MUSIC BACK」、アルバムのラストを締める綺麗なバラード「BEAT UP GUITAR」などがお気に入り。

このアルバムでの1stシングルはピーター・ポール&マリーの「500 MILES」だったのだけど、正直これには余り感心出来なかった。明らかに前作からのシングル「JOHNNY B」やデビュー作からの「ALL YOU ZOMBIES」を意識してか似た様な雰囲気の楽曲だったからだ。しかもカヴァー曲。勿論、この楽曲は良いんだけど彼等にはオリジナルで勝負出来る楽曲が多いのに...奇しくもMR. BIGが3rdアルバムで「WILD WORLD」をシングルにした経緯を思い出した。

しかし、改めて聴くとスカやレゲエなどのリズムを多用しているのがよく分かる。当時はそれほど気にならなかったのだけど、今までの間に色々なジャンル聴いてきてそーいう判断が出来る様になったからか?でもコレが彼等の個性的な部分であって、これが無いとシンプルすぎると思うし。
それにしても、やはり1stや2ndと比べると地味なのは歪めない。もうちょっと弾けた楽曲が2~3曲あれば評価はがらりと変わったかも?

「HEAVEN LAUGHS」↓
http://jp.youtube.com/watch?v=3L-MyX46tWs

「500 MILES」クリップ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=tfK5pxaRoQA&feature=related

前作から「SATELLITE」クリップ↓(...意味不明...)
http://jp.youtube.com/watch?v=1lwYK8EHd_M&feature=related