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世界規模のコロナウィルス騒動で、ライブハウスから集団感染なんて話聞くと音楽好きの身としては正直残念というか悲しい気分になってくる。今まで決まってた来日公演やイベントなんかは当然中止もしくは延期の形となる訳だけど、X JAPANのYOSHIKIさんがコメントした「命を大切に」という言葉が本当に一番大切な事で、まずはこの騒動が収束されない限りはライブやっても実際に楽しめないと思う。一日でも早く事態が収束される事を願いますね。そんな私は今鼻水が止まらなくて風邪引いたみたいですが...

で、今日のお題は久々にチープ・トリックを引っ張り出してきた。しかも人気に陰りが出たと言われる5thアルバム「ALL SHOOK UP」をチョイス。発表は1980年。

「AT BUDOKAN」で本国でもようやく認められてきて、前作「DREAM POLICE」までは順調に活動してきたのに、ここに来てプロデューサーのトム・ワーマンを降して代わりにビートルズとの仕事で有名なジョージ・マーティンを迎えた事が転機になったのかどうか分からないけど、このアルバムの出来映えはセールスとは関係なくかなり高いと思うんだけどなあ。大のビートルズ好きなメンバー達が彼等と仕事の経験があるプロデューサーと組む事はある意味必然だったと思うし、ちょうどこの時期ってリック・ニールセンとバン・E・カルロスがジョン・レノンとセッションやってた事も相成って、テンション上がりまくりの頃だから悪いモノが出来る訳ないハズなのにセールスを上げられなかったのはマジで悪い冗談としか思えない。

音のバランスもさすが経験豊富なプロデューサーのお陰でストレスを感じないし、もっとビートルズっぽいポップ寄りの音になると思いきや適度にヘヴィに感じられるので普通にロックアルバムとして聴けるのもまた良い。メロディの質も他のアルバムにも引けを取らないし如何にもチープ・トリックらしいアルバムなんだけど、強いていうなら「SURRENDER」や「DREAM POLICE」みたいな底抜けなポップフィーリングではないという事とオーヴァープロデュース気味な部分が敬遠された理由なのかな?と。

お気に入りはエフェクトの掛かったボーカルが印象的な「HIGH PRIEST OF RHYTHMIC NOISE」、少々古臭さも感じられるホンキートンクなピアノが活かしてる「I LOVE YOU HONEY BUT I HATE YOUR FRIENDS」、彼等にしては地味なバラードだけどギターソロが良い「WORLDS GREATEST LOVER」。
ボーナストラックに関しては、デモ音源はそれほどピンと来なかったけど「EVERYTHING WORKS IF YOU LET IT」(邦題:グッド・タイムズ・バッド・タイムズ)は小気味良いテンポで進む彼等ならではの佳曲で良曲かと。

このアルバムを最後にトム・ピーターソンが脱退しセールスが悪いお陰で地味な作品扱いになっているけど、次作でポップフィーリングを呼び戻した「ONE ON ONE」よりも良いアルバムだと思うけどなあ。幾分ハードでロックな部分を感じらえる方が彼等には合っていると思っているのでこの路線を数枚聴いてみたかっただけに勿体ないと思うのは私だけなんだろうか?このアルバムが好きな人って結構多いと思うんだけどなあ...


「HIGH PRIEST OF RHYTHMIC NOISE」


「EVERYTHING WORKS IF YOU LET IT」
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やってしまいました。チープ・トリックのソニー時代の旧譜がBSCD化紙ジャケリマスター盤で再発されるという情報を聞いてからちょっと考えてみて、どーせ買うならディスクユニオンでボックス付き買った方が良いだろう...って事で、久々の高額購入。数年前に輸入盤で同じ枚数のボックスセットが発売されてて、値崩れを待ってたらいつの間にか生産終了となって逆にプレミア価格になってたという失態を犯したので(一時期¥7000くらいまで落ちたのに、¥30000超えになった時は正直「やっちまった」と/苦笑)今回は未発表曲も大量に入ってるとの事だし、結果オーライだったとは思うけど12枚組で¥26000超えはやっぱ考えちゃうよなあ。
しかも、ここに来てサンダーの来日公演が来年1月に決定して、今回は公演毎にセットリストを変えるらしいので2日行くつもり。
お陰様で、暫くCD買えません(苦笑)。まあ、新作で欲しいモノは今のトコ復活したブラック・カントリー・コミュニオンと、久々のジェフ・スコット・ソートのソロ作くらいしかないのが救いだけど。なので、暫くはこのブログも旧譜中心になりそうですね。

さて、早速今まで聴いてなかったデビューアルバムをようやく聴く事が出来たので、今回は1stアルバムをチョイス。1977年...今から40年前(!)の作品。そう考えると、ロックの歴史ってもう相当な年月が経ってるんだなあ...と実感。しかも今の時代に後追いで聴いてるのも何か変な気分(笑)。

ベスト盤では数曲聴いてるけどアルバム全体で聴くのは今回初めてで、聴いてみた感想は一言で言うと「ロックしてるなあ」と。
私が彼等との最初の出会いは、トム・ピーターソンが復帰して「THE FLAME」(邦題:永遠の愛の炎←しかし、今思うと凄い邦題だな...)が全米No.1でバンドも復活した時だったので、その当時に後追いでこのアルバム聴いてたらかなり印象が変わってたと思うくらいロックしてる。「THE FLAME」はどちらかというとAORに近いノリだし。
元々このアルバムはジョン・レノンにプロデュースを依頼してたらしいのだけど(つーか、何でバンドとジョンに親交があったのかはよく知らないけど、ジョンとロビンを除くメンバーは一緒にセッションしていて、ジョンのボックスセットにその音源が残ってるのは有名な話)もし実現してたらどんな感じになってたのか興味あるなあ。

でも、デビュー当時から言われてたビートルズとの類似性はこのアルバムではそれほど感じられなかった。メロディアスな楽曲はバンドの代名詞と言われるくらいだから十分分かるんだけど、例えば「HOT LOVE」やワイルドハーツがカヴァーした「HE'S A WHORE」辺りはパンキッシュなノリで、バーニーのあの風貌でこんな曲叩いてたと思うとちょっと笑いが(笑)...いや、非常にカッコイイ曲なんですけどね。
シンプルなメロディに骨太で荒削りな音像は後のポップ路線を余り感じさせない作りとなっているけど、これはエアロスミスを手掛けてたプロデューサーのジャック・ダグラスの影響が強いんじゃないかと。「THE BALLAD OF T.V. VIOLENCE (I'M NOT THE ONLY BOY)」なんかはそのエアロスミスに近い雰囲気を感じさせるし。

今回のリマスター盤では1曲目が「HOT LOVE」だけど、元々バンド側は意図してたのは「ELO KIDDIES」だったらしく、どーしてこういう事が起きたのかというと、当時LPの表記ではA面B面というのに対しサイド1とサイドAという表記だった為に、初CD化の時にレーベルのミスで「HOT LOVE」が1曲目になったという事らしいけど、こんな面倒な表記をする事自体混乱するだろうに(苦笑)。
曲順の違いは結構色んなアルバムで見受けられるけど、こういうのってその時に手にしたモノによってそれが基準となるから印象も変わってくるとは思う。両方共良い曲だからオープニングには違和感はないんだけど。

ボーナストラックは10曲収録されていて、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァー曲とかはトム・ピーターソンのボーカルで正直退屈なんだけど(あくまでも私の主観です)特出したいのは次作に収録される「I WANT YOU TO WANT ME」(邦題:甘い罠)のアレンジ違いバージョン。コレはオリジナルやライブバージョン聴きまくってた耳にはかなりカッコイイ出来に聴こえた。正直メロディが甘いなあ...といつも聴いてて思ってたんだけど、このバージョンは全体的にソリッドな感覚でかなり気に入ったな。

ツメの甘い部分もあるけど、デビューアルバムとしては完成度は高いのに何故かアルバムはチャート200位内にも入らなかったという話だけど、バンドのファンにはこのデビューアルバムこそ最高という話もよくネットで目にする。バンドの基本的な部分は既に出来上がっていたとは思うけど、私的にはやっぱ全盛期の頃のアルバムを評価しちゃうなあ。勿論、良いアルバムには間違いないのだけど。


「HOT LOVE」


「ELO KIDDIES」

永遠の愛の炎永遠の愛の炎
(2003/07/30)
チープ・トリック

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最近、世界的にCDが売れてないお陰か、レコード会社も色々手を変え品を変えて何とかCDを売ろうとする努力が見えているけど、その最もなるスタイルがBOXセットかと。
先日マドンナが過去のアルバム全てパックにして超安値で売り出して、マドンナ本人も「何であんなに安いの?」と愚痴ってたところを見ると、やはりレコード会社の独断で売ってるんだな...と。それだけCDの売り上げも深刻って事なんだろうなあ。向こうは特にダウンロード主体になったから尚更だと思うし。

そんなBOXセットをチェックしてたら、何とチープ・トリックもEPICソニー在籍時のアルバム全てをBOXにして売ってるではないか?ただ、さすがにマドンナほどの安値じゃなくちょっと高いのが難点だけど。でも何でアマゾンでは取り扱ってなく、HMVでしか扱ってないのだろうか?

ともかく、久しぶりに彼等のアルバムも聴きたくなって、今日は彼等の復活作となった「LAP OF LUXURY」(邦題:永遠の愛の炎)をチョイス。発表は1988年。
この時期は70年代に活躍したバンド達がこぞって復活を果たして、彼等と同世代だったエアロスミスやハートなどがいきなりチャートを賑わし、また時代の流行りもあって分かりやすいキャッチーでポップな楽曲が持てはやされて事もあって、そのテの音こそ真価を発揮する彼等なら再浮上のお膳立ては十分に揃っていたと。オリジナルメンバーのトム・ピーターソンの復帰も流れ的には追い風だったと思う。

しかし、正直言ってアルバムの完成度はそれほど高いとは思わない。
エアロもハートも同じ理由で復活してるキーワード”外部ライターとの共作”を、チープ・トリックもこのアルバムで実践しているのだけど、そりゃ全米NO.1に輝いた「THE FLAME」(邦題:永遠の愛の炎...ってアルバムの邦題と同じやんけ)や、エルヴィス・プレスリーのカヴァー「DON'T BE CRUEL」がヒットしたお陰で商業的には成功したけど、正直言ってバンドにロックを求める者としては、復活してもただのポップバンドに成り下がったのでは?と思わせる内容なのだ。洗練され過ぎたプロデュースも拍車を掛けてるとしか思えない。

それまでも「VOICES」や「TONIGHT IT'S YOU」、「IF YOU WANT MY LOVE」みたいなポップソングを作ってきてはいるけど、あくまでロックバンドとしてのアルバムの中に入ってるから身に染みる訳で、全編ポップだと「あれ?「HELLO THERE」は?「AUF WIEDERSEHEN」は??」と期待してるうちにアルバムが終わってしまい、不完全燃焼で「う~ん」と唸ってしまうのだ。

それでもやっぱ「THE FLAME」は名曲だと思うし、「GHOST TOWN」は地味ながらも素晴らしく、唯一彼等だけのクレジットである「NEVER HAD A LOT TO LOSE」もノリが良い。「DON'T BE CRUEL」も見事にハマってる。

だけど、個人的にはこれだけで終了。次作の「BUSTED」でも同じ方法で作られているけど、幾分ロック寄りのアプローチなので頻繁に聴くのはこっちの方だったりすると。同じプロデューサー(リッチー・ジトー)で質感が違うと思わせるのは、やはり売れて経費が掛けられる様になったからか?

バンド再浮上の切っ掛けにはなった作品だけど、肝心のバンドのテンションが上がりきってないとしか思えないなあ。でも、そのまま解散とか埋もれなくて良かったという点ではこのアルバムもきっちり評価しなきゃいけないとは思う。


「THE FLAME」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=muhFxXce6nA

「DON'T BE CRUEL」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=g4n0T5PiASU

「GHOST TOWN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=E7Tp63Khj5M

Woke Up With a MonsterWoke Up With a Monster
(1994/03/22)
Cheap Trick

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最近少し疲れが見えていたので、今日の休日は最初っからのんびり過ごす事に決めて、朝からゆっくり音楽聴いてダラダラ過ごして少し体力回復に繋がったかな?と。
で、マリリオンの「SEASONS END」から始まり、昨夜友人が持ってきたウィッシュボーン・アッシュのライブ盤とブルー・オイスター・カルトのベスト盤、バッド・イングリッシュの1st、そして今回のお題であるチープ・トリックの「WOKE UP WITH A MONSTER」。何の脈絡もない4枚だけど、一気に聴けてしまった。

このアルバム、ホントに久しぶりに聴いたなあ。実は発売日に購入してなくて、結構後になって中古屋で\500くらいで買ったんだけど、最初聴いた時は前作「BUSTED」とは幾分作風変えたかな?と思って、余り好きになれなかったんで、それっきりだった気が...(汗)ジャケも彼等らしくないし。

でも、そこは腐ってもチープ・トリック(別に腐ってなんか無いけど)時代がグランジ/オルタナ主流でも、メロディは相変わらずキャッチーで聴き易いのはさすが。しかもプロデューサーがヴァン・ヘイレンでお馴染みのテッド・テンプルマン。
時代を意識してか幾分音が重い感じでダークな雰囲気の曲もあるけど、「YOU'RE ALL I WANNA DO」や「NEVER RUN OUT OF LOVE」なんかは従来の彼等のスタイルで良曲だし、少し雰囲気の違う「RIDE THE PONY」「CRY BABY」も意外と面白い。

ロビン・ザンダーの歌い方がかなりラフで絶叫してる部分もあって意外性を感じたけど、やっぱロビンはラフな歌い方よりも甘い声でしっとり歌った方が良いと思うかな?仲の良いスティーヴン・タイラーの雰囲気を狙った感じが見える様な。
そのスティーヴンがこのアルバムを聴いて「これが売れなかったら、お前ら解散しろ」とまで言われたくらい出来は良いと思う。まあ、残念ながらセールスの方はレコード会社のゴタゴタでプロモーションが全く無くて散々だったけど...

現在、バン・E・カルロスが病気か何かでバンドから離れてるらしいけど、よくこれだけ長い間続けていられるなあ...とホントに感心するばかり。日本にも随分ご無沙汰なんで、一度はライブ観てみたいなあ。

「WOKE UP WITH MONSTER」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=QRTgQ4cx5ik&ob=av2e

「YOU'RE ALL I WANNA DO」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=bWXEufdBp30

RockfordRockford
(2006/06/06)
Cheap Trick

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昨年買い逃した新譜CDをリストアップしてたら、チープ・トリックの久々の新譜も見落としてた。
最近は不況の影響でネットショップや実店舗が閉店してるので、その閉店セールなどで旧譜などが格安で見つけやすくなっているので、そっちの方でお金を落とす方が多いので、新譜にまで回らないのが実情。昨日も、洋楽DVD3枚格安でゲット出来たし。

それはともかく、チープ・トリックの勢いがそんなに変わっていないのはホントに何故だろう?新譜も「DREAM POLICE」の現代版に近い...なんて評価もあるくらいで、ホントに凄いバンドだなあ、と。
その一つ前のアルバム「ROCKFORD」を運良く市立図書館で借りる事が出来た。

ジャケットがいつもと雰囲気が違うので、音も変わったのかな?と思いきや、いつもの彼等の音で一安心。しかも全盛期のノリと変わらないクオリティで、若々しさすら感じる。
ロビン・ザンダーの甘い声も健在で、今作ではリック・ニールセンのギターの比重が少しだけ多い気がした。

1~2曲目はさすがに狙いすぎな気もするけど(笑)3曲目から安定した感じで「IF IT TAKES A LIFETIME」や「COME ON COME ON COME ON」「DREAM THE NIGHT AWAY」なんか聴いてると、彼等に求める音を十分に聴かせてくれてると実感する。

以前、CD屋で新品\1000セールやってた時にこのアルバムをスルーしてしまった事を後悔している(他にも欲しいモノがあったから致し方なかったんだけど)。やっぱり持っておくべきだな、このアルバム。

「WELCOME TO THE WORLD」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=F9VwyC59zgc&feature=related

「DREAM THE NIGHT AWAY」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=o7Af4huRCrc&feature=related