ヴィクターヴィクター
(1996/02/25)
ビクター

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ここのトコ、久々に聴いていなかったCDを片っ端から聴いていて、昨夜のサンダーのライブのお供にi-podの中はその久々に聴いていなかったCDを入れて電車内で聴いていたのだけど、このアルバムも買った当初は結構聴いていたのに、何故かCD棚に入り込んでしまっていた。

しかし、それまでのラッシュの長い歴史の中でメンバーのソロワークというのは一度も聴いた事がなく、しかも本業のバンドが70年代、80年代とコンスタントにアルバムを作り上げていたので、そんな余裕も無かったのだろう。唯一、ジャイアンツにいたクロマティのバンド、クライムにゲディ・リーが参加した事くらいだろうか?(しかし、友人とはいえゲディも随分どマイナーなモノに関わったモノだ/笑)

そのゲディが「COUNTERPARTS」のツアー終了後に育児休暇(笑)を申し出た為、ラッシュ初の活動休止があった際に、ヒマになったアレックス・ライフソンが作ったアルバムがこの「VICTOR」。
バンド名も「VICTOR」というのだろうか?ジャケットにはアレックスの顔写真に色々と加工(というか悪戯?)されて、左上にVICTORの文字のみ。
まあ、ラッシュのギタリストのアルバムだから音楽的にはラッシュの延長線上なんだろうな...と、聴く前にはそう思っていたのだけど、実際は半分アタリで半分ハズレ。

確かに「PROMISE」や「START TODAY」あたりはラッシュのアルバムで演ってもおかしくない感じだけど、「DON'T CARE」のいかにも当時隆盛を誇ったグランジ/オルタナ風な楽曲や、ギタリストだけあって「MR.X」なんかはジョー・サトリアーニの雰囲気も感じられる。
また「SHUT UP SHUTTIN' UP」の様に、自分の奥さんとその友人との会話を楽曲に取り入れてそのバックでギターを弾きまくるというイメージはスティーヴ・ヴァイの影響かな?
「THE BIG DANCE」では、何とインダストリアルっぽい音像。ホントに好きな事を片っ端から演ってる感じで、聴いていて楽しい。

歌もののボーカルにはI MOTHER EARTHのボーカルがメインで、「START TODAY」だけはかなりハイトーンで力強い女性ボーカル(調べてみたら、QUEENSRYCHEに楽曲提供したダルベロなるシンガー)が歌っている。2人とも良い仕事していてこのアルバムの要となっている。

ラッシュのイメージで聴くと肩透かしは間違いないけど、これはこれで良い仕上がりだと思う。ラッシュみたいに集中して聴くモノではなく、もっと肩肘張らずにリラックスして聴ける音楽なのが如何にもアレックスのアルバムだな...と感じさせる。また2作目とか作ってくれないかな?


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