守護神伝-第一章~エクスパンディッド・エディション守護神伝-第一章~エクスパンディッド・エディション
(2011/12/21)
ハロウィン

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先日のユニソニックが素晴らしい出来だったので、久々にキスケを堪能したいと思い、ディスクユニオンの中古サイトにて「守護神伝」の1と2のリマスター盤を購入してしまった。
勿論2枚共リアルタイムで経験してるので、あれから結構な年月も経ってる事だし、リマスター効果もどんな感じか気になってたのだけど、あれだけ聴き倒した2枚なので今更リマスター盤?ってな具合でなかなか手が伸びなかったのだ。
しかし、昨年の12月にこの2作は廉価盤で再発されてたんですなあ。購入価格はそれよりも安かったけど、ちょいと不覚...

しかし内容の方は今更語るまでもなく、ハロウィンの出世作となった本作はジャーマンメタルの名盤と謳われるだけの事はある十分な内容。当時はこの作品以前にリリースした3枚のミニアルバムを1枚にまとめた編集盤も買ったのだけど、さすがにこの作品ほどの完成度はなかったし、何よりカイ・ハンセンのボーカルが気に入らなかったので速攻で売ってしまったのをよく覚えている。

それがマイケル・キスクが加入のお陰でこれほどの完成度を示したバンドも凄いけど、何よりメジャーに成る為の条件が揃っていたのだろうと思う。
この作品以前は路線的にはスラッシュっぽい楽曲が多かったし、実際にその路線の方が好きなファンも多かったらしいけど、このアルバムがリリースされた途端にそのテのファンは去って新たなファン層を獲得出来た訳だし、それが結果的にバンドの命運をも決めた訳なのだから、インナースリーヴに書いてあったヴァイキーの言葉通りバンドのターニングポイントだったと。

しかし、若干18歳でこの歌唱力はホントに驚異的だったと思う。多少活動に波があったにせよ先日のユニソニックでも余り変わってないのにも驚かされたけど、キスケはやっぱ稀代のボーカリストなんだなあと。

またヴァイキーがこのアルバムの製作時に神経衰弱に陥ってしまってロクに製作に携われなくなってしまった分、カイのカラーが色濃く反映されたのも、本来なら2枚組として発売される予定だったらしいけど(とバンドは語ってるけど、実際のトコは新人バンドにそんな権限は無かったみたいだ)続編との区別が出来て結果的には良かったと思う。

続く次作も名盤だけど、私にとってのハロウィンは次作までで終わってしまった。今思うと「PINK BUBBLES GO APE」も悪くない作品だけど(わざわざ西新宿の輸入盤界隈まで行って輸入盤買いに行ったんだよなあ~)カイが抜けてメタルのエッセンスが薄くなってしまったのが致命的だったと。
カイはガンマ・レイで本来ハロウィンの次作はコレだ!と言わんばかりの内容を提示しただけに、カイの脱退はバンドにとっても痛かったのでは?と。

また当時はバンドにとって急に周辺が騒がしくなったのにも関わらず、思ったよりも十分な成功の報酬を受けてなかったらしく、その為にバンド内もゴタゴタが耐えなかったというのも驚いた。それが原因がどうか分からないけど後にインゴは...と思うと、ちょっと切ない気分にもなる。ホントに良いドラマーだっただけに当時はショックも大きかったな...


「I'M ALIVE」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=f79pjjT2ZjY

「FUTURE WORLD」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=328hJsSA0Jc

「HALLOWEEN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=yOAl0enE7kI
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守護神伝-第二章~エクスパンディッド・エディション(紙ジャケット仕様)守護神伝-第二章~エクスパンディッド・エディション(紙ジャケット仕様)
(2009/12/23)
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暫く忘れていたけど、今日久々に聴いたらやっぱ良いっすね!文句なく、HELLOWEENの最高傑作でしょう。もはやジャーマンメタルの括りなんか関係なく、「HMとは?」の問いに答えを出す1枚ですね。

やはり当時からかなり期待は高くて、前作の成功から今作が待ち遠しかったのだけど、一通り聴いた時は「前作を軽く超えてしまった」と感動したくらいで散々聴いたなあ。
マイケル・キスクが入ってからのHELLOWEENは間違いなくワールドワイドにレベルアップした訳だし、もしそのままカイ・ハンセンがボーカル専任だったらここまでの成功は絶対に無かったハズ(私自身、カイのVoは全然好きではなく、キスク加入前のCDも聴いたけど直ぐに売ってしまったくらいだし、GANMA RAYでラルフ・シーバース脱退後にカイがボーカル専任する...と知った途端、GANMA RAYは見放したくらいだし/笑)。

とにかく前作よりも楽曲がズバ抜けて良かった。前作には無かったタイプの「RISE AND FALL」や「DR.STAIN」みたいなコミカルな曲があるお陰でアルバム自体バラエティに富んだ事だし、従来の硬派なパワーメタル路線である「EAGLE FLY FREE」「I WANT OUT」「MARCH OF TIME」などはバンドの代表曲でもあり、名曲と呼んでも差し支えないないだろう。
また前作の「HELLOWEEN」タイプの大作も、アルバムタイトル曲で見事に踏襲し、それをまた更に昇華させているトコにバンドの成長が見えたりする。

私が不思議に思うのが、当時CD/カセットのみの収録だった「SAVE US」が本編から漏れたのだろうか?アルバムの中でもかなり大好きな曲なのだけど...

しかし、この後のアルバムでは...カイの抜けた穴は大きかったし、その分キスクのやりたい放題度が高くなってしまい、硬派なHMは一旦姿を消す事になったしまったのは残念だった。出来ればこのメンツと路線であと数枚アルバム作ってくれたなら...と、今でも思ってたりするのだけど。