エンジェル・オブ・レトリビューションエンジェル・オブ・レトリビューション
(2005/02/23)
ジューダス・プリースト

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昨日は、久々にtaroサン&めそ子サン夫妻と共に食事&お茶。詳細は雑談版で書くとして、この3人音楽の話でずっと盛り上がっていられるので(実際は音楽以外の話もあって実に盛り沢山な内容だったけど)昨夜は喫茶店の閉店真際までずっと語っていた(笑)。

その話題の中で久々にメタルゴッドの話になったので、今日は久々に手に取って聴いてみた。2005年発表のロブ・ハルフォード復帰作となった「ANGEL OF RETRIBUTION」だ。

1990年発表の、全メタラー必聴の大名盤「PAINKILLER」から実に15年振りのロブ復帰となった訳だけど、それまでの間バンドはティム”リッパー”オーウェンズをシンガーに備えて2枚の作品発表してるし、ロブもファイト名義で2枚、TWO名義で1枚出しているけど、その間に双方共それぞれお互いの重要性は確認出来た事だと思う。
バンドの方はロブに負けず劣らずのボーカルを備えても違和感があったし、ロブ側は若手ミュージシャン達と現代風の音でプレイしている姿はかなり違和感があったと思う。それが幾ら当時やりたかった事だとしても、バンドを脱退してまで追求するモノではなかったと思うけど、その辺はバンドとの確執とか個人の思惑とかがあったんだろうなあ。
ファイトの来日公演で、アンコールにジューダス・プリースト7連発だかプレイした時の盛り上がり方がハンパじゃなかったと当時雑誌に書かれていたけど、ホントにそれが全てだったと思う。

ロブの復帰に関してはどの様な経緯があったのかよく分からないけど、とにかくメタルゴッドの帰還となればそれを見過ごす事は出来ぬ...って事でこのアルバムを非常に楽しみにしていて、発売日に速攻手に入れて冒頭の「JUDAS RISING」で思わずおおっ!と唸ってしまったくらいだ。

当時はロブの復帰って事だけで興奮して結構聴いていたけど、同時に若干違和感も感じていた。ロイZの存在。
昨夜taroサンも語っていたけど「ロイZの”ジューダス・プリーストの音はこうあるべきだ”的なアプローチが気に入らない」という意味は凄くよく分かるけど、私の場合はそれよりもロイZ独特の何処かこじんまりした音作りがイマイチ好きになれないのだ。ブルース・ディッキンソンのソロ作で幾分「あれ?」って思っていたけど、セバスチャン・バックの1stソロアルバムを聴いた時にそれを確信した。良くも悪くも彼のカラーが入り過ぎてる気がするのだ。

久々に聴いて「REVOLUTION」「DEMONIZER」「HELLRIDER」辺りは今聴いても最高なんだけど、当時からイマイチと感じてた「DEAL WITH THE DEVIL」や「WHEELS OF FIRE」はやっぱキツいな。「LOCHNESS」も素晴らしいんだけど、せっかくの復帰作で早くもバンドの行く末をを匂わす雰囲気を作っているのがちょっと鼻に突くかな。

とはいえ、復帰作としては十分な出来だとは思う。そりゃ80年代の名盤連発時期に比べると衰えは隠せないけど、それを補える威厳と存在感はさすがだと。
もうツアーは行なわないという声明を発表し、更にKK・ダウニングの脱退という問題も発生したけど、アルバムは作り続けると発表してるので、最後にもう一度HMのバイブルみたいなモノを期待したいトコだけど、さて如何に??


「JUDAS RISING」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=BNGlrRrjlHw


「REVOLUTION」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=oPwp6BY85BU


「HELLRIDER」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=qkBXHYi_F_M
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ターボ(紙ジャケット仕様)ターボ(紙ジャケット仕様)
(2005/07/06)
ジューダス・プリースト

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ちょっと間が空いてしまいましたね。
理由は単純、この時期私の地元は夕立ちが多くて雷がよく鳴るので、まだパソコン買い換えたばかりの身としては、無謀な事は避けたいので電源を落としてしまうのだ。
お陰で、雷が止まない限りPC立ち上げられないので、更新出来ませんでした。

しかし、その間に偶然覗いた某大型電器店のCDコーナーでとんでもないブツを発見。何と今ではヤフオクあたりでしか見る事のなかった、ジューダス・プリーストの紙ジャケが新品で定価で置いてあるではないか!!
意外と「SCREAMING FOR VENGEANCE」は今でも店頭で見掛ける事はあるのだけど、他はもう手に入らないのでは?と思わせるくらい見た事がなく、何とその店舗では他にも「PAINKILLER」「RAM IT DOWN」「PRIEST LIVE」「METAL WORKS」そして今回のネタである「TURBO」が置いてあった。
とりあえずは「TURBO」だけをゲットしたのだけど、後はとりあえず様子見という事で。「SCREAMING FOR VENGEANCE」は既に手に入れたし、個人的には「RAM IT DOWN」や「PRIEST LIVE」は好きな作品じゃないし、他は「PAINKILLER」くらいしか欲しいモノがないので。無くならない事を祈るのみ!


で、この「TURBO」。何故これなのか?というと、当時は散々叩かれまくった作品だけど、私はその当時にしかまともに聴いておらず、改めて今の時代に聴いてみてどんな風に感じるのか?が知りたかった為。
で、改めて聴いてみた結果、確かにジューダス・プリーストの歴史上では問題作の一つに数えられる作品である事には間違いないのだけど、楽曲に関しては従来のバンドのスタイルを抜きにして考えると、かなりクオリティが高いモノだと改めて認識出来た。

この当時、キッスやオジーなどがこぞってLAメタルのスタイルに近い作風のアルバムを発表していたし、同時期アイアン・メイデンやまだHRスタイルだったゲイリー・ムーアなどがシンセギターを使ったプレイを披露していた事から、当時のノリにジューダス・プリーストも乗っかってみました...的なモノだったんだと思う。

「TURBO LOVER」や「ROCK YOU ALL AROUND THE WORLD」は当時ホントに衝撃的だったし、今でもジューダス・プリーストの演るスタイルではないと思ってもいるけど、終始ノリの良い明るい楽曲ばかりではなく「OUT IN THE COLD」みたいにスケールの大きい重厚なスタイルの楽曲や「RECKLESS」みたいな硬派な楽曲もある事で、バンドの威厳は保たれていると思う。

私的には、このアルバムよりも次作の方が色んな意味で問題作の様な気がするのだけど、如何なモノかと?


「TURBO LOVER」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=HfDVY9pK2Oc

「LOCKED IN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=QwmSdq7lxwo&feature=related

「OUT IN THE COLD」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=nQ4my9Oqiq0&feature=related

復讐の叫び(紙ジャケット仕様)復讐の叫び(紙ジャケット仕様)
(2005/06/01)
ジューダス・プリースト

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前回のチープ・トリックの2ndアルバムを笠間のタワーレコードで発見したのは良いんだけど、元々探しに行ったメタルゴッドの全盛期2枚の紙ジャケ盤は置いてなかった。まあ、今から3年前に発売されたモノだから置いてないのは当たり前くらいに思うのが当然なのだけど、たまに売れ残りや個人で経営しているCD屋なんかを覗くと置いてある確立もあるので、こればかりは歩いて探さなきゃダメなのだ。

で、その帰りに地元のタワーレコードに寄ったら、置いてあるじゃないですか、このアルバムの紙ジャケ盤がっ!(笑)で、勿論即ゲットしたのは言うまでもあるまい。ジューダス・プリースト、80年代の名盤と誉れ高い「SCREAMING FOR VENGEANCE」(邦題:復讐の叫び)。

このアルバムは、何といってもオープニングの「THE HELLION」~「ELECTRIC EYE」の流れに尽きるでしょう!私はリアルタイムで聴いてなかったので真意は分からないけど、これほど劇的なオープニングは当時無かったと思うし、メタルの方向性を明らかに示した作風に当時のファンは度肝を抜かれたのではなかろうか?これ聴いてメタルの世界に足を踏み入れた人って、かなり幸せだと思うよなあ。因みに私はこの曲初めて聴いたのは、アジャ・コングの入場テーマでした...(大汗)

それはともかく、他の曲もかなり完成度は高い。「RIDING ON THE WIND」や「BLOODSTONE」などライブで映える楽曲も多く、正にHMの教科書的な作品かと。「YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN’」はビデオクリップも作られたけど、彼等のビデオにしては意外とまとも(笑)なクリップなのが良い。

また01年リマスター仕様なのだけど、かなり音が良いのには驚かされた。噂では後の05年リマスター仕様の方が迫力が増したというので、もう1つの80年代の名盤はそっちにしてみようか...と画策中。まあ、紙ジャケが見つからなきゃ必然的にそっちになるのだけど...ま、近日中にサンダーのライブで東京行くのでちょっと探してみようかな。

「THE HELLION」~「ELECTRIC EYE」82年ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=YkvEDAg6MWw

「YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN’」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=8K7CNzFhnCE

「メタル馬鹿一代」ってなタイトルで出してましたね、この大御所も(爆)↓
http://www.youtube.com/watch?v=o8zi4oFdUek

ペインキラー(紙ジャケット仕様)ペインキラー(紙ジャケット仕様)
(2005/07/06)
ジューダス・プリースト

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前回のメイデンの”何故、今まで書いていなかった”(書き漏れていた)レビューに続き、このバンドもまだ一度も登場していなかったのは「HM/HRがホントに好きなのか?」と、問われても仕方ない行為だろうなあ...(滝汗)

HM/HRを知らない人達から「メタルとは?」の問いには、間違いなくこのアルバムこそが答えだと薦める。それほどまでに首尾一貫HMに徹した音像。
発売当時はスラッシュ勢が猛威を奮っていた時期で、メタルゴッドがどんな新譜を作ってくるのか物凄く興味があって、実際初めて音を聴いた時には過去のアルバム以上のHMを提示してくれた時は感動的だったのを覚えている。
「TURBO」での大胆な音の変貌や「RAM IT DOWN」の(今思えば)存在感の希薄さ、更にPMRCの槍玉に挙げられた事柄など、それまでの鬱憤を全てこのアルバムで帳消しにしてくれたとすら思った。

まずスコット・トラヴィスのドラムの凄まじさに衝撃。テクニックも申し分なし、しかもへヴィでパワーもある。如何にもHMのドラマーという存在感がカッコ良く、ホントに良いドラマー入れたなあ...と納得。
他の4人もそれまで以上に力の入った熱演で、特にロブの歌唱は壮絶という言葉が当て嵌まるくらい凄まじいモノで、当時の年齢を考えるとホントに凄い事だな...と。
楽曲もとても重厚な作りで、「A TOUCH OF EVIL」のみがミドルテンポで進むくらいで、後は全て攻撃的なメタル。
特に「PAINKILLER」についてはもう説明不要でしょう。それまでの彼らには迷作の多かったビデオクリップも(笑)ここではそんな影すら見えない物凄くクールなクリップで、長い楽曲も気にさせないのは見事!
「METAL MELTDOWN」「NIGHT CRAWLER」「LATHER REBEL」「BETWEEN THE HAMMER & THE ANVIL」などは、今聴いても全く飽きさせないメタルで彼等の最高傑作だと思う。

賞賛の言葉しか書いてないけど、ホントに隙の無いアルバム。「SCREAMING FOR VENGEANCE」や「DEFENDERS OF THE FAITH」の路線を更に推し進めるとこの感覚になるのだろう。メタルの洗礼を受けた者は必ず避けては通れないアルバムである事は間違いないだろう。
しかし、こんな壮絶なアルバムを出した後にロブが脱退...って、当時はホントに納得いかなかったのを覚えている。あの時、脱退してなかったらこの路線を何枚か聴けたかと思うと残念で仕方がない。