久しぶりにINXSの「KICK」を聴いてたら、久々にこのアルバムも聴きたくなったんで今回はコレをチョイス。1986年に発表されたペット・ショップ・ボーイズのデビューアルバム「PLEASE」(邦題:ウェスト・エンド・ガールズ)。

先日ネットで音楽ニュースのサイトを見てたら、ペット・ショップ・ボーイズの旧譜の再発プロジェクト(FURTHER LISTENINGという名が冠せられてる)が始まってたらしく、10年くらい前に輸入盤のみでリマスター&ボーナストラック付きの2枚組で販売された時に2ndアルバム「ACTUALLY」は慌てて購入したのだけど、その時は1stアルバムの方を買いそびれてしまったので、今回は買おうと思いきや、既にYOU TUBEで全曲上がってたので早速聴いてみたのだけど、思いのほかボートラ集が余り面白い内容ではなかったので、コレは買わんでいいかな?という結論に。

デビュー当時はリアルタイムで知ってたので思い入れも結構あるのだけど、とにかく「WEST END GIRLS」のインパクトが強烈だった。既にこのテの路線ではゲイリー・ニューマンやクラフトワーク、ハワード・ジョーンズやトーマス・ドルビーが先にシーンに登場していたけど、”エレポップ”と言われる起源はココから来てるのでは?と思わせるほどのインパクトがあったと今聴いても思う。また英国出身らしい何処か影のある様なメロディも曲のイメージにマッチしてたので、このテのメロディが好きな私はアルバムがリリースされた直後にレンタル屋へ行って即アルバム借りた記憶がある。

前述の「WEST END GIRLS」は勿論の事、シングルになった「OPPORTUNITIES」や「LOVE COMES QUICKLY」(邦題:恋はすばやく)、「SUBURBIA」も一発で気に入り「コレは凄い人達が出てきたモンだ」と驚かされたけど、シングル以外の曲も好みだったので、暫くこればかり聴いてた時期もあったくらいだ。
やっぱこのテの音はセンスを問われるモノだと当時から思ってたけど、ポップな感覚と洗練された楽曲のお陰で売れるのも当然だと思った。後にダフト・パンクを聴いた時にも同じ様な事を感じたけど、このアルバムが凄いのは、既に80年代で完成されていたという事実かと。

続く2ndアルバムの方が私的には最高傑作なんだけど、その後は路線を幾分変えてしまったお陰で余り興味が持てなくなってしまったのは残念。だけど彼等が未だに活動してるのは素直に評価したい。最近のモノは殆ど聴いてないので、何か手に取ってみるかな?


「WEST END GIRLS」


「LOVE COMES QUICKLY」
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ActuallyActually
(1990/10/25)
Pet Shop Boys

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この時期になると何故か聴きたくなるペット・ショップ・ボーイズの2nd「ACTUALLUY」(邦題:悲しみの天使)。
元々、CD化された時に確か中古で買ったCDをずっと聴いていたのだけど、昨年だか一昨年だったか、たまたまこのアルバムのリマスター盤がボーナスCD付きで輸入盤で出ている...という情報をキャッチし、色んなトコで探しても見つからず、結局アマゾンで1枚見つけた時は即ゲットした思い出が。

80’sをリアルタイムで聴いてた私にとっては、どーしても外せないので思い入れも大きいし、そーいった音楽がリマスターによって音が綺麗に聴けるというのは正に嬉しい限り。テクノポップなので、リマスターによって音の粒がハッキリと分かるほどクリアなのが素晴らしい。

しかし、今でこそ古臭く感じてしまう音像だけど、当時は結構斬新な音楽だったと思う。また英国出身だけあって、歌詞はお国柄シニカルで何処か醒めた感覚もあって「ただのポップソング」に成り立たなかったのも好きだった。「RENT」なんか良い例で、「あなたの事を愛してるわ、私の家賃を払ってくれるから」というのは、当時高校生だった私には結構ショックな歌詞で「こんな女とは絶対に結婚したくねーな」と心に誓ったモノだ(笑)。

ま、それ以上に楽曲のバリエーションはデビュー作よりも広がり「WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS?」や「ONE MORE CHANCE」の様なポップな曲は勿論、IT COULDN'T HAPPEN HERE」みたいな映画音楽っぽい楽曲や(実際、映画にも使われたらしい)「KING'S CROSS」の物悲しいバラードも良い感じだ。

残念ながらこのアルバム以降、3rdは何だか内省的な雰囲気で穏やかになったり、後に大ヒットとなる「GO WEST」なんかはポップを通り越して派手に成り過ぎて、彼らには完全に興味が失せてしまった。
だからこそ、デビュー作と本作の出来が光るというのもちょっと皮肉めいたモノを感じたりするのだけど...