シーズ・ソー・アンユージュアル(紙ジャケット仕様)シーズ・ソー・アンユージュアル(紙ジャケット仕様)
(2008/06/18)
シンディ・ローパー

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友人からの恐ろしいマリリン・マンソン(笑)のライブを蹴って、久々のライブに選んだのはシンディ・ローパー。 最後に観に行ったライブは2年前のイット・バイツ以来なので、ホントにご無沙汰だったなあ。

しかも今回は得意のHR/HM系ではなくポップ系のシンディ。自分自身でも意外なチョイスかと思いきや、一度はライブを観てみたいと思ってたし、昨年の震災直後の日本に留まり素晴らしいライブを披露したという話を聞いて、やはり観ておかねば”!とチケットを取ったのだ。
ぴあ先行予約で取ったのにも関わらず結果は1階最後列。しかも今日会場着いたら若干当日券が出るという話になってて、要は当日でも買えたじゃねーか!と。相変わらずナメた真似しやがってるなあ。

開演前に席に着き、写真撮ってぴあの悪行をネットで晒してやるか...と携帯取ったらすかさず係員が飛んできて未遂に終わる。ライブ以外でも写真撮影ダメなのか?
因みに帰り際にもう一度トライしたけど、また直ぐに係員がすっ飛んで来た。何故、そんなに拘ってるんだろうか??(まあ、2回も試みるヤツもどーかだけど/笑)。

しかし、ライブは本当に素晴らしかった。
ライブの始まりが物凄くそっけなく、メンバーがぞろぞろ持ち場に着いたらシンディがあっさり登場し、歓声が上がるも直ぐにMC。今回のライブの意図を軽く説明して1曲目「SHE BOP」スタート。しかも観客のノリが爆発的というよりは戸惑ってる感が漂う。
だって、シンディが出てきても3割くらいしか席立たないし...お前らライブ観るの初めてかよっ!?って突っ込みたくなった(苦笑)。

でもシンディの歌唱力は約90分間のショーの最後まで全く衰えない。むしろ凄みさえ感じる。以前CDのボーナストラックでのライブを聴いた事があったけど、そのライブでも歌上手いなあ〜って思ってたけど、その若かりし頃よりも上手さが増してる。ちょっとシンディ舐めてました...

構成は最新作のブルース曲を含む、これ以上は望めない正にグレイテストヒッツ集。プリンスのカヴァー「WHEN YOU WERE MINE」(何とシンディがリズムギターを披露)や、マーヴィン・ゲイの「WHAT'S GOING ON」も選曲、意外な選曲は「GOONIES 'R' GOOD ENOUGH」。まさかコレが入るとは思わなかった。だったら、「HOLE IN MY HEART」も演って欲しかったなあ。
アンコールでラスト曲「TRUE COLORS」をキーボードとブルースハープのみで聴かせるアレンジには、不覚にも涙腺が緩んでしまった(シンディも、この曲のMCで涙声で言葉に詰まってた...けど、直ぐにジョークで切り返すのはらしいと思った/笑)。
震災後のライブが話題になったお陰で、一躍善意の人みたいな扱いになっているけど、震災うんぬん抜きにしてもそれ以前にミュージシャンなんだよねえ。

本当に、過去様々なライブの中でも最高のライブだった。ライブ前は「最後尾だからゆる〜くノれる程度で...」なんて思ってたけど、とんでもない!最後まで見事にノせられましたよ。何曲かは鳥肌モンだったくらいだし、コレもシンディの力量って事でしょう。明日は東京最終日だけど、行ければまた観たいぞ!

ってな訳で、そんなシンディの出世作となったデビューアルバム「SHE'S SO UNUSUAL」(邦題:NYダンステリア)。昨夜のライブでも「MONEY CHANGES EVERYTHING」「GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN」「WHEN YOU WERE MINE」「TIME AFTER TIME」「SHE BOP」「ALL THROUGH THE NIGHT」の6曲が演奏されていた。
やっぱ売れただけあってキャッチーさは一番なので、シンディ初心者は当然このアルバムから入るのがスジでしょう。当時はまだ無名だったフーターズのロブ・ハイマンとエリック・バジリアンが数曲に関与している(「TIME AFTER TIME」を自分達のライブでプレイしてましたねえ)。

しかし還暦前なのに、何なんだあの可愛らしさは?勿論年上だけど全然キュートなんだよなあ。物凄く良い歳の取り方してると思った。
シンディがMCで何度もアリガトウって言ってたけど、アリガトウって言いたいのはこっちの方だって...THANK YOU CYNDI! SEE YOU SOON!!


「MONEY CHANGES EVERYTHING」(ライブ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=2gnpoOG8jGw

「TIME AFTER TIME」(ライブ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=SlykYu5QOkM

「ALL THROUGH THE NIGHT」(ライブ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=3l8Xqt2B5M0&feature=related
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メンフィス・ブルースメンフィス・ブルース
(2011/02/23)
シンディ・ローパー、チャーリー・マッセルホワイト 他

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いきなり私事で恐縮ですが、先週灯油を買いに行った際、以前から余り状態が芳しくなかった腰痛を再発してしまいました。
先週はずっと痛み止めを飲んで毎日11時間の激務を乗り切り、一昨日仕事終わってから近所の接骨院にて電気治療とマッサージをやってもらったけど、余り効果は無いみたいなのでまた1週間様子見ながら、治らない様なら今度は整形外科できっちり診てもらおうかと。
こんな感じなので、昨日も休日出勤してくれって話を断って1日静養してたんですが、給料後の雑務(家賃や公共料金の支払いなど)をこなすついでに、きっちりタワーレコードにて新作チェックする事だけは忘れない(笑)。

今回は欲しいモノが結構多かったので、先月みたいに買うモノに迷う事は無いだろう...とタカを括ってたら、今回のお題であるシンディ・ローパーの初のブルーズアルバム「MEMPHIS BLUES」の国内盤が置いてないではないか!?
...ホントどーしちゃったんだよ、この店。まあ輸入盤があったので、仕方ないのでこっちで我慢。安かったし、まあ良いかと。

シンディと言えば、今回の東日本大地震の最中に来日しており、自身も体験してしまった訳だけど、本国からの帰国命令を無視、そして本来の目的であるライブを実施して、最終公演は動画サイトにて生中継までやってのけた。募金活動にも積極的で、それとは別に震災の寄付までやっている。
この来日前には、アルゼンチンだかの空港でフライト待ちでイラついてる客をなだめる為に、空港のマイクを使っていきなり自身のヒット曲「GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN」をアカペラで熱唱、周りの客をなだめるどころか笑みをもたらしたという。

こうした一連の出来事で、この人がホントに大好きになってしまった。ミュージシャンとかいう次元を超えて、自分が一体何を出来るかを一人の人間として考えてる事に共感した人は多いんじゃないだろうか?ましてや、こんな状況なら普通は身の危険を察して帰国しても文句は無いハズなのに、シンディはそれでも日本に残ってくれた。もう尊敬するしかないでしょ!

それはともかく、こうしてアルバム全曲聴いてみると、シンディの音楽的ルーツにブルーズの影響はそれまでは全く無かったからどーなんだろう?という危惧は全く必要なかったと感じた。それほどまでに彼女の歌唱とブルーズの相性は良いと思う。ブルーズという敷居がこのアルバムには全く感じられない。
そりゃ、これまでのポップソングを歌ってきたアルバムと比べると音楽性の違いは明確だけど、ブルーズだから...という理由で敬遠してるなら、それはホントに損してると思う。ジャンルが違うけど、ゲイリー・ムーアやエアロスミスが演ったブルーズのノリとはまた別の意味で表現力豊かなアルバムだと思う。

シンディがこの後、この方向性に進むか否かは別として、こういうアルバムを作った事自体に驚かされたけど、もう57歳にもなる彼女がこうしてチャレンジ精神を忘れずに活動している事に対して、ただただ脱帽するばかりだ。これからもずっと付いていきますぜ、姐さん!

「JUST YOUR FOOL」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=-Fp4_TT1Q_A

「SHATTARD DREAMS」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=kY4mTYiCK7E&feature=related

「MOTHER EARTH」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=GY3ukE1u1_o

ハット・フル・オブ・スターズハット・フル・オブ・スターズ
(2008/09/03)
シンディ・ローパー

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最近、よく見かけるミュージシャンの旧譜CDをBOXセットにして安く売っているモノがあるけど、実際どのくらいの売り上げがあるのだろうか?
名盤と言われているモノでも出し惜しみしないでそのセットに組み込まれているモノもあるし、中にはバンドの歴史そのものがパックされているものもあるので、リスナーにとってはとっても有り難い商品であるのは間違いない。何せ国内盤の新作1枚分で5枚も聴ける訳だし。

私はマイケル・ジャクソンと今回のお題であるシンディ・ローパーを購入したのだけど、両方共大ヒットアルバムが入ってこの金額は正直お買い得だった。また2人共オリジナルアルバムのCDを1枚も持ってなかったので、一気に揃えるには好都合だったし。

さて、シンディのアルバムの中でも地味な1枚として数えられる通産4作目にあたる「HAT FULL OF STARS」。この頃になると強烈だったデビューの勢いも殆ど無くなってしまい、本来なら起死回生を図るべき作品になるハズだったのに、意外にもシンディの取った方向性はイメージよりも楽曲の重視だった。
デビュー当時にあった派手なイメージで明るくポップなノリになるのかと思ってたら、ジャケを見ての通り非常に地味で、歌を聴かせる楽曲を揃えて勝負してきた。元々歌唱力はある人なんで、ファンとしてはそれでも良いけど、一般的なイメージを考えた場合、やはり明るく元気なシンディが見たかったんだと思う。それはセールスにも表れてしまった。

しかしシンディ自身はそんな事お構いなしで、このアルバムの作成前に音楽界に嫌気がさして引退を考えていたらしく、それを反映してかデビューしてから初めて全て自分自身でコントロールしたのがこのアルバムだったと。
セールスとか方向性とかイメージとかどーでも良かったんだろうなあ。デビュー当時が作られたイメージだったから、本来の自分を反映したというのなら自身がやりたかったのがこのスタイルという事で、本当の意味でのデビュー作だったと。

楽曲は決して悪くない、というより従来のシンディのイメージを全く無視して聴くとよく作られた良いアルバムだと思う。デビュー時からの付き合いであるフーターズのロブ・ハイマン&エリック・バジリアンも参加、オノ・ヨーコとの出会いによってインスパイアされた楽曲があったりと、楽曲のテーマにはちょっとした刺激もあってバラエティに富んだアルバムかと。お気に入りは「LIES」「BROKEN GLASS」「DEAR JOHN」「SALLY'S PIGEONS」あたりかな。

最近はブルーズアルバムも発表したりと、常に変化を恐れない姿勢でミュージシャンとしてはかなり意欲的な活動をしているその姿はホントにカッコイイと思う。このアルバムから暫く離れていたけど、また改めて聴くには良いタイミングなのかな?


「WHO LET IN THE RAIN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=KG7o3pL38iM

「SALLY'S PIGEONS」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=j1z_5iyvbdc

エッセンシャル・シンディ・ローパーエッセンシャル・シンディ・ローパー
(2003/07/16)
シンディ・ローパー

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前回のPET SHOP BOYSのお陰で80’Sばかり聴いてるのだけど、そーいやこの人もまだレビューしてなかったな...と思い、早速久々にアルバムをチョイス。

しかし、表舞台から離れて以来、今まで何枚スタジオ盤出してるのかもよく知らないし、やはり歳と共に派手さが消え代わりに聴かせる楽曲が増えていったので、デビュー当時の強烈なインパクトを知る者としてはちと寂しい限り。
数ある80’Sのアルバムの中でも、間違いなく「SHE'S SO UNUSUAL」と「TRUE COLOR'S」の2枚は外す事は出来ない名盤であると思う。

でも今回レビューするのは、レコード会社の編集したベスト「THE ESSENTIAL」。
ま、シンディのベスト盤に関しては以前「GIRL JUST WANT TO HAVE FUN」(邦題:ハイスクールはダンステリア)のセルフカヴァーである「HEY NOW」がヒットした「TWELVE DEADLY CYNS...AND THEN SOME 」を出していて、そのベストも選曲が良いのだけど、こちらも負けていない。映画「グーニーズ」の主題歌である「GOONIS 'R' GOOD ENOUGH」が入ってるのが強みかな?でも、向こうにはビールのCMで使われた(本人も出ていた)「HOLE IN MY HEART」が入ってるしなあ...だけど、1stに入ってたプリンスのペンによる(本人もデュエットしてる)「WHEN YOU ARE MINE」が入ってるから、やっぱこっちか!(笑)

基本的に彼女の代表曲はほぼ網羅されていて、チェックしなくなってしまった4th以降も入ってるのだけど、コレが今聴くと結構良い味出してるというか...「HAT FULL OF STARS」や「SISTERS OF AVALON」なんかはそれまでの路線とは若干雰囲気が違うし(今更の話ではあるけど/苦笑)。言い換えれば、この路線がセールスに結び付かなかった原因なのだけど...

昨年だか、一昨年だったかサマソニかフジロックかどちらかのステージに上がってましたよね?日本にはまだ根強いファンが大勢いると思うので、クラブ規模でも何でも良いからもっとライブ演ってほしいし、良質な作品を作り続けてもらいたいモンです。