PULLPULL
(2011/03/31)
Mr.Mister

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やっとこの時を待ちわびましたよ。以前からブートでは流れてたブツで、数曲タイトルを変えてリチャード・ペイジが自ら運営するレーベルから今年、自身のHPから発表されたMR.ミスターの幻の4thアルバム「PULL」が、ようやく一般にも流通された。
前作「...GO ON」が1987年発表なので、実に24年振りの公式な新作となった本作。実際には3rdアルバムのツアー終了後の次作製作中にギターのスティーヴ・ファリスが脱退し、当時のレコード会社が内容に不満を持った為にお蔵入りが決定した代物(日本のみでのリリースとの情報もあった)。
その後にバンド自体は解散しており、メンバーは各々ソロ活動だったりキング・クリムゾンに加入したりと別々の道へ進んでいった。

私は前作のレビューにも書いてある通り「...GO ON」は大好きなアルバムだったので、このアルバムにも期待していたのだけど、前述の様な結果になってしまったので大いに失望したなあ。でも、こうして今の時代に公式リリースされて聴けるとは夢にも思わなかった。
って言うか、リチャード・ペイジがまだ音楽を続けていたのが嬉しかった。彼のソロ「SHEALTER ME」とリック・スプリングフィールドのカヴァーアルバムにて参加していたのみ、明確な活動が見えていなかったから、もう止めてしまったのかと思っていたし。

で、このアルバム。ブートを聴いた人や一足早く公式HPから手に入れてた人の前評判を聞いていた通り、前作よりも更に地味度は増している。レコード会社がお蔵入りにしたくなる理由も、この内容を聞けば理解出来る。大ヒットした2ndアルバムの様な、派手でメリハリの効いた売れ線ロックを期待しているモノとは全く逆なスタイルだからだ。
だからと言って、それだけで切り捨てるには余りにも惜しい作品だと思う。そりゃチャートを狙える楽曲は「CLOSE YOUR EYES」「I DON'T KNOW WHY」くらいしかないけど、当時のチャートの変化時期にこのアルバムが理解されるとは全く思わないし、また前作の二の舞になる事は明確だったかと。そういう意味ではレコード会社に先見の目はあったかと(笑)。

2ndアルバムが好きな人には退屈なアルバムだろうけど、3rdアルバムが好きだった人には絶対に理解出来る作品かと。1曲ずつで聴くよりもアルバム単位で聴くアルバムみたいなスタイルで、プログレのアルバム聴いてる感じかな。ゲストに元イエスのトレヴァー・ラヴィンが一枚咬んでるのもその要因かな。

しかし、ジャケだけはちょっと手抜き気味でいただけないなあ(苦笑)。インディレーベルなので紙で出来たスリーブなしの仕様は仕方ないにせよ、ジャケに関してはブートの方がまだ良いと思う。


「CLOSE YOUR EYES」(曲のみ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=B4q12g1h1b0&feature=related

「I DON'T KNOW WHY」(タイトルが違いますが、正規ではこの曲名です)↓
http://www.youtube.com/watch?v=uzX3_4cHrxM&feature=related
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Go onGo on
(1990/10/25)
Mr Mister

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三連休も最終日、朝早く目覚めてしまったので、こんな時間から打ってます(笑)。
この2日間、特にする事もなかったので普段出来ない家の事をやったり、ゆっくり音楽を聴いたり、映画のDVDを観たり、TVゲームしたりとまるで今時高校生でもやらない様な生活をダラダラとしていたのだけど(笑)コレで少しでも自分のココロが潤えばそれはそれで良いモノなのだろう。

で、音楽も色々聴いていたのだけど、「余りハードでなく、適度にポップで、あっさり風味というかちょっと癒しがある音楽はなかろうか?」というモノを探して色々聴いていたら、このアルバムが今の心境にはピッタリ当て嵌まった。またもや80’S(苦笑)Mr.ミスターの3rdアルバム「GO ON...」。

以前2ndアルバムをレビューした時に「大ヒットのお陰で次作も多いに期待したのだけど、この後の話は次作を語る時に取っておこう。」と書いたのだけど、このアルバムははっきりいって本国では大失敗に終わってしまったアルバムなのである。
理由はよく分からないけど、全体的に内省的で地味な作風になってしまったからだと思っているのだが、元々セッションミュージシャンの集合隊である彼等が、前作が売れたからといって同じ作風で勝負すると思ったら大間違いだ...って事を示したかったのではなかろうか?
私的にはこの変化は当時は余り理解出来なかったけど、今思うとこのアプローチは正解だったと思う。ま、商業的には大失敗に終わってバンドのキャリアを縮めてしまった理由にはなってしまったけど...
購入当時はそんなにハマらなくて、歳を取る毎にじわじわとよく聴く様になっていき、未だに全く飽きないという妙な感覚を持ったアルバムだと思う。

前作の装飾過多なプロデュースから一変して、無駄な音を削って極力ソリッドな音に変化したと知らしめるオープニングの「STAND AND DELIVER」、タイトルからして癒し系(笑)な「HEALING WATERS」、ファンキーなリズムに変拍子が乗る「THE TUBE」、明らかにポリスを意識した「CONTROL」、開放的な雰囲気が堪らない「WATCHING THE WORLD」「MAN OF A THOUSAND DANCES」、ラストをしっとりと締める「THE BORDER」など聴き所は満載。

前作はある程度一貫した音だったのに対して、このアルバムでは幾分楽曲の幅が広がっていて、より多くのリスナーを惹き付ける事が可能だったハズなのに、このアルバムを最後に解散とはホントに惜しい。
Voのリチャード・ペイジはソロ、Drのパット・マステロットはキング・クリムゾンに加入、他の2人は消息不明とまず再結成はありえないので、もう残された作品でしか味わう事が出来ないけど、何とブートでは幻の4thアルバムが出ているというではないか?バッド・イングリッシュの幻の3rdアルバムといい、何でこういうモノをリリースしてくれないのだろうか??限定盤でも良いから正常版(?)出してくれないかなあ...

「HEALING WATERS」ライブ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=fupOqR2w1xk

「STAND AND DELIVER」曲のみ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=cNSJTcm970A

ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールド(紙ジャケット仕様)ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールド(紙ジャケット仕様)
(2009/08/05)
MR.ミスター

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「BROKEN WINGS」がいきなり当時のチャートに駆け上がってきて、最終的にはNo.1取ったのかな?知らない名前のバンドがこんなにあっさり取っちゃって、このバンド何者だ?と思い、聴いてみると切なさ炸裂の曲で『こりゃ売れる訳だわ!』と納得。
後からマイケル”ヤキソバン(古いっ!)”富岡とセーラがVJやってたMTVでモノクロのビデオクリップ観て、ルックスも良い事が判明。『そりゃ売れる訳だわ!』とまたまた納得。
その後、アルバムを聴いてどの曲もシングルカット出来るクオリティに舌を巻き『売れなきゃおかしい訳だわ!』と確信に変わった。

調べてみると、元々メンバー全員がセッションミュージシャン出身なので演奏は門題無し。また当時の噂話で、モトリー・クルーの1stアルバム製作時にヴィンス・ニールの影武者でこのMR.ミスターのリチャード・ペイジがボーカルを務めた...という噂があるけど真相は不明。でも、このアルバム聴く限りではヴィンスの声質とは全然違うんだけどなぁ...

このアルバムのお気に入りは全部!と言いたいトコだけど「UNIFORM OF YOUTH」の派手派手しい音や「TANGENT TEARS」の変拍子とかもカッコイイ。
今思った事だけど、当時のアルバムって曲数少なかったけど楽曲が絞れて集中して聴けたのは良かったな。今の曲数って多くて最後まで集中して聴けなかったりするモノで...

このアルバムの大ヒットのお陰で次作も多いに期待したのだけど、この後の話は次作を語る時に取っておこう。