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プリンスの過去作が随時リリースされる...というアナウンスから、最初の3枚「RAINBOW CHILDREN」「3121」「PLANET EARTH」は既にCD持っているからスルーしていたのだけど、今回は1999年にリリースされた(当時の名義はTHE ARTIST FORMERLY KNOWN AS PRINCE)「RAVE UN2 THE JOY FANTASTIC」に、2年後の2001年に発表された「RAVE IN2 THE JOY FANTASTIC」、更に2000年に発表されたDVD「RAVE UN2 THE YEAR 2000」を組み込んだ「ULTIMATE RAVE」が発売されたので、今回はちょっとスルーする訳にもいかないので早速購入したので今回のお題はコレにします。

実は「RAVE UN2 THE JOY FANTASTIC」とDVDの「RAVE UN2 THE YEAR 2000」は既に持ってるので、新たなアイテムは「RAVE IN2 THE JOY FANTASTIC」のみなんだけど、「RAVE UN2 THE JOY FANTASTIC」は中古で安く買ったモノなのでまあダブっても良いかな?と思い購入。新たなジャケも「PURPLE RAIN」のリマスター盤同様に殿下の部分だけ光り輝いてるのがカッコイイ。

さて、まずは1999年に発表された「RAVE UN2 THE JOY FANTASTIC」。1999年といえば、殿下のファンならご存知の通り「1999」というアルバムをリリースしている事からこの年に何かアクションを起こす事は必然だったと思ってたけど、まさか「1999」をリリースした当時は殿下自身がレコード会社と揉めて改名するなんて本人も思ってもいなかっただろうなあ。しかも「1999」で歌われている様に”楽しくパーティーしようぜ”みたいなノリではなく、本人が子供を亡くして離婚してしまうという、歌詞とは対極な人生を送るとは...
なので、このアルバムも些かシリアスなモノになると思いきや、近年にはなかったポップで聴き易い雰囲気が全体を覆っていたのは正直意外だったのを覚えている。まあアルバムのタイトルが”人生を思いっきり謳歌しよう”という感じなのでシリアスな印象にはならないか。

この聴き易いポップな雰囲気は、1988年から10年間に断片的に録音しておいたマテリアルを再構築した結果で生まれたモノらしい。改名した時にリリースした「THE GOLD EXPERIENCE」もかなりポップで聴き易いアルバムだったけど、その後の「EMANCIPATION」が殿下本人が好き勝手に作ったイメージが強い作品だったので、このアルバムを聴いた時は「戻ってきた!」と喜んだモノでした。まさか次作でまたプリンス名義に戻るとも思わなかったけど、このアルバムが布石でもあったのかな?

またこのアルバムは参加ミュージシャンが多く、ノー・ダウトのグヴェン・ステファニーやシェリル・クロウ、パブリック・エネミーのチャック・D、また自身のバンドにはラリー・グラハムが加入してそれぞれ良い仕事をしているのもまた聴き所かと。シェリル・クロウの「EVERYDAY IS A WINDING ROAD」のカヴァーも収録されて(でもシェリル・クロウが参加したのは「BABY KNOWS」)、本編最後の「WHEREVER U GO, WHATEVER U DO」でしっとり終わるかと思いきや、最後にポップでファンキーなシークレットトラック(「PARTY MANPRETTY MAN」←誤植です。スイマセン!)が入って驚かされたけど、実に殿下らしいアルバムかと。

で、その2年後に殿下初のリミックスアルバムとなる「RAVE IN2 THE JOY FANTASTIC」を発表。これは普通に買えたモノではなく、殿下のファンクラブやライブ会場でしか買えなかった代物で、当然聴いたのは初。アルバム全曲をリミックスしている訳ではなく、しかも数曲はアルバムverよりちょっと長めのオリジナルverが収録されていて、「BEAUTIFUL STRANGE」という未発表曲が収録されている。「BEAUTIFUL STRANGE」はダークで余り殿下らしくない作風だけど、タイトル通り妙な雰囲気で意外と気に入ったな。

そして映像の「RAVE UN2 THE YEAR 2000」は、当時のDVDと特に変わらないので特出するべきでもないのだけど、ライブ自体は相変わらず茶目っ気たっぷりで勿論素晴らしい。過去のヒット曲もちょこちょこ散りばめながら、ゲストでザ・タイムとレニー・クラビッツが出てきて華を添えてるのが見所かと。またバンドに加入したラリー・グラハムとの息もぴったりで殿下と相性が良いのもよく分かる。

国内盤はちょいとお高めの金額だけど、輸入盤は半額くらいで買えるのでDVDの字幕なしで良ければ輸入盤で十分かと。この後のLOVE 4EVERシリーズも期待していて、次は「ORIGINALS」が発売されるけど、マジでそろそろ「CRYSTAL BALL」をリリースしてくださいよ。ホント、昔から待っているアルバムなんで早よ聴きたいんですよね。


「SO FAR, SO PLEASED」


「AMERICAN WOMAN」(with LENNEY KRAVITZ)
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さて、予告通り今回のお題は地味JAM尊サンからのリクエストで(笑)プリンスの「SIGN 'O' THE TIMES」をチョイス。発表は1987年。殿下が最もクリエイティヴな時期だったともいえる作品なんで、このアルバムを殿下の最高傑作と捉える方達が多いですね。かくいう私もこのアルバムが彼のマスターピースだと思うし、事ある毎によく聴くアルバムでもあるし。何でこんなに書くの遅かったのか不思議でしょうがない...って、単に早く書けよ!って事なんだけど(苦笑)。

「1999」から火が点いて、「PURPLE RAIN」で大爆発、その後新作アルバムを1年毎に立て続けに発表し、その極みというのがこのアルバムではなかろうか?因みにこのアルバムは9作目、殿下はこの時27歳。27CLUBの一員にならなくてホントに良かったと思うけど(って、そんなイメージは彼には微塵も感じないけど)このアルバムの製作には色んな要因が重なって作られた経緯があったお陰で最高傑作に成り得たのではなかろうか?

まず前作まで続いたザ・レヴォリューションの解散。前作「PARADE」のツアー後にメンバーのウェンディ&リサがバンドからの脱退を申し出た為に殿下自身がバンドを解散させたという話で(奇しくもラストステージが日本だった)本来ならこれまで以上にウェンディ&リサを主軸に置いて新作が作られるハズだったのにその主要2人が抜けるなら意味がないと判断したんでしょう。
それと、殿下自身の別名義で作る予定だったカミールの存在。元々はボーカルのピッチを上げて男性とも女性とも判断しかねる歌声にハマってた殿下がカミール名義でアルバム作るというコンセプトを、ザ・レヴォリューションとの新曲を合わせて3枚組の「CRYSTAL BALL」というタイトルでリリースする予定だった(以前書いたブートはコレに近いモノらしい)。しかし、殿下はこれらをお蔵入りにして新たに曲を作って作り上げたのがこのアルバムという流れ。

結果的にはこれらのプロセスが全てプラスに作用したと思ってるけど、レヴォリューションの解散は正直残念だったかな。音楽的に貢献度が高いウェンディ&リサがバンド抜ける原因が何だか分からないけど(「KISS」のPVで殿下にキスされて嫌な顔してたから?...ってそれは違うか/苦笑)単に音楽性の違いだったんでしょう。
このアルバムで一番驚いたのはリズムパターンの豊富さ!コレに尽きるかな。「SIGN 'O' THE TIMES」なんて最初PV観た時は文字だけのPVだけでも面食らった上に、あのシンプルなリズムに無駄を削ぎ落とした音で最高にクールだったし。前作の「KISS」でも最低限の音に絞っても殿下の音だ!と分かるスタイルに驚かされたけど、更に突き詰めたモノを提示した殿下はさすが!と唸ったくらいだ。

続く「PLAY IN THE SUNSHINE」「HOUSEQUAKE」「THE BALLAD OF DOROTHY PARKER」と立て続けに違うスタイルの楽曲を持って来て、しかもどれもが飽きさせない作りの楽曲群には最初の1枚目を聴いた時点で2枚目の期待度がハンパなかった。それは当然ながら裏切られる事もなく、全部聴き終わった時には満足感で一杯だった記憶がある。なので、最高傑作という評価になった。
また、この頃から殿下は神の存在を強く意識し出した感じで、同時にそれまでのエロティックな面は引っ込んだので殿下初心者にはアクが強くなく、初めて聴くアルバムには良いと思う(まあ次作「LOVESEXY」でその反動があったけど/笑)。ジャケットも至って普通だしね(笑)。

私のお気に入りはほぼ全曲なんだけど(苦笑)「SIGN 'O' THE TIMES」「PLAY IN THE SUNSHINE」「HOUSEQUAKE」「THE BALLAD OF DOROTHY PARKER」「STARFISH AND COFFEE」「U GOT THE LOOK」「IF I WAS YOUR GIRLFRIEND」「I COULD NEVER TAKE THE PLACE OF YOUR MAN」「THE CROSS」「IT'S GONNA BE A BEAUTIFUL NIGHT」が特に良いかな。

久しぶりに全曲聴いてみて、当時初めて聴いた事を思い出したりしてノスタルジックに浸ったのと同時に、如何に殿下が時代の先を走っていたのかを再確認した。「HOUSEQUAKE」や「THE BALLAD OF DOROTHY PARKER」なんて彼以外にこんな曲誰が作れる?唯一無二の存在とは正に彼の為に使う言葉だし、そんな彼が作り上げたこの作品をリアルタイムで経験出来た事を素直に感謝したい。


「SIGN 'O' THE TIMES」


「I COULD NEVER TAKE THE PLACE OF YOUR MAN」




久々のプリンスです。
先日ストリーミングで1995年以降のアルバムが解禁されて、その中には廃盤になってる「CRYSTAL BALL」も含まれているので(但し3枚組)以前から聴きたいと思ってた私は非常に考えてしまうのだけど、そもそも殿下本人が在命中にデジタル配信に対して否定的なコメントを出し続けて(しかし晩年には諦めたのかTIDAL配信を許可する様にはなったけど)アルバムに対しての重要性を説いてたのに、CDを出さないでストリーミングのみというのはホントに他国ではCDというメディアは終わってるんだなあ...とちょっと寂しい気分になった。マジでCD出してくれねーかな?

また殿下亡き後、やっと未発表曲集が発売されるのは良いけど「PURPLE RAIN」デラエディ盤に続き、ピアノ弾き語り集というのは正直言ってこれじゃない感が...(苦笑)。殿下が在命中なら絶対にリリースされない代物だし、まあ後に手に入れるつもりだけど、どーしてこう色々と引っ張るのかね?興味を引く為に小出しにする商法なのかな??

そんな事を思いながら、久々に手に取ったのは2014年発表の「ART OFFICIAL AGE」。当時はもう一つの新作だったサード・アイ・ガールを率いての「PLECTRUMELLECTRUM」が同時リリースで、しかも最大のサプライズはあれだけ揉めに揉めたワーナー・ブラザーズからの復帰作という事。自ら”プリンスは死んだ”と終止符を打ち、改名までやらかした因縁の相手と一体どんな和解をしたのだろうか?
そんな大きな話題で珍しく殿下周辺が騒がしくなってきた時にいきなりの2枚同時リリース、しかも名義がソロとバンドを率いての名義で久々に殿下の本気が感じられたモノだけど、当時の私は金欠真っ只中で(苦笑)最初にサード・アイ・ガールの方を買ってしまったので、このアルバムは後手に回ってしまった経緯がある。

リリース当時、視聴でちょこっと聴いた時にはイマイチ良さが分からない...というかインパクトのある楽曲に感じられなかった。「PLECTRUMELLECTRUM」の方がバンドとしてのアンサンブルが感じられてカッコイイと思ったんで先に手に入れた訳だけど、後に改めてこのアルバムを聴くとインパクトよりもジワジワと染みる様な楽曲が多いと思った。この辺が後期のスタイルの特徴なのかも。
あと、このアルバムの特徴として女性シンガーを多用しているのが他の作品と違うトコで、もう1枚のサード・アイ・ガールの方も3人の女性バンドという事もあって、当時は女性がキーパーソンだったのだろうか?まあ、殿下と女性は切っても切れない関係ではあるけど...

全体的に非常にリラックスした印象を受けるアルバムで、80年代の飛ぶ鳥を落とす勢いのある殿下の姿はここにはいない。ただ、だからといって音楽的に落ち着いたという訳でもなく、相変わらず彼にしか作れない音が十分感じられる様で、新たな自身のスタートなるべく作品を披露した様な印象を受けた。だからインパクト重視というよりももっと自身の内面に向けた作風になったのかと。
歌詞を読むといつもの様な歌詞の他に、何処か達観した様な雰囲気で何かを悟った様な印象を受けるのも過去作との大きな違いだと思う。

お気に入りは「CLOUDS」「BREAKDOWN」「U KNOW」「BREAKFAST CAN WAIT」、サード・アイ・ガールとの「PLECTRUMELLECTRUM」にもver違いが収録されている「FUNKNROLL」、後の「HIT N RUN PHASE ONE」にもver違いが収録される「THIS COULD BE US」、「affirmation Ⅲ」などがベストかな。


「ART OFFICIAL CAGE」


「BREAKDOWN」




またやらかしてしまいました(苦笑)。前回バッドランズとイット・バイツのブートを購入した後、暫くブートで欲しいモノはないだろう...と思っていたら、たまたまネットでプリンスの「DREAM FACTORY」がブートで出ているという情報をキャッチしてしまった。コレはかなり心動かされましたねえ~。で、結局こうなったと(苦笑)。

殿下のファンなら一度は聞いた事があるこの「DREAM FACTORY」というアルバムの存在。1986年発表の「PARADE」の次作にあたる”予定だった”作品で、当時殿下がザ・レボリューションというバンドと活動を共にしていたのが、急遽レボリューションの解散があった為、このアルバムはお蔵入りになったというのだ。
この時期、殿下はカミールという別名義でアルバムを予定していたと聞くし、この「DREAM FACTORY」がお蔵入りになった事で個人名義に戻った彼が作ったのが、彼の最高傑作と謳われる「SIGN ”O” THE TIMES」だった事から、ただでさえ多作な彼が自身の絶頂期にアクティヴな活動を行なっていた時期のアルバムとなったら、殿下のファンはやはり一度は耳にしてみたいと思うだろう。だから買っちゃったんだけど(笑)。

ブートにしては音はかなり良くてそれだけでも感動モノなんだけど、ジャケットが星が散りばめられたホログラム仕様になってるのもブートとは思えないクオリティ。しかも最近多いCD-R仕様じゃなくてちゃんとCDを使ってるのも良い。まあ、ジャケットのデザインは全然らしくないけど(苦笑)。

内容は全19曲。後の「SIGN ”O” THE TIMES」に収録される曲が8曲収録されていて、これも後に発表となる4枚組「CRYSTAL BALL」に収録された楽曲も含まれている。「CRYSTAL BALL」に関しては国内盤の発表すら全然知らなくて、以前殆ど行かない町の電器屋の閉店セールにひっそり置いてあったのを見て「こんなモノ出てたのか?」と驚いた事があったけど、この時買わなかったのがホントに悔やまれる。後にあんなプレミアが付くとは思ってなかったし、半額セールといっても¥4000くらいで売られてたんで、お金の持ち合わせがなかったので見送ってしまったのだ...ああ、嫌な事思い出してしまった...

しかし、そのアルバムからの楽曲もこうして聴く事が出来て凄く新鮮な気分で嬉しいのだけど、内容自体も絶頂期に作られたモノなのでかなり良い感じ。「SIGN ”O” THE TIMES」の楽曲もこうしてアルバム通して聴くとかなり印象が違うし、コレが先に発表されてたらイメージがまた変わっていたかも。「SIGN ”O” THE TIMES」の方がより一般的に受ける印象を受けたけど、このアルバムを聴いて私はビートルズのホワイトアルバムをちょっと思い出したな。

しかし、やっぱ80年代の殿下は色々と神掛かっていたと思う。1年おきに「「PURPLE RAIN」「AROUND THE WORLD IN A DAY」「PARADE」「SIGN ”O” THE TIMES」「LOVESEXY」「BATMAN」と立て続けにリリースして、しかもお蔵入りだった「THE BLACK ALBUM」もこの80年代に作られている事を考えると、ホントに多作で非凡な才能だったんだなと。勿論、後の殿下の曲も好きだけど、やはりこの80年代は別格なんでこうして日の目を見た事は素直に嬉しい(殿下本人は不本意なカタチだろうけど)。
今年はいよいよ「PURPLE RAIN」のリマスター盤が発表されるみたいだし、加えて2本の未発表アルバムが発売されるとの事らしいので、どんなスタイルの楽曲が聴けるのか今から楽しみだ。


「DREAM FACTORY」


「TRAIN」




買おう買おうと思いつつも、金欠のお陰でなかなか手を出せなかったプリンスの近年3枚のアルバムをようやく入手出来た。国内盤が¥1000安くなってたのをネットショップで見つけたので、もはや勢いで3枚買っちゃったのだけど、殿下の作品はこれから何処からリリースされるのかも全く分からない雰囲気だし、そもそも彼の楽曲を管理する人もよく分からない事だらけなので暫くの間は再リリースされないんじゃないか?と。在庫があるウチに抑えておきたいというのもあったけど、殿下の作品はやはり1枚でも多く聴いておきたいというのが一番の理由だったりする。

その中でも一番気に入った「HITnRUN PHASE ONE」をチョイス。発表は昨年10月。まだ1年経ってないのね...
前年に自身の復活を意味する様な個人名義で1枚、バンド名で1枚を同時リリースして驚かされたばかりなのに、その翌年に突如発表されたこの作品。元々はジェイ・Zが運営する定額配信サービスのTIDALからのみのリリースだったのだけど、日本ではTIDALは全く関係無い話なのでコアなファンは相当悔しい思いをしたのではなかろうか?
それが結果的にCDでもリリースされるという事で何とかホッとしたのだろうけど、こういう売り方が今の主流と思うと音楽が気軽に聴ける時代じゃないのが少し残念。特に殿下みたいな世界的規模のアーティストなら特に。

冒頭のSEでデビュー作の「FOR YOU」から「LET'S GO CRAZY」のイントロに繋いで曲が始まる構成は非常にカッコイイ。でも、曲調は如何にも最近のR&B系の音で、最初はビヨンセか?と思ったくらい(苦笑)。しかし、こういう曲調でも殿下の個性は全く失われてなく、それはアルバム全体にも彼の存在感は大きく感じられる。
全体的には最近の殿下の曲にEDMやテクノのスタイルを散りばめた雰囲気で、比較的分かりやすい構成になっているのでアルバム1枚があっと言う間に終わってしまう感じ。ただ、EDMやテクノに理解が無い人には評価が分かれる作品じゃないかと思う。

意外だったのが、殿下はこれまで自分1人で作品に対するヴィジョンを持ってアルバムを作っているイメージだったけど、前作から起用しているプロデューサーとクレジットを分け合ってるという事。真意は分からないけど、これはEDMの様な最近の主流の音楽スタイルに、若い人達の感性を自分の作品に取り入れたいという意向だったんじゃないかと思う。
アルバム作り自体は長年の経験があるから問題ないけど、若い人達の感性だけは歳を取るとどーしても鈍くなるのは仕方ない事だし、それが歳を取る事の影響でもあるし。そのお陰で、随分とすっきりとした洗練された作品になったのは間違いないと思う。
全曲素晴らしいんだけど、中でも特に好きなのは「THIS COULD B US」「FALLINLOVE2NITE」「HARDROCKLOVER」「JUNE」が良いかな。

この作品に続く「HITnRUN PHASE TWO」が今年発売された後に殿下は逝去してしまったのだけど、膨大な楽曲を持つ彼の事だからこのままPHASE THREEやFOURと続いていったんだろうな...と思うとホントに残念。近年の怒涛のリリースラッシュも自らの運命と呼応するがの如くだったとしか思えないし...もう畏敬の念しか感じない。彼の残した楽曲で、これからの人生を楽しむ事が出来るのはホントに幸せな事だと思う。


「THIS COULD B US」


「FALLINLOVE2TONITE」