PASSION AND WARFAREPASSION AND WARFARE
(1990/05/31)
スティーヴ・ヴァイ

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白蛇の新作が出て、ふと「この人がもし、今もまだ白蛇のメンバーだったら一体どんなアルバム作ってるんだろうか?」と思った(笑)。
まあ「SLIP OF THE TONGUE」以降のデヴィッド・カヴァデールの遍歴を見ていくと、さすがにヴァイが白蛇に残る要素は全くないのだけど(というか、初めからアルバム1枚分の契約だったらしいけど)ブルージーなHRは皆無になってたんだろうなあ...
そんなヴァイが、白蛇在籍時に作っていたソロ2作目が「PASSION AND WARFARE」。キング・クリムゾンの総帥:ロバート・フリップ爺が当時ベタ褒めしていたという、問答無用の最高傑作だと思う。

初のソロ作である「FLEX-ABLE」で既に一般人には理解出来ない世界を披露していて、このアルバムを聴いた後に「FLEX-ABLE」を聴くと、いかにこのアルバムが聴き易く、そして凄い事をやっているかがよーく分かると思う。
アルカトラス時代、ドレッドヘアでHMをプレイするヴァイを見て只者ではないと誰もが思ったと思うけど、フランク・ザッパのメンバーだった事を考えるとこの人が何でHR/HM畑でプレイするのが全く理解出来なかった。
まあ、HM/HRではギターが中心にくる音楽だから選択したのかも知れないけど、それならば彼の師匠でもあるジョー・サトリアーニの様に最初っからギターインストのソロミュージシャンとして活躍するのがスジだと思うし、ヴァイの音楽性ならば当然の事だと思う。

最初に聴いた時は、それまでギターインストアルバムというものは全く聴いた事がなかったのでちょっと斜に構えて聴いていたのだけど、全曲聴き終わった後にはかなり興奮させられたのを覚えている。
別にボーカルが入ってなくてもここまで耳を惹きつける事が出来るのも凄いし、またメロディだって口ずさめる様なポップなモノでもないのだけどアタマに残るし、またヴァイ自身がギターで何やってるのかよく分からないけど凄い事をプレイしているというのは聴いて分かるのも凄い。ホントに何なんだろうか、この人は?

楽曲に関しては「FOR THE LOVE OF GOD」~「THE AUDIENCE IS LISTENING」~「I WOULD LOVE TO」の流れは完璧ではなかろうか。セオリー通りの泣きのフレーズがある訳でもないのにギターが泣いている「FOR THE LOVE OF GOD」、エディ・ヴァン・ヘイレンを意識した様な攻撃的な「THE AUDIENCE IS LISTENING」、このアルバムの中で一番メロディアスでよくTVのBGMあたりで耳にする「I WOULD LOVE TO」。どれをとっても完璧だと思う。

この1枚でヴァイは全ての事をやり遂げたのではないのだろうか?と思うほど、多彩でヴァイの世界が満喫出来るアルバム。今聴いても全く色褪せない。リマスター出ないかな?

「FOR THE LOVE OF GOD」クリップ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=fwKveSeLHhw

「THE AUDIENCE IS LISTENING」クリップ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=cYRtn5VzCoQ

「I WOULD LOVE TO」クリップ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=YVw_58MdduQ
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