今年のラウドパークで、いよいよ初来日を果たすハウス・オブ・ローズ。ちょっと前に購入した割りには余り聴いてないという(苦笑)新作「INDESTRUCTIBLE」を今回はチョイス。
このバンドは再結成されてリリースされたアルバム「WORLD UPSIDE DOWN」からのファンなんだけど、ここ数年はちょっと頭打ちの感じで、余りピンと来る作品に出会えていない。前作「PRECIOUS METAL」もそんなに頻繁に聴いてないし、前々作「BIG MONEY」も同じ様な感じだし。
良い言い方をすると”ベテランの安定感”、悪い言い方をすると”マンネリ気味”といった感じなんだけど、そろそろガツンと来るモノを期待したいなあ...と思ってたのだけど、正直言うと今回もマンネリ感から抜け出せない感じに思えた。それで”余り聴いてない”という結果に。

このレビューを書くに当たって3~4回立て続けに聴いてみたのだけど、印象はやっぱり変わらなかった。
別に何が悪いとかではなく、曲を聴いてジェイムズ・クリスチャンの声が聴こえると「あ、ハウス・オブ・ローズ」という個性は相変わらずなんだけど、それ以上にならないのが問題なのかも。
勿論アルバムとしてのクオリティは高いし、前作から比較的早いペースでリリースされた本作を「よくぞ、この短期間で作り上げた」という評価もあるんだけど、肝心の楽曲が何か物足りないんだよなあ。

別に今更「WORLD UPSIDE DOWN」や「COME TO MY KINGDOM」みたいな作品を期待してる訳ではないんだけど、せめてキラーチューンが2~3曲入ってると印象がガラリと変わる気がするんだけど。
それと、ジェイムズ・クリスチャンが癌治療という事もあって、リリースを早めに意識し過ぎた感もある様な...確かに気持ちも分かるけど、それなら納得行くまでじっくり楽曲を練って欲しかったというのが本音。

とはいえ、このテの正統派HRは最近余りお目に掛かれないので、彼等には是非とも頑張ってほしいんですよ。某巨大掲示板の書き込みなんか見てると、ロートル扱いして目の仇にしてるアンチがいるみたいだけど、それでもこういう音楽性が好きなバンドには是非とも生き残ってほしいと願う。だからこそ、敢えてハードルを高く設定したい訳なんですよねえ。

ジャケがダサかろうが(苦笑)、ロートル扱いされようが、こういう音楽が好きな者にとってはまだまだこのバンドには期待してるので、次回こそガツンと来るモノを頼みますよ、ホントに。それで、このバンドに対する世間の評価も変えてほしいなあ。


「GO TO HELL」

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Precious MetalPrecious Metal
(2014/02/20)
House of Lords

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さて、前回に引き続いてメロディアスハード系のバンドを...っていうか、ここ最近はメロハー系バンドの新作が続いており、英国のFMやどーやら再結成したらしい北欧のエイリアンのアルバムが近いウチに聴けそうだ。前回のストリート・トークと一緒に以前レビューしたFMの1stと2ndのボートラ入りのリマスター盤を買ったり、私の中でもちょっとしたメロハー系ブームにもなっていたりする(笑)。
で、このバンドも結構なキャリアとなってしまったハウス・オブ・ローズも「PRECIOUS METAL」というタイトルで新作が出ました。ジャケがゴシック系のバンドみたいでちと怖いけど(苦笑)中身はいつもの彼等の音なんでご心配なく。

今回はたまたまポイント7倍というメルマガが来てたTHUTAYAオンラインで購入したのだけど、3月27日に注文したのにも関わらず、届いたのが4月3日。しかも増税後ってトコに作為的なモンを感じるのは如何なモノか。まあ、お取り寄せ3日~7日って書いてあったから文句言えないんだけど、金額きっちりにする為ポイント2円分払ったのに、増税分が加算されて結局1円単位でお支払いとなってるし。
しかも、店頭受け取りにしたのは良いけど、何だかレジの方で不具合があったらしく10分くらい延々待たされてるし。やっぱ、ここは余り使えないなあ。

話を戻して、約3年ぶりの新作...その間にVoのジェイムズ・クリスチャンがこれまた久しぶりにソロ作を昨年リリースしてるのだけど、何でもその時には自身が癌と闘ってるという報道があって驚いた。それで、今回のバンドの新作...勿論、このバンドは好きなんで新作出ると非常に嬉しいのだけど、無理だけはして欲しくないなあ。まあ、アルバム聴く限りではそんな事は微塵も感じさせないのだけど。

前作「BIG MONEY」は、作風が全体的に地味だったんでインパクトに欠ける印象だったのだけど、その辺を意識したのかどーか知らないけど、今回はいきなり80s的なメロディアスなハードロック系を想起させる作風で、やはりこのバンドにはこういう音楽性が一番良く似合うと思う。
ただ、全体的に雰囲気が良いだけに、今回もキラーチューンが無かったのは残念。「EPIC」「LIVE EVERY DAY」「PERMISSION TO DIE」「SWIMING WITH THE SHARKS」「ACTION」辺りは結構気に入ってるけど、キラーチューンかと言われるとそれもまた違う。一聴してガツンとインパクトのある曲があれば評価が更に上がると思うと、その辺が非常に惜しい感じがした。因みに国内盤には「PRECIOUS METAL」のアコースティックverが収録されているのだけど、個人的にはオリジナルよりも良いと思う。

しかし、ジェイムズ・クリスチャンはホントに歌が上手い。このアルバムでの彼の声は染み渡る感覚があるんだよなあ。まだ彼の悲報は絶対に聞きたくないんで、無理せず完治する為に是非とも頑張ってほしいと心から願う。


「BATTLE」

ビッグ・マネービッグ・マネー
(2011/10/26)
ハウス・オブ・ローズ

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タワレコの毎月末の恒例行事である”3倍ポイントセール”は今回何故かハブかれてしまい、代わりに¥3000以上の買い物で10%オフなるキャンペーンがやってたのだけど、こういう時に限って1枚しか欲しいモノがなくて困ってしまった(苦笑)。

エヴァネッセンスやメガデスの新作が試聴コーナーに入ってたんで一通り聴いてみたけど、メガデスは前作ほどの勢いがなくてミドルテンポ中心になってしまっていたので却下、5年振りの新作となったエヴァネッセンスは先にPVを観て危惧していた事がそのまま実践されていたので、これまた却下。もはや1stの頃とは全く違う別バンドになってしまったな...と。全米No.1獲得したらしいけど、個人的にはそこまでの作品ではないと思う。

で、購入を先に決めていたのはハウス・オブ・ローズの新作「BIG MONEY」。最近は近所のタワレコには置いてない事も多々あるので、ちゃんと置いてあって一安心(って、本来はそうじゃいけないんだけどな...)。

この前のワーク・オブ・アートもそうだったけど、このテのメロハー群って向こうで発売された約1ヶ月後くらいに国内盤が出る感じなので結構待たされる感じが強いんだけど、今回は色々と聴くモノも多かったんで意外とそんなに気にはならなかった。また今年は新作が豊作だったので、それも影響していると思うけど。

で、この新作聴く前に「SOMEDAY WHEN」のPVを観る機会があったので先に観てみたけど、タイトルが余りこのバンドらしくないのも少し気にはなっていたけど、PVのノリもいきなりクリムゾン・グローリーかよっ!?という無粋な突っ込みしたくなる様な作りはどーかと?
まあ、こういう中堅バンドがPV作ってくれるのは低予算ながらも嬉しいモノだけど、もうちょっと何とかなりませんかね...ジェイムズ・クリスチャンが肥えちゃったお陰で、銀のマスクが似合わないったら(笑)

肝心の楽曲の方は、PVになった「SOMEDAY WHEN」やアルバム全曲を一聴した限りではインパクトのあるモノはなかった。これまでのアルバムには「GHOST OF TIME」や「I NEED TO FLY」、「DESART RAIN」など必ずキラーチューンがあったのだけど...
しかし、相変わらずの高水準なメロディアス・ハード路線なので、何度か聴き込むにつれて「SEVEN」や「THE NEXT TIME I HOLD YOU」など気に入った楽曲も増えてきた。全体的な流れでは後半の方が充実度が高いかな?
また「ONE MAN DOWN」や「SEARCHIN'」あたりは、「DEMONS DOWN」の頃の様なブルージーな路線も垣間見えて、最近の流れとは少し外れた事をやっているのが今作のポイントかも?

まあこれまでの数作が良過ぎたので、今回は”地味に響く作品”として捉えています。このバンドに期待するハードルが高いからこそ...の、この様な”地味”といった評価といった感じですな。でも、暫くはヘビロしますよ!...しかし、ホントに良いバンドだよなぁ...


「SOMEDAY WHEN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=Va6gk6GYgfs

「THE NEXT TIME I HOLD YOU」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=HRgB3lIQw1Q

カーティジアン・ドリームスカーティジアン・ドリームス
(2009/10/21)
ハウス・オブ・ローズ

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今年度、いや現存するミュージシャンの新作でこれほど待ち望んでいた作品はホント久しぶり、前作・前々作と素晴らしい作品を作り続けていたハウス・オブ・ローズの通算7作目にあたる新作「CARTESIAN DREAM」。

半年くらい前から新作が出るという噂を聞いていて「やっと出たか...」という心境だけど、待ち望んでいた作品だけに期待度も当然高かった。
発売される2ヶ月くらい前からタイトル曲だけは海外のサイトで視聴して聴いていたのだけど、その時に感じたのは前作と若干雰囲気が変わったかな?という事だった。

そして、全曲聴き終わっての感想も正にその通りの結果となった。インナースリーヴでも書かれている通り、ジェイムズ・クリスチャン自身も認めている変化は外部のライターとの共同作業のお陰なのか、過去のアルバムと比べて格段にスケールが大きくなっている、といった感じがする。

だからといって取っ付きづらいと言う訳ではなく、今まで通りメロディアスな展開はそのまま。ジミ・ベルのギターのラウドさにも拍車が掛かり、バンド内の良い雰囲気がそのまま音に反映されている気がした。
このジミ・ベルというギタリスト、写真で見ると何処か冴えないおっさんなんだけど(苦笑)プレイに関しては前作・前々作でもご存知の通り、かなりの実力を持ったギタリストと言えるのではなかろうか。
ジェイムズのヴォーカルを決して損ねる事なく、ソロでは存在感をきっちりアピールするという、実にシンプルな事なんだけど、その姿勢がかなり好感が持てる。

個人的には捨て曲が殆ど無いのだけど、中でもお気に入りは「BORN TO BE YOUR BABY」「DESART RAIN」「SWEET SEPTEMBER」「BANGIN」「A SIMPLE PLAN」あたりかな。中でも「A SIMPLE PLAN」は今年聴いた中でもベストチューン候補かも。

しかし、何でこんなに良いアルバム作ってるのに地味な評価なのかホントに理解出来ないなあ。まあ、今では珍しいオールドスタイルなHRだからかも知れないけど、絶対にこのテのリスナーは存在する訳だし、後はストアイベントでも良いから来日させて、もっとプロモーションに精を出してくれれば認知度も高くなるんじゃないかなあ?

「DESART RAIN」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=UWxTULZUS44&feature=related

「SWEET SEPTEMBER」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=eoOJYrPucTY&feature=related

「A SIMPLE PLAN」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=X4hoY_OOzTw

Demons DownDemons Down
(1992/04/07)
House of Lords

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私が選んだ昨年度のベストアルバムを制したハウス・オブ・ローズ。今更ながら過去のアルバムを集めるのに大変かなあ?と思っていながらも中古CD屋に行く度にチェックしていたのだけど、一番聴いてみたかった3rdアルバムをあっさり発見。しかも¥950という安価で!

で、早速聴いてみたのだけど、最近のメロディアスハード系な2作とは若干趣きが違う作風で、ブルージーな要素がある事から当時から言われていた「サーペンス・アルバス」の頃の白蛇路線の音だった。単にトミー・アルドリッチがいるから比較されているのか?と思っていたけど、ちゃんと音楽性も近いモノだった、と。
今の音楽性が大好きだけど、思いっきり大胆に変えてる訳ではないしこの路線も好きなタイプなので、コレはコレでアリかと。

当時から現在のバンドに残ってるのはジェイムズ・クリスチャンただ1人で、この頃のバンドには先述の元白蛇のトミー・アルドリッチ、バンドの核でもあるグレッグ・ジェフリア、元バッド・ムーン・ライジングで後に白鮫に加入する事になるショーン・マクナブ、ギターは無名のチックなる人物で構成されていた。
特にチックのギターは結構ツボを押さえた堅実なプレイで、無名ながらもかなり頑張っている印象を受けた。逆に邪魔という訳ではないけど、ちょっと違うんじゃないか?と思ったのがグレッグ・ジェフリアのキーボード。旋律が綺麗すぎてヘヴィな音像と今イチ噛み合っていない感じがする。トミー・アルドリッチのドラムは如何にもって感じだし、勿論、ジェイムズ・クリスチャンの歌唱に関しても申し分ない。

「METALLIC BLUE」みたいな疾走曲も勿論カッコ良いんだけど、「WHAT'S FOREVER FOR」と「INSIDE YOU」の2曲のバラードがギラリと光る。特に「INSIDE YOU」のオーケストラ部分が壮大で、映画にでも使えそうな雰囲気。「JOHNNY'S GOT A MIND OF HIS OWN」や「DOWN, DOWN, DOWN」の様なLAメタルっぽい楽曲もまた良い。

しかし、何で当時このアルバムをパスしてたのかな?他にも聴くモノがあったからだと思うのだけど、こんな良いアルバムが地味な存在だったのはちょっと意外な気がした。レコード会社の宣伝不足なのか??

「WHAT'S FOREVER FOR」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=o4xkXBD2wC8

「DEMONS DOWN」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=DfVSSDuHcYs&feature=PlayList&p=F23048B6F3DB68D5&playnext=1&index=4