ミドル・アースミドル・アース
(2001/04/05)
ボブ・カトレイ

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購入してから数回聴いただけで棚に入ったまま...というCDが幾つかあって、その存在すらすっかり忘れさられてしまうモノがある。勿論、購入する時は「聴いた事ないなあ」で購入するのだけど、インパクトが少ないモノや余り面白くないモノは当然棚に入ってしまう。
そんなモノの1枚、マグナムのVo:ボブ・カトレイのソロ第3弾「MIDDLE EARTH」を今日はチョイス。
このアルバムは、近所のレンタルCD屋で\500で売っていたので文句無く購入。しかし、2~3回聴いただけで何故か棚行きだったのだ。

ボブ・カトレイと言えば、以前1stアルバムの「THE TOWER」をレビューしたけど、TENのメンバーがバックアップした事もあって”Voの違うTEN”といった内容で、ゲイリー・ヒューズの幅の狭い音域をボブ・カトレイが更に広げたこともあって、当時はかなり新鮮に聴こえたモノだ。
で、今回の3rdアルバムも前2作同様、TENのメンバーがバックアップしており、大分このラインナップもこなれてきた感があるけど、逆をいえばマンネリの一歩手前といった感も歪めない。
ただ、このアルバムはタイトルを見てピンと来た人もいるだろうけど、映画でも大ヒットした「指輪物語」をモチーフとしたコンセプトアルバムである事から、楽曲の統一性を図ったお陰であの世界観が好きな人には興味深い内容かと。

私はあの映画が大好きなので、勿論このアルバムにも興味は多いにあったのだけど、発売された当時はこの映画で盛り上がっていた時期なので、便乗した感がありありに感じられたので敢えて無視を決め込んでいた。
で、後にこのアルバムを聴いて”なるほど”と思う部分もあるけど、あの映画のイメージとは大分違うとは思う。まあ、欧州的な解釈という感じなのかな?

ただ、あれだけスケールの大きい物語なのに、全体的な盛り上がりに欠ける雰囲気が全体を覆ってるのが非常に残念。エンディングもすんなり終わってしまうし、楽曲によってはフェイドアウトで終わるモノもあるし。コレは楽曲も勿論関係しているだろうけど、どちらかというとプロデュースの問題ではなかろうか。綺麗にまとまり過ぎてるんだよなあ。

まあ、こんな感じだったので棚行きだったのだと思うけど、改めて聴くと「THE FIELDS THAT I RECALL」は素晴らしいと思うし、「AGAINST THE WIND」の女性Voも新鮮で良い感じがした。要は、聴き込みが足りなかったって事だろうか?

「RETURN OF THE MOUNTAIN KING」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=D3eMtEO6xEA

「THE END OF SUMMER(GALADRIEL'S THEME)」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=fjAgzzngc4I&p=26D2007293DEB44E&playnext=1&index=20
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The Tower+LiveThe Tower+Live
(2000/02/02)
ボブ・カトレイ

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ここ最近、結構CD買い過ぎてまともに聴く時間が少なかったので、今日の休みにゆっくりと...なんて考えていたのだけど、あれもこれもと手を伸ばしてるウチに色々と旧譜も引っ張り出して聴いていたりするのだけど(汗)今日もそのパターンにハマってしまい、このアルバムを聴いて一番印象に残ったのでコレをチョイス。MAGNUMのVoであるボブ・カトレイの初ソロである「THE TOWER」。もう10年前の作品なのね...

それまで私はMAGNUMの音楽をもともに聴いた事がなくて、このアルバムを買ったのも音楽性がメロディアスハード系という事と、ジャケがカッコイイからという単純な理由からだった。それに加えて、TENのゲイリー・ヒューズが作曲面とプロデュースで絡んでいるという事でも興味を持った。因みにバックの演奏陣もTENのメンバーが固めている。

全体的には、明らかにTENの音楽性そのままにVoだけが違うという分かり易いモノだった。そして、そのVoがまた上手いのでゲイリー・ヒューズのレンジの狭い声域よりも聴き易く、また英国的な気品に満ちたセンスの良い感覚を受けた。

「DREAMS」「SCREAM」「FAR AWAY」の冒頭3曲はホントに素晴らしい。「DREAMS」での前奏はボン・ジョヴィの「RUNAWAY」を想起させるのはご愛嬌としても、適度にエッジの利いたHRナンバーでオープニングには打ってつけの曲だと思うし、「FAR AWAY」での壮大なバラードではこれぞブリティッシュ!と言わしめる素晴らしい楽曲に酔ってしまう。また「MADRIGAL」では古典的な雰囲気が漂う楽曲で、映画のサントラなんかで使われてもおかしくないくらいスケールが大きく、ヴィニー・バーンズがアルペジオで良い仕事をしている。
後半の「THE TOWER」と「FEAR OF THE DARK」の大作2曲が重厚な雰囲気で、最後にインストのエピローグでアルバムの幕を閉じるのも良い感じだ。

私的にはアルバム全体の雰囲気にそぐわない楽曲もあって、その楽曲さえ無ければ最高だったので、名盤と呼ぶにはちょっと気が引ける部分もあるのだけど、ボブ・カトレイというボーカリストを堪能するには良いアルバムだと思う。

しかし、この時期はちょうどTENが3rdアルバムを出した後だったのに、これらの楽曲をゲイリー・ヒューズは自分達のストックにしないでこのアルバムに譲ったというのはかなり太っ腹だったのではなかろうか?3rdアルバム以降のTENの失速は見ていてホント痛々しいくらいだったし...

この国内盤は、アルバム発表後に行われたライブの模様が収められた「オフィシャル・ブートレグ」が付いていて、そのライブも良い状態の演奏なので安心して聴ける。音が良ければ良いのだけど、2枚組で\2500だから文句は言えないか...

「DREAMS」(楽曲のみ)↓
http://jp.youtube.com/watch?v=xQUJoWbDzKw