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先日のデアーとちょっと因縁のある(苦笑)テンの、BURRN!で大絶賛されたデビューアルバムから約半年後にリリースされた2ndアルバム「THE NAME OF THE ROSE」を今回はチョイス。発表は1stアルバム同様1996年。

何故”因縁”ということになるのかというと、元々デアーのギタリストだったヴィニー・バーンズがゲイリー・ヒューズのソロ作にゲスト参加というのがこのバンドの発端で、その後デアーのギタリスト:アンドリュー・ムーアが何時からかテンの方にも参加する様になって結局デアーを脱退してしまったという事で、結果的にはヴィニーがデアーに復帰することなった訳だけど、アンドリューの方は戻らず...というカタチに。どんな経緯があったのか分からないけど、2つのバンドを行き来してるのは何だかよく分からないというか何というか...

ともかく、1stアルバムから1年も経たずに直ぐにリリースされた事で当時はホントに驚いたけど、1stアルバムがリリースされた時点でもう既にこのアルバムの製作が始まってたとの事。でも半年でリリースは早すぎでしょ!さすがにデビューアルバムを2枚組にする訳にもいかないだろうから、少しでも早くリリースしてバンドの知名度を上げたかったのかな?と思ったけど。

前作との大きな違いは、よりHM/HR的なアプローチをしている事。前作はAORっぽい雰囲気もあったのに対して、このアルバムではギターの音の激しさが冒頭のタイトル曲から十分伝わってくるので、アルバムの掴みはOKといったトコか。
あと、前作よりも大仰な前振りが強くなった感じで1曲毎の長さが感じられる事。よりドラマチックに...というのが狙いなんだろうけど、これはちょっとやり過ぎな感じがするなあ。ライブのオープニングで引っ張るとかなら分かるけど、普通にアルバム聴いている時に「いつ歌に入るんだよ?」となると逆にもっさり感が強くなるというか。「THROUGH THE FIRE」なんかキーボードのSEっぽい音だけで2分超えってどんだけ引っ張るんだよ?と。

ゲイリー・ヒューズの歌声は相変わらず高音を使わないスタイルなので落ち着いて聴けるのは良いのだけど、どーしても声のレンジが狭いと楽曲の幅が制限されてしまうのがちょっとキツいかも。まあそれがこのバンドの個性と言われればそうなんだけど、飽きるのも早いかと。私自身もこのバンドは結局3rdアルバムまで所持しているけど、その後のアルバムは数枚聴いて売ってしまったし。

前作の時にも書いたけど、このアルバムは1stアルバムと併用して聴くのが一番しっくり来ると思う。共にメロディアスな作風だし、勢いが一番感じられる時期でもあるし。お気に入りは「THE NAME OF THE ROSE」「WILDEST DREAMS」「DON'T CRY」「THE RAINBOW」「THROUGH THE FIRE」「GOODNIGHT SAIGON」が良い感じ。

しかし、今でもまだ現役でバンドが続いてるとは思わなかったな。確か6thアルバムまで聴いた記憶があるけど、それ以降は全く聴いてないので最近の音がどんな感じになっているのか分からないけど、このアルバムから既に20年以上経った今でもゲイリーの声はハイトーンを使わないお陰で全く変わってないんだろうなあ(苦笑)。


「THE NAME OF THE ROSES」


「THE RAINBOW」
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TenTen
(2004/09/27)
Ten

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前回のフェア・ウォーニング同様、BIG IN JAPANのバンドでもあるTEN。本国での評価は一体どんなモノなのか知らないけど、ここ日本においてはBURRN!でアルバムが絶賛されたこともあり、メロディアス系の音が好きな人達にはおなじみのバンドでしょう。
私も、デビューアルバムからいきなり90点代の高得点だったので(記憶違いかも知れないけど95点だった様な気が)それに釣られてCD買ったクチなのだけど、叙情性溢れるHRは大人の雰囲気を感じられて直ぐに愛聴盤になったくらいだ。

以前もちょっと書いたと思うけど、ゲイリー・ヒューズの声域のレンジが狭いのが惜しまれるトコだけど、自分自身で楽曲を書いてその音に合わせて歌ってるのだから、コレはコレで良いのだろう。変にハイトーンを駆使しているよりはこっちの方が好みだったりするし。
その楽曲に関しては、全10曲捨て曲は一切無しと断言してもいいと思う。私的には2~5曲目までの流れが完璧かな。エンディングを飾る大作「THE LONELIEST PLACE IN THE WORLD」はホントに素晴らしい。

あと、このアルバムでギターをプレイしているヴィニー・バーンズは、このバンドの前にDARE(シン・リジィのキーボード奏者だったダーレン・ワートンのバンド)に在籍していたとの事だけど、昔DAREの3rdアルバム買って既にプレイは聴いているハズなのに、当時は余り印象に無かったなあ(苦笑)。だから、このアルバムを聴いてホントに驚かされた。こんなに弾ける人だったのか!と。

しかし、改めて聴いてキーボードやピアノの使い方が上手いなあ、と感心。続く2ndアルバムでは若干音がハードになって楽曲の盛り上げ方も派手になっているけど、この1stアルバムではAOR的なノリの楽曲もあるので、ソフトな印象を持たれると思う。どちらが良いか?と言われると選択に困るので、1stと2ndは併せて聴くのが正解...が答えという事で(カップリング盤も出ている事だし/笑)。

「AFTER THE LOVE HAS GONE」クリップ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=sDkzKLZhZc8