トラジック・アイドルトラジック・アイドル
(2012/04/18)
パラダイス・ロスト

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ネットで洋楽ニュースをチェックしてたら、ちと驚く様なニュースが載ってた。クイーンズライクの面々が内部分裂を起こしたらしく、ジェフ・テイトを解雇しようと他のメンバーが話してたトコに偶然(?)ジェフがその話を聞いてしまいブチ切れて喧嘩になったらしく、スコット・ロッケンフィールドに刃物を向けた(!)という噂が。
それで残りのメンバーは、クリムゾン・グローリーのVoと一緒にライジング・ウェストというバンドを組んで「EMPIRE」までの楽曲をライブでプレイするらしく、またそのままスタジオ入りするという話。
現時点ではジェフはクイーンズライクを辞めてないみたいで、マネージメントも解散を否定してるらしいけど、ここまでになってしまったらもう復縁は無理なんじゃないかと。
またクリムゾン・グローリーのVoもまだバンドを抜けてないらしく、新曲の曲作りやってるから心配するなとコメント出してるけど、ジェフの声質や歌唱力に近いVoをわざわざ別バンドとして迎え入れるのは明らかにジェフに対しての当て付けにしか思えないよなあ~(苦笑)。
個人的には「EMPIRE」で終わってしまったと感じてるので、現在のバンドには余り思い入れはないけど、何か勿体無い話だな~と思う。

さて、久々にCD屋に行って色々チェックしてたのだけど、市内のCD屋には「アレもない、コレもない...」状態でホント寂しい限りなのだけど、そんな中奇跡的(?)にパラダイス・ロストの新作「TRAGIC IDOL」が置いてあったので、とりあえずゲットした。

前作は結局買わずじまいだったのだけど、理由はYOU TUBEで数曲聴いたモノはヘヴィな音楽性に重点を置いてしまった為、このバンドの魅力的な部分である(と、私は感じてる)物悲しいメロディが希薄になってしまい、全くノれなかったのだ。近所の中古CD屋にも早々と中古で並んでたのを見ると、私同様に感じた人は少なからずいたのかな?と思った。
しかし、この新作は某音さんのトコのレビューで「とんでもなく美しい作品」と称されてたので、それなら今回はトライしてみるか!と手に取った。ジャケもかなり好みだったし。

全曲聴いてみた結果、某音さんの言うとおりバンドの代表作である「DRACONIAN TIMES」をかなり意識した作風になってるのには正直嬉しい誤算だった。さすがにあそこまでの完成度はないけど、あのアルバムの後にこの新作がリリースされていてもおかしくないと作品だと思う(勿論「ONE SECOND」も大好きな作品だけど)。
ただ今回のアルバム、冒頭での掴みがちと弱い感じがしてやや拍子抜けな部分も感じられるのがちょっと残念。1~4曲目まではドゥームっぽい雰囲気やミドルで押すタイプで固められてるので、メリハリがないのが致命的かと。
しかし後半の楽曲の良さで何とか持ち直して、私が彼等に期待する物悲しいメロディも健在。ラストの「THE GLORIOUS END」なんて”コレだよ、コレ!”って感じで非常に大好きな曲だ。
またボートラに収録されている「ENDING THROUGH CHANGES」なんかは「ONE SECOND」時代の雰囲気が感じられて、コレを何故本編に入れない?と疑問に思うほど良い曲だと思う。

私的には、この路線なら非常に満足。彼等にしか出来ない音楽性...っていうか、このテのパイオニアである彼等が色々と模索してどーする?オリジナルならオリジナルにしか出来ない事をやってくれた方がリスナーは喜ぶと思うんだけどなあ。じわじわと響いてくる、正に”力作”と呼ぶに相応しい作品かと。


「HONESTY IN DEATH」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=kU18F6yTuHo

「CRUCIFY」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=R5CUqLwPl1Q
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ビリーヴ・イン・ナッシングビリーヴ・イン・ナッシング
(2001/04/11)
パラダイス・ロスト

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ホントは、今週に新作が発売されるハズだったパラダイス・ロストのCDが月末に延期になってしまったらしいので(奇しくもアリス・イン・チェインズの新作と同日...9/30は暗闇に染まりそうだ/爆)それじゃゴットハードの新作でも買おうかとCD屋へ行ったら、新品CD¥1000セールを実施していて、まだ持っていなかったこのアルバムをゲット。今から約8年前の作品、「BELIEVE IN NOTHING」。

「ICON」以降の作品は一通り聴こうと思いつつも、「HOST」みたいに大胆な路線変更をやられた後ではなかなかその後の作品には手を出しづらく、このアルバムと次作の「SYMBOL OF LIFE」は未だに持っていなかった。しかも次作は遂に国内発売が見送られた作品でもあったし、路線を変えた代償は思ったよりも大きかったのかなあ?と。
まあ¥1000だし、失敗しても良いかー的なノリで今回購入。

そんな事を思いつつも、全曲聴き終えた感想はやはり”中途半端”。「HOST」に比べれば幾分ギターの比重が多くなってはいるけど、ニューウェイヴ路線を突き詰めるならこの音は余りにもどっち付かずだと思う。
当時のインタビューでは「出来るだけメタルからは離れたい」様な発言をしているにも関わらず、ギターのエッジの鋭さは正にメタルのノリ。で、楽曲に関してもシスターズ・オブ・マーシーの路線を狙いたいのだろうけど、ゴス風味はそれなりに感じるけどただそれだけ。

そりゃ「DRACONIAN TIMES」や「ONE SECOND」の様な名盤を作った彼等ならではの独特な雰囲気は、所々で聴けてハッとさせられるけど、全体的に聴くとそれが持続しない...つまり惜しい、あと一歩といったトコなのだ。
まあ、今では普通にメタルサイドに戻ってきてくれたので過度期の作品として聴けば良いけど、そのままこの路線を貫いていたらもう彼等からは離れていただろうなあ...

「FADER」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=pdjaBqg6RlY

ドラコニアン・タイムズドラコニアン・タイムズ
(1995/06/07)
パラダイス・ロスト

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しかし、スミスばっか聴いていたクセにどーしてココに辿り着くかー!?
ま、このアルバムの次作にあたる「ONE SECOND」のボーナストラックで、スミスの「HOW SOON IS NOW?」をカヴァーしていたので、その繋がりという事で...(半ば強引)

さて、このブログでは既に4回目の登場となるゴシックメタルの帝王、パラダイス・ロストの「DRACONIAN TIMES」。
ちょうど約1年前くらいに新作発売されて狂喜乱舞していた訳だけど、結局その間には来日公演は無しで、何時の間にかライブDVD&CDが輸入盤で発売されていて、一度ライブを観てみたいと思うモノとしては何とも歯痒い感じなのだけど、これまでの来日公演では会場がかなりガラガラで、その音楽性と同じくお寒い状態を作り出していたらしいので、国内盤がヨーロッパ盤から数ヶ月遅れで発売される国なんかはシカト状態なんだろうなあ。

以前もちょこっと書いたと思うけど、世間一般ではこのバンドの代表作・名盤扱いされているアルバムだけど、何故か私的にはそんなにピンと来るアルバムではない。
いや確かに完成度は高いし、好きな曲も多いのだけど、私の考えるトコのゴシックメタルとすれば全体的に絶望的な暗さが足りない気がするのだ。後の「PARADISE LOST」(アルバム)の方がゴシックの重圧感がひしひしと感じられると思う。

でもこのアルバムには、それまでの彼等の辿って来たゴシックの1つの完成形が見える。初期のデスメタルのスタイルからこうなるとはとても想像出来ないだろう。
オープニングの冷たい雫が落ちていく様なピアノの音から引き摺る様なリフに乗って、いきなり重厚なコーラスで幕を開ける「ENCHANTMENT」でもう既に漆黒の闇の中に置き去りにされる構成はいつ聴いてもホントに見事だ。これだけでもう腹一杯。
しかも続く「HALLOWED LAND」も、若干の暗さは残るものの基本的にキャッチーで途中で入るピアノの音が効果的。ホントに名曲だと思う。
あと「SHADOWKINGS」~「ELUSIVE CURE」~「YEARN FOR CHANGE」~「SHADES OF GOD」の流れが完璧すぎる。疾走曲よりもミドルテンポでじわじわと攻める曲の方が好きなのかも。

何だかんだ言っても「ゴシックメタルとは?」の回答に値する作品である事には間違いない。ジャケットの美しさもこのバンドの作品の中では群を抜いている。ああ、ホントにライブが観たいぞ!

「ENCHANTMENT」(曲のみ)↓
http://jp.youtube.com/watch?v=nPVdLWFwKa0

「HALLOWED LAND」(Voが引っ込んでる...だけど演奏は素晴らしい!)↓
http://jp.youtube.com/watch?v=XlOUeXEDN9k

In RequiemIn Requiem
(2007/06/05)
Paradise Lost

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ホントに待ち侘びました、この時を!

ホントは5月下旬に手に入るハズだったのだけど、知っての通りHMVに予約したのが結構遅かった為にLIMITED EDITION盤が手に入らなかったという、何たる不覚。
しかもHMVのサイトでは大々的に予約受付してたわりには、全世界で2000枚限定などという超プレミア盤だったという要らぬオチまで付いたくらいで...
しかし、捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったモノで、このバンドの音楽同様、失意の底に落ちていたある日何と国内盤のリリースが決定。しかも、ボーナストラックも収録されるという、正に「目からウロコが」状態。

で、昨日はCD屋5件も回ってようやくゲット。で、聴いてみたトコ、さすがに前評判の高さは嘘ではなく、前作を踏襲した内容に更にラウドとなった音像+凶暴性が増した、非常に攻撃的なアルバムだと。それでいてゴシック風味も健在という、正に「待ち侘びた新作」を堪能した。

前作での完全復活の意味は、このバンドにしか出せない「世界観」にあって、低迷期に出したアルバムでの「単にサウンドをへヴィに戻しました」とかいう意味では決してないと思う。そういった意味で前作は、このテのジャンルのパイオニアとしての力量をまざまざと見せ付けられた。

オープニングの「NEVER FOR THE DAMNED」の歌い出しは、何処となくメタリカのジェームス・ヘッドフィールドかと思わせる。「REQUIEM」での曲構成の素晴らしさ、「THE ENEMY」でのキャッチーなメロディなど1度聴いただけでも耳に残る。今朝も通勤時に聴き帰宅時に聴くという感じで、ホントに長い付き合いになりそうだ!(ジャケットも、如何にもゴシックっぽくてカッコイイけど、最初は「山海塾」かと思ったくらいだ.../爆)

今のトコ、今年発売されたアルバムの中で(私が聴いている範囲での)かなり上位に食い込むモノだと断言しましょう!(今年聴いたアルバム...となると話は別だけど)ラウドパークに来ないかな?

One SecondOne Second
(1997/08/26)
Paradise Lost

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いよいよ、待ち望んだパラダイス・ロストの新作が発売される。
このブログでも以前紹介した前作「PARADISE LOST」は、それ以前の数年間の新機軸の変化を経て完成させた本当の意味での復活作だったので、次なる期待も大いに期待していた。音楽的には前作を踏襲しているとの事なので、今から凄く楽しみだ!

で、そんな彼等の音楽的変化を徐々に見えてきた作品が、この「ONE SECOND」。因みに、私が一番最初に彼等の音楽と出会ったのがこのアルバムからである。
「ゴシックとは?」との問いに必ず名前が出てくるバンドだったので、メタル畑からのゴシック入門なら彼等が適切だろう...と踏んだのだけど、残念ながらその時は国内盤が全て廃盤状態...(
それが現在まで続いているのだから、ゴシックの需要なんてそんなモノなのだろうか?)
しかし、家から1時間掛けた町にあるブックオフで、「ICON」からこのアルバムまで中古で国内盤が帯付き半額だったので(だからブックオフは侮れないのだ!/笑)無論、全て即買い。

一般的に傑作とされている「DRACONIAN TIMES」からの流れでは、楽曲が淡白かな?と思わせる。「DRACONIAN TIMES」が「濃厚」なら、このアルバムは「上品な薄味」仕立てかと。
しかし、それまでの音圧や有無を言わせぬ存在感を前面に押し出した作風よりも、こういう冷たく醒めた、そしてちょっと隙間のある作風でゴシックを表現する作品の方が私には合ってる気がする。オープニングの「ONE SECOND」でのピアノの旋律が冷たい質感を感じさせたり、「MERCY」や「ANOTHER DAY」での醒めた感覚にはゾクゾクするくらいだ。

この国内盤にはボーナストラックが4曲収録されていて、その中の「HOW SOON IS NOW?」には驚かされた。そう、私の大好きなバンドTHE SMITHSのカヴァー曲だからである。
あのT.A.T.U.もアルバムでカヴァーしていたけど、彼女らのカヴァーはともかく(笑)パラダイス・ロストのイメージにもピッタリな曲なので素直に楽しめた。
...ホント、リマスターで再発してくれれば間違いなく買うのになぁ...