Alice in ChainsAlice in Chains
(1995/11/07)
Alice in Chains

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ちょっと遅くなりましたが、先週月曜に新木場スタジオコーストでのアリス・イン・チェインズ観て来ました。
あの2006年伝説の(笑)ウドーフェスから約8年振り、あのライブを体験した人や本人達の発言からも「もう日本には来ないんではなかろうか?」と半ば諦めムードがあったにも関わらず、急な話ではあったもののこうして再び日本の地に来てくれた事にホント感謝しきり。

まあウドーフェスの場合、富士スピードウェイという交通の便が悪い場所、しかも大物ミュージシャンが多かった為チケット代も高額という最悪の条件が揃っていたにも関わらず、それでも客が入ると思ったプロモーターの大失敗が原因だったのでバンド側は何も悪くないのだけど、バンド側はそれを皮肉って「ナイス、ピクニック」って発言したらしいじゃないですか(笑)。

まあそんな過去があったんで、今回も人いなかったら言い訳にならないなあ~と思いきや、新木場は4~500人くらいは入ってたみたい。しかも前日の横浜は直前にソールドとなり、かなり盛り上がってバンド側も驚いてたって話だから、今でもこのバンドに思い入れのある人達は多いって事でしょう(私もその一人ですが)。

そんな訳で、今回のお題は1995年発表の3rdアルバム「ALICE IN CHAINS」。
バンド名をそのままタイトルに持って来て、しかもかなり意味深なジャケット。メンバーの誰かが夢にこの犬が出て来て追い回された悪夢をそのままイメージした...とか言ってたけど、犬の脚が3本しかないからドラッグ中毒だったレイン・ステイリーの除いた3人でもやっていける意思表示だの、3枚目のアルバムだから脚が3本だの、当時は色々と憶測を呼んだモノだったけど、このジャケットのお陰で国内盤が大幅に遅れたので輸入盤でさっさと購入したのを覚えている。当時はCDのカラーケースが黄色と濃い紫の2種類があって、私は濃い紫の方を所持している。

内容の方は、濃密なヘヴィ路線だった前作からするとかなり薄味な印象だけど、よく聴き込むと前作以上に混沌とした世界が広がっているのがよく分かる。
私は前作にかなりハマったクチなので、このアルバムを最初に聴いた時は正直期待ハズレと思ったくらい淡白な印象を受けた。しかし、前作との間に発表された「JAR OF FLIES」でのアコースティックを基調とした繊細な一面も既に知っていたので、これも彼等の新たな一面を見せたモノなのだろうと納得した。今では1stアルバムよりも好きなアルバムではあるけど。

レインの歌唱も、楽曲のスタイルのお陰か力強いイメージは殆どなく実に淡々とこなしている印象で、これがアルバムの色を明確にしちゃってる原因かも。それとは対象にジェリー・カントレルのギターは儚く美しさすら感じさせるトコに、このバンドの特異性を感じさせるのはさすが。ただ、何処かしか”行き着くトコまで行っちゃった”雰囲気が感じられるのは(今思うと)後のバンドに起きた悲劇を暗示してる様で悲しくなってくる。

今回のライブ直前にツイッターで、彼等にプレイして欲しい楽曲をリクエスト出来る企画があったのだけど、1位は「ANGRY CHAIR」、2位が「HEAVEN BESIDE YOU」、3位が「GRIND」という結果でも分かる様に、このアルバムから2位3位と独占していて、それだけ人気も高いアルバムという事もよく分かる結果だったな。結果的にはライブで「GRIND」(←横浜ではプレイされなかった)「AGAIN」がプレイされたけど、是非「HEAVEN BESIDE YOU」も聴きたかったなあ...

ライブ終了後、ステージ上でジェリーが「SEE YOU SOON, OK?」と発言していたけど勿論ですよ!フェスよりかは単独で来て欲しいけど、今回のライブで彼等が楽しんでくれたならファンとしても嬉しい限り。また絶対に観たいライブなんで、是非単独でお願いします!


「GEIND」PV



「HEAVEN BESIDE YOU」PV
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UnpluggedUnplugged
(1996/07/30)
Alice in Chains

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ヤバイっすねえ、遂にアリチェン来ちゃいますよ~。
数年前、既に伝説と化したウドーフェス(笑)で日本に対してかなり失望したと言われ、もう2度と日本に来ないんじゃないか?とも言われていたあのアリチェンが(苦笑)クラブツアーだけど単独決定したみたいっすね。
90年代、現代のブラック・サバスと言わしめたあの重いリフが聴けるとなるとこれは観るしかないでしょう。来週のチケット発売でしっかり押さえておかねば!
ってな訳で、今回はそのアリチェンのアコースティックライブを収めた「UNPLUGGED」をチョイス。発表は1996年。

当時はこのアルバムをそんなにシリアスに受け止めてなくて、単にMTVアンプラグドでの収録ついでのリリースみたいにしか思ってなかったけど、この映像を観た時にレイン・ステイリーが余りに痩せこけて歌うのもままならない衰弱ぶりがかなり目に付いてしまい、バンドとしての活動も制限されてのがよく分かったモノだった。
バンドが活動してるのかどーかも、当時は色んな情報が氾濫していたお陰でよく分からなかったけど、結局のトコはレイン待ちだったと。その新たな復活の場となるハズだったMTVアンプラグドが、結果的にはレインの最後のパフォーマンスになってしまったので、今となっては重要な作品として捉われる事になったのは皮肉以外の何物でもないかと。

選曲の方は、冒頭から「NUTSHELL」で幕を上げる様にバンドのアコースティックの面を強調する選曲となっているけど、中には「WOULD?」とか「SLUDGE FACTORY」、「ANGRY CHAIR」みたいにオリジナルがヘヴィな音で捻じ伏せる様な楽曲も含まれていて、それをアコースティックでプレイするとどんな感じになるのか?という面白い一面も見せてくれている。

アコースティックを基調とした「SAP」「JAR OF FLIES」からの楽曲は(当たり前だけど)違和感のないスタイルで貫かれてるので普通のライブとして聴けるけど、「DIRT」あたりの楽曲は骨組みだけの構成なのでオリジナルしか聴いた事ない人達にはかなり新鮮な感覚で聴けるかと。それ以前に、彼等の楽曲の良さを改めて浮き彫りにした形となっているので、ファンならずともこのテのサウンドが好きな方達には受け入れられるアルバムではなかろうか。

彼等ならではの陰鬱な雰囲気はそのままに、いつもとは違うアプローチでプレイするスタイルはTVの企画モノとはいえ、面白く興味深い作品になった事は間違いない。

しかし、レインが亡くなってもう10年以上経ちますか...未だに彼等のアルバムをガンガン聴いてるけど、グランジとかオルタナとかのカテゴリー以前に、これだけ長い間楽しませてくれる彼等はやはり唯一無二の本物のバンドだと再確認した次第。ホントにライブが楽しみだ。

UNPLUGGED FULL SHOW↓

Devil Put Dinosaurs HereDevil Put Dinosaurs Here
(2013/06/05)
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長かった連休も遂に今日で終了。
毎年思う事なんだけど、何で始まる前は「長いなあ~」と思いつつもダラダラ過ごして連休最終日になると「あっと言う間」って事になるんだろうか?
ホントに今年の連休は骨休めという表現がピッタシで、お盆関係の行事と1日ドライブに費やしただけで後はウチで引き篭もりライフ満喫という、休日を非常に勿体無い使い方してる割りにはお金が飛ぶ様に消えてしまったのはホントに納得いかないなあ(苦笑)。
ま、でも身体の方は腰痛だの筋肉痛だの大分ラクになったんで活力が出てきたのは非常に有り難い。ただ、昨日からアタマが痛いのはちょっと気掛かりだけど。

そんな訳で、ちょっと前に届いて数回聴いてはいたのだけど、なかなかレビューを書きそびれていたアリス・イン・チェインズの新作「THE DEVIL PUT DINOSAURS HERE」を今回はチョイス。

通産5作目となる今作、ボーカルが変わってから2作目となる本作だけど、音楽的な路線はそのまま変わり無し。暗く重いリフにドロドロした様なボーカルが乗るスタイルは、もはやバンドの代名詞となっているけど、今作では幾分そのスタイルにも変化が訪れてきた様だ。

まずリフの重さが過去作よりも幾分和らいだ印象。これは多分プロデュースの影響だと思うけど、切れ味が鋭いというよりは歌を活かす為に押さえてるのではなかろうか?だから、冒頭の「HOLLOW」でのカオスっぷりは健在と思いきや、その後アルバムが進むにつれどんどん薄れていってしまってるのがちょっと残念。アルバム後半が特に顕著で、曲によってはアリチェンの曲?と疑ってしまう雰囲気も感じられる。

それと全体的に少し華やか印象も受けた。これは明らかに新曲の曲作りから来るモノだけど、これは私的には別にネガティヴな印象は持ってない。過去にも「JAR OF FLIES」や「SAP」で、重いだけじゃない違った一面も見せていたので免疫は出来てたし、休止期間が長かったとはいえデビューから既に長い年月も経っている事から、音楽的に変化しても別に不思議ではない事だし。

なので、最初の数回は余りピンと来なかったけど、何度も聴いてるウチに色々と見えてくるスルメ作というのが今回の評価かな。お気に入りは「HOLLOW」「STONE」「VOICES」「SCALPEL」「LOW CEILING」辺りがグッド。

一つ苦言を残すと、Voのウィリアム・デュヴァールの存在が希薄な事。ジェリー・カントレルの方が明らかにメイン食ってる印象なんで、さすがにレイン・ステイリーを望んじゃいないけどもっと頑張って欲しいトコだなあ。

という訳で、今回の新作はバンド史上最も”軽い”作品という印象になった訳だけど、これをバンドの進化と取るべきか路線変更と取るべきかは今後の活動次第に関わってくるけど、個人的にこのバンドに期待してるのは”楽曲の良さ”なので、その部分すえ崩れなければ十分期待し続けていけるかと。


「HOLLOW」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Brm9PhIS3BM

「STONE」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=9KmYFY5oOvM

「VOICES」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=PF_sGFjQYow

ブラック・トゥ・ブルーブラック・トゥ・ブルー
(2009/09/30)
アリス・イン・チェインズ

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久しぶりに新譜を買った気がするけど気にしない(笑)。待ちに待ったアリス・イン・チェインズ、オリジナルアルバムしては通算4作目、約14年振りのニューアルバム「BLACK GIVES WAY TO BLUE」。

まさかホントに復活するとは思わなかった。レイン・ステイリーが亡くなった時点でバンドは終わったモノだと思っていたし、それは彼等を知る人達なら誰しも同じ事を感じたハズ。それほどまでにレインの存在はバンドにとって重要なモノだったと思う。

バンド解散後に発表されたジェリー・カントレルのソロアルバムを聴いても、そこに感じるモノと言えば「ここにレインの声が入っていれば...」という、絶対にありえないのにそれを求めてしまうのは余りに酷だったと思う。それほどまでにジェリーの作った楽曲もアリス・イン・チェインズのそれと変わらないモノだった。

だから、今回の新作も勿論バンド名義で出す意義は十分にあるし、そのジェリーが選んだボーカルに外しはないだろうと思っていたので、アルバムより先に発表された「CHECK MY BRAIN」「A LOOKING VIEW」の2曲を聴いた時点で、今回の再結成に何の不安も感じなかった。

で、全曲聴いた感想は、レイン不在でよくここまで作ったと感心した。最高傑作とまでは言わないけど、復活作としては十分に満足出来た。全体的に聴きやすくなり、注目の新ボーカルも頑張っているし、今までの作品には無かった新境地を感じさせる「WHEN THE SUN ROSE AGAIN」なんかも面白い。

改めて思ったのは、彼等の後に出てきた後続的なバンドよりも説得力が格段に違う事。そして(無理なのは十分分かってはいるけど)レイン・ステイリーのボーカルで聴いてみたかったな。
でも、復活してくれただけでもホントに嬉しい1枚だと言える。14年の月日はホントに長かった...
「CHECK MY BRAIN」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=SBcADQziQWY

「A LOOKING VIEW」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=w98ht7j4i4Q&feature=related

FaceliftFacelift
(1990/09/04)
Alice in Chains

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先日、映画館にて「ターミネーター4」を観てきて、世紀末が舞台なのにラジオで掛かった音楽がアリス・イン・チェインズの「ROOSTER」。今回のT4に関しては、事前に全く情報を入れなかったのでこれにはマジで驚いた。しかも世紀末の世界に彼等の楽曲が妙にハマること...

そんな事を思いながらネットでフラフラしていたら、また彼等の話題とかち合ってしまい、何と14年振りの新作を9月に発表するらしい!
正直言って、不安と期待が半々...というのは彼等のファンなら理解出来ると思う。何故ならもうレイン・ステイリーはいないのだから。あのボーカルを新ボーカルが担うというのは相当なプレッシャーかと。でも、ジェリー・カントレルのソロ作はレイン不在でも十分聴き応えはあったので、とりあえずは彼等がアリス・イン・チェインズを名乗る以上、それ相当のモノを提示してくると思うので、過剰な期待はせずに待つことにしよう。

さて、そんな彼等のデビュー作「FACELIFT」。
彼等のとの出会いは実は音楽からではなくBURRN!からで、当時のメタルフェスだったクラッシュ・オブ・タイタンズでスレイヤー、メガデス、アンスラックスというスラッシュ四天王の3バンドが集結したパッケージに、何故かこのバンドの名前を見つけて「そんなに凄いのか!?」という期待感を煽ってくれた時に、当時の知り合いから「アリス・イン・チェインズは持ってる?」と聞かれて、ああやっぱ今話題のバンドなんだな...という事でこのアルバムを買いに行った経緯がある。

当時の印象では、まず「面白くなかった」(笑)。そりゃそーだ、何でこの音がスラッシュ勢とツアーしてんだよ?と完全に先入観で聞いてしまったからで、それでも根気よく何度も聴いているうちに今度は麻薬の様な中毒に(爆)。
何でだろう?スカッと爽快感がある感じではなく、逆に重い音をダラダラと引き摺ってる感じなのに何故か耳から離れないという変な感覚。「MAN IN THE BOX」なんてちょっとズレるとダサい感じなのに、変なキャッチーさもあるし。

このアルバムからは「WE DIE YOUNG」「SEA OF SORROW」の様なシングルカットされた楽曲も好きだけど、ブラック・サバスからの影響受けまくりの「LOVE, HATE, LOVE」や、彼等にしては珍しいタイプの「PUT YOU DOWN」あたりが好きだ。

デビューアルバムという事もあって若干青臭さが残るけど、既に個性が確立されている点はさすが。ニルヴァーナやサウンドガーデン、パール・ジャムなどのグランジ勢の括りで出てきたけど、そのどれらのバンドとも全く違う音楽性は正に彼等にしかできなかったと思う。もはや偉業(笑)といってもおかしくはないと。
後のアルバムに比べると一番聴き易いアルバムかと思うので、彼等を最初に聴くならこのアルバムをお薦めしたい。

「WE DIE YOUNG」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=YogdqYVLPYI

「SEA OF SORROW」クリップ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Dm98t-iGaN8

「LOVE、HATE、LOVE」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=l9jX1KAKp78