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前回のジョージ・リンチ同様、テクニカルギタリストの筆頭に挙げられるポール・ギルバート。最近新作出したばかりで久しく聴いてなかったんでYOU TUBEでチェックしてみたら、何と最近はフュージョン系のスタイルに移行してるではないか!?ミスター・ビッグの方はパット・トーピーが亡くなってしまったお陰で、バンドをまとめる人物がいない為に再解散は必至だろうからこうしてソロの道に進むしかないんだろうなあ。
そんなポールの1stソロアルバム「KING OF CLUBS」を今回はチョイス。発表は1997年。

この時期のミスター・ビッグは、メンバー間が最悪の時期で前年にベスト盤リリースした後で少し冷却期間を置いてソロ活動に専念していた時期なので、自分の思うがままに作ったアルバムがバンドとは違う明るくキャッチーでポップなスタイルになったのかと。まあミスター・ビッグの3rdアルバム辺りからその片鱗は見えてきたけど、4thアルバムが全体的に暗めのスタイルになってしまったのでその反動もあったんじゃないかと思う。

だから最初にこのアルバムを聴いた時は随分とキャッチーな音になったモンだと驚いたけど、元々チープ・トリックやヴァン・ヘイレンが大好きなポールにはこういうスタイルの方が合っていると思うし、少なくともミスター・ビッグの4thアルバムよりは良い出来だと感じたなあ。

「CHAMPAGNE」や「VINYL」の様な、歌を聴かせる為の楽曲ありきのプレイスタイルなので、レーサーXの様なスタイルを期待してる人には期待外れもいいトコなんだろうけど、でもただのポップ路線という訳ではなく、ちゃんとポールのテクニカルなギタープレイが堪能出来る「THE JAM」みたいな楽曲もあるのが、本人も自分に何が求められているちゃんと分かってるんだろうなあ。
私的にはただのギター弾きまくりのアルバムよりもこういう楽曲で勝負する様なアルバムが好きなので、このアルバムは見事期待に応えてくれたと思ったくらいだ。
意外だったのは、この後ソロのベスト盤をリリースした時にはこのアルバムからの楽曲は「GIRLS WHO CAN READ YOUR MIND」のデモ音源のみという事。本人自身何か思うトコがあるんだろうけど、良い曲多いのに何か勿体無いなという感じかも。

この後、暫くの間はこのキャッチーでポップな路線のアルバムが続くので、ずっとこういうスタイルでやっていくんだろうなあ...と思ってたら、まさかのミスター・ビッグ再結成に参加して驚いたモノだけど、現在もコンスタントにソロ活動を続けている姿を見るとホントにプレイするのが大好きな人なんだろうなあ...最近のソロ作も後でチェックしてみるかな?


「CHAMPAGNE」


「VINYL」
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(2003/05/21)
ポール・ギルバート

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昨年のMR.ビッグの再結成は、時間の問題と云われていたけど意外とあっさり再結成が決まったなあ...と思っていた。
解散後の各メンバーの活動状況を見るとかなり苦戦していたのは事実で、エリック・マーティンに至っては日本人ミュージシャンのカヴァーアルバムという、明らかに小銭稼ぎに徹してしまい、かつてのファンはがっかりしたのでは?音楽的にもバンドとは全く違う姿に成り果ててしまったのは、私も正直失望したし。
そんな中でバンドから一足早く脱退して、コンスタントにソロアルバムを発表し続けたポール・ギルバートだけは別で、活動範囲が限られた中でも本人の演りたい事を続けられるというのはミュージシャン冥利に尽きるのではなかろうか?
そんなポールの2ndアルバムから4thアルバムまでの選曲に、2曲の新曲と1曲のデモverを収録したベスト盤「PAUL THE YOUNG DUDE : THE BEST OF PAUL GILBERT」をチョイス。

以前からこのCDは聴いていたのだけど、今回の安値で購入した理由はただ1つ、初回限定盤にしか付いていなかった「GILBERT HOTEL」が付いていたから。このCDが付いたモノを探していたので、今回ホントにラッキーだったな。

正直いって、何故1stソロからの選曲が無かったのか疑問なんだけど...(「GIRLS WHO CAN READ YOUR MIND」のデモが収録されてはいるけど)私はポールのソロの中で一番好きなのが1stアルバムなので、コレにはちょっと納得いかなかったりする。
ただ、選曲に関してはかなりバランスの取れた感じで、1枚聴き終わるのがあっと言う間な感じ。ポールお得意の早弾きHRから、コーラスの綺麗のポップソングまでポールのセンスが抜群に堪能出来る。
個人的にはカヴァー曲とかはいらないと思う。それだけオリジナルの方に聴き応えを感じるので、その辺が勿体ないかな?
お気に入りは、如何にもポールが得意とするHR「INDIVIDUALLY TWISTED」(途中のヴァースで、ワイハの「I WANNA GO WHERE PEOPLE GO」が出てくるのがCOOL!)「I LIKE ROCK」や、しっとり聴かせてコーラス美しい「KATE IS A STAR」、チープ・トリックっぽい雰囲気の「I'M NOT AFRAID OF THE POLICE」あたりかな?

そして「GILBERT HOTEL」。今回初めて聴いたのだけど、これって普通に1枚別にリリースしても遜色のない出来だと思う。ただアコースティックを基調とした作品なので従来のポールのイメージとはかけ離れているから、普通にリリースすると戸惑いがあるのも事実かな。
ジェネシスの「THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY」、ワイハもカヴァーしたイナフ・ズナフの「TIME TO LET YOU GO」などのカヴァーも収録されているけど、ジェネシスは余計だった気も。
全体的には凄くリラックス出来る作品で、本編と対照的になってるのがまた良い。

今年中には出てくるであろうMRビッグの新作のキーパーソンはこの人だと思っているので、その出来によって今後のバンドの活動も変わってくるだろうし。ヘンな路線変更さえ行わなきゃ大丈夫だと思ってるけど、さて如何に!?

「INDIVIDUALLY TWISTED」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=6v_GN20wWkE

「I FEEL THE EARTH MOVE」PV(キャロル・キングのカヴァー。途中まで)↓
http://www.youtube.com/watch?v=IPCEt32PSa0