グローバル・メタル [DVD]グローバル・メタル [DVD]
(2009/02/27)
METALLICAIRON MAIDEN

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映画版ブログにも書いたけど、先週はDVDレンタル5本\1000セールを借りて休日を消化していたのだが、その時に偶然この新作DVDとして置いてあったので、コレは見て見ぬフリをする訳にはイカンだろう...という事で、早速借りて観てみた。前作「ヘッドバンガーズ・ジャーニー」から2年、サム・ダン渾身の2作目「グローバル・メタル」。

前作では「何故メタルは嫌われるのか?」という題材で、HM/HR系のミュージシャンを中心に検証していったモノだったけど、今回の題材は「メタルが世界各国でどの様な位置付けにあるのだろうか?」という題材で、世界各国を回ってその国のメタルシーンを探るというモノ。そこには我が国日本も入っている。

確かにHM/HRってアメリカやヨーロッパなど盛んな地域のシーンは耳にするけど、例えばイスラエルやインドなんかにメタルシーンが存在するのかどーか分からないし、もしその存在を知っていても多分耳にする事はないと思うし。そーいった意味ではホントに興味深く観る事が出来た。

驚いたのはインドネシアで、メタリカのライブでチケットを持っていても会場に入れず、逆に警官隊の暴行を受けて鎮圧させられるという、まず日本じゃ考えられない話だった。しかも若者に悪影響を与えるとか何とかでその後のメタル系ミュージシャンのライブは一切禁止させられたという。一体、何時の時代の話だよっ!?

イスラエルにもメタルシーンが存在するのは意外だった。スレイヤーの「ANGEL OF DEATH」の歌詞にもある様にユダヤ人を刺激する内容であるにも関わらず、そのイスラエルの人達はスレイヤー側の意図を汲み取ってる事実にも驚いた。普通なら論争が起こってもおかしくない話なのに。

そして我が国日本の話といえば、ヴィジュアル系とメタルの線引き的な内容が何とも平和な話で...(笑)他の国は何だか殺伐とした話ばかりなのに。
でもホントに日本は恵まれてるなあ、と実感した。欲しいCDは手に入るし、髪伸ばして如何にもメタルな格好をしていてもせいぜい疎ましく思われるくらいで済むんだし。イスラエルでの、長髪でスレイヤーのTシャツ着ていただけ宗教警察に捕まり殴られたなんて話は、まず絶対に日本じゃありえないだろうし。

正直、あとロシアあたりも取材してくれれば面白かったとは思うけど、でもまあこれだけやれば十分だろうという内容で私的には満足だ。次作がどの様なカタチになるのかは分からないけど、色々問題提起してもらってHM/HRをもっと深く掘り下げてもらいたいと思う。

因みに、サム・ダンと同行していたスコット・マクフェイデンはアイアン・メイデンのドキュメント「フライト666」にも同行(サム・ダンと一緒に日本公演に来てましたね)次は何とラッシュのドキュメントを撮る予定だという!コレは非常に楽しみだ!!

予告編↓
http://www.youtube.com/watch?v=pLxJBXSIs-A
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メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー [DVD]メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー [DVD]
(2009/01/28)
ドキュメンタリー映画

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観たい×2と思いながら、ここ最近の”新作大量ラッシュ”の波に飲まれ、いつの間にか忘れかけた頃、近所のヤマダ電器に別件で買物に来た際、ポイントが¥4000以上付いていた事を知り(遅い!)「コレなら何かCDかDVD買えるな」(と、思い付くトコが結局そこだと.../笑)と思い、色々物色してたら、このDVDが目に止まり、速攻購入。

古くは「メタル・イヤーズ」「ウェインズ・ワールド」などと、メタルを題材とした映画はあった事にはあったけど、このDVDで監督自身語ってる通り、メタルというジャンルをかなり軽視してる部分が多く、シリアスには捉えていなかった。ポール・スタンレーやオジー・オズボーン、デイブ・ムステインがインタビューに応じている「メタル・イヤーズ」はともかく、「ウェインズ・ワールド」は「ただのおバカ映画」だったのでホントに失望させられたくらいだ。

で、早速鑑賞。
監督が人類学の博士号を拾得した人物という事で、ちょっと敷居が高いのかな?と危惧していたのだけど、至って題材はシンプルで「メタルは何故嫌われるのか?」というモノ。他にもメタルに関する様々なイメージにポイントを当てて(悪魔崇拝や検閲、宗教など)様々な角度からメタルを検証しているのが面白い。
出てくるミュージシャンも、アリス・クーパーやロニー・ジェイムス・ディオ、トニー・アイオミやブルーズ・ディッキンソンなどの大御所の中にも、アンジェラ・ゴッソウやスリップノット、意外なトコではメイヘムやヴォイ・ヴォドのメンバーなどが出て来て、中々興味深い事をそれぞれ語っている。

観終わって思った事は、海外と日本のメタルの認識がかなり大きく異なってるいる事。DVDの特典映像で、日本のHMに携わる人達と監督の対談集が収録されているけど、これが非常に面白かった。やっぱ考えてる事は皆同じなんだな、と。
日本では宗教観とかそんなに反映されないけど海外じゃ大アリだし、世間の認識も日本でのHMは一部のマニアの音楽程度しか思われていないだろうな。「バカがやる音楽」とか言った人間もいるくらいだし。
ロブ・ゾンビの語った「メタルの世界はめちゃくちゃデカイのに、殆どの奴らはその存在すら知らない」というのは確信を突いているな、と。

あと、ノルウェーのブラックメタルにはマジで驚かされた(苦笑)。ホントにこいつらマジなんだな、と。音楽的には自分の求めるモノと大きく異なっているので全く興味ないのだけど、その存在に関しては興味あるかな?

でも、結局はこの監督のメタル愛が大きく感じられる。じゃなかったら、こんな映画なんか撮らなかっただろうし、ドイツのヴァッケン・オープン・エア・フェスティバルで自ら楽しそうにヘッドバンギングしている姿が何よりも語ってる。

何でも「パート2」の製作も開始しているとの事なので、次回作も非常に楽しみだ!

ヘヴィ・メタル~ラウダー・ザン・ライフ [DVD]ヘヴィ・メタル~ラウダー・ザン・ライフ [DVD]
(2006/08/09)
不明

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今回はちょいと趣旨を変えて音楽関係のDVDをレビュー。

今年の夏頃に、日本でも主要都市のみで公開された映画「ヘッドバンガーズ・ジャーニー」。私は田舎に住んでるので、映画自体はこっちには来なくて、東京まで観に行こうか?と考えたのだけど、何時の間にか終了してしまったので、DVDが出るのを楽しみにしてるのだけど、それと同時にこの映画の存在も知った。
しかし、この映画は劇場公開されておらず、DVDでいきなり発売されたので近いウチに観てみよう...と思ってたら、近所のTHUTAYAにレンタルで入荷していたので「こりゃラッキー!」と思い、早速借りて観てみた。

内容は「ヘヴィメタルとは何ぞや?」とテーマに、大物メタルバンドから中堅バンド、プロデューサーや音楽関係者などのインタビューを元に、延々2時間近く語ってるだけのモノなのだけど、途中中だるみはするものの、結構興味深い話が聞けてそれなりに楽しめた。以前あった「メタル・イヤーズ」よりは全然面白かったな。
また、最近シーンに姿を表さないミュージシャンの最近の姿が拝めるので、その辺も多いに楽しんだ(?)。久々に観たジ●ン・サ●クスが○ってるし(笑)。

中でも興味深かったのは、80年代のジューダス・プリーストやオジー・オズボーンを巻き込んだ”ファンが彼等のレコードを聴いて自殺した裁判”でHM/HRが槍玉に挙げられた一連の騒動の話。
当時は『バカな話だ』と一笑に伏したけど、当の本人達は溜まらなかっただろうなあ。だって、どー考えたってレコードを逆回転して聴くヤツなんて普通はいないでしょ?
映画の中で音楽心理学者(?)なる人が『レコードを買ってくれるファンに自殺を促すくらいなら、普通は「レコード10枚買え!」と入れるだろう』って語ってるけど、正にその通りで思わず笑ってしまった。

あと『ファンをどれだけ大切に思ってるか?』を各バンドのメンバーが語ってるのだけど、ロニー・ジェイムス・ディオが『ファンがいなかったら私は今、こうしていない。多分、土建屋だろう。それはそれで楽しそうだけど。』のコメントには爆笑。何故に土建屋??

あと『メタルの歌詞は反抗するモノだから反抗的な曲を書こうと思ったけど、豪邸に車5台、船もあって、プールサイドでそれらを眺めて「いざ書こう!」と思っても何も出て来ない』とディー・シュナイダーが語った言葉には「なるほどな」と思わず納得。

他にも色々な話が出ているので、興味がある方は一度観てみる事をお薦めします。