ここ最近、ちょっとドタバタした生活をしてるお陰で音楽聴くヒマもない位なんだけど、車内で聴いてるモノも大分偏ってるんで、ここは一つ久しぶりに重いモノを...と思い、チョイスしたのがカテドラルの2ndアルバム「THE ETHEREAL MIRROR」(邦題:デカダンス←どーしてこーなる?)。発表は1993年。

以前も書いたとおり、カテドラルはそれほど入れ込まなかったバンドで、初めて買ったCDがバンド後期の「THE GUESSING GAME」という様に、注目するも何も自分の中ではほぼ忘れてた様な存在だった。
「THE GUESSING GAME」を聴いて、ドゥームとは一線を画したバンドの雰囲気が気に入って、その後前作である「THE GARDEN OF UNEARTHLY DELIGHTS」もCD買って、この2枚を重点的に聴いていた。
しかし、考えてみりゃ何でバンドの最盛期と言われる作品を聴いてない?という事で、もろにドゥームな1stはともかく(苦笑)2ndと3rdは聴いておかなきゃイカンだろ?と、中古屋探してようやく安値で見つけられた(両方共、国内盤¥600くらいで)。

で、早速聴いてみたのだけど、1stの激しく重くて遅いスタイルからは一転して大分聴き易くなったな~という印象を受けた。やってる事はオジー時代のブラック・サバスなんだけど、リー・ドリアンのダミ声のお陰でまんまサバスという感じではないのが面白い。サバスよりも正統派HRのスタイルを取り入れてるのが非常に良い。1stがダメでもコレは大丈夫ってリスナーは結構多いと思うけどな。

「MIDNIGHT MOUNTAIN」の妙なグルーヴにやたら中毒性があって、この1曲がハイライトとなってしまうくらいの強烈なインパクトがあると思うし、「RIDE」では「CHILDREN OF THE GRAVE」のリフに近い曲展開に独自のスタイルを織り交ぜてるのが見事。
次作と比べると少し楽曲の練りが足りないかなと思うけど、それでも完成度は十分及第点ではあると思う。バンドの人気に火が付いたのも理解出来る。
またジャケットにも独特の雰囲気があって、結構おどろおどろしい様なタッチの絵の中にちょっとしたお遊び的な要素が感じられるのも、このバンドの独自性に一役買っていると思う。

リー・ドリアンは自分の新しいバンド:ウィズ・ザ・デッドで活動して新たなスタイルを模索しているみたいだから、さすがにもうカテドラルを復活させる様な事はないと思うけど、色褪せる事ない正統派HRアルバムを2ndアルバムで作り上げた偉業はもっと評価されて良いと思う。


「MIDNIGHT MOUNTAIN」


「RIDE」
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ザ・ガーデン・オブ・アンアースリー・デライツザ・ガーデン・オブ・アンアースリー・デライツ
(2005/10/26)
カテドラル

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こっちのCD屋、及び中古屋では殆ど見掛けなかったカテドラルの前作「THE GARDEN OF UNEARTHLY DELIGHTS」が、先日のディスクユニオン新宿メタル館で中古で発見したので、やっと捕獲に成功。
最新作がホントに出来が良かったので、変化が見え始めたという評価だったこのアルバムを前から聴いてみたかった。輸入盤でも良かったんだけど、このバンドの詳細って余り情報が入って来ないし知らなかったので、その点をインナースリーヴでチェックしたかった事もあり国内盤を購入。

まずジャケがいつもの人なんだけど(スイマセン、名前知らないモンで...)今回はちょっといつもと雰囲気が違うトコが良い(白をベースにしてるから?)。スッキリしてるんだけど、何処かおどろおどろしい感じが残るという。

で、肝心の音の方は、最新作が70年代のフォーク・トラッド系の音を感じさせたのに対し、このアルバムではラストの27分弱の超大作「THE GARDEN」と2分弱の小曲「FIELDS OF ZAGARA」がその辺を感じさせるだけで、全体的にはドゥームというよりは演奏の荒々しさもあって、幾分ハードコアやガレージ系の影響も伺えるHRを演っている。
リー・ドリアン自身も、一度は完成させた楽曲を一度破棄してもう一度再構築し直したという事から、従来の音にはしたくなかった意図があったみたいで、それは楽曲に十分現れている。しかし、楽曲の節々にいつものカテドラルの影が見えるトコはさすがといったトコ。単にサバスの焼き直しみたいな雰囲気からは、完全に脱却している。

個人的には、力技で聴き手を捻じ伏せる前半よりも、小曲を挟んでの後半部の流れの方が良い様に感じた。リー・ドリアンの歌の下手さは相変わらずだけど(まだ言うか/笑)新たな路線にチャレンジする姿勢は多いに評価したいと思う。

ラウドパークから約5年、単独公演では実に10年振りとなる来日公演が予定されているらしいけど、平日公演という事もあって参戦は無理だけど、一度はライブ観てみたいんだよなあ...特に新作からのあの雰囲気を壊さないで再現出来るんだろうか?非常に興味がある。


アルバム予告編↓
http://www.youtube.com/watch?v=zlKJvvjkV9s

「ORO THE MANSLAYER」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=OlNtGlCGgXU&feature=related

The Guessing GameThe Guessing Game
(2010/05/19)
カテドラル

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ここ最近、新作CDは余程早く聴きたいモノ以外は月末にあるタワーレコードの携帯会員オンリーの2倍・3倍ポイントデーに買う様にしている。このポイントが結構知らず×2のうちに貯まっていくので、意外と侮れないからその貯まったポイントで、ちょっと高めのモノを買おう...という魂胆だったりする。

で、昨日から明日までそのポイントデーなので、給料も出た事だし早速店頭にチェックしに行ったのだけど、今月はもう既に買うモノが決まってたので直ぐ帰ってくるつもりだったのだけど...このCDが試聴コーナーに入ってたお陰で大いに悩まされ、結局1枚諦めてこのCDを購入。ホントにご無沙汰で、しかもかなり歴史の長いバンドなのに初めて買うバンド、カテドラルの通産9作目「THE GUESSING GAME」。

何故かこのバンドは、デビュー当時から知ってるのに今まで縁が無かった。デビューアルバムのジャケの怪しさからして興味は惹かれないハズではないのだけど、当時の宣伝コピーにあった「世界最速から世界最遅へ」というのがどーも引っ掛かって手が出せなかったのだ。今でこそドゥームが何たるかは一応知ってるつもりだけど、当時に聴いていたら受け付けなかっただろうなあ。

で、試聴コーナーで見つけた時は「あ、カテドラルの新作が出たのか!」とは思わず「何でカテドラルが試聴コーナーに?」という思いだった(笑)。久々に名前を見たモノ珍しさもあって、興味を惹かれて聴いてみたのだけど、まずリー・ドリアンの声が普通の声で歌ってるのに驚いた。歌の下手さは相変わらずだけど(爆)デス声じゃなければ何とか許容範囲だぞ...と。
また、曲順を追う毎に曲調がいつものドゥームっぽさは皆無で、逆にバラエティに富んだ内容なのも驚かされた。しかも音が70年代に活躍したメロトロンやシタール、ムーグやハモンドといった埃っぽさ満載。タイトル曲なんて普通にディスクユニオン:新宿プログレッシブ館の店内BGMで掛かってても何の違和感も感じない雰囲気だし。

これはひょっとすると...ってな事で、結局お買い上げ。2枚組の本作は、1枚目が70年代フォークトラッドを基調とした雰囲気にバンドの音を絡めた雰囲気で、もう1枚がいつものバンドのスタイルに近い感じという変則的な作品かと。
正直いってドゥームスタイルよりも1枚目の雰囲気が最高にカッコ良かったので、従来のスタイルに思い入れがない私には1枚で良かったのでは?と感じたけど、それだと従来のファンの期待を裏切ってしまうんだろうなあ。
「JOURNEY INTO JADE」での歌詞で、明らかに今のバンドの正直の気持ちが綴られているけど、今回の作品はそれだけバンドとしての新機軸を生み出したと感じてるんだろうな。これから、この1枚目の路線を踏襲する事になるのなら、私にとって非常に興味があるバンドに変わってくるのだけど、さて如何に?

アルバム予告編↓
http://www.youtube.com/watch?v=MkuDyv0fpxo

「THE GUESSING GAME」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=jRcLLn2V6fA

「FUNERAL OF DREAMS」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=taveV23K_uk&feature=related