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最近余り購入してなかった廉価版BOXセットだけど、ちょっと気になったモノを2つ程購入。もう一つの方はもうそろそろ到着予定だけど、一つは既に届いて聴きまくり中。それが今回のお題であるTOTO。

国内盤の紙ジャケリマスター盤を8枚目まで購入し(それと未発表テイク集の”XX”)後はお金に余裕がある時にでも...って事で時間だけが過ぎ、気になった時には既に中古市場では高値になってる始末(あるあるですね/苦笑)。
仕方ないから安いプラケースの中古盤でも探してみるか...と思ってた矢先にこのBOXセットの詳細を知ったんで、ちょっと考慮して購入を決めた。まだ聴いてなかった「TAMBU」「MINDFIELDS」も収録されていて、しかもこのBOXセットでしか聴けない「OLD IS NEW」と、1980年の来日公演の模様を収めた「LIVE IN TOKYO」(当時はアルバムリリースの予定があったみたいだけど、バンド側がクオリティに納得しなかったのでお蔵入りになったらしく、今回のBOXセットで5曲のみを収録したモノが初リリース)という事で、既に8枚持ってても金額的にも優しい値段(私が購入した時はアマゾンにて¥6000切ってました)なので買って損は無かったですね。因みに、SONYからのリリースなので「FALLING IN BETWEEN」「THROUGH THE LOOKING GLASS」は未収録。

そんな集大成的なBOXの中から、今回は「TAMBU」をチョイス。発表は1995年。
ジャケットが今までのニュアンスとは一線を画してますね。最初見た時は「別バンド?」と思ったくらい意外だったんですが、こういうジャケットも珍しくて面白いと後になって思いましたよ。
前作でドラムのジェフ・ポーカロが急逝してしまったので後任にサイモン・フィリップスを迎えて初のスタジオ盤となる訳だけど、一聴した時はそれほど違和感は感じなかったかな。まあ曲調が全体的に落ち着いた雰囲気のモノが多いからだとは思うけど、バンドの中心人物の一人でもあったジェフがいない状況でもバンドらしさは失っていないトコはさすが凄腕ミュージシャンの集団だなと。

むしろ気になった点は、前作にあたる「KINGDOM OF DESIRE」からボーカルを担当したスティーヴ・ルカサーが前作よりも随分と控えめになったなあ~と感じた事。前作ではかなり存在感が強くて、TOTOと呼ぶにはちょっと違う?と思ったくらいだったんだけど(でもこのアルバムは結構好きだったりするけど)今回はかなり落ち着いた雰囲気になったので、そのイメージに合わせる様に意識したのかな?と。
そう思うとこのアルバムは前作で感じたヘヴィなグルーヴ感を後退させて、従来のAOR路線に幾分寄せてきたので以前のバンドらしさを感じるけど、今までの彼等になかった女性ボーカルを絡めてるあたりにR&Bっぽい雰囲気が感じられてちょっと冒険しているトコに好感が持てた。

「I WILL REMEMBER」「SLIPPED AWAY」「THE TURNING POINT」がお気に入りだけど、全体的にバラードが多いのでもうちょっと弾けた雰囲気の楽曲があればアルバムの印象も違ったと思う。そういう意味では大ヒットした過去作と肩を並べるまでのクオリティには及ばないけど、余裕と円熟味を味わえるベテランならでは安定感を求めるには素晴らしい作品だと思う。歳食ったおっさんになった私が、今の時代に聴いたのはホントに良いタイミングだったのかもしれないな。


「I WILL REMEMBER」


「SLIPPED AWAY」
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最近は特に欲しい新作CDが見当たらなかったんで、色々チェックしていたらこのアルバムがTシャツ付き限定盤がタワレコのセールで¥2400くらいだったので捕獲しました。TOTOの現時点での最新作にあたる「TOTO XIV」(邦題:聖剣の絆)を今回はチョイス。発表は2015年。

このアルバムはリリース時に欲しいと思ってたけど当時は金欠の極みだった頃で、とりあえず保留にしておいたらすっかり忘れてたという(苦笑)。でも音自体は友人のtaroサンに聴かせてもらってたので内容は知ってたけど、やはりCDで欲しかったので今回購入となった。

そもそもバンド自体は2008年に解散してたのに、マイク・ポーカロが発症したALSの資金調達の為に期間限定で再結成されて、その時期にマネージメントが新作の契約をレーベル側と交渉した為にこのアルバムが作られたという経緯があったので、最初はちょっと意味がよく分からなかった。しかもその後40周年記念ツアーまでやって、スティーヴ・ルカサーは「毎年日本に来たい」とまで言い出すんだからもうバンドは再解散する事はないのかな?

このアルバムでのハイライトは、何といってもジョセフ・ウィリアムスとスティーヴ・ポーカロのバンド復帰。前述の35周年ライブの時にもメンバーに入ってたけど、そのままアルバムに参加したのは素直に嬉しい。ボビー・キンボールは何かと不安定だったし、最近も何やら警察沙汰になってルカサーを激怒させていたから、もうバンド復帰は2度とないだろうなあ。
35周年ライブまで参加してたサイモン・フィリップスは自身の活動に専念との事で脱退してしまったのは残念だけど、後任のキース・カーロックもこのアルバムを聴く限り派手なプレイはないけど、堅実でそつなくこなしてる印象を受けた。

肝心の音の方は、最初聴いた時はフュージョン系みたいなノリで余りTOTOっぽくないなあ~と思ったけど、何度か聴くうちに馴染んできたという印象。ジョセフの声もさすがに全盛期ほどのハイトーンは出せないけど、元々歌唱力のある人なんで所々上手いなあ~と唸らせる部分もあって好印象。楽曲も、全体的に洗練され落ち着いた印象があって「21ST CENTURY BLUES」みたいなブルーズナンバーでもちょっと洒落た感覚があるのが特徴かな。
お気に入りは、バンドお得意のメロディアスハードな「HOLY WAR」「ORPHAN」、幻想的な雰囲気を醸しだす「CHINATOWN」、ダークで壮大な雰囲気が何処か「HYDRA」を想起させる「GREAT EXPECTATIONS」が良い。

40周年ツアーでも相変わらずの人気の高さを誇ったバンドだけど、このまま活動を続けるなら是非また新作を作って欲しいなあ。今の彼等が今の時代にしか作れない音楽というモノを是非聴きたい。ジョセフ・ウィリアムスはCWFの活動もあるから何かと忙しいだろうけど(こっちの新作も期待大!)気長に待ち続けますよ。


「HOLY WAR」


「CHINATOWN」




最近CD関係はタワレコの通販で買う事が多いのだけど、先日のタワレコのメールにて”ポイントの期限が迫ってます”という事なので何かないかな?とチェックしてたら、ロック関係のBD、DVDなどが90%オフで出ており、今回のお題であるTOTOのBDプラスCD2枚組が送料込みで¥2500弱だったので思わずポチってしまいました(笑)。ワードレコーズからの国内盤で勿論新品...つーかこのセール品、全部ワードレコーズ関連のモノばかり...ってそんなに売れてないの??
という事で、彼等の2014年に発表された「LIVE IN POLAND」を今回はチョイス。

このライブは2013年夏に行なわれたヨーロッパツアーでのポーランド公演の模様を収めたモノで、彼等にとってはバンド結成35周年にあたる記念すべきライブ。またこの時はキーボードのデヴィッド・ペイチの誕生日であったらしく、観客がデカい垂れ幕で”おめでとう”と祝福してるのを本人が見てエラく感動し、お茶目な仕草で感謝の意を表していた(笑)。

そーいえばTOTOのアルバムはCD買って聴いていても、ライブ自体はまともに観た事ないなあ...というのがこのBDを買った理由なんだけど、最近よく聴くお気に入りのジョセフ・ウィリアムスがこのライブでボーカル取っているのもまたポイント高し。そもそもジョセフ復帰の理由はこのBDの中でスティーヴ・ルカサーが語ってる通り、バンド解散前にマイク・ポーカロがALSを発症してしまい、その支援の為にバンドが再結成する事となって、その時にジョセフとスティーヴ・ポーカロには是非戻ってきてほしいと願った結果なんだそう。残念ながらマイクは亡くなってしまったけど、このライブの時はまだ在命中で彼とジェフ・ポーカロに捧げるとの事で「WINGS OF TIME」がプレイされている。因みにこのライブでベースを弾いてるのはセッションプレイヤーのネイザン・イースト。

さて、肝心の内容の方は、まず選曲が抜群に良い。オープニングで「ON THE RUN~CHILD'S ANTHEM~GOODBYE ELENORE」のメドレーで掴みはOK。「GOIN' HOME」という変わりダネを持って来て、その後は「HYDRA」「ST GEORGE AND THE DRAGON」という流れでおおっ!と唸り、「I'LL BE OVER YOU」で既にハイライトを持ってくるこの構成。
続くのは意外にも「IT'S A FEELING」で、ボーカルはスティーヴかと思いきやジョセフ。これがまた良い味出してる。それで「ROSANNA」ですよ。早くも前半で2度目のハイライト...って、強い曲を多く持ってると選曲も楽しいだろうなあ。

ここで思ったのが、メンバーがホントによく歌うなあ~と。アルバムでもメンバーがそれぞれ歌ってるけど、こうして映像で観るとそれぞれ持ち味があってさすがセッションミュージシャンの集合体なんだなあ...と改めて感じさせる。

この後も先述のマイクとジェフに捧げた「WINGS OF TIME」や定番の「I WON'T HOLD YOU BACK」「99」「AFRICA」「HOLD THE LINE」は勿論、ジョセフ期のナンバー「PAMELA」「STOP LOVING YOU」も披露され、意外な選曲では「WHITE SISTER」(!)や「HOME OF THE BRAVE」がエンディングで締める構成も見事。また、未発表のインスト曲「THE MUSE」も凄く綺麗な曲でこうしてディスクで聴けるのも良い。

ジョセフの喉も状態がかなり良い感じで、連続のツアーや不摂生から喉を酷使して脱退したとは思えない程の歌いっぷりには感動...この人ホントに上手いわ~。また演奏陣も所々に美味しいフレーズを入れてさすが敏腕ミュージシャンの集合体と言わせるだけの事はあるなと。中でもこのツアー後に脱退してしまったサイモン・フィリップスは、さすが今までジェフ・ポーカロの後任を務めてきただけの事はあるプレイで見入ってしまった。何か勿体無いよなあ...

正直、軽い気持ちで買ったのにかなりハマってしまいましたよ(笑)。アルバムも勿論良いんだけど、こうしてライブを観るとより楽曲が輝くのもライブの醍醐味で、TOTOに関しても例外ではなかったと。この前の来日公演は観に行けばよかったな...と凄く後悔。
最新40周年記念ライブBDも発売されているし、この選曲もまた唸らせる内容なんで欲しくなっちゃったよ(苦笑)。暫くはこのBDを堪能する事にしますかね。安値で買えて良かった!!


「ON THE RUN~CHILD'S ANTHEM~GOODBYE ELENORE」


「STOP LOVING YOU」




前回のフィル・コリンズを聴いていたら、何故か久々にTOTOが聴きたくなった。理由は全く分からないんだけど(苦笑)アルバム持ってる割には聴くアルバムは大体同じというパターンなんで、今回は余り聴かない「TOTO Ⅳ」(邦題:TOTO Ⅳ ~聖なる剣)をチョイス。発表は1982年。

アルバムを余り聴かない...というよりは、曲単位でしか聴かないという意味なんだけど、そもそも何でこのアルバムがグラミー賞のアルバム・オブ・ジ・イヤーなど6部門も獲る事が出来たのか今でも不思議な事なんだけど。いや、普通に良いアルバムだと思うし売れるのもよく分かる話なんだけど、それまでのバンド自体にそれほどの評価はなかったと思うし、何よりバンド自身が一番驚いたという事らしいから、正に”寝耳に水”状態だったんだろうな。

ともかく、バンドの代表作と言ってもおかしくない作品である事には間違いないんだけど、私がよく聴くのは「「ROSANNA」「I WON'T HOLD YOU BACK」「IT'S A FEELING」「WAITING FOR YOUR LOVE」がお気に入り。これだけのチョイスだけでアルバムにおける楽曲のバリエーションに幅があるがよく分かると思う。「IT'S A FEELING」なんて地味過ぎるんだけど、ちょっとアダルトな雰囲気が小洒落てて好きなんですよねえ。「WAITING FOR YOUR LOVE」もR&BスタイルのグルーヴがカッコイイのでTOTOの中でも大好きな曲の一つなんだけど、シングルカットされても売れなかったんだよなあ...

大ヒットした「AFRICA」は、私的にはそれほどピンと来ないというのが感想。売れ過ぎてCD買うまで散々聴いたというのが理由かも。なので、私が車内で聴いてるオリジナル編集のべストCD-Rにはこの曲は入ってない。ただ、この曲が「グランド・セフト・オート・バイスシティ」でカーラジオから流れてきた時はテンション上がるけど(笑)。

バンドは元々セッションミュージシャンが集まって出来たバンドなので、個々のメンバーの演奏力は勿論の事ソングライターとしての資質も十分だからアフリカを題材とした楽曲なんて書けるのだろうな(普通のバンドならこうした曲は書かないだろうし、書けないと思う)。だから、楽曲のスタイルの幅も広くなるのは当然だと思う。前3作ではコンセプトが明確だったのかそれほど幅の広さは感じなかったけど、このアルバムでは大分広がった結果バラエティに富んだ作品になったのかと。

この成功のお陰でマイケル・ジャクソンに目を付けられてあの「THRILLER」にメンバーが参加する事となり、「HUMAN NATURE」に関してはスティーヴ・ポーカロが作詞・作曲している。前述の「IT'S A FEELING」も彼が書いた曲なので、やっぱ私の琴線に響くモノがあるんだろうな(笑)。


「WAITING FOR YOUR LOVE」


「I WON'T HOLD YOU BACK」




幾ら夏本番だからといっても、この暑さは異常でしょ...毎年暑い×2言ってるけど、今年はホントに身体に堪える暑さだわ。そりゃ熱中症で死人が出るのも分かる気がするな。

という訳で、給料支給の週末であっても、毎日の激務で何処にも行く気力のない中年は(笑)クーラーの効いた部屋でダラダラ過ごすのがこの夏の正しい使い方なのかも(笑)。まあ、節約を心がけなきゃと言いつつも新型iPodに心奪われてる様ではまだまだ精進が足りないよな(でも、今使ってる第4世代iPodはもうバッテリーがヘタってきたんで、そろそろ買わなきゃイカン時期でもあるのだけど...)。

で、そんなウダウダした日曜の午後を埋め合わせてくれる音楽は、今年新作も出した久々のTOTOの6thアルバムである「FAHRENHEIT」。発表は1986年。

私的には、数あるTOTOのアルバムの中で3rdアルバムと同様に余り頻繁に聴かないアルバムでもあるのだけど、理由はというとバンドの音楽性の迷いみたいなモノを感じられてしまうから。
前作「ISOLATION」で加入したファーギー・フレデリクソンが直ぐに解雇されてしまい、後任にジョセフ・ウィリアムスを加入させたのは良いものの、音楽性は前作のハードロック的な面は鳴りを潜めてしまい、代わりに当時のシカゴ辺りに通ずるAOR風味をプラスして、更に当時のテクノロジーを駆使してモダン化にさせた印象が、バンドのこれまでとは違った面を見せ付ける形となってしまったので、前作が好きだった私にはクオリティは高いものの物足りなさを感じてしまうのだ。

ジョセフ・ウィリアムスのボーカルは、器用にポップなナンバーもバラードも無難にこなせるシンガーなので文句はない人選だと思うけど、同時期に最終選考に残ったのがあのエリック・マーティンだったのは意外だったな。もしエリックが加入してたらイメージが全然違うアルバムになったと思うけど、どー考えてもバンドとのアンサンブルが合うか?と問われると違う気がする。楽曲を書ける訳でもないので、実際に加入しても1枚のみで解雇だったんじゃないかと。

でも余り聴かないと言っても、アルバムの冒頭を飾る軽快な「TILL THE END」や、ボビー・コールドウェルが歌いそうな「WITHOUT YOUR LOVE」、レゲエ風味の「SOMEWHERE TONIGHT」や、ラストのジャジーな異色曲「DON'T STOP ME NOW」辺りは好きな曲なんで、アルバムを全く評価をしていないという訳ではなく、単にTOTOのアルバムとしてはちょっと地味な部類と感じてるだけの事です。

また、このアルバムは結構有名なミュージシャンが参加してるので話題にもなってるけど、中でもマイルス・デイヴィスの参加は意表を突かれた感じ。デヴィッド・サンボーン、ドン・ヘンリー、マイケル・マクドナルドと層々たるメンツの中で完全に浮いてる(笑)。まあ、素晴らしい曲なんで結果オーライですけどね。

でも当時から不思議に思ってたのが、デビュー作からの旧知の仲だったボビー・コールドウェルには何故ボーカリストのオファーをしなかったのだろうか?音楽性も近いし、仲も良いのにどーしてだろう?と常に思ってたなあ。ボビーにしてみればソロ活動の方が居心地が良かったのかな?


「TILL THE END」


「WITHOUT YOUR LOVE」