何と前作から約6年振りですか~。そんなに経ってたのかとちょっと驚いた”北欧のボン・ジョヴィ”と呼ばれたトリートの新作「GHOST OF GRACELAND」が届きました。
その前作「COUP DE GRACE」も、その前作から約18年振りの復帰作という事だったから6年くらい...と思っても、やはり長いスパンだったなと(苦笑)。

一番の驚きは、何といっても解散撤回して日本公演まで行なわれて、それがそのままバンドのモチベーションとなって新作を作った事でしょう。前作は復帰作としては文句なしのクオリティだったと思うけど、それがどーして解散宣言まで出たのかよく分からない活動状況だったんで、クラブツアー(しかも単独公演ではない)とはいえ約25年振りの日本公演を実現した事にはホントに驚いたし、実際に観に行って「どーして解散宣言出したんだ?」というレベルの高さにも驚いた(一部口パクだという話もあったけど、ライブ中はそんなに気にならなかった)。

そんなバンドの新作には非常に期待していたのだけど、一聴した時は正直微妙な感覚だった。トリートと言えば”北欧のボン・ジョヴィ”と言われるくらい、キャッチーなメロディとサビに彩られた北欧メタルというのが共通項だと思うけど、今回の新作は重厚さとミドルテンポに比重を置いたと思われる作風となっているからだ。
とはいえ近年のラウドロックみたいなああいうスタイルではなく、相変わらずのキャッチーな雰囲気はあるものの一度聴いたら忘れられないサビやメロディではないという感じで、そういった過去のスタイルが好きな人達には正直戸惑いを覚えると思う。はっきりいって地味なのだ。

やっぱ、Voの声の問題とかもあってこういう作風にしたのかな?と勘繰ってしまうけど、もう少しアップテンポの曲が数曲欲しかったなあ。インナースリーヴにも書いてあったけど、メンバー自身過去と今では違う視点を持っている事を歌詞に反映させたかったらしく「人生は毎晩ロックン・ロールだけじゃないんだ」という意志がこういう作風にしたのなら、それはちょっと寂しいなあ。だってバンドに求めてるのはそういうモノなんだし、今までのファンに「今の俺達はこうなんだ、理解してくれ」と言って失敗した例は過去に幾らでもあった訳だし。
まあ、メンバーも高齢だしこういうスタイルの曲がプレイしたいというなら何も言えないけど、これを昔からの彼等のファンの目から見たらどう映るんだろう?というのは気になるなあ。

全体的には嫌いな作風ではないし実際クオリティが高いアルバムだけど、期待が大きかった分慣れるのは時間が掛かりそうかな?因みにお気に入りは、「DO YOU OWN STUNTS」「ENDANGERED」「INFERNO」「NONSTOP MADNESS」辺り。
後はライブでこれらの曲がどう映えるのかがポイントかと。実際に観てより好きになるのか、それとも地味で終わってしまうのか...是非またライブが観たいぞ!


「ENDANGERED」


「DO YOU OWN STUNTS」


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Weapons of Choice 1984-2006Weapons of Choice 1984-2006
(2006/04/24)
Treat

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日曜日に、川崎クラブチッタでのKAWASAKI ROCK CITY Vol.3のライブに行って来ました。
今回は北欧の3バンド、ヨーロッパ・トリート・クラッシュダイエットというメンツで、こうして見るとクラッシュダイエットだけ音楽性が違うので浮いてる感じだけど(笑)なかなか観られないバンドなんで、十分に楽しめましたよ。
今回のお目当てはトリートで、かつて”北欧のボン・ジョヴィ”と呼ばれた事もある北欧メタルの基礎を築き上げたバンドを、以前から一度観てみたいと思ってたので、ホントに嬉しかった。

詳細は雑談ブログに書いてあるのを参照にしていただいて、今回のそのトリートの2006年に発売されたベスト盤「WEAPONS OF CHOICE 1984-2006」をチョイス。
トリートは、現時点での最新作である「COUP DE GRACE」しか持ってなかったので、旧作を中古屋で探してみたけど殆ど出てこないし、国内盤の中古に至っては結構な値段が付いてたりするので、手っ取り早く今回の来日公演に併せてこのベスト盤をを買ってみたのだけど、全19曲も入っており予習には十分なベスト盤で助かった...とは言っても、時間が足りなくて余り聴き込みしないでライブに臨んでいたのだけど(苦笑)。

さすがに”北欧のボン・ジョヴィ”と呼ばれただけあってキャッチーなメロディが耳を惹き、また北欧メタルならではのキーボードのキラキラした透明感も十分感じられる、ホントに曲作りの上手いバンドという印象がこのバンドの特徴かと。
旧作を持ってないので、どの程度の割合で過去作から選曲されてるのか分からないけど、元々そんなに大きな音楽性の変化は感じられないので、アルバム全体を一気に聴けてしまうのも良い。
お気に入りは「I BURN FOR YOU」「RIDE ME HIGH」「GO!」「LEARN TO FLY」「WORLD OF PROMISES」辺りが好きだ。

ライブからはこのベスト盤からと「COUP DE GRACE」からの選曲だったんで、聴き込みが足りなくてもサビの部分が聴いた事ある程度でも十分盛り上がれたのがホントに良かった。それだけサビがキャッチーだって事を証明してるモンだし。
当時の新曲「I BURN FOR YOU」「GO」でもその辺は全く変わっておらず、むしろ分かりやすさに拍車を掛けてる様な気が。

しかし、「COUP DE GRACE」発表後にまた再解散したという記事を何処かで読んでたので、こうして来日公演が観られた事自体、奇跡に近いモンだと思うのだけど、ホントにこのまま解散してしまうのだろうか?確かに、ボーカルのロバートがもう結構な高齢で、今回のライブでも一部で口パク使ってたという話もあるくらいだし、メンバー全員他の仕事も抱えてるから新作はもう出ないとか色々と噂があるけど、ライブはともかく、新作に関してはまだまだ十分やれると思うのだけど...そんな事を思いながら、このベスト盤はこれからも愛聴して、いつか新作が出る事を期待して待っていよう。

「I BURN FOR YOU」


「RIDE ME HIGH」


「LEARN TO FLY」

クーデ・グラー~最後の一撃クーデ・グラー~最後の一撃
(2010/05/26)
トリート

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前から欲しいと思いつつも、すっかり買い逃してた約18年振りに復活したトリートの新作「COUP DE GRACE」(邦題:クーデ・グラー~最後の一撃)を、たまたま入ったTSUTAYAで発見したので購入。
ホントはタワレコで買おうと思ってポイント3倍セールの時に...と思ったら在庫が無く、しかもその後も入荷する気配が一切無かったから、東京に行った時にでも買えばいーやと思ってたので運よく手に入れられたのはラッキーだった。

前評判はかなり高く、ネットでもバンド史上最高傑作との呼び名もあったくらいなので、どれどれ...と試聴で聴いてみるとコレが結構エッジが強い音で、北欧メタルの括りではどーなのかな?と思ったけど、全曲聴いてみるとやはり北欧らしさは残ってあったので一安心。
しかし、この時代にこれほどまで80年代らしさを感じさせるアルバムが聴けるとは思っていなかった。最近ではウィグ・ワムくらいではなかろうか?路線的にはそのウィグ・ワムを感じさせるトコもあるし、LAメタルっぽいノリも感じられた。逆に現代的な要素は余り感じられなかったかな。

オリジナルシンガーだったロバート・アーンルンドが復帰してのアルバムなので、当時を知る人たちにとっては感慨深いモノがあると思うけど、前任シンガーも掠れた声で意外と味があったのでちょっと残念かな?しかし、この路線ならこの声で十分合っていると思うけど。

私的なお気に入りは「PAPERTIGER」「A LIFE TO DIE FOR」「SKIES OF MONGOLIA」「NO WAY WITHOUT YOU」「WE OWN THE NIGHT」「BREATHLESS」あたり。前半のHR路線も良いけど、後半のAORっぽい雰囲気の方がメロディの良さが際立って好きな路線かも。

とにかく曲の良さが光る1枚。全15曲もあるので(国内盤)さすがに捨て曲無しとはいかなかったけど、十分に満足出来る内容だった。この後、バンドはずっと続ける気なのかどーかは分からないみたいだけど、これだけのアルバム作れるんだからまだまだやれるでしょ!次回作も楽しみだし、旧譜もちょっと興味が出てきたなあ。


「PAPERTIGER」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=aFHfCJSbRhI&feature=related

「SKIES OF MONGOLIA」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=aSmDbgw_OKw

「WE OWN THE NIGHT」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=NOl0jTNsLGs&feature=related