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暫くはCD控えなきゃ...と言ってる間にコロナパニックの影響でCD流通が少し滞ってる感じなので、私的にはお金使わなくて良いのだけど、さすがに普段の生活は少し不便になってきた感じかな。TVで煽ったお陰でスーパーが混雑って、震災の時の教訓を忘れているとしか思えない。店側は”在庫はあるから心配しないで”と言ってるにも関わず、だ。心に余裕がないのか、それとも買い占めて自分さえ良ければ良いという考えなのか分からないけど、ちょっとみっともないよなあ。

そんな事を思いながら、このアルバムを聴いてたら何故か今の現状にハマってるではないか!?と感心させたピンク・フロイドの通算8作目のオリジナルアルバム「ANIMALS」を今回はチョイス。発表は1977年。

ピンク・フロイドの音世界には常に難解のイメージが付きまとってるけど、歌詞に関して意外とストレートにぶつける人達の割りには珍しく、タイトル通り様々なスタイルの人間を動物に喩えて歌詞に盛り込んで伝えたい意味を当てはめるという面白い手法を取っているのがポイント。因みに犬=野心を持ったエリートビジネスマン、豚=下衆な資本家や支配層、羊=労働階級者という図式になっているのだけど、それぞれに独立した楽曲があって計5曲という構成になっている。

それぞれの主張が各曲で語られているのだけど、風刺が効いてるのがこのバンドの面白いトコでそのイメージ通り聴いてみると楽しみも倍増する様な趣きでさすがの一言。前作が内省的で美しい音だったのに対し、今作は結構ハードな音作りなのも対照的かと。前2作が代表作に挙げられているのでどうしても影の薄い作品になりがちだけど、いやいやとんでもない作品ですよコレは。
「DOG」「PIG」「SHEEP」どの楽曲も構成が素晴らしく、私的には「SHEEP」が一番好きかな。

私自身、ピンク・フロイドはそれほどハマってる訳ではなく気に入った作品をじっくり聴くのが好きなんだけど、このアルバムは全体的にかなり好きなタイプで今までレビューしてきた「狂気」「炎」とこのアルバムだけで十分じゃないかとすら思った。他のアルバムはYOUTUBEでフルで聴いても余りピンと来ないんですよね。まあ以前umeサンにお薦めされた「対」はいずれ買おうと思いますが...

しかし、今の現代社会においてもこのアルバムがハマってしまう世の中って、昔から何一つ変わってないという事なんだろうか?さすが着眼点が鋭いバンドですなあ。


「ANIMALS」全曲
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狂気(SACD-Hybrid)狂気(SACD-Hybrid)
(2003/03/29)
ピンク・フロイド

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前回レビューしたガービッジの新譜、ホントに毎日聴いてて飽きないのは結構重症かと(笑)。お陰様で他のCD聴く時間がありません...と言いつつも、そーなるとこのブログも一向に更新が出来なくなってしまうので、今日は久々に違うモノを聴いてみようと思い、この前中古で買ったピンク・フロイドといえばコレ!という「THE DARK SIDE OF THE MOON」(邦題:狂気)をチョイス。昨日の金環日食に合わせての...って、昨日の話を今日に合わせてどうする?(笑)

購入したのがSACD盤なので、リリースされた2003年で表記してあるけど、実際にリリースされたのは1973年。
それからはご存知の通り、記録づくめの歴史的名盤として語られる事になる訳だけど、私は最初このアルバムの存在を知ったのは、洋楽聴き始めて間もない頃にビルボードチャートを参考に色々聴いていたのだけど、そのチャート表が載ってるFMファンをほぼ毎号購入していた。
そこには過去のチャートなんかも載っていたのだけど、そこで必ずこのアルバムが入っていて「何でこのアルバム、ずっとチャート入ってるの?」と疑問に思い、調べたらリリース年からずっとチャートから落ちないで入ったままという事を知り「そんなに凄いアルバムなのか!?」と素直に興味を持ったと。

で、図書館でレコード借りて聴いたはいいけど、当時は全く理解出来なかった。そもそも80sチャートの全盛期でポップでカラフルなイメージの洋楽ばっか聴いてたこの時期に、このアルバムを理解しろってのがそもそも間違いであって(苦笑)期待外しもいいトコだ...と半ば逆ギレ状態でレコードを返却して(笑)それ以来暫く聴く事もなかった。
その後、30代になって幾らかまともに聴く事が出来る様にはなったけど、それでもプログレの肩書きが邪魔をしてるのかよく分からない部分も多かったと思う。

だけど、彼等のベスト盤を聴いた時にふと思ったのが、難解だと思われてるモノでも全く素の状態で聴く訳だから、何も無理して理解する必要はないのでは?と思った事で、このアルバムの良さが自分にも分かった気がする。アタマで考えるよりも感じるんだってヤツですね。

私的にはアナログでいうトコのA面の構成が見事だと思う。曲単位だと「TIME」「THE GREAT GIG IN THE SKY」「US AND THEM」「ANY COLOUR YOU LIKE」がお気に入り。「MONEY」は冒頭のレジの音をコラージュした技術は凄いと思うけど、曲自体はそんなに好きじゃないですね。

聴いててふと思ったのが、マリリオンの「BRAVE」の曲構成は間違いなくこのアルバムを参考にしているであろうという事。「BREATHE」がリプライズで登場するトコなんかはそのまんまだし。

私はSACDで聴ける環境にはないけど、普通のCDプレーヤーで聴いても音がぐるぐる回る感覚を味わえるのは(特に「TIME」の冒頭の時計の音!)この当時の録音されたモノとしては凄い事かと。これだけでもさすが名盤と呼ばれるだけの事はあるかと。
この超有名なジャケはヒプノシス。見ただけで直ぐに分かるインパクトも凄い!思わずTシャツ買っちゃいましたしね(笑)。


「TIME」(ライブ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=ntm1YfehK7U

「THE GREAT GIG IN THE SKY」(ライブ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=V7NyO9NPZbQ

「ANY COLOUR YOU LIKE」(曲のみ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=NbKAh3zJmH8



Wish You Were HereWish You Were Here
(2011/12/02)
Pink Floyd

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昨年からずっと購入のチャンスを窺ってたピンク・フロイドのCD。先日、リマスターの廉価盤が発売されたのでそろそろ...と考えてチェックしてたら、こんなモノを見つけてしまったと。EMIからのリリースではなく別会社(EMIとの関係はどーなってるのか知らないけど)からのSACD盤。
本来ならこの作品は1975年のリリース「WISH YOU WERE HERE」(邦題:炎~あなたがここにいてほしい)なのだけど、これはもはや別モノとして捉えた方が良いのか?と思って、昨年末の表記で書かせてもらいました。

SACDと言えば、以前「DARK SIDE OF THE MOON」(邦題:狂気)のSACD盤が発売されたけどリリースは結構前だった気がするので、他のプログレ系バンドが結構な枚数出してるのに対し、フロイドはやっと2枚目ってのも意外な気がした。

まあ、ウチはSACDを再生する機種は無いけど、以前の「狂気」と同じくハイブリッド版なので普通のCDプレイヤーでも聴けるのが購入の決め手だった。あとジャケットがめちゃくちゃカッコイイ!!リマスター盤リリースの時はヘンなプラグみたいな絵でカッコ悪く、オリジナルの方が良いのに...と思ってたらこのジャケ。待ってた甲斐がありましたよ(笑)。
通常のCDケースではなく、一回り大き目なブックレットタイプになっており、オマケでヒプノシスのポストカード6枚付いている(勿体無くて使えないけど)。

肝心の音の感触は、私が今手元にあるのが「ECHOES」のベスト盤しかCDが無いので比較にならないですが、とても35年以上も前の作品だとは思えないくらいの高音質。PCに取り込んでi-podに入れて聴いても直ぐに分かるくらいの音の良さ。これは素直に感動出来ますね。「HAVE A CIGER」の最後の”びゅ~~~ん!”って効果音も物凄い迫力。

内容の方は、umeさんや某音さんも押してた作品だけあって素晴らしい。やっぱ何と言っても初期メンバーのシド・バレットへの想いを綴った「SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND」に尽きるかと。ベスト盤で聴くとやはり長さを感じるのは致し方ないけど、アルバム単位で聴くと意外と長さを感じないのは何故だろうか?
「WISH YOU WERE HERE」も代表曲であるけど、タイプが異なる代表曲を2曲も配してるのはこのバンドならではかと。

私はフロイドのアルバムそんなに聴いてないですが(以前も書いた様に「WALL」と「DARK SIDE OF THE MOON」くらい)何故これを聴いていなかったのか?と、ちょっと後悔の念が...いやしかし、今の年齢になってこういう音楽に触れられるのもそれはそれで良いとは思うけど。

しかし、SACDに手を出した事で「狂気」の方もSACDで買おうと思ってるけど、また数年したら別の作品がSACD化されるんだろうか?それまで待つには余りにも長過ぎるので、気になった作品だけは数枚リマスター盤で手に入れようと思ってる。次はどの作品にしようか、ちょっと嬉しい悩みだったりして(笑)。


CDの予告編CM?↓
http://www.youtube.com/watch?v=FR6Jk4p_xBY

「SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND」(ライブ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=BLKiMbC6s2k

「WISH YOU WERE HERE」(ライブ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=EAchKt2xjsw

エコーズ~啓示 ザ・ベスト・オブ・ピンク・フロイドエコーズ~啓示 ザ・ベスト・オブ・ピンク・フロイド
(2001/11/05)
ピンク・フロイド

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こんだけ長い間レビュー書いてるのに、今まで何故か敬遠してたのと(自分自身が)イマイチな評価しか出来なかったピンク・フロイド。
9月に全アルバムがリマスター盤一斉発売となるみたいだけど、それを前に自分なりに少しまともに聴いてみよう...と、10年前に発売されたベスト盤「ECHOES」(邦題:エコーズ~啓示)を中古で購入。

フロイドの場合、ベスト盤はあくまでも代表曲を収録したモノだけらしいので、オリジナルアルバムを聴く事をお薦めする...とよくレビューなんかで書かれているけど、このベスト盤に関してはメンバー自身が積極的に関与して、楽曲の並び構成や曲間の繋ぎなど細かいトコまでに拘って作り上げたという話らしい。

私はフロイドのオリジナルアルバムでは「ATOM HEART MOTHER」と「THE DARK SIDE OF THE MOON」と「THE WALL」くらいしかまともに聴いた事がなく、特に「ATOM HEART MOTHER」は私が20歳前の頃に当時の友人と地元の日光へドライブに行った際にその友人がBGMとしてこのアルバムを選択したのだけど、コレが眠くて×2...(苦笑)
そんな虚ろな私を見て「この良さが分からないなんて」と友人が激怒(笑)。そりゃ当時の私はHM/HRにどっぷり漬かってる最中だったから、このテの音には殆ど興味が無かったし。
でも、バンドの成し遂げた活動についてはいつも一目置いてはいた。「THE DARK SIDE OF THE MOON」はかなりの長い間ビルボードのアルバムチャートに居座り続けたし、活動停止するまでのどの作品も威厳を保ち続けたという事自体、リスペクトすべきかと。

で、このアルバムに関しては代表曲は勿論ほぼ収録されており(何故か「ATOM HEART MOTHER」からは収録されていないので)このバンドがどんなスタイルなのか?と知るには、本当にうってつけの作品であるかと。
私的には1枚目の「THE GREAT GIG IN THE SKY」から「SORROW」の流れが素晴らしいと感じた。それに、時代順に収録されていないのに、何故か古臭さを全く感じさせず自然に聴けるのがこのバンドの凄さかと。ロジャー・ウォーターズが抜けた後に若干スタイルが変わったバンドの楽曲も、全く違和感なく聴ける。

とりあえず、このベスト盤を聴いてこのバンドの凄さはよく伝わった。次はオリジナルアルバムだろうけど、何から手を付けて良いのやら...(笑)頑張ってBOXセット買っちゃおうかな?


「THE GREAT GIG IN THE SKY」↓
http://www.youtube.com/watch?v=MLHvohd8SJg

「KEEP TALKING」↓
http://www.youtube.com/watch?v=r-XtvR6-ckg