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以前から欲しかったのになかなか手が出せなかった、スウェーデンのプログレバンド:アネクドテンの2ndアルバム「NUCLEUS」のCDを今更ながらゲット出来た。2004年にリマスター再発されたモノで、オリジナルのリリースは1995年。リマスターに伴いボーナストラック1曲追加された様で全9曲収録。
以前1stアルバムをチョイスして書いて以来2ndも聴きたい...と思いつつ、思い出した時には売切だったりと縁が無かったんだけど、先日ディスクユニオンの中古サイトにて未開封品が¥1665で売られていたのでようやく手に入ったと。前回書いてから8年も経ってるし(苦笑)。

このバンドはキング・クリムゾンのコピーバンドから始まって、デビューアルバム「VEMOD」(邦題:暗鬱)が当時のプログレシーンでかなり話題となってその存在を知ったのだけど、ジャケットがブラック・サバスの1stアルバムみたいに何処か不穏で不気味な雰囲気を感じさせるモノで、当時BURRN!の広告か何かでこのジャケを見て、その頃の私はプログレが何たるモノか知らないのに「ちょっと聴いてみたい」と興味を持ったのが切っ掛け。
で、暫くしてから1stアルバムを購入したのだけど、言われる通りクリムゾンの影響がかなり強く演奏力は相当なモノだと驚き、何故かボーナストラック扱いだった「SAD RAIN」を聴いてメロトロンの洪水(この曲でよく言われている表現だけど、ホントにその通りの表現かと)に溺れてしまうのだった。何でこの曲がボートラなのか全くもって意味不明だし。

で、やっと聴いた2ndアルバムだけど、現在までの彼等のアルバムの中でも最も攻撃的で破壊力、スケール感の増したサウンドとなって非常にカッコイイ。勿論メロトロンも大活躍しているので聴き応えアリ。「RED」期辺りのクリムゾンの音に近いのかな?前作にあったメロウな叙情性はやや少なめといったトコ。
ただ、聴いていて思ったのは単なるクリムゾンフォロワーというのではなく、ちゃんと当時のヘヴィロックのスタイルも踏襲している点も見逃せない。オルタナ/グランジ系の歪んだ音像に近いモノも感じさせるし、静と動の落差を感じる部分にゴシックやブラックメタル的なモノも薄っすら感じたな。

前作がデビュー盤という事もあって楽曲の構成や演奏に幾分荒さがあったのに対し、今作では楽曲の構成がよく考えられて作られたんだろうな...というバンドの成長がよく分かる。惜しむ部分は前作同様ボーカルの歌唱力不足。コレを味と捉えるかどうかでこのバンドの評価が変わってくると思うんだけど...もうちょっと上手いと聴き応えも増すのになあ。

あと、これは調べているウチに知った話なんだけど、このアルバムのタイトル曲を日本のプログレアイドル(そんなのいたのか!)がバンド公認でカヴァーしたという。ベビメタみたいにアイドルとメタルの融合というコンセプトの更に斜め上を行くこのコンセプトにもビックリだけど、ホントに受けているの?と不思議な気分。
動画をちょっと観てみたけど、演奏は確かに上手いしカッコイイ仕上がりでアイドルの歌声も思っていたより合っているかな。でも、物凄い違和感は感じる(苦笑)。何より、このアイドル達はホントにプログレ好きなの??

毎日聴きたい音楽では決してないんだけど(苦笑)じっくりとその世界観に浸りたい時には十分効力を発揮するアルバムかと。決してメジャーに成り切れないアングラ感も絶妙で、裏でコソコソ聴くオタク(笑)みたいで密かに大好きな音ですわ~。


「NUCLEUS」


「THIS FAR FROM THE SKY」
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暗鬱暗鬱
(1995/08/25)
アネクドテン

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先日の3日の祝日に、久々に東京でCD漁ってきた。
本当の目的は西日暮里に住んでる友人を訪ねる為だったのだけど、その友人とは合流が夕方からだったので、折角東京行くならやはりハズせないだろう...と。前回フットサルの練習で痛めたアバラがまだ痛むし、先週から奥歯の歯茎が化膿して未だに腫れが引かない状況なのに、ホント懲りないというか何というか...
で、実は最初から狙っていたモノが3つあって、1枚は残念ながら見つけられなかったけど、残る2枚は無事にゲット。その1枚はスウェーデンのプログレバンド、アネクドテンのデビューアルバム「VEMOD」(邦題:暗鬱)。

これはもう結構前から気になってた1枚で、デビュー当時にBURRN!内でのディスクユニオンの広告でこのジャケ写がデカデカと載っていて「衝撃の1枚」だか何だかでプッシュを受けていたのを今でも覚えている。
プログレうんぬん...的なモノよりも、ブラック・サバスの1stみたいな雰囲気のジャケットの不気味さと邦題の「暗鬱」というタイトルだけで暗黒面がかなり強いんだろうなあ~と、常々思いながら今まで購入に踏み切れてなかったのだ。

で、ようやくユニオンの新宿プログレ館にて中古盤を発見したので捕獲、¥2100でした。もう結構前の作品なのにまだこの金額って随分強気だな...と思いながらも、また逃すと今度は何時になるか分からないからここらで妥協するかと。

で、早速聴いてみると、多くの人達が絶賛する意味が冒頭の1曲だけでよく分かった。明らかにキング・クリムゾンの再来だと。私みたいなクリムゾンに疎い人ですら直ぐに分かるのだから、デビューアルバムでこの音出されたらプログレマニアの方々は間違いなく悶絶モノでしょ。まあ、元々クリムゾンのコピーバンドから始まったバンドらしいので、似てて当然かと。
また演奏の方も申し分なく、ギターのロバート・フリップ度はかなりのモノだし、ドラムもビル・ブラッフォードばりのプレイも聴き所。またプログレマニアではない私が何故か好きな楽器である(笑)メロトロンを大々的に使いこなしているのも大きなポイントだ。

邦題で「暗鬱」と使われてるだけあって、重く暗く悲しく寂しく...といった要素が満載なので、そのテの音が好きな方には間違いなくお気に入りの1枚になるであろう事は確実。私みたいにクリムゾンに思い入れが無い人でも十分に楽しめた。そーいや、ポーキュパイン・トゥリーにも若干似てる雰囲気があるなあ(つまり内向的という事)。
少し苦言を呈するなら、ボーカルのヘタウマ加減がかなり微妙だという事。声質は良いのだけど歌唱力は...ってな感じだけど、雰囲気重視と捉えるならギリギリで許せる範囲かな。それと全体的に似た様な印象の楽曲が多いので、メリハリがなく一辺倒に聴こえるトコもツメが甘い感じがした。

既にオリジナルアルバムは数枚発表されており、2度ほど来日公演も行われてるので(2度目のツアーの時にはメロトロンがステージに3台(!)用意されたらしい)ここ日本でも受け入れられているんでしょうなあ。
アルバムを発表する毎にクリムゾン色は薄くなってるみたいなので、オリジナリティーは最新作になるのだろうけど、コレはコレで衝撃を受けるには十分な作品だと思う。
ちょうど今の様なこれから寒くなる時期には打ってつけの世界観なので、聴く頻度は高くなりそうだ。


「KARELIA」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=EMgUicXgFGA

「WHERE SOLITUDE REMAINS」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=PPH5Ybx1294&feature=related

「SAD RAIN」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Zbum2Vm0E1U