新譜情報を得るべくネット上をウロウロしてたら、久々にMSGの新作が出るみたいですね。しかも過去に在籍したボーカリストを全員呼んでるという、正にバンドの集大成みたいな感覚で。昔はこういうスタイルだと絶対にエゴの問題とかで殴り合いとか普通にありそうだけど、そこはもう皆さん大人なんで(というか老人の域だけど)そういう問題も殆ど無いんでしょう。どちらかというとシェンカー自身が一番問題ある人なんで、そのテの問題はボーカル同士で支え合ってるとしか思えないし(苦笑)。
まあ、今の時代にどれだけのモノが出来るかは全く分からないけど、そんなシェンカーさんを久しぶりに聴こうと思って、今日はライブ盤「ROCK WILL NEVER DIE」をチョイス。発表は1984年。

今でこそ曲数の増えたリマスター盤がリリースされているけど、私が持ってるのは写真でも出てる様に5枚組廉価盤の9曲入りのヤツ。ただリマスターはされているけど、元々そんなに良い音じゃなかったから余りピンと来ないですね。如何にも当時の音質だし。
人によってはこのライブ盤よりも、それ以前に出た「ONE NIGHT AT BUDOKAN」(邦題:飛翔伝説)の方が良いという人も多いと思う。何せコージー・パウエルが叩いてるし、結構修正されて(特にゲイリー・バーデンのボーカルが/笑)聴き易くなってるのもポイントだし。
しかし、ライブの臨場感が伝わってくるのはこのアルバムの方が上かと。単にシェンカー本人は全く知らなかったらしく、勝手に製作されたモノなので本人は気に入ってない作品らしいし。そんな経緯なので丁寧な手直し感はなく、ゲイリー・バーデンのハラハラドキドキたっぷりのボーカルが楽しめる(笑)。

ゲイリー・バーデンって人はホントに面白い存在だったなと改めて思った。ルックスが良い訳でもなく(ステージ衣装...ってモンじゃないけど)ダサいスタイルでフロントに立って、それでいて本業の方も結構綱渡り的なモノというのはどーなんだろうか?決して下手ではないと思うんですよ(って懐疑的だけど/爆)。ただ、こうして手直し無しのライブ聴いてると...例えば「ATTACK OF THE MAD AXEMAN」の中間のファルセットなんか色んな意味で悲しくなってくるし(笑)悲しさ通り越して自然と笑みがこぼれてしまうというか。”味のある”という表現が一番ぴったりな表現かと...まあ、味にも甘いとか苦いとか色々ありますからね(爆)。ある意味、主役のシェンカーを喰ってるのも凄い存在感かと。
で、最後の「DOCTOR DOCTOR」で蠍団のクラウス・マイネに全部持っていかれるというのは余りに残酷的な流れで(笑)かなり悪意のある編集なんじゃないかと...

で、主役の(笑)シェンカーのプレイは申し分なし。相変わらずのプレイは流石の一言。ただ、ドラムのテッド・マッケンナのプレイが結構危なっかしく、ドタバタしてる印象が強いのが残念。スタジオワークで本領を発揮する人らしいし、ロリー・ギャラガーやGフォースではそんなに酷いプレイはしてなかったのに意外だったな。まあ、コージーの後釜って事でプレッシャーがあったのかな?
しかし、そうした印象でも意外とこのライブ盤は好きで、修正されて綺麗にまとまってるモノもその瞬間を捉えたモノとすればラフな感覚があっても良いんじゃないかと。ミストーン連発とかだとさすがに聴き辛いけど、別にそういう訳でもないし。

単品リマスター盤に追加された楽曲は中には「ROCK YOU TO THE GROUND」や「CRY FOR THE NATIONS」も入ってるらしいので、新たにCD買っても良いかな。ゲイリー・バーデンの勇姿を見る為に映像の方でも良いかも(笑)。


「CAPTAIN NEMO」


「I'M GONNA MAKE YOU MINE」
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黙示録 (Assault Attack)黙示録 (Assault Attack)
(2012/06/06)
マイケル・シェンカー・グループ

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今日は、今朝から隣県にある海沿いの磯前神社へ初詣。
ここ数年ずっと初詣に通っているのだけど、高校時代の友人がやたらと厄年に拘ってお祓いするならココで...って事で3年間通っており、今年は厄年から開放されたので古札を返しに行って来たのだ。
本来ならその友人も一緒なのだけど、毎回ウザいくらいメール寄こすクセに今回は全く音沙汰なし。概ね、彼女でも出来て色々と忙しいのだろう。前回彼女出来た時は大喜びで私が熱出てフラフラの中、惚気話を延々聞かされた挙句、2ヶ月で別れた経緯があるので今回は連絡出来ないのだろうな(爆)。
ま、一人の方が何かと気楽なんでフラリと気分良くドライブ出来て満足でしたよ。

さて、そのドライブのお供には何か景気付けに一発...と色々考えて、久々にやっさんことグラハム・ボネットの歌が聴きたいなという事で、マイケル・シェンカー・グループの3rdアルバム「ASSAULT ATTACK」(邦題:黙示録)をチョイス。

やっさんのこれまでの経歴で好きなアルバムと言うとアルカトラスの2ndとこのアルバムになるのだけど(彼を有名にしたレインボーは、PVの余りのダサさとやっさんのイメージを決定付けた事もあって、自然と笑いがこみ上げてしまうので外してしまうのだ/笑)。それと同時にMSGのアルバムの中では一番好きなアルバムに挙げてしまう。
彼をリアルタイムでずっと追ってる人、またはMSG大好きなファンの人達からするとまた違った評価になってしまうのだろうけど、彼にそんなに思い入れがない私がチョイスするとこのアルバム。

やはり、やっさんの存在が大きいかと。前2作ではゲイリー・バーデンがボーカル務めているけど、ご存知の通りゲイリーの声域のレンジの狭さとライブでの不安定さが楽曲の幅に制限があった様に思えるので、やっさんの様な存在感抜群のボーカルが入った事によって楽曲の幅が広がったと思う。
またマイケルのギタープレイもこれまでになくヘヴィな音で攻めていて、キャッチーな「DANCER」はともかく、非常にメリハリの効いたプレイを聴かせてくれる。

お気に入りは、ブルージーな「ROCK YOU TO THE GRIND」やヘヴィな「ASSAULT ATTACK」(コレ聴くと、何故かパープルの「BLACK NIGHT」を思い出す)や「BROKEN PROMISES」。特に一番好きなのがドラマチックな構成の「DESERT SONG」。もしかしたらMSGの楽曲の中でも一番好きかも。

本来ならこのアルバムでコージー・パウエルが叩いていれば...と思ってしまうけど、もっと残念なのがこのアルバムのみで早速やっさんまでも抜けてしまった事。大体、アルバム発表前に行ったウォームアップギグのステージ上で大喧嘩...って一体何なんだと。まあ、色々と問題の多いマイケルだから致し方ない部分もあるのだろうけど、あと2~3枚くらいはやっさんで聴きたかったぞ。

今年、レインボーの歴代ボーカルが集まって集金ライブ(笑)があるみたいだけど、やっさんの場合はジョーリンやドゥギーと比べて参加してるアルバムが多いのだから、レインボー限定で縛るのは勿体無い使い方かと。まあアルカトラスのプレイをバックバンドに要求するのも酷な話だけど(苦笑)MSGくらいはやれるんじゃなかろうか?
それ以前に、後ろ向きな話だけどやっさんだけで過去の参加作品をプレイするライブとかやれば良いのに...と思ったりして。それなら観たいけど、肝心のやっさんが歌詞覚えられなくてアンセムの時みたいにカンペ見ながら歌うってのは勘弁だけど(笑)。


「DANCER」PV(ボーカルはゲイリー・バーデン)↓
http://www.youtube.com/watch?v=ddkB4qkVtAg

「DESERT SONG」PV(当然、これもゲイリー・バーデン)↓
http://www.youtube.com/watch?v=XlKtgMF4yis

「ROCK TO THE GROUND」ライブ(これまたゲイリー・バーデン...)↓
http://www.youtube.com/watch?v=Gp0pC5P1BUU

神-帰ってきたフライング・アロウ-神-帰ってきたフライング・アロウ-
(2007/10/03)
ザ・マイケル・シェンカー・グループ

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前回のイット・バイツの新作と共に頼んでおいたマイケル・シェンカー・グループのクリサリス・レーベル時代の6枚のアルバムを5枚組に収めたCDセット「THE CHRYSALIS YEARS(1980-1984)」も、遂に届いた。
ホントはもっと早く届くハズだったのだけど、他のCDが延期になったりしたのでその分手に入るのが遅くなってしまったと。

以前レビューしたUFOの5枚組と同じ仕様なのだけど、こういう旧譜を一気にまとめて安く提供してくれるのはリスナーとしては非常に有り難い事で、ましてやUFOみたいにまともに聴いた事ないバンドの作品群なら購入意欲もそそられるというモノ。
まあ、UFOに比べるとMSGの方が間違いなく馴染みはあるけど、考えてみりゃ今までCD1枚も持ってなかったので(テープとブートでは数本あるけど)やはり良い機会という事で購入。マルチバイ適用で¥1506でした。
全69曲入ってるので、換算すると1曲あたり¥21.8也...非常に有り難い事です(笑)。因みに全曲2009年リマスターを使用してるので音のクリアさも問題なし。

ともかく、何で今の今までMSGをレビューしてなかったというと、CD持ってなかったからと言うのが筋なんだけど、それ以前にミュージシャンとしては素晴らしい才能を持ちながらもドラッグやアルコールに溺れて自分自身を壊してしまった人という認識を持っており、挙句の果てには日本公演にて2曲目の途中でさっさと引き上げてライブを中止するというナメた行動のお陰で、この人に対して良い印象が全く持てなくなってしまったのだ。

しかし、この5枚組は間違いなく彼のキャリアの中でも最も輝かしい時代でもあるし、また当時の様なこういうスタイルのHRが近年全く聴けなくなってしまった事もあって懐かしさもあって今回購入しレビューすると。

まずはMSGとしての1980年発表のデビューアルバム「MICHAEL SCHENKER GROUP」。邦題は「神ー帰ってきたフライング・アロウー」。
UFOを脱退後、当時は兄ルドルフのいる蠍団に再加入する様な噂や、当時ジョー・ペリーの後任としてエアロスミスに加入か?という噂もあったくらい(今考えると、普通にゴシップとしか思えない話だけど)注目されていた存在だったみたいだけど、当の本人は自身のバンドを結成する事に落ち着き、当初のメンツはゲイリー・バーデンとシェンカー、そしてビリー・シーンとデニー・カーマシーという強力なリズムセクションだっらしい(!)。
しかし、ここでもシェンカーのアルコール/ドラッグ問題が尾を引いて、結果的に2人は脱退しサイモン・フィリップスやドン・エイリーなどの助けを得てこの作品を完成させたという経緯があったらしい。

シェンカーがそんな状態な割りには、HRアルバムとしての完成度が高かったのはやはり彼の天才振りがこのアルバムで十分証明されたという事かと。冒頭2曲「ARMED AND READY」「CRY FOR NATIONS」で掴みはOK、しかも当時レコードでのB面の冒頭を飾る「INTO THE ARENA」や締めの「LOST HORIZONS」で最後までマイケル・シェンカーに求められているモノ全てがここにあると言っても過言ではないかと。リアルタイムで経験した人にとってはかなり衝撃的だったと思うなあ。
このCDのボーナストラックで当時のマンチェスター・アポロでのライブが収録されているのだけど、そこでの「ROCK BOTTOM」のギター引きまくりは正に圧巻の一言(10分もある)。

個人的に好きなアルバムは3rdアルバムなんだけど、楽曲の充実度を考えるとこの時期が一番ベストだったのでは?正に、天才プレイヤーによる衝撃のデビューアルバムという名に相応しい作品だと思う。


「CRY FOR THE NATIONS」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=rzNQa6kDkv8&ob=av2e

「INTO THE ARENA」ライブ1981(コージー・パウエル!)↓
http://www.youtube.com/watch?v=EGY0KEGVK6Q

「LOST HORIZONS」(同ライブ)↓
http://www.youtube.com/watch?v=22RdpmXWWg8