Venus in OverdriveVenus in Overdrive
(2008/08/04)
Rick Springfield

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先日のフーターズの新作と共に購入したのがリック・スプリングフィールドの新作。これも金欠状態が続いたのでなかなか手が出なかったモノだけど、先日の某音さんのHPでの年間アルバムの中にランクされていたのを機に「じゃあそろそろ...」と思いネットで探ってたら、何と某密林サイトで¥1350だった。これなら懐も痛まないぞっ!と即頼みましたよ。

で、早速聴いてみると、前回のフーターズでも感じた事をこのリックの新作でも感じる事が出来た。もう1曲目の「WHAT'S VICTORIA'S SECRET?」からいきなり往年のリック節炸裂!イントロが「JESSIE'S GIRL」っぽいのでホントに懐かしい気分になるのだけど、2曲目からは現代的なアプローチで攻めてくるのだけど、前作「SHOCK/DENIAL/ANGER/ACCEPTANCE」にあった無理矢理感の強いヘヴィ路線ではなく、どちらかというとエモ系のそれに近い雰囲気を感じたかな?
それと今回はホントに楽曲が素晴らしく、お世辞でも何でもなく殆どの楽曲がシングルカット出来るくらいのクオリティを保ってるのが凄い。まさかここに来て自身の最高傑作を作ってくるとは思わなかった。あー、このアルバム年末に聴いてたら絶対に年間アルバムにランクしてたのに...

クレジットを見ると、バンドのメンバーに元デイヴ・リー・ロスのバンドにいたマット・ビソネットが参加しており、更に全曲マットとの共作らしい。確かに今までのリックのアルバムには見られなかったタイプの楽曲も幾つか収録されている事からマットが持ち込んだモノも大きいとみた。
またインナーの写真でマットの母親とサハラという名の女の子に捧げると書かれている事から、内容的にはかなりパーソナルな内容である事は間違いないみたいで、「TAO(道)」あたりからリックは歌う内容をかなり意識的に変えてきたと思うけど、その感覚は今でも不変という事を感じさせる。

しかしホントにこの人は全然老け込まないよなあ...と思い、年齢調べたら誕生日が1949年8月って事は

今年の夏で還暦かよっ!?

マジで驚き。こんな60歳見た事ないって!昔なら定年退職じゃん(爆)。

でも、こんなに素晴らしいアルバムが日本盤出ないなんて絶対にレコード会社は間違ってるでしょう。幾ら過去のミュージシャン的な存在であっても、楽曲が素晴らしければそんな事は全く関係ないハズなのに。

「WHAT'S VICTORIA'S SECRET」(口パクライブ?)↓
http://www.youtube.com/watch?v=jX5Up0MsOdg
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ザ・デイ・アフター・イエスタデイザ・デイ・アフター・イエスタデイ
(2005/11/23)
リック・スプリングフィールドリチャード・ペイジ

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先日のセール品で見つけたウチの1枚、今年新作発表して往年のクオリティを取り戻して見事に全米TOP30入りを果たした(←今でもちょっと信じられない話だけど...)リック・スプリングフィールドのカヴァー曲集「THE DAY AFTER YESTERDAY」。
発売当時に某音さんのHPでも紹介されていたので興味はあったのだけど、いつもの金欠(苦笑)の為に買いそびれていたのがこうして\1050で手に入れる事が出来たのはホントに幸せっす。

で、内容は主に70~80年代のミュージシャンのカヴァー曲で構成されていて、1曲だけオリジナル曲が収録されている。全体的にはAOR的なノリで、前作のオリジナルアルバムと比べると大分落ち着いた印象を受ける。
私的にはやはり80年代のカヴァーの選曲が渋くて良い。Mr・ミスターの「BROKEN WINGS」なんて、TVのモノマネ番組よろしくリチャード・ペイジご本人登場でデュエットしてるくらいだし。
また、ドリーム・アカデミーの「LIFE IN A NORTHERN TOWN」なんて意外なチョイスをしているけど、アレンジが上手い為かそんなに違和感がないし、以前レビューしたザ・チャーチの「UNDER THE MILKY WAY」も見事にハマっている。ヒューマン・リーグの「HUMAN」もカッコイイ。

逆に違和感があるのはフォリナーの「WAITING FOR A GIRL LIKE YOU」。アレンジの仕方かと思われるけど、この曲に関しては普通にオリジナルの方が良いなあ。あと、言わずと知れたジョン・レノンの「IMAGINE」も、オリジナルが既にクラシックなスタンダード曲なので、敢えてトライする事もなかったんじゃないか?と思った。まあ、上手くまとめてるとは思うけど、ジョン・レノンをプレイするなら「BEAUTIFUL BOY」とかの方が面白かったんじゃないか、と。

あくまでも企画モノのイメージがあるけど、考えてみりゃリックがカヴァー曲をプレイするのって単にこれまで機会がなかったのだろうから、コレはコレで結構楽しめた。でも、もし今度第2弾とかあるのなら一般からリクエストでもして作ってくれると嬉しいけどなあ。私だったらリックが歌うホール&オーツとかTOTOなんて聴いてみたいし。

「BROKEN WINGS」(ライブ)↓
http://jp.youtube.com/watch?v=oS0TNma43vA

ロック・オブ・ライフ(紙ジャケット仕様)ロック・オブ・ライフ(紙ジャケット仕様)
(2007/10/24)
リック・スプリングフィールド

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いきなり私事で恐縮なんですが、今月でまた一つ歳を取ってしまう。
そして、ついでにあと2年で大台突入である。自分自身ちょっと信じられない気分で、日々の仕事を一生懸命こなしてる半面、その反動でプライベートでは適当に生きていても、1年過ぎれば誰でも歳は取る訳で(苦笑)ホントにこんな生き方で良いのだろうか?と、1年の内に何度考える事だろうか...

前回、そんな事を思いながら聴いたアルバムはジョン・クーガー・メレンキャンプだったと思うけど、こういう今の自分と照らし合わせて聴く事の出来るアルバムがリック・スプリングフィールドの「ROCK OF LIFE」。
このアルバムを製作していた頃のリックは正に今の私と同世代。立場こそ違えど(当たり前だ!)シリアスに物事を考える年齢に差し掛かってきた事には間違いないのだろう。

このアルバムは某音さんのHPでも絶賛されてましたね。私は前作「TAO(道)」からハマったので、このアルバムは当然リアルタイムで聴いてました。
まず、マイケル”ヤキソバン”富岡がVJやってたMTVで、3年振りの新曲「ROCK OF LIFE」のビデオクリップを観て「今までのリックとは何か違うな」と思わせる硬派なロックだったので、こりゃアルバムが楽しみだ...と喜んでアルバムを聴いてみた。

だけど、その期待は別の意味で裏切られた...というのも、アルバム聴く前まではブライアン・アダムスの「INTO THE FIRE」の様な感じなのかな?という先入観を持っていたので、実際に聴いてみたらタイトル曲以外は一聴してガツンと来る楽曲がなかったのだ。
しかし、明らかにそれまでのリックとは違うのは、全体的に余裕のある音作りを施してる事。ヒットを飛ばした代表曲である「SOULS」や「LIVING IN OZ」の様な若さや疾走感はもうここにはないけど、それを補うのはベテランとしての余裕と土台のしっかりした演奏なのだろう。

因みに私はこの曲が一番大好きだ。歌詞も、本人が「最高傑作」と認めてる様に良いと思う。YOU TUBEで検索したらビデオクリップが存在していたとは全く知らなかった。

http://jp.youtube.com/watch?v=7jNHb9e3NEo

しかし、現時点でのオリジナル最新作である(とはいえ、もう4年前だけど...)「SHOCK/DENIAL/ANGER/ACCEPTANCE」のジャケットでのリックは、これが50代半ば???と思わせるルックスに驚かされたモノだけど、こういう人を見るとたかが30代後半で色々考えるのは野暮な話なのだろうか?(苦笑)...老け込んでる場合じゃないな!

TAO(道)(紙ジャケット仕様)TAO(道)(紙ジャケット仕様)
(2007/10/24)
リック・スプリングフィールド

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私の好物の一つである”80'sヒットチャート”の好きな楽曲だけをCDーRに焼いて車中で聴いてるのだけど、そこに絶対外せないのがリック・スプリングフィールドなのである。
80'sのリック...というと、ルックスの良さからアイドル的な扱いを受けて俳優としても成功し、どちらかというとミュージシャンとしての評価は乏しいモノだったと思う。
しかし、このアルバムあたりからリックの思想が全面に押し出されて、単なるアイドルとは別な次元のアルバムを作り始めた。タイトルにある様に、東洋の思想に影響されて音も今までよりもヘヴィで歌詞もシリアスなモノに変わっていった。
かといって、難しいモノではなく今まで通り分かり易いメロディは健在。ただ、そこにヘヴィな音に変わっただけの話で、そこでこのアルバムの評価が変わってくると思う。
私はアイドル路線時代の彼の曲も結構好きだったりするのだけど、まともに聴き始めたアルバムがこのアルバムだったので、このアルバムが一番思い入れがあり大好きだ。そーいや、ウチの姉が自分の初任給でこのアルバムのシングル「セレブレイト・ユース」のシングルを買ってきてくれたんだっけな。
余談で、当時「オレたちひょうきん族」で”パーでんねん”の衣装を着た明石屋さんまがメイク室でリックと一緒になり、リックは一言「OH~、CRAZY!!」と言ったのは有名な話(爆)。

それはともかく(笑)私的にはレコードでいうB面1曲目「ウォーキング・オン・ジ・エッジ」のダークさから続く「ウォーク・ライク・ア・メン」のノリの良さが最強。何度リピートしたか分からないくらい、ハマって聴いたなー。
勿論シングル曲も良いし、最後の「マイ・ファザース・チェア」でしっとりと聴かせて終わる構成も見事。そのシリアスな感覚は次作のアルバムでも研ぎ澄まされていく。