最近はグラハムボネ太郎サンや地味JAM尊サンが参戦してくれて過去のレビューにコメント入れてくれてるので、旧作アルバムと向き合う機会が大分増えた。新作も勿論良いんだけど、こうして過去の作品を思い出して再度聴いたり、自分がまだ聴いてないアルバムがあれば再チェックするのもこういう機会が切っ掛けになれば良い事だし。何も新しいモノだけが全てじゃないんだし、私が好きな80s系のモノだって全てを把握してる訳じゃないから、振り返るには良い機会だと思う。

今日は休日なので、起きてからずっと旧作アルバム三昧。で、久々にこのアルバムも手に取った。ハートの1993年に発表された「DESIRE WALKS ON」。ジャケットで遂にアン姉さんは顔半分になってしまいましたね(苦笑)。

前作「BRIGADE」がホントに素晴らしいアルバムだったお陰で期待が凄く高かったアルバムだったけど、結果的には少々方向性に迷いが見られる作風になったのがちょっと残念だったな。曲自体は決して悪くないしむしろ力作と言っても良いレベルなんだけど、自分達の書いた楽曲に拘りを持つアン&ナンシーに対し、外部ライターの書いた曲との差が微妙に噛み合ってないといった感じで、何とかアンの歌唱力で水準をキープしているイメージがある。

「BLACK ON BLACK Ⅱ」や「RAGE」みたいなハードロックチューンもあるのに、「BACK TO AVALON」や「RING THEM BELLS」みたいにアコギでフォークっぽい曲調があったり、産業ロックスタイルの「IN WALKS THE NIGHT」や「WILL YOU BE THERE(IN THE MORNING」があって、やってる事は過去作と変わり無いしバラエティに富んでるといえば聞こえは良いけど、ドナ・サマーのカヴァー曲「THE WOMAN IN ME」や「VOODOO DOLL」みたいな微妙な楽曲も収録されてる事から「色々な楽曲集めてみました」的なニュアンスを感じてしまうのだ。

とはいえ好きな曲も結構多いんだよなあ。「IN WALKS THE NIGHT」「MY CRAZY HEAD」「RING THEM BELLS」「ANYTHING IS POSSIBLE」が今でもお気に入り。因みに「RING THEM BELLS」はボブ・ディランのカヴァー曲で、デュエットしてるのはアリス・イン・チェインズのレイン・ステイリー。相変わらず良い声してるなあ。

結局、この後ハートは「THE ROAD HOME」(アコギ主体のライブアルバム)をリリースして暫く表舞台から姿を消す事になり、再度音楽シーンに戻ってきた時は自分達の楽曲で勝負するスタイルに移行していった訳だけど、産業ロック路線のスタイルに未練タラタラな私はどーしてもシーン復帰後のアルバムには手は出せないでいる。バンドとしては健全に有り方なんだけど、それで魅力は無くなってしまうのは本末転倒というか何というか...


「WILL YOU BE THERE(IN THE MORNING)」


「IN WALKS THE NIGHT」
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Essential HeartEssential Heart
(2002/11/26)
Heart

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唐突ですが、最近私のPCが調子がおかしくて苦労を尽きない。
まずumeさんのトコに書いた昨年度のベストアルバム選曲を書いてる最中、もう少しで打ち終わるというトコでいきなり全部消えてしまったり(あの文章は2回目です/苦笑)昨夜はこのブログ更新しようと思ったら全然ネットに繋がらなくて、暫く設定いじっても全くダメ。仕方ないから翌日プロバイダーに電話して確認するか...と諦めムードで夜中最後に立ち上げたら何の問題もなく立ち上がってるし。
来月は車検があるし、金欠のこの時期でPCが天に召されるのは非常に困るんで、何とか動いてくれるのは助かるけど(って購入してからまだそんな年数経ってないけど)原因が分からないってのが一番厄介なんだよなあ...

とまあ、何とか動いてるのでレビューいきます。
先日アマゾンのバーゲンセールを何気に覗いてる時に目に入ったハートの2002年に発表された2枚組ベスト盤「THE ESSENTIAL」が輸入盤だけど¥980と破格値だったので捕獲。国内盤だと¥3780する代物なので(BLUE-SPEC CDだと¥4980!)なかなか購入が後回しになってたのだけど、ディスク2枚目の方はアルバム持ってるモノばかりなので、初期を手っ取り早く知るには打って付けの金額という事で良い買い物でした。

2枚組37曲収録、バンドの長い歴史を網羅するにはこの位のボリュームじゃないと語れないだろうけど、驚いたのは時代によってレーベルが4つも変わってるのにまとめあげた事。最近では余り珍しい事ではないけど、さすがに4つともなると色々と権利関係とかがこじれそうなイメージがするけど、こういう粋な事をやってくれないとファンとしては有難味は感じないだろうなあ。例えば、初期のマッシュルーム時代のベストを今の時代に作ったトコでどれだけ売れるか?なんて想像も付いちゃうし(笑)。

ってな訳で、私の興味はやはり今まで余り馴染みのなかった初期~中期の楽曲を収めたディスク1枚目。「BARRACUDA」や「CRAZY ON YOU」あたりは知っているし、以前レビューした「THE ROAD HOME」収録の楽曲も勿論知ってるけど、あのアルバムはアコースティックアレンジなので原曲とはまた違うモノなんで、かなり新鮮な気持ちで聴けた。
80年代に復活した音楽性とはまた別なモノだけど、アン&ナンシーが敬愛するレッド・ツェッペリンの様なスタイルを基盤に独自のスタイルを合わせた音楽性は今の時代に聴いても十分響いてくる。
またアンの歌唱力はデビュー当時からズバ抜けてたのも凄さを感じるし、何故ハートが今の時代のミュージシャンからリスペクトされているのかもよく理解出来た。

ちゃんと低迷期の作品からも数曲チョイスされているし、勿論80年代黄金期の楽曲も漏れていない、素晴らしい選曲だと思う。お約束の(?)ZEPの「ROCK AND ROLL」のライブカヴァーも収録されて、正に聴き所が多い。
またリマスター効果によって音がかなりクリアになり、今までずっと不満があった(といっても、当時のCDでは仕方ない事なんだけど)「BAD ANIMALS」の音にはホント感動すら覚えた。「ALONE」がやっともともな音で聴けたと(笑)。

私の様なバンドの初期を余り知らない者や、バンドを全く知らない人にも十分お薦め出来る1枚だと思う。


「BARRACUDA」ライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=hpkitLUbeEg

「HEARTLESS」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=aLmSRt1MMrw

「THESE DREAMS」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=41P8UxneDJE&ob=av2e

ハート(紙ジャケット仕様)ハート(紙ジャケット仕様)
(2008/10/29)
ハート

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ちょっと間隔が空いてしまいました。先週の土曜日に交通事故起こしてしまいまして、その対応に追われてなかなか時間が取れなかったのが本音です。

事故の方は、メイン通りを走ってたトコに細道から割り込んできた車を避けて隣車線の渋滞の車に突っ込むカタチで、結果的には私の過失って事に。こういう言い方も何だけど、そのまま避けないで割り込んで来た車にぶつけてしまえば、幾らか責任や過失の割り合いも変わってたんですが、目の前の車があるとやっぱ場景反射で避けちゃうんですよ。
ただ、対向車線に行ったらもっと大惨事になってた訳だし、その衝突した車の人も状況を説明したら理解してくれたのと、乗ってた人達に怪我が無かったのが何よりの救い。保険会社の対応も丁寧で、意外と早くカタが着きそうで何より。
しかし、さすが本厄...もうこれ以上嫌な事は起きて欲しくないっすね。

さて、音楽の方は前回のZEPをずっと引き摺って聴いていて、ネットで何気に情報を知ったロキノンの別誌で出てるZEP本を読んでたりするので(AC/DCも出てるみたいだから、後で買わなきゃ!)余り代わり映えのする感じではないので、せっかくの土曜日の夜に単純に”今の気分は?”で考えて、このアルバムをチョイス。ハートの復活作となった「HEART」。発表は1985年。

私が土曜日の夜中に楽しみにしていた「ベストヒットUSA」で彼女達を知ったのだけど、先にシングルカットされた「WHAT ABOUT LOVE」ではなく、2枚目のシングルカット「NEVER」のPVからだったと思う。そんなに洋楽の知識が無かった頃に、サビの部分がキャッチーで分かりやすいのが決め手になった感じだけど、アン・ウィルソンの堂々とした歌いっぷりが異様にカッコ良かったのも惹かれた理由の一つ。

で、3枚目のシングルカットで遂にチャート1位を獲得し、復活をアピールしたのが「THESE DREAMS」。まだ彼女達をよく知らなかったので「随分と歌い方が違うなあ~」と思ってたら、ギタリストの金髪のおねーちゃんが歌ってるじゃんか!?と。そしたら、アン・ウィルソンの妹さんだっていうから2度びっくり。だってアン姉さんよりも可憐で...(まあ、まだこの頃はアン姉さんもまだ大丈夫だったけど/...って何が?)。
「THESE DREAMS」も”神秘的”という言葉が当て嵌まる、綺麗なバラードで私もこの曲を聴いてレンタル屋に走りましたよ。

アルバム全体を聴いてみると、今思うとよく出来た産業ロックアルバムかと。この後徐々にバンド自身の思惑とは別の方向に進んでしまう訳だけど、まだこの時は「IF LOOKS GOOD KILL」や「SHELL SHOCK」みたいなハードな楽曲もあったし、何よりもバンドがどん底に落ちた状態だったから何が何でも復活してやる...という意気込みが十分に感じられる。外部ライターの楽曲に意欲的だったのも、アルバムの完成度が高くなった理由かと。

ホント久々に聴いたけど、確かに売れなきゃおかしい位の高水準な産業ロック。私が持ってるのはリマスターされてない廉価盤のCDだけど、当時のモノとしては音圧が高めなのに対し、次作「BAD ANIMALS」の当時のCDはやたらと音圧が低いんだよなあ。車内で聴くお気に入りCD-R作る時に物凄く作りづらいのはホント困りモンですぜ...


「NEVER」(夜のヒットスタジオ収録時)↓
http://www.youtube.com/watch?v=z8bieR1YplU&feature=related

「THESE DREAMS」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=41P8UxneDJE

ジュピターズ・ダーリングジュピターズ・ダーリング
(2004/08/21)
ハート

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先日、某音さんからネタを頂いたハートの新作が今月中に発売されるみたいだけど、随分と待たされた気分が...今のトコ、このアルバム「JUPITERS DARLING」がオリジナルアルバムとしては最新作になるので、約6年振りの新作発表になる訳だ。考えてみれば、その前の「DESIRE WALKS ON」は次作まで11年の期間があったんだよなあ...
しかし、この間にウィルソン姉妹は何やっていたのだろうか?まあ、アン・ウィルソンは全曲カヴァーソングで埋められたソロアルバムを作ったけど、正直いって70年代から活動しているバンドが今更カヴァーアルバムを作る自体、ちょっと意味不明だったりするのだけど。ルーツを辿るならバンドが全盛期の後にさらっと出すのが分かり易いし、バンド名義でやるのが筋だと思うけど、それをやらなかったという事は単に小遣い稼ぎといった感覚だったんだろうなあ。

それはともかく、今回の新作に私自身余り期待はしていなかったりする。理由は単純でこの「JUPITERS DARLING」の出来がイマイチに感じていたから。これはバンド側が求める音楽性と、ファンが求める音楽性が微妙に食い違ってるからじゃないか?と思ってるけど。
ハートが復活した80年代中期、それまでの音楽性を変えて外部ライターを使って作ったアルバムが大ヒットした訳で、数作はその路線を継続したけどバンド側はこの路線に満足してなかったみたいで、その結果として「DESIRE WALKS ON」以降に10年以上も間隔が空いてしまった、と。

で、バンドメンバーも一新して、路線も自分達のやりたい事に戻し、大手のキャピトルレーベルから離脱してインディーレーベルから発売するという、何もかも自分達で作り上げたのは良いけど、当然「ALONE」や「NEVER」みたいな産業ロック的なアプローチは皆無で、もっとオーガニックなスタイル...これがこのアルバムの答えだったと。

まあ、産業ロックから脱却を図るのは別に良いとして、問題はその楽曲が地味で面白くない。勿論、演奏面の問題とは全くないけど、全然心に響いてこないのは致命的かと。せいぜい「MAKE ME」と「THE PERFECT GOODBYE」くらいしか印象に残らないし。他のリスナーもそう感じてたのか、セールス面では完全に失敗に終わったみたいだし。

この事実をウィルソン姉妹がどう受け止めているのか分からないけど、今回の新作でバンドの今後の命運が決まるのではなかろうか?金銭面ではなく自分達のやりたい事を取るのか、それとも金銭面と創造面のバランスを保つ作品を作るのか...こればかりはホントに難しいんだろうなあ。

「MAKE ME」スタジオライブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=SmiWW5uJK-U&feature=related

「JUPITERS DARLING」発表時の宣伝PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=zk4FOz4Riho

The Road HomeThe Road Home
(1997/09/01)
Heart

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前回書いた通り、80’Sミュージシャンの紙ジャケアルバムを連発しているソニーが、80’Sラヴァーズと銘打って都内でイベントをやるというので(TV収録あり)とりあえず観覧募集に応募してトコ、見事当選してしまったので同世代の友人と2人で参加してきた。

2時間の編成で、前半は80年代のトップチャートの解説、後半はサイトでも出題されていたイントロクイズ大会だったのだけど、会場全員参加でTシャツが当たるクイズをトライしたのだけど、見事外して(笑)友人は当てて一発でTシャツ当確。クイズの答えを迷って、たまたま違う方をチョイスしてしまったんだな...あー悔しい。
肝心のイントロクイズは、さすがに上位5名はトップクラスだけあってレベルが高い!出題された問題の半分くらいは答えられたけど、上位5名はその早さが尋常じゃないくらい早い。ドリーム・アカデミーの「LIFE IN A NOTHERN TOWN」なんて、イントロの風の音だけで当ててるし(爆)。アレじゃ敵わないって!

ま、何はともあれ、なかなか楽しめたイベントだったんで、またやってくれないかな?今度はもっとマニアックなモノでも出して(笑)。

そんなイベントに感化されて、この1週間は80’S三昧。給料も出たので、何か80’S関連モノを...とCD屋に行ったは良いけど、欲しいモノがこぞって置いてない。仕方ないので2枚ほどネットで購入し、その時にこれもどーしようか?と悩んだのがハートのESSENTIALシリーズ盤のblu-specCD。blu-specCDはまだ1枚も持っていないので、ちょっと聴いてみたいなと思ったのだけど、欲しいモノは殆ど手に入れてあるモノばかりなのでなかなか手が伸びないのだ。
結局、このCDは今回は見送ったのだけど、ハートを久々に聴きたくなり、このアコースティックライブのCDを聴いた。

映像版もDVDで発売されているけど、音だけでも十分迫力が伝わってきて、さすがアン姐さん!と唸ってしまうのは流石。麗しのナンシーも可憐な声を聴かせてくれているし、特別ゲストのジョン・ポール・ジョーンズも良い仕事をしている。
復活してからのヒット曲は勿論の事、初期の頃の楽曲もバランスよく収録されていて、バンドの歴史を軽く振り返る感じでもあるし、何よりアコースティックという生音なので楽曲の良さを改めて再認識出来る好盤かと。

個人的にはボーナストラックの「NEVER」は不要だったな。「DREAM OF THE ARCHER」の余韻が完全に消されてしまい、中途半端に終わるボートラがアルバムを台無しにしてる感も。レコード会社はこういう事に少し過敏になって欲しいなあ...ホントに素晴らしい作品なのだから。

「THESE DREAMS」↓
http://www.youtube.com/watch?v=a3HQo0fHl-k

「ALONE」↓
http://www.youtube.com/watch?v=vXznl5S7ZbI

「DREAM OF THE ARCHER」↓
http://www.youtube.com/watch?v=mflN7IrDMvk