ここんとこ、HR/HM系以外でも随分と懐かしい音楽ばっか聴いている。理由は特にないんだけど、気分的にちょっとノスタルジックが入ってるからなんだろうな。最近の音楽でも全然良いんだけど、懐かしい音楽聴くとちょっとテンションが上がるというか血が求めてるんだろうか?(笑)

ポップ系も80s系聴いてて何だかホッとする感覚なんで、HR/HM系もこの辺りのを...と思い、以前廉価盤5枚組を買ったブラックフットから1983年発表の「SIOGO」(邦題:革命と反乱)を今回チョイス。
ブラックフットはこの5枚組買うまで殆ど知らなかったし、サザンロックの雄という割りには結構正統派ハードロックの味も感じられるので、埃っぽい音像を想像すると肩透かしを食らうのだけど、私的には大好物なスタイルなんでこの5枚組は気分によって左右される事はないのが良い。AC/DC聴くのと同じ感覚で、ブラックフットが聴きたいと思ったらどのアルバムをチョイスしても十分満足出来る。

そんな中でも一般的に最高傑作という評価を受けてるこのアルバム、確かに1曲目の「SEND ME AN ANGEL」(邦題:嘆きのエンジェル)のイントロからグイグイ引き込まれる感じで、あっと言う間に聴き終えてしまう。聴き易さでは一番のアルバムかも。
キラキラしたキーボードの音色からそれまでのスタイルとはちょっとだけイメージが違うのは、このアルバムからバンドに加入した元ユーライア・ヒープのケン・ヘンズレーの存在が大きいかと。
サザンロックのバンドに何故イギリスのバンドのメンバーが?という疑問もあるけど、それ以前に意外とこの融合で結果を出してる事が全てかと。それまでの荒々しいサザンロックのスタイルは後退し、その分ソフトで質の高くなった楽曲で収められた事でより幅広いリスナーに存在をアピールする事が出来たのではなかろうか?ただ、前作までのサザンロックスタイルが大好きな方達にはセルアウトと捉えられても仕方ないとは思うけど。

私的には前述の「SEND ME AN ANGEL」は勿論、冒頭がブルース・スプリングスティーンの「BORN TO RUN」っぽい「HEART'S GROWN COLD」や、如何にもディープ・パープル的HRな「WE'RE GOIN' DOWN」、キャッチーなメロディに哀愁さを感じさせる「TEENAGE IDOL」、豪快なHRスタイルである「WHITE MAN'S LAND」「SAIL AWAY」「DRIVIN' FOOL」などがお気に入り。
ただ、イントロから歌い出しまでレインボーの「SINCE YOU BEEN GONE」にクリソツな「GOIN' IN CIRCLE」だけは正直頂けない(苦笑)。ご愛嬌って事なのかも知れないけど、ここまであからさまだとちょっとなあ...

良くも悪くもこの後のバンド活動を運命付けたアルバムという事になるのだろうけど、一介のサザンロックバンドに留まらなかったという意味ではこのスタイルは成功だったと思う。次作でクオリティが落ちてしまったのが残念だけど、この路線をキープ出来ていればバンドの知名度や活動には必ずプラスになったと思うと、正直勿体無いな...とは思う。


「SEND ME AN ANGEL」


「WE'RE GOIN DOWN」
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STRIKES


車検の時期がやってきて、いつもお世話になってるディーラーに持っていったのだけど、今回は車変えて初めてなんでせいぜい¥90000くらいだろうとタカ括ってたら、何と予想外の¥120000弱。
まあ、新古車で買った車だから色々と不足してる部分もあるのだろうけど、エアコンフィルターくらいは最初から付いてるモンだろうと思ったら付いてなかったみたいだし、他にはバッテリーが7割くらい残ってるのに「夏は結構使うんで」と問答無用で交換させられたりと、そりゃディーラーも色々と大変なのかも知れないけど、顧客の都合も考えないで儲けに走る主義は気に入らないな。
まあ、オイル交換3回無料ってオプションがあるから約¥20000の赤字と考えるべきなんだけど、ちょっと納得いかない。次は別なトコにしよう。
そんな感じなんで、一気に貧乏になってしまったんで今年後半は貯金と節約に徹する事になりそう。今のトコ、欲しい新作が少ないのが救いかな。暫くは旧譜や中古で十分かと。

そんな貧乏人を救ってくれる(笑)数年前から結構発売されてる廉価版5枚組CD。これまでにシンディ・ローパーやZZトップ、バウハウスなど様々なミュージシャンのモノを購入してきたけど、一番の利点は過去の旧作を複数で新譜1枚分の値段で購入出来る事に尽きるかと。
例えば、名前しか知らなかったミュージシャンのCDが5枚も付いて¥2000前後だったら「じゃあ、ちょっと聴いてみようか?」って事になるし、過去作を売ってしまってまた揃えるのも気が引けるって場合にも簡単に買えるのが良い。

そんな感じで、今まで発売された廉価版5枚組CDの一覧をアマゾンで調べてたら、このバンドのモノは全く聴いた事ないなあ...と思い、金額も¥2000だったんで購入してみた。アメリカ南部のサザンロックの雄、ブラックフットだ。
この廉価版5枚組には3rdアルバムから7thアルバムが収録されており、バンドの活動が目立っていた時期のモノが目白押しだったので、入門編にはもってこいのブツかと。
その中から、今日は3rdアルバム「STRIKES」をチョイス。発表は1979年。

サザンロックといえば、有名どころだとレーナード・スキナードやオールマン・ブラザース・バンドが有名だけど、80年代半ばくらいまではこのブラックフットやモリー・ハチェット、38スペシャルなどそこそこ活躍した中堅バンドが存在してたのを記憶してる。
しかし、この時期以降、注目すべきサザンロックバンドが殆ど出てこなくなったのは一体何故だろうか?やっぱ古臭いイメージがあるのか、それともサザンロックの需要が無くなったのか定かじゃないけど、このジャンル自体が大物バンド以外は見向きもされなくなったのは間違いない。

私自身サザンロックを語れるほどの知識は持ってないし、大物バンド以外はそれほど興味もなかったのだけど、以前レビューしたブラック・ストーン・チェリーみたいにサザンロックをベースにしたHRは大好きなんで、それに近いバンドって他にいないのだろうか?と探ってたら、このバンドを思い出したのだ。

メンバー3人がインディアンの子孫という事もあって、風貌からして如何にも南部のバンドという雰囲気が漂っていて、肝心の音楽性も純度の高いサザンロックを演っている。
聴いてて思ったのは、意外と音が重たいという事。レーナードとかオールマンのイメージが先にあったお陰か、もうちょっと田舎臭い雰囲気なのかな?と思いきや、普通のサザンロックをベースにしたHRという印象なので、HR/HM系ばっか聴いてるモノとしてはかなり親近感の沸く音楽性だ。

もう最初から最後まで、何も無い田舎道を突っ走るだけのBGMにピッタリ(笑)。如何にもアメリカのトラック野郎共が好んで聴きそうな音だ。
冒頭の「ROAD FEVER」で疾走感を感じさせ、「LEFT TURN ON A RED LIGHT」で渋い哀愁に浸り、ラストの「HIGHWAY SONG」で綺麗に締める構成も見事。ゲイリー・ムーアもカヴァーした、フリーの「WISHING WELL」のカヴァーも収録されているのだけど、これも見事にハマっており、何の違和感も感じさせない。

今現在もバンドは存続しているらしいけど、メインだったリック・メドロックは現在レーナードに在籍しており、他のメンバーも亡くなったりしてるので、現在のバンドにオリジナルメンバーはいないそうだ。ライオットなんかもそうだけど、オリメンがいないバンドって一体どーなんだろう?って凄く微妙な気分...


「STRIKES」 FULL