今年のラウドパークの大トリを務め、実際にライブを観た人達から絶賛されていた蠍団ご一行。ホントは行くつもりだったのだけど、仕事と重なってしまったので結局観る事が出来なかったのは至極残念なんだけど、そんな鬱憤を晴らそうと何かライブDVDでも...とチェックしてたら、偶然にもMTVアンプラグドのCD3枚+DVD1枚のツアーエディションが送料込みで¥1600弱だったので早速ポチる。

蠍団のアンプラグドはたまたまケーブルTVでMTV観てた時に放送されてて、HDDに録画して観たら意外とアコースティックセットがハマってたので、以前から気になってたのだけど、まさかこんな安値で手に入るとは思わなかった。国内盤もこの位の大判振る舞いやってほしかったなあ...って、この仕様で出したら一体幾ら取られるやら...(苦笑)

さて肝心の映像本編は、見た目はさすがに歳相当な雰囲気になってきたなあ...とは思うけど、クラウス・マイネの歌唱力は相変わらずの安定感で、こういうシンプルなスタイルでのライブはバンドの本質が垣間見えると思うけど、蠍団に関してはHRスタイルの”豪”の部分は勿論、こういう”柔”な部分もかなりクオリティが高くて、さすが長年プレイし続けてるだけの事はあるなあと感心してしまった。

また彼等の場合は楽曲も良いから、アコースティックアレンジにしても楽曲がよく映えるのが特徴で、オリジナルと聞き比べてもそれぞれの良さを引き出してるのも素晴らしい。
比較的新しい「STING IN THE TAIL」から「IN TRANCE」「PICTURED LIFE」などの古い楽曲まで幅広い選曲もなかなか興味深く、バンドのメンバーもリラックスして楽しんでる様子が伝わってくる良いライブ映像だと思う。
CDの方は、そのライブ盤2枚組+スタジオver1枚の仕様だけど、スタジオverはライブ盤から洩れてる楽曲もあるのでちょっと勿体無い気が。例えば「SEND ME AN ANGEL」なんかライブverが素晴らしい出来なのに、何故スタジオverを収録しない?と。

何はともあれ、蠍団の懐の深さを思い知らされる素晴らしいライブ盤。でも、こういうの観ちゃうとバンドの終焉も近いのかな?と勘繰ってしまうけど、引退撤回までして未だに活動を続けてくれてるバンドに感謝するのが筋なんだろうな。改めて、ホントに凄いバンドだよなあ...


「SEND ME AN ANGEL」


「WHEN YOU COME INTO MY LIFE」

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そーいえば、結構長い間このブログ書いてるけど一度も蠍団の事を書いていなかった。
と言うのも、若かりし頃に蠍団のCDを売ってしまってカセットのみで持ってただけで、そのカセットも劣化して伸びてしまい、聴きたくても過去作は暫くの間廃盤と化しててCD買えなかったのが実情だった。そんな感じなので、このブログ始めてもCD持ってないんじゃ書けないし...という感じだった。

それに「FACE THE HEAT」辺りから彼等をそんなに聴かなくなってしまったのも原因で、リリース期間が延びてもコンスタントにアルバムは発表していても全然チェックしてなかった。それは、HRの範疇でありながらも「CRAZY WORLD」収録の「WIND OF CHANGE」の大ヒットで国際的バンドになり、当時ロック後進国だったロシアへ積極的に行ったりして、他国の活動が活発化したお陰でスケールのデカいバンドとなってしまったので、何だか遠いトコへ行ってしまったなあ...という一抹の寂しさを感じてしまったからだ。実際に「FACE THE HEAT」の来日公演を境に、暫く日本公演もなかったし。

そんな彼等が、昨年結成50周年記念で過去作8作品をデラックスエディションで発売した。リマスター盤+DVD付きなので、1作辺り¥3800+税とお高い金額のお陰で全作は買えそうにないけど、とりあえずライブ盤の「WORLD WIDE LIVE」と今回のお題である「SAVAGE AMUSEMENT」は購入した。
当初「WORLD WIDE LIVE」のみ購入したのだけど、私がよく利用するジョーシンの¥600分クーポン券が2月アタマで期限切れとなってしまうので、勿体無いからこのアルバムを後から購入した訳。今月は何かと出費が多い上に予定しなかったCD購入したお陰で、今月はかなり大ピンチに陥ってるけど(苦笑)まあ、安値で買えたから良しとしよう。

さて、このアルバムには色々と言いたい事が多い人も多いと思う。前作「LOVE AT THE FIRST STING」の大ヒットで、次作も同路線で来るだろうと予想してた人は多かったと思う。私もその一人だった。
しかも時代はHR・HM隆盛期の真っ只中だから、このアルバムは間違いなく蠍団にとってはエポックメイキング的な存在になるハズだったけど、実際には全米チャート5位という過去最高の記録を打ち立てた割りには、実際の評価はそれほど受けていない様な気がする。

アルバムリリースがやたらと延びたのも原因してるのか、前作と比べるとかなり洗練された印象を受けた。この付属してるDVDで彼等も語ってるけど、デフ・レパードの「HYSTERIA」の成功を横目で見ながらこのスタイルを目指したらしい。当時は全く気付かなかったけど、確かに近い方向性だと思う。
前作のハードなスタイルは幾分鳴りを潜めて、その代わりメロディを強調してバリエーションを豊かにした感じがするけど、より幅広いリスナーを獲得したかったのだろうか?

でも私自身はこのアルバムは結構大好きで、前作よりも聴いたなあ。この頃からHR/HMに興味を持ち出した事も影響してるけど、前作は大ヒットしたHRアルバムという認識で今作の方がより取っ付きやすかったという感じだったし。

バンドはアメリカ版モンスターズ・オブ・ロックにてトリ前の出演、この後にモスクワ・ピース・フェスティヴァルでも参加してバンドの認知度を深めていった時期でもあるので、ちょうど普通のHRバンドからワールドワイドな活動へ移る過度期の作品と考えると、このスタイルで正解だったんだろうなあ。

リマスター効果が素晴らしく、当時のCDよりもメリハリがはっきりしてる音作りは買って正解だし、DVDの方もPV集やインタビュー集、そしてロシアの活動を収めた当時発売されたビデオがそのまま入ってるのもお得。
また今回新たなボーナストラックでアルバムに収録されなかった5曲のデモ曲が非常にカッコイイ仕上がりで、コレは普通にアルバムに入ってたらもっと良かったのに...と思わせる内容。ついでにTHE WHOの「I CAN'T EXPLAIN」のカヴァーも収録。

しかし、今回改めて聴いてメロディが良いバンドはホントに強いと認識した。だからこそ、これだけ長い間活動出来た訳だし、未だに売れ続けてるのもよく分かる。解散撤回したんだから、そろそろ日本来て欲しいなあ。昨年ラウドパークに来るという噂があったけど、スケジュールの都合でダメだったとインタビューで語ってたのは残念...と思いきや、何と今年のラウドパークのトリ候補という噂があるので(伊藤正則さんがラジオで発言したらしい)蠍団が来るならラウドパークは参戦する事になりそうだ。


「RHYTHM OF LOVE」


「PASSION RULES THE GAME」