最近余り新しい音楽を聴く機会がめっきり減ったと思う。
洋楽番組が少なくなった事も原因だし(ケーブルTVでMTVやってても全然耳が惹かない)、新しいモノが出てくる気配が全くないし、好みのHM/HR系も正に飽和状態といった感じだ(ジーン・シモンズが嘆くのも分かる気がする)。
となると、過去に遡って当時聴かなかったジャンルやミュージシャンなどを探して聴いて好みを探す方がてっとり早い...という事で、偶然見つけたこのカーヴというユニットのCDを買ってみた。この作品はデビューアルバムで、タイトルは「DOPPELGANGER」。1992年発表。

このアルバムがリリースされた時は勿論洋楽にどっぷり浸かってて、この時期だと当然の如くHM/HR系も平行して聴いてて、同時にニルヴァーナやアリス・イン・チェインズなどのグランジ系にもハマってた頃だ。そんな時期に時代を先取りしたミュージシャンが存在してたなんて全く知らなかった。
ユーリズミックスと仕事をしてた(ベーシスト?)ディーン・ガルシアが、デイヴ・スチュワートと共通の友人だったトニ・ハリディと出会ってこのカーヴを結成したとの事らしいけど、音のイメージとしてはインダストリアル+シューゲイザー。当時からインダストリアルのシーンはミニストリーやナイン・インチ・ネイルズらが存在してたし、シューゲイザーのシーンもマイブラの「LOVELESS」は前年にリリースされていたけど、この音の組み合わせは正直無かったと思う。
まあこのユニットの範疇だとシューゲイザーの方に分類されてるみたいだけど、実際はシューゲイザーとのジャンルも違うんじゃないかと?浮遊感はあっても、バックの音がかなり硬質なんでシューゲイザーとして聴くとちょっと違和感があると思うけどなあ。

それはともかく、この作品の完成度はデビューアルバムにしては十分高い出来。今聴いても全然古臭さを感じさせない。
このユニットを知ったのは、ガービッジのシャーリー・マンソンが影響を受けたミュージシャンの中に彼等の名前があったからで、書き込みでもガービッジのサウンドに近いモノがあると書かれてたんで、それならどんなモンか...とYOU TUBEで「HORROR HEAD」のPVをチェックしたら一発でやられました(笑)。
確かにガービッジみたいな作り込みも感じられるし、ボーカルが女性ってトコで共通してるし(シャーリーがこのテのモノの先駆者だと思ってたんで、ちょっと意外だった)共通点は多い。個人的にはスージー&ザ・バンジーズ辺りにも通ずるモノも感じられたな。要は妖しさ満点のボーカルスタイルという。
妖しさといえばこのジャケット、バラバラになった人形をバラバラに置いて赤いフィルターを掛けて撮ったモノなんだけど、音の混沌さと相俟って見事に表現されてると思う。ちょっと不気味だけど(苦笑)。

このCDは中古で手に入れたのだけど、アマゾンでは中古でも¥4000以上の値が付いてたので最初買うの躊躇したのだけど、ディスクユニオンの中古サイトで¥926で捕獲出来たのは良かった。この他に2枚組ベスト盤も購入したのだけど、こっちはアマゾンで¥18000以上の値が...(ユニオンでは¥2468)。確かに再発もされてないみたいだし貴重なのは分かるんだけど、余りに吊り上げ過ぎじゃないかね?
こういう時の為の廉価盤5枚組セットじゃないかと思うんだけど、配給がVIRGINなんで版権が難しいのかな?この音、ハマる人には十分ハマる危険なモノだと思うんだけど...ちょっとコンプしたくなってきたな(笑)。

「HORROR HEAD」


「FAIT ACOMPLI」
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