このCDは数年前から購入しようかずっと迷ってたモノで、国内盤はとっくの昔に廃盤となり、輸入盤もなかなか値下がりしないのでお金ある時にでも...と思いつつもお金がずっと無い状態なんで(苦笑)購入出来ずにいたのだけど、アマゾンのマケプレで約¥1200くらいまで落ちたので買っても良いだろう...という事でようやくポチってみました。現デフ・レパードのヴィヴィアン・キャンベルがホワイトスネイク脱退後に参加したリヴァードッグスのデビューアルバム「RIVERDOGS」を今回はチョイス。当時の邦題は「荒野の呼び声」。

実はこのアルバムが発表された時この作品には余り興味無かったのだけど、理由は単純でデヴィッド・カヴァデールから「宿題をやってこない人間はいらない」と言われて白蛇を解雇されてしまい、しかも白蛇に参加した時は「1987」が大ヒット中でアルバムには参加してないけどツアーには参加してたので、当時のPVにも映ってるヴィヴィアンを観て「どうもしっくり来ないなあ」と思っていたのだ。「GIVE ME ALL YOUR LOVE」のPVの中間部のソロがジョン・サイクスのそれと差し替えられてたソロを聴いて、やっぱ違うんだよなあ~と疑問点しか残らなかったのだ。
だから、古臭いブルーズベースの白蛇には様式美な正統派HRスタイルだったディオのメンバーだったヴィヴィアンには合わないのかな?と思っていたので(とはいえ、ロニーの様なスタイルをカヴァデールが歌うのは面白いかな?とは思ったりもしたけど)このバンドには興味もなかったと。

しかし、たまたまYOU TUBEでチェックした「WHISPER」を聴いて「何だこれ、めっちゃカッコイイじゃんか!?」と驚いて(笑)ヴィヴィアンがこういうスタイルでもイケるクチなんだと知ってからは、このアルバムは一度聴いてみたいとずっと思ってたという訳。

そもそもこのバンドにヴィヴィアンが参加したのは、当初バンド側からプロデュースか何かを依頼されてアルバム製作に参加してるウチにメンバーに入ったという経緯があったそうだ。まあ、ヴィヴィアンの過去の参加作からするとこういうスタイルに流れてくるとは思わなかっただろうし、本人もメンバーとして参加すると思ってなかったのではなかろうか。

ヴィヴィアンの事ばかり書いているけど、実はこのバンドの肝はボーカルのロブ・ラモスだと思う。偶然なのか分からないけどロブの歌声は正しくデヴィッド・カヴァデールに近いスタイルで、カヴァデールよりももっとカラッとした乾いた雰囲気を持つので、声質に湿り気のあるカヴァデールと比較してみるのも面白いかと。人によってはロブの声質の方が好きな人も多いと思う。なので、音楽性もカラッと乾いた大地をイメージする様なハードロックで、ロブの歌唱力を十分に活かしたスタイルとなっている。
ヴィヴィアンのギターもディオ時代にプレイしていた様なフラッシーなスタイルは鳴りを潜め、もっとメロディアスで聴かせるスタイルになってるのも好感が持てる。まあ、その分地味な印象にもなってるんだけど。
お気に入りは「WHISPER」「BABY BLUE」「WATER FROM THE MOON」「RAIN RAIN」「SPOOKY」あたりかな。

当時はMR. BIG、バッドランズ、ブルー・マーダーとHM系ギタリストが組んだスーパーバンドという謳い文句でデビューアルバムがこぞってリリースされた時期でもあったけど、このバンド群の中にこのバンドが属するとちょっと違和感はあるけど、内容的には他バンドにも劣らないかなり充実している作品だと思う。やっと手に入れられて満足ですよ。

因みに私は購入したのは、数年前にリマスター再発で有名なROCK CANDYレーベルからのリマスター盤で2枚組。もう1枚はかつて「ON AIR」というタイトルで売られてたモノらしいけど、全米のラジオ局をプロモーションで訪れている時に録音されたアコースティックライブを収録したモノ。アルバム全曲に加えて、アルバム未収録だった「PENNSYLVANIA」という未発表曲もアコースティックで収録されている。メンバー達の楽しそうな雰囲気が伝わってくる、ホームメイド的な作品で2度美味しい。

ヴィヴィアンが抜けた2ndアルバム、2011年にヴィヴィアン復帰しての3rdアルバムと発表してるらしいけど、内容は徐々にロック色が薄れてきてるらしいので、とりあえずこのアルバムだけあれば良いかな?


「WHISPER」


「BABY BLUE」
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