先日、某音サンのブログでも紹介されていた”やっさん”ことグラハム・ボネット・バンドの「THE BOOK」、ブログ読んでたら聴きたくなってしまい、輸入盤で手に入れてしまいました(苦笑)。年末の新作ラッシュの異常さのお陰でここ最近のチョイスは殆ど2016年作ばっかだし、この後にはFMの1stセルフリメイク集も控えてるくらいで、お金が続かないと言いつつも買ってしまうダメなヤツ...(苦笑)
それはともかく、やっさんのソロ作は今まで持ってなかったのは意外だった。これほど長いキャリアを持ってるにも関わらず、アルカトラズやMSGでチョイスはしてるけど、ソロ作には余り興味が無かったというかよく知らなかっただけか?(苦笑)

やっさん自体、凄いシンガーだという認識は今も昔も変わらないけど、レインボーの「ALL NIGHT LONG」のPVを初めて観た時のインパクトは忘れられない(笑)。当時のHM/HRシーンで短髪だけでも異質なのに、オールバックでグラサンにスーツという有り得ないスタイルで、口をひん曲げてシャウトする彼は明らかに一昔前のチンピラに見えた(爆)。でも、グラサンを取ると凄いハンサムというギャップもまた良かったし、極め付けは4オクターヴの高音というシンガーでもなかなかキツいレンジを青筋立てて歌うその様が何よりカッコ良かった。
まあ、このPVは全然セクシーじゃない女性が1人で踊ってるトコを、やっさんがチラチラ見ながら歌うという訳分からん構成もまた可笑しいんだけど、何気にツボっちゃうのは何故なんだろうか?コージー・パウエルのキレッキレのドラミングもまたカッコ良いんだよねえ。

そんなやっさん、スティーヴ・ヴァイ在籍時のアルカトラズの日本公演のライブビデオを観た事があったんだけど、そこでもやっさんの姿は強烈だった。ヴァイの変態プレイも相変わらずだったけど、やっさんがスーツにグラサンといういつものスタイルはともかく、そこで日の丸が付いた扇子を持っていちいちおちゃらけながら歌うのだ(笑)。カメラ目線で扇子片手にキメポーズ付けたりして(爆)。アレには「曲がカッコイイのにパフォーマンスが...」と思わずにはいられなかった。何処かのファンのブログで「宴会帰りのサラリーマンが飛び入りして弾けちゃった感じ」と称してたけど、言い当て妙かと(笑)。

インペリテリ後からブラックソーン、そしてソロと段々活動が地味になっちゃて勿体無いなあ...と思ってたらこのソロ作(一応バンド名義ではあるけど実質ソロでしょ)。思えばやっさんももう70歳に手が届く年齢になっており、インナースリーヴの写真を見る限り歳相当に老けたなと感じるけど、それでも未だに現役で有り続けるのは凄いな...と。
最近の楽曲はどんな感じなのか?という興味あったし、2枚組のもう1枚は自身のキャリアを総括するかの如く、過去に参加したバンドのセルフリメイク集という事で、やっさんもこのタイミングで自身の総決算を打ち出すのか?と思い、今回購入してみたと。

先ずオリジナルの新作の方は、思ってたよりハードロックしていたのが意外だった。この人って元々メタルは嫌いだと公言してた割りには結構ヘヴィなバンドで歌ってたので(苦笑)この年齢になって普通のロックとかAOR路線みたいなのにシフトするのかな?と思ってたけど、やはり自分に求められてるのを分かってるんだろうなあ。
それに声が思ってたよりも全然出ているのも驚きだった。確かに全盛期と比べるとパワーは落ちてるけど、それでも70歳目前の人がこのシャウトかよ!?と驚きを隠せない。曲調は如何にもオールドスタイルなハードロックだけど、無理にヘヴィに拘るよりはこの方が自然と良いと思う。

そしてセルフリメイク集の方は、無難な選曲で固めたなと。このバンドならこの曲というチョイスが絶妙だけど、やはり「JET TO JET」は無理なのかな?今のグラハムバンドのギタリストはそれほどテクニシャンではないけど、今までやっさんが組んできたギタリスト達が豚貴族や変態、虚言癖や光速スピード狂といった一癖も二癖もある人達なので(笑)どーしても地味で無難なプレイになってしまうのは致し方ないトコではなかろうか?でも、歌唱の方は「この曲にはこの声じゃなきゃ!」と唸らせるのはさすがです。

久々にやっさん熱が再燃しそうな感じを与えてくれた新作だと思う。最近はアルカトラズのボックスセットも発売された事だし、次はコレを狙ってみるかな?それと来年3月に来日公演があるそうで、もし休みと重なってたら足を運んでみたいな。まだまだ隠居しそうな雰囲気はなさそうだけど(笑)。


「INTO THE NIGHT」


「ALL NIGHT LONG」
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