先日、ZZトップのCD4枚まとめ買いして暫くガンガン聴いていてやっぱ良いなあ...と悦に浸って何気にネットで色々調べてるウチに、ビリー・ギボンズがソロ作を出している事を知ったのでその流れでCDが欲しくなり、思わず手を出してしまった。バンド結成45年(!)にして初のソロアルバムとなる「PERFECTAMUNDO」を今回はチョイス。発表は2016年(国内発売)。

そもそも何でソロアルバムを作ろうとしたのかよく分からなかったので、色々調べたらハヴァナ・ジャズ・フェスティヴァルというフェスに出演することがそもそもの切っ掛けだったらしく、そこで他ミュージシャンに感化されてアフロ・キューバン・スタイルの音源を作るトコからスタートしたらしい。

ZZトップでは、ブルーズとハードロックを基盤に作られてる楽曲が多いけど、アフロ・キューバン的要素はそれほど感じない。でも御大から言わせるとブルーズもアフロ・キューバンも元々のルーツは西アフリカが起源とされているので、2つの音楽を解釈する事で同じDNAを感じられるのではないか?と興味があったらしい。
なので、全体的にいつものZZトップで演っているブルーズスタイルは鳴りを潜めて、今回は蒸し暑いビーチで冷たいカクテルがよく似合う様な小気味良い音楽性を披露している。雰囲気はまるでマイアミのクラブ辺りで掛かりそうな音と言えばお分かりだろうか?

だからといってロックテイストが感じられないかというとそうではなく、やはりそこはギタリストとして名を馳せた御大ならではの素晴らしいプレイが堪能出来る。最近のZZトップで感じられるファズで歪んだ音ではなく、サンタナとはまた違うラテンスタイルのプレイを提示しているのも面白い。
更に、最近のアルバムでも顕著なヒップホップ的なアプローチが入ったりして実験的要素も忘れていない。クロスオーバーまではいかないけど、ちょっとした遊び心が聴いてて楽しめる作りとなっている。

しかし、御大のこの年齢になっても未だに新たなスタイルに挑戦し続ける姿勢はホントに素晴らしい。「自分が聴きたい音楽と思う様な音楽を作る」事をモットーとしてるみたいで、それをリスナーが楽しんでくれて自分のスタイルを見付ける事がベストと語る御大は、さすが長年プレイし続けてるのも分かる気がする。
いやはや、ホントに恐れ入りました。これから夏に向けて聴く機会が増える様な心地良いアルバムですよ!!


「TREAT HER RIGHT」


「PICKIN' UP CHICKS ON DOWLING STREET」
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