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梅雨が明けて雨の日が結構続いてたんで今年の夏は意外と涼しい?と思っても、やっぱ晴れた日は暑い...でも、台風来てからはまた涼しいといった感じで、何だか今年はいまいち夏らしさを感じられない。
夏は嫌いなんでドライブに行く気も全く起きないし、引き篭もりに拍車を掛ける様にドラクエ11を集中プレイしてる事もあるので別に構わないのだけど、ここまま秋になりそうな雰囲気でもあるよなあ。

という訳で、夏が来たら何故かこの曲を聴く事が多いので、今回はこのアルバムをチョイス。ニュークリア・バルデスの「I AM I」。リリースは1990年。
当時から洋楽、特にBURRN!を読んでた人には随分懐かしいバンド名だと思うだろう。多分、日本でこのバンドを薦めてたのは伊藤正則さんであり、BURRN!であったのだから。私もそのクチでこのCDを購入したし。

バンド名だけ見ると”ニュークリア”と付いてるだけでハードコアとかスラッシュ系を想像しがちだけど(まあニュークリア・アソルトってバンドもいましたしね)実際にこのバンドはハードロックと呼ぶにもちょっと疑わしい、もっと土着的で何処か懐かしい雰囲気を持つロックだと思う。当時は一緒にツアーを回ったというフーターズやザ・チャーチにも似た様な雰囲気がある感じかな。

当時は全く知らなかったけど、このアルバムに収録されてる「SUMMER」(邦題:涙のサマー)が哀愁を感じられる名曲という事で凄く気になって、ジャケットも雨雫に覆われた夕暮れ時の海というシンプルな写真に惹かれ購入したのだけど、輸入盤は丸メガネを掛けた歯の欠けたオヤジのドアップに丸メガネのレンズにメンバーが写りこんでるというヤツなので、もし最初にこっちの方を先に見たら絶対に買わなかったと思う(笑)。

まあ、何はともあれその「SUMMER」を聴いてみたら、なるほど物悲しいメロディが確かに哀愁を感じさせる。だけど、それ以上に良いのがボーカルの歌唱力。別に格段に上手いとかそういうのではないのだけど、力強い声にその物悲しいメロディが凄くマッチしてる。メンバーがキューバやドミニカからの移民というバックグラウンドというのも影響されてるんじゃないかと思う。
正直言って全曲良いとは思わなかったし、次作をリリースして解散したのも何となく分かる気がしたけど、それでも何故かたまに聴きたくなる不思議とクセになるアルバムなんだよなあ。U2っぽい雰囲気の「TRACE THE THUNDER」も好きだし、一歩間違えるとブルージーな演歌みたいな(?)「IF YOU KNEW THEN」も良い。

地味だけど力強さを感じさせるという意味で、インナースリーヴに書かれてたけど「雑草みたいなバイタリティ」というのは言い得て妙だと思う。派手ではないしバンドしての魅力も特別ある訳でもないけど、世の中を正直に見据えてそれを楽曲に昇華させていくその姿勢は、当時の音楽シーンでは余りにも真面目過ぎたんだと思う。だからこそ「SUMMER」みたいな曲が書けたんだろうけど。
一時期、このCD売ろうかな?と思った事があったけど、久々に聴いてやっぱ売らないで良かった。歳食ってからの方がジワジワくる感じなんで、これからもたまに思い出してこのCD聴くんだろうなあ。


「SUMMER」


「IF YOU KNEW THEN」
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