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今年初の新作になりますね。イングランドのオーソドックスなスタイルなハードロックバンド:イングロリアスの3作目となる「RIDE TO NOWHERE 」を購入しました。年末に情報を知って、慌てて予約入れましたよ。

早くも3作目という事で、バンドとしてこれから更に円熟味が増していくんだろうなあ...と思いきや、インナースリーヴを読んでビックリ。ボーカルとドラマーを除く3人のメンバーが10月末で脱退してしまったという話らしい。ネットで情報を...と思いきや何処にも詳細は載ってないから調べようがないんだけど、ニューアルバムがリリースされる直前に3人も脱退するというのは殆ど空中分解みたいなモノなのだろうか?一応バンドは存続しているみたいで新たにギタリストを加入させているみたいだけど、ライブなどのまともな活動はちょっと先の話なんだろうなあ。どんな理由なのか全く分からないけど、凄く勿体無い話だ。

さて、その肝心の新作の内容は相変わらず安定のオールドスクールなハードロックを聴かせてくれている。コレがこのバンドに求めている最大の部分なので、私的にはコレだけでもう十分(笑)。前作との比較といっても特に変わったトコは見受けられないのだけど、英国のバンドらしい湿り気が後退して曲が若干コンパクトになった気がする程度かな。ジャケットのシンプルさ同様、幾分あっさりした感覚なので聴き易いのも良い。でもジャケットに関しては、過去作みたいに写真の方が好みだったのでその点は残念。

アルバムリリース前に発表された「WHRER ARE YOU NOW?」のPVではメンバーショットがきっちり入ってるんだけど、最近発表された「I DON'T KNOW YOU」のPVではボーカルとドラマーのショットだけで他のメンバーは顔が入ってないという徹底振り。メンバー不在で混乱させたくないからの理由なんだろうけど、やっぱり違和感があるよなあ。まあ最近のPVにしては珍しいストーリー仕立てになってるのがまだ救いだけど。

しかし、相変わらずのクオリティの作品なのにつくづく勿体無いという言葉しか出てこない。まだバンドが存続してるのが救いだけど、マジで今後の活動が心配になってくる。逆にボーカルのネイサン・ジェイムズが抜けたらそれこそ終わったとなるのだろうけど、もし次作があるのなら音楽性も変わってくるのだろうか?今後に期待と同時に不安もあるのは複雑な気分だよなあ...


「WHRER ARE YOU NOW?」


「I DON'T KNOW YOU」
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最近は、歌の上手いボーカリストという人達がどうしても大御所とか中堅のミュージシャンばかり取り上げられて、歌が上手い若いボーカリストが余り知られていない感じがする。私がHM/HR系で歌の上手いシンガーといって思い付くのはロニー・ジェイムズ・ディオやグレン・ヒューズ、(昔の)デヴィッド・カヴァデールやグラハム・ボネット、クラウス・マイネやダニー・ボウズ...と名前を挙げるだけでも既にキャリアを重ねた人達ばかりになってしまうし、HM/HR系以外のボーカリストとなると更に大御所や超有名なボーカリストが挙がる事になると思うし。

そんな事を思いながら、今私が思う歌の上手い若いボーカリストは?という事で、以前2ndアルバムをレビューしたネイサン・ジェイムズ率いるイングロリアスのデビューアルバム「INGLORIOUS」を今回はチョイスした。発表は2016年。

元々ネイサン・ジェイムズはマイナーバンドで活動して自主制作でカヴァーアルバムを作ったくらいのキャリアしかなかったけど、ウリ・ジョン・ロートのツアーメンバーに抜擢されてメジャーに昇格したのは良いけど、既にイングロリアスの活動を念頭に置いてたみたいで途中でツアーを離脱したのを機にアルバム製作に着手したという話みたい。
このアルバムで聴けるネイサンの歌唱力は、新人ボーカリストというよりは既にキャリアを積んでる様な堂々とした歌いっぷりで若いバンドとは思えないほどの完成度だと思う。2ndアルバムのレビューでも書いたけど、デヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズの良いトコ取りの様なスタイルはディープ・パープルが好きな人は勿論、クラッシックロックが好きな人にも十分アピール出来るモノかと。

音楽性も古き良きブリティッシュハードロックを継承するスタイルで、今のバンドらしく幾分重いリフを基礎としたラウドロックっぽい雰囲気も感じさせるけど、古典的なHRを現代的な解釈でプレイするスタイルは正に私好みのサウンドで満足。まだ全然キャリアも浅いのにバンドとしては成熟したモノすら感じさせるバンドというのも珍しいかと。
インナースリーヴに書かれてるけど、このアルバムの録音時にはそれぞれ個別に録るのではなく全員が同時にクリックなしでプレイし、ボーカルのピッチ調整もオーヴァーダブもなしで録られたらしい。確かにドライブ感に溢れてる感覚はこれが理由なのかも。

お気に入りはPVも作られた「UNTIL I DIE」や「UNAWARE」、ディープ・パープルみたいな疾走感が心地良い「BREAKAWAY」、元メガデスのアル・ピトレリが曲作りに参加しているブルージーな「HIGH FLYING GYPSY」や「HOLY WATER」が好みかな。

ここ日本ではこのデビューアルバムは殆ど話題にならなかったけど、2ndアルバムが翌年に完成した事から活動はまずまずの様で私的にはこれから期待の掛かるバンドの一つかと。
私は偶然ネットでその存在を知ったけど、ホントに良いバンドを見付けられて良かったと思う。既にキャリアの長いバンドはこれから先の活動は先が短いしいつ活動を終えてもおかしくない状況の中で、こういった古き良きHRを現代に継承するバンドがいる事は実に頼もしい存在かと。早く新作が聴きたいぞ!


「UNTIL I DIE」


「UNAWARE」




ブラック・カントリー・コミュニオンの新作をまだ買ってない理由はこのバンドのお陰です。偶然知ってしまい、まだ若いバンドなのにやってる事が古臭いハードロックスタイルという事で気になってた、イギリス出身のイングロリアスの今年発表された2ndアルバム「INGLORIOUS Ⅱ」を今回はチョイス。

イングロリアス(不名誉)というバンド名にちょっとピンと来たのが切っ掛けだったんだけど、最初はイギリス出身でこのバンド名だとワイルドハーツの「INGLORIOUS」という曲名を思い出してしまったので、このバンドもワイハみたいなスタイルなのかな?と興味をそそられて、とりあえずYOU TUBEで数曲聴いてみたら、まだブルーズスタイルのHRをやってた頃のホワイトスネイクみたいで驚いた。このテのスタイルはそれこそオールドスクールのハードロックをやってた中年のおじさんの十八番かと思ってたけど、それがまだ若いバンドがやってる事に意味があると。
白蛇の他にも、ディープ・パープルやレッド・ツェッペリン、バッド・カンパニーなどを想起させる部分があって、クラシックなハードロックが好きな人達には堪らないんじゃないかと。本人達もアルバムには収録されてないけど「BURN」や「FOOL FOR YOUR LOVING」などカヴァーしてたりしてホントに好きなんだなと思わせる。

ボーカルのネイサン・ジェイムズは結構がなってるタイプに聴こえるけど高音域を出す時くらいで、中音域の声はそれこそ若かりし頃のデヴィッド・カヴァーデルに近いモノを感じた。でも彼のヒーローはグレン・ヒューズらしく(笑)そのグレンのライブに飛び入りして御大と一緒に「BURN」をプレイしてたりする。
またこの人は結構色んな曲を歌ってるのをYOU TUBEに上げてて、サウンドガーデンの「BLACK HOLE SUN」やガンズ・アンド・ローゼズの「SWEET CHILD O MINE」、ジャズシンガーの人と一緒にスタンダード歌ってたり、挙句の果てにはカラオケでハートの「ALONE」歌ってる動画まで上げている(笑)。
バックの演奏陣も、特出すべきトコはないけど堅実なプレイで非常にカッコイイ。プロデュースはバンド自身で、ミキシングにはケヴィン・シャーリーを起用してるのも面白い(BCCも彼のプロデュース)。

国内盤はDVD付きで、ドニントンに出演した時のライブ映像に「I DON'T NEED YOUR LOVING」と「TAKING THE BLAME」のPVとレコーディングのオフショットが収録されていて腹一杯のボリューム。

いやあ、久々に良いバンド見付けてしまいましたなあ。地味だけどこういう古き良きハードロックを聴くとホントにホッとするというか、こういうバンドがいる限りまだまだCD買うのを止められなくなってしまう訳で(笑)。こりゃ、近いウチに1stアルバムの方も手に入れなきゃイカンですなあ。


「I DON'T NEED YOUR LOVING」


「HELL OR HIGH WATER]


「FOOL FOR YOUR LOVING」