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増税前なので、ここに来て駆け込み購入が増えている。ちょっと前にも書いたけど、今使ってるデスクトップPCがWin7なのでコレを機に新しいPCを購入した。ディスクトレーもとっくの昔にぶっ壊れてしまってたので、そっちの方はノートPC買って何とか事無き得てたのだけど、さすがにWin7のサポートが切れてしまうのはセキュリティ的にもマズいので良いタイミングかと。因みに今と同じDell製のモノをモニター抜きで何とか¥6万以内に収めました。とはいえ、ちょっと前に車検もあったしマジでお金セーブしないとヤバいよなあ...

そんな事を考えてたら、また殿下の「1999」のデラエディ盤が今回はCD5枚+DVD1枚の内容だそうで、未発表曲も大量に付くらしいのでコレは絶対にハズせない代物。とりあえず予約したけど、リリース時の11月ってスタッドレスタイヤも買わなきゃイカンし、欲しい新作ゲームソフトも2~3点出るし、またまたお金が飛んでいく~(苦笑)。今年は観たいライブが少ないから助かるけど、今年もマリリオンが来日してたら赤字確定でしたな。

ってな訳で、今回は殿下のLOVE 4EVERプロジェクトの新規リリースのウチの1枚「THE VERSACE EXPERIENCE PRELUDE 2 GOLD」をチョイス。当時はまだジ・アーティスト・フォーマリー・ノウン・アズ・プリンスと名乗ってた時期で、CD化は初。

コレのオリジナルはリリースというより、1995年のパリで行なわれたヴェルサーチのファッションショーにて来場者500人限定で無料で配られたカセットなので、正規な音源リリースという訳ではない。今年に入ってまずカセットでリリースされたのだけど、今ウチにはカセットテープを再生する機器が無いので残念ながらスルーだな...と思ったら、まさかのCD化で即予約入れましたよ。
当時は500本限定という事でオークションなどで価格も相当高騰したらしく史上最高価格の4087ドル、日本円で約¥40万という破格値が付いたとの事。幾ら貴重なモノとはいえ、無料のカセット1本に約¥40万も出す勇気もお金もありませんって!

ヴェルサーチと殿下の関係はかなり親密だったみたいで、殿下が個人的にプレゼントしたという未発表曲をヴェルサーチのショーで使ったという経緯もあるらしく、こうした交友がこのカセットみたいに遊び心満載で出来るコラボレーションというのも面白い。

肝心な内容は、1995年リリースの「THE GOLD EXPERIENCE」の楽曲をベースにリミックスや、殿下のジャズ・フュージョン・プロジェクト:マッドハウスの音源や、彼のバンドのニュー・パワー・ジェネレーションの楽曲などを収めたモノで全15曲収録。全体的に音の切れ目が無いので、カセットテープの様な頭出しを直ぐに出来ない形態には打ってつけの構成となってる。
曲間が無いのでそのままファッションショーのBGMに使っても何ら違和感の無い構成だし、全15曲といっても楽曲が短いのであっと言う間に聴き終わってしまうのが特徴かと。

「THE GOLD EXPERIENCE」と被る楽曲は「PUSSY CONTROL」「SHHH - 」「I HATE U」「BILLY JACK BITCH」「GOLD」なので、全体的に雰囲気が似てしまうのは仕方ないけど、ニュー・パワー・ジェネレーションの「GET WILD IN THE HOUSE」とか「CHATOUNETTE CONTROLE」みたいなノリの良い楽曲が入る事によってより聴き易くなってると感じたな。

聴き易いのでプリンスの初心者にもお薦め出来る内容だけど、ファンからすると企画盤の意味合いが強いのは性質上仕方ないかと。
最初に「THE GOLD EXPERIENCE」を聴いてからこのCDを聴く方が良いかな。
でもこういうモノまでちゃんとリリースしてくれたのは非常に有り難かった。聴けず終いよりは全然良いし、殿下の音楽的遺産をちゃんとしたカタチで残す事がこのプロジェクトの意味を成す事なので、出来るだけフィジカルでリリースしてくれる事を切に願う。そうなると「20 TEN」もリリースしてくれるかな?


「VERSACE EXPERIENCE PRELUDE 2 GOLD」(FULL)
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今回は元プリンス(本来ならジ・アーティスト・フォーマリー・ノウン・アズ・プリンス:”かつてプリンスと呼ばれたアーティスト”と呼ぶ)としての初の名義となった「THE GOLD EXPERIENCE」をチョイス。発表は1995年。
このCD、暫く探していたのだけど、先日ようやくブックオフで¥1980の値段で捕獲した。ブックオフにしては高い売値ではあるんだけど、もう既にアルバム自体が廃盤なモノで見付けた時が買い時だと決めてたのだ。国内盤の帯付きで綺麗な状態だったんで買えてホントに良かった。リアルタイムの時は店頭で売り切れてて、そのまま買いそびれてしまっているウチに廃盤になってしまったという経緯があったモンで...

しかし当時は何て事してるんだ?と本気で思った。幾らレコード会社と折り合いが悪くたって、何もそこまでする事もないだろうと傍から見るとそう感じるけど、殿下自身はそういうレベルの話じゃなかったんだろうな。製作活動が活発で、1年毎に新作をリリースしたかった殿下の思惑と、数年間隔を空かしてリリースしたかったレコード会社の思惑が見事に決裂したお陰で、前作で殿下の名を捨て、このアルバムからこの名義になったという。でも、この時点ではまだ配給はワーナーからで、裏ジャケにはちゃんとロゴまでしっかり入っている。もしかしたら、この辺の関係でこのアルバムが廃盤になっている理由なのかも。

それはともかく、前作「COME」ではジャケットに堂々と「1958-1993」と記されて、しかもモノクロの写真が使われているのに対して、このアルバムでは黄金の輝きの中にうっすらと写る元殿下の顔を写ってるという、完全に新しい門出を自ら祝ってる様な雰囲気が漂っている。
音の方も、前作とは打って変わってバラエティに富んだ明るい楽曲が増えた感じで、ゴージャスになった雰囲気を感じられる(だからこその、このタイトルなんだろうか)。「ENDORPHINMACHINE」は、K-1を観てた日本人にはお馴染みのあの曲です。この曲から元殿下を知った人も多いんじゃないだろうか?
「THE MOST BEAUTIFUL GIRL IN THE WORLD」は、後に元殿下の伴侶となるマイテに捧げた美しいバラード。結果的に2人は袂を分かつ事になるけど、そうした事実を抜きにしても凄く良い曲だと思う。
アルバムの中間にNPGオペレーターという曲案内みたいなモノが入って、様々なスタイルの楽曲が披露されるカタチになっているので、本人は明言いてないけどコンセプトアルバムみたいな感じなのかな?

ともあれ、名前を変えようがやっぱりこの人の才能はホントに群を抜いてるとしか言い様がない作品だと思う。こういう素晴らしいアルバムですら廃盤というのは納得いかないし、しかも本人がいない現在、彼を知らない世代にもっと彼を知って欲しいとアピールするには彼が残したアルバムが一番分かりやすいと思うので、オリジナルアルバムくらいはちゃんと買える環境は整えてほしいと思うんだけどなあ。


「GOLD」


「THE MOST BEAUTIFUL GIRL IN THE WORLD」