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ヴィクセン、キングダム・カムと一緒に先日の廉価盤¥1000再発で購入したのは、このロビン・ザンダーのソロ作でした。某音サンが自身のブログのコメントで「残ってたら(このアルバムを)買おうと思ってる」と書いてあったのを読んで、すかさず「被ってるなあ~」と思ったのは言うまでもない(笑)。発表は1993年ですね。

チープ・トリックの魅力は勿論楽曲にある訳で、勿論その顔とも言えるロビンの歌唱力もかなり重要なポイントかと。甘い声でありながらもハードな楽曲まで歌いこなせるシンガーだけど、日本じゃルックス先行のイメージのお陰でシンガーとしての評価は二の次になってる感はちょっと納得いかなかったりする。

そんな彼がバンドから離れてソロアルバム?というとちょっと意外な感じもしたし、彼はチープ・トリックで自身を表現出来てると思ってたんで、ソロで何を表現したいのかよく分からなかった。まあ何でも歌えるというのは強みでもあるからバンドとは違うニュアンスのモノになるのは間違いないとは思ってたけど。

実際に聴いてみると、バンドの様なロックスタイルじゃなくて、もっと歌を中心にしたAOR的なノリを持った作風となった。当時のロビンの年齢(40歳)という事を考えるとこのテの路線が一番しっくりくると思うし、このソロ作の前にソロ名義で発表した「IN THIS COUNTRY」(日本だとF1のテーマソングとして有名だけど、実際には「オーバー・ザ・トップ」のサントラに収録されてたのが先)も普通にこのアルバムに収録されててもおかしくない雰囲気なので、結果的には予想通りのスタイルに落ち着いたのかと。

またソロ作という事で、参加してるミュージシャンが豪華。バンドメイトのリック・ニールセンとトム・ピーターソン、J.Dサウザー、スティーヴィー・ニックス、デイヴ・スチュワート、ドクター・ジョン、ミック・フリートウッドなど。「SHOW ME HEAVEN」でロビンとデュエットしてるのは元ローン・ジャスティスのマリア・マッキーという人物。

確かにバンドでプレイするにはレイドバックしている作品だと思う。その分、ロビンのボーカルはいつもの力んだスタイルというよりもかなりリラックスした印象を受けるのも面白い。私のお気に入りは、綺麗にまとまったAORスタイルのバラードの「TIME WILL LET YOU KNOW」とコーラスがゴスペルっぽい雰囲気のロックナンバー「EVERLASTING LOVE」。「SHOW ME HEAVEN」でのデュエットもバンドでは絶対にないスタイルで凄く好きだ。

残念ながらこのアルバム以降、ロビンはソロ作を作ってない。バンド活動に重点を置いてるのか、単にソロ作を作る理由がないのか分からないけど”チープ・トリックの~”という形容詞は全く必要のない、如何にも彼の素が出た素晴らしいアルバムだと思う。しかしホントに良い声だわ~。


「TIME WILL LET YOU KNOW」


「EVERLASTING LOVE」
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