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久しぶりの新譜です。最近は特に欲しいモノも見当たらなかったんで無理して買う事もないし、中古とか漁ってるとキリがないから、いつもの金欠を抑える為にも良い機会だったと言うことで。
さて、待ち侘びた新譜というのが、元ブラック・クロウズのギタリストだったリッチ・ロビンソン率いるザ・マグパイ・サルートのデビューアルバム「HIGH WATER Ⅰ」。全世界同時発売らしいので国内盤で購入しました。

鴉団が解散したのは確か2015年だったと思うけど、リッチの兄クリス・ロビンソンが相当わがままに振舞ったお陰でバンドが崩壊したという。まあ確かにクリスがバンドの顔みたいな感じだったので自分のバンドをどうしようが彼の一存で決まってたんだろうけど、これに異を唱えたのが弟リッチで、リッチの持ってるバンドの権利の譲渡とドラマーの権利を全てクリスに譲渡し、今後は雇われメンバーとなれという無茶振りな要求をされたのが理由だったらしい。
そりゃリッチだって曲書いてるんだから、その才能と権利を兄貴が奪うなんてふざけた話だけど、そんな条件飲む訳ない要求を出したクリスは単にバンドを解散させたかっただけなんじゃないかと思う。それにしても、もっと普通に話し合いとか出来なかったんかな?

ともかく、80年代から続いてたバンドは終焉を迎えた訳だけど、クリスもリッチもそれぞれ自身のバンドやソロ活動を始めた訳で、リッチはまずソロ活動に重点を置いてソロ作を数枚リリースしていて、途中バッド・カンパニーの再結成に参加したみたいだけど、この新バンド:ザ・マグパイ・サルートを結成したのは意図的ではなく、自然の成り行きで出来たとの事。

バンドメンバーには元鴉団のマーク・フォードやスヴェン・バイビーンなどが参加しているので、鴉団の面影が見えてくるのは当然の事だけど、ボーカルのジョン・ホッグの声質がクリス・ロビンソンのそれとはまた別モノなので(あの声質に近い人の方が稀だから当然だけど)鴉団の楽曲が苦手だった人には逆に受け入れられるんじゃないかと。そのジョン・ホッグは、リッチ自身も語ってるけど何処となくロッド・スチュワートの雰囲気が感じられてなかなか面白い。曲によってはスティーヴン・タイラーみたいにも聴こえたりするし。

デビューアルバムと書いたけど、実際にはこのバンド名義で1枚ライブ盤を出している。そのジャケットには10人近くのメンバーが写っていて、その当時はあくまでも仲間が集まってライブを演って楽しもうというノリで活動してたらしいので、楽曲も鴉団のカヴァーや他のバンドの曲などをプレイするに留まってたと。そして改めてアルバムを作ろう...という段階になってメンバー編成を行なった結果5人組となったらしい。

私は先行で発表された「SEND ME AN OMEN」と「FOR THE WIND」を聴いて、一発で気に入ったからこのアルバム買った様なモノなので、他の楽曲も非常に心地良いサザンロックを聴かせてくれて非常に満足。ハードロック的なノリは余り感じず、サイケデリックなフェイセズみたいな雰囲気が一番近いかな。
ただ、楽曲がコンパクトにまとまってるお陰でアレンジがあっさりした感じになってるのがちょっと気になるけど、デビュー作としては十分な出来はさすが元鴉団といったところか。

クリスのバンドの方はYOU TUBEでチェックしたら、全体的に軽めの雰囲気が余り好みの路線ではなかったので購入はしてないのだけど、その分このバンドに掛かる期待はアルバムを聴いて確信に変わったと思う。ホントに良いバンドだわ、素晴らしい!


「SEND ME AN OMEN」


「FOR THE WIND」
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