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そーいえば、このバンドの事について今まで書いてなかったですね。以前、廉価盤5枚組BOXセットを購入していたのだけど、思ったよりも聴いてなかったんで久々に手を出してみた。サウンドガーデンの3rdアルバム「BADMOTORFINGER」を今回はチョイス。発表は1991年。

当時はニルヴァーナの登場によって音楽シーンが様変わりし、続々とシアトル出身のバンドがメジャーデビューを果たしてグランジ/オルタナティヴというジャンルを確立した年であったけど、このサウンドガーデンもその”シアトル・ムーブメント”と呼ばれたバンドの一つだった。この当時の空気感をいち早く察知し、その音楽シーンをリンクさせた映画「シングルズ」という映画にオルタナ系のミュージシャンが出演していて、そこでクリス・コーネルが大根役者っぷりを発揮したのを初めて観たのがサウンドガーデンを知った切っ掛けだった(...すいません)。

で、初めて聴いたのがこのアルバムだったのだけど、当時は余りよく理解出来なかった。「RUSTY CAGE」のスピード感はめちゃくちゃカッコ良かったけど、その後の楽曲は何か至って普通に感じてしまい、当時はまだ80年代メタルをずっと聴いていた耳には地味で馴染めなかった。
勿論、その後色んな音楽を聴いて70年代ハードロックも好きになってよく聴く様な感じになってからこのアルバムを聴いたら、ようやくこのアルバムの素晴らしさに気付かされたという感じだった。要はその根本的な部分が全く分かってなかったんだろうなあ。

映画ではおどおどしてる雰囲気が顕著だった(苦笑)クリス・コーネルの堂々とした歌いっぷりが実にカリスマ性を感じさせるし、演奏陣の混沌としたヘヴィなリフを中心としたスタイルはブラック・サバス直系のドゥーム/スラッジのノリに近いかと。またスピード感のある楽曲ではガレージパンクっぽいノリを見せるのも面白い。
アルバム前半の隙の無い構成は見事で、後半は幾分スローダウンするノリもテンションはやや落ちるけど悪くない。お気に入りは「RUSTY CAGE」「JESUS CHRIST POSE」「FACE POLLUTION」「NEW DAMAGE」が好きだな。

しかし、この時期に出てきたシアトル・ムーブメントのバンド群はどれも違う音を出してて好き嫌いは抜きにしても結構面白かったな。ニルヴァーナ、アリス・イン・チェインズ、パール・ジャム、サウンドガーデンもまた然り...そして偶然にしては何か呪われてるとしか思えないボーカリスト達の死亡率の高さにも驚く。マザー・ラブ・ボーンのアンドリュー・ウッズを筆頭に、カート・コバーン、レイン・ステイリー、クリス・コーネルまでもが亡くなってしまうとは思わなかった。
ドラッグの影響で苦しんだ3人はともかく、クリス・コーネルは鬱が原因と言われているだけあって、もうちょっと何とかならなかったのかな?と思うけど、本人にしか分からない事情というのがあるんでしょう。傍から見ると、ミュージシャンとして成功して自分のやりたい事で生活出来るのに何で?という疑問しかないんですけどね。

特にこのバンドのファンという訳ではなかったけど、こうして久々にアルバム聴いてると実力は十分にあるミュージシャンだっただけに残念な気分になりますね。残してくれたアルバムは今聴いても十分通用するカッコいいアルバムだと再認識してますよ。


「RUSTY CAGE」


「JESUS CHRIST POSE」
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