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たまたまYOUTUBEにてチェックしたら気に入ってしまい、CD何処かに売ってないかな?と調べてたらディスクユニオンにて注文は可能になってたから先月からずっと頼んでおいたんだけど、結局入荷されずにキャンセル喰らってしまったので、タワレコのポイント使って何とか手に入れた(前振りが長い!)アースサイドのデビュー作「A DREAM IN STATIC」を今回はチョイス。発表は2015年。

このバンド、何の情報も知らずただYOUTUBEのお薦め欄に出てきて「何か変わったイメージのジャケだな...」って事で何も考えずに聴いてみたら、テクニカルなプログレバンドなんだけど更にスケールの大きいスタイルでプレイしてるのが耳を惹いてそのまま全曲聴いてしまったという(苦笑)正に惹き付けられたという感じで、デビュー作でこれだけのモノを作り上げるこの人達は一体何者なんだ?と気になってしまったのだ。

ネットで調べているウチに色々分かってきたんだけど、アメリカ出身の4人組でメンバー全員音楽の学位を持っているという背景からこのアルバムの完成度の高さは納得出来るかと。
MVにもなった「MOB MENTALITY」ではモスクワスタジオ交響楽団が参加していて、このテのシンフォニック系の音によくありがちな既存の楽曲にオーケストラアレンジを加えて完成させるパターンとは全く違う、オーケストラが参加させる事を前提に作られたスタイルなので音の構成が一味違うのがよく分かる。
全体的にはヘヴィなテクニカルプログレ系(最近はジェント/DJENTと呼ぶらしい)にポストロックとシンフォニックをプラスした様な印象を受けた。自らを”シネマティック・ロック”と呼んでいるらしいけど、確かに映画のサントラの様な雰囲気も感じられる。

それと珍しいのは、メンバーにパーソナルなボーカリストを擁しておらず、楽曲に合わせてゲストボーカルを参加させて楽曲に幅を持たせている点。セヴンダストのラーヨン・ウィザースプーン、テッセラクトのダニエル・トンプキンス、ソイルワークのビョーン・ストリッド、フェイス・ザ・キングのエリック・ジルリンガーの4人が参加しているけど、それぞれの声質の良さを活かしきってる割りにはアルバム全体が散漫になっていないのも面白い。

ボーカル抜きのインスト曲が半分を占めているのにも関わらず、全体的に飽きさせない音作りはホントにデビュー作!?と疑ってしまうけど、音楽を作るのがホントに好きなんだろうなあという雰囲気がひしひしと伝わってくるのも良い。聴いてて思ったのは、キーボードと演奏の絡みが上手く練られていて物凄く心地良い雰囲気がある事。正にタイトル通りの”静かな夢”みたいなイメージが感じられる。
とはいえ、ソイルワークのビョーンが参加してる様に激しいパートも存在しているので、そのメリハリが楽曲を際立たせているのも素晴らしい。

このアルバムはレーベル経由で販売されておらず、BANDCAMP経由でCDが販売されているみたいで後は配信だけっぽい感じ。YOUTUBEで聴いた時は既に240万再生されていたのでそれなりに知名度はあるのだろうけど、こんな自主製作みたいなノリでCDが普通に買えないのが非常に惜しまれる(タワレコでは普通に¥4000弱で売られてたし)。
次作も絶対に聴きたいので、何処か小さいレーベルでも良いからCDリリースして欲しいと切に願う!と祈らんばかりだ。


「CRATER」


FULL ALBUM

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