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何と22年振りのソロ2作目発表だそうで、元シカゴのボーカル:ジェイソン・シェフの「HERE I AM」を今回はチョイス。発表は昨年。アマゾンで何気に見つけてしまったので、ジャケの雰囲気も相成って久々に彼の歌を聴いてみたいと思いポチりました。

シカゴには30年くらい在籍したんですね。何でも家族の介護の為ツアーに出られず、その辺の事情もあっての脱退なんで実に勿体ないと思いきや、こうしてまたソロとして戻ってきたのは良いんじゃないかと。自分のペースで活動出来る訳だし、シカゴの幻影に引き摺られる事もないだろうし。
シカゴは私の中では「21」で止まってるんで最近の活動状況は全く知らないんですが、近作も結構評判良いみたいじゃないですか?こういう王道のAORも最近じゃなかなか聴けないし、お金のある時にでもチェックしてみたいなあ。

そんな元ボーカルのソロ作、シカゴのセルフカヴァーが5曲にオリジナルが5曲という変則的な内容になっている。まずシカゴからは「WILL YOU STILL LOVE ME?」「LOOK AWAY」「FEELIN' STRONGER EVERYDAY」「WHAT KIND OF A MAN WOULD I BE?」「HARD TO SAY I'M SORRY」の5曲が選曲。しかも冒頭から「WILL YOU STILL LOVE ME?」ってトコが泣かせるじゃないですか!反則技に近いけど(笑)もう一気に持っていかれますよ。

「LOOK AWAY」は全米No.1獲ってるからこの選曲も納得だし(でもボーカルはビル・チャンプリンなんだけど...)個人的には「WHAT KIND OF A MAN WOULD I BE?」が嬉しい。まあ「IF SHE WOULD HAVE BEEN FAITHFUL」も捨てがたいけど、そうなると「18」から2曲チョイスになるからこれで良いのかと。「FEELIN' STRONGER EVERYDAY」「HARD TO SAY I'M SORRY」はピーター・セテラの代表曲だけどジェイソンのボーカルもバンド在籍30年間でずっとライブで歌ってた訳だし、こうやって音源に残して置くのも良いかも。

私は特にシカゴには思い入れがないから、こうしてセルフカヴァー聴いてもオリジナルと比べる事もないし、普通に良い曲だなあ~と改めて思うくらいだけど、これをシカゴのファンが聴くとやっぱ違和感とかあるのかな?「HARD TO SAY I'M SORRY」なんかオリジナル以外認めん!とか言い出す人がいてもおかしくないと思うけど、私の場合は散々聴いた曲なんで今回のジェイソンverの方はかなり新鮮に聴けたけどなあ。

そしてオリジナル5曲に関しては、ジェイソン自身作曲に関わってるのはボビー・コールドウェルと共作した「WHAT KIND OF MAN」のみ。残りは外部ライターの楽曲だけど、どの曲もジェイソンのイメージを損なわない良曲揃い。タイトル曲なんかシカゴではこんな熱い歌い方してないだろって思わせる感じが新鮮だし、「WONDERFUL DAY」の何処か懐かしさを感じるアーバンなイメージが私的にはグッと来ましたね。

ゲストに元同僚だったビル・チャンプリン、ラッシュのアレックス・ライフソン、元ドアーズのロビー・クルーガーなどが参加してるけど、アレックスなんて言われなきゃ分からないくらい楽曲に溶け込んでるのは意外だったな。
そーいやジェイソンの歌声聴いてて思ったのは、何処かジョセフ・ウィリアムスを思わせる雰囲気があるなあ~と。双方共ビル・チャンプリン繋がりがあるんだから、CWFにジェイソンがゲスト参加なんかしたら凄く良いモノが出来るんじゃないかな(ボーカル3人になっちゃうけど、ジェイソンはベース弾けるんだから加入すればかなり強力なメンバーになりそうだけど)。

正直そんなに期待してなかったけど、ジェイソンの声も劣化は殆ど感じられないし歌の上手さが十分堪能出来る素晴らしいアルバムですね。全10曲が物足りないと思わせるトコに次作の期待を十分に煽ってる様にも感じたな。3年前にバンドを脱退し、息子さんに捧げると書かれてる事から色々と苦労の末に作られたアルバムみたいだけど、そんな苦労を感じさせないポジティヴな雰囲気が全体に漂っているので、心に染みるAOR好きな方にはお薦めです。


「WILL YOU STILL LOVE ME?」


「WONDERFUL DAY」
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