約8年振りのソロ作となる、ゴッド・オブ・ヴォイスことグレン・ヒューズの新作「RESONATE」。グレンのファンである私は勿論ゲットしましたよ。
今回も無事国内盤が発売されたんで国内盤を購入したんですが、DVD付きにしようかどうしようか迷った挙句、いつも購入してるジョーシンのクーポンがあったのでこれを使って¥3165で購入。
しかし、前回も書いたけどDVD付CDの値段が上がるのは仕方ないにせよ、定価¥3800+税はやっぱ高いと思う。輸入盤なら2枚買える値段をCD1枚に出すのは結構考えるよなあ。私はグレンのファンだから買ったけど、特にファンでもない人が「ちょっと聴いてみようか」と手軽に買える感じじゃないと思うし...もうちょっと何とかならんのですかね?ワーズレコードさん。

今回の新作は「これまでのアルバムの中で最もヘヴィな作品」という御大の言葉だけは聞いてたのだけど、先行で発表された「HEAVY」のPVは全く観なかった。新作をまっさらな状態で聴いてみたいと思っていたので観る気は無かったのだけど、ヘヴィというタイトル通りの音なんだろうな...という予測は出来た(笑)。
これまでの御大のソロ作で一番ヘヴィなのは「ADDICTION」だと思うけど、如何せんあのアルバムは音がヘヴィ過ぎてメロディが地味という印象しか残ってないので、彼のアルバムの中で最も聴かない部類に入ってしまうのだけど、今回のアルバムもそういう危惧は当然あった。

今まで色んなミュージシャンが「新作はヘヴィだぜ」とかいうインタビューを見ると、逆に余り期待はしたくなくなるのがいつものパターンなので(苦笑)今回の御大の発言がそのまんまだった事もあり、幾ら彼のファンでも余り期待はしてなかった。
正直、グレンのファンってヘヴィな音像を望んでるんだろうか?っていつも思う。だって彼のルーツはR&Bという事はファンなら誰でも知ってる事だし、だったら「今回の新作はソウルフルでファンキーだぜ」と言ってくれた方が期待が高まるんだけど、そうなるとパープル時代のファンは「またか!」と嫌な気分になるんだろうな(苦笑)。

で、聴いてみると確かにヘヴィなんだけど歌メロがすんなりと耳に残るし、「ADDICTION」の時の様な地味な印象もない。また、今回は前作で顕著だったファンキーな楽曲は「LANDMINES」のみで、全体的にオルガンを多用してる事もあってオールドスクールなハードロックで勝負を賭けてきた様だ。いつもは多種多様なスタイルが混合して、全体的に散漫な印象を与えやすいのがこの人の弱点でもあるのだけど、今回は基本的な軸がブレてないので、統一感があって飽きさせないのが一番の強みだと思う。

何処をどう聴いてもグレン・ヒューズのアルバムというのは変わりないんだけど、久々のソロ作という事もあって結構伸び伸びとプレイしてる印象を受けた。バンドメンバーには著名なミュージシャンはいないし(レッチリのチャド・スミスが2曲で叩いてるけど、あくまでもゲストだし)いつものパープルのカヴァー曲も今回はない(初回盤にはゲイリー・ムーアの「NOTHING'S THE SAME」が収録されてるけど)。だけど、聴き終わった後に満足感が残るというのは彼のソロ作では「SOUL MOVER」以来だと思う。

素晴らしい新作をリリースしたにも関わらず、来年は早速再結成したブラック・カントリー・コミュニオンが新作をリリースするそうで、DVDのインタビューでは「ソロ活動に重点を置きたい」とか言ってたのに、この変わり身の早さ(笑)。まあ、御大ももう結構な年齢なので、色々活動してくれるのは嬉しいんですけどね。


「HEAVY」


「LONG TIME GONE」
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久々にグレン・ヒューズの新作が8年振りにリリースされるという。
その間にブラック・カントリー・コミュニオンやカルフォルニア・ブリードなどの活動があったんでそれだけの期間を待たされた印象はないんだけど、それ以前の活動はソロをメインにジョー・リン・ターナーとのヒューズ・ターナー・プロジェクトがあったくらい。HTPは2枚のみだけど(ライブ盤入れると3枚だけど)ソロ作は完全復活した「FROM NOW ON...」から数えると、意外とハイペースでコンスタントにリリースされてきたのではなかろうか。
そんなソロ作の中で、今回は2005年発表の「SOUL MOVER」をチョイス。

ソロ活動をコンスタントに行なってきたにも関わらず何故かそんなに大した話題にならないグレンではあるけど、私はグレン・ヒューズの音楽は大好きだ。
しかし、同じ洋楽HR好きな友人達に聴かせると彼等の評価は散々なモノで「曲がつまらない」とか言われる始末。まあ人の趣味恰好にケチをつける事はないけど、何をもってつまらないと言わしめるのかよく分からないのが私の見解だ。

彼のファンであっても「これはちょっと...」と思うアルバムがあるのも事実だけど、クオリティはそれなりに高いと思うし、HRもソウルもファンクも歌えるシンガーというのは彼やジェフ・スコット・ソートくらいなモノだろう。
そんな御大がこのアルバムで提示したのはヘヴィでファンキーでソウルフルなHRスタイル。つまり自身の得意なモノを詰め込んだ音楽性な訳だから、これがハマらない訳がない。見事なまでのブレのなさで、アルバム全体の完成度は彼の作品の中でも非常に高いモノかと。

当時はHTPに嫌気が差していたらしく、過去の焼き直しで活動を続けるよりも新たな音楽性で勝負したいという御大の意向が反映されていたのでこういうスタイルになったのだろう。確かにHTPは良かったけど、音楽性に関してはこういうのはそろそろ限界じゃないの?と思ってたし、グレンの色合いが強くてジョーの色が余り出てないのも結成当初から気になっていたので、このアルバムを聴いた時は悶々としていたモノがクリアになった気分だった。
「ディープ・パープルのリメイクはそろそろ止めようかと思ってる」と言いつつも、過去作には必ずと言っていいほどディープ・パープルのカヴァー曲が入ってたのに、このアルバムには収録しなかったのも良かったし(但しライブでは数曲プレイしてたけど)自身のルーツに沿ったのも違和感がないのが何より気に入った。

HTPやディープ・パープルが好きな人には顔をしかめる内容だろうけど、私はそれほど拘りがないからこのアルバムは素直に楽しめたし、彼の作品の中でも上位に位置するアルバムだと思ってる。メンバーにレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスを置いてある事から、このテの音楽性にハマってるのもポイントが高い理由かと。お気に入りは「SOUL MOVER」「SHE MOVES GHOSTLY」「CHANGE YOURSELF」「DARK STAR」「DON'T LET ME BLEED」。

今度の新作は自身の集大成的なモノ...と御大は語ってるので非常に期待してるのだけど、何とここに来てブラック・カントリー・コミュニオンが再結成されるかもしれないとの情報が。ジョー・ボナマッサが脱退したお陰で解散したと言われてたけど、そのジョーが御大に連絡して「またアルバム作ろうよ」と声掛けたらしい...マジでホントなんだろうな!?


「SOUL MOVER」


「DON'T LET ME BLEED」

ファースト・アンダーグラウンド・ニュークリア・キッチンファースト・アンダーグラウンド・ニュークリア・キッチン
(2008/07/09)
グレン・ヒューズ

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待ちに待った5連休も、早くも2日目終了。
特に何してる訳でもなく、昨夜はHR/HM好きの友人達と夜中まで音楽談義という、実に有意義な時間を過ごしたのは良いけど、夜勤時間を引き摺って睡眠時間が削られて今イチ本調子ではないので、今日はのんびりCD聴いて、PS3やって、昼寝という、童心に帰った時を過ごした(中年のクセして/汗)。

で、以前買っておいたグレン・ヒューズの現時点での最新作「FIRST UNDERGROUND NUCLEAR KITCHEN」を改めて聴いてみた。因みに発表は昨年(タイトルが長すぎて年月表記が入らなかった...)。

この作品は、CD発売前にグレンのMY SPACEにてシングルの「LOVE COMMUNION」のPVが公開されていたので、先にその映像を観たのだけど、そのPVがエラくカッコ良かったのでこのCDにも結構な期待をしていた。
御大のインタビューでも近年HR色が薄れてルーツであるファンク色が強くなっていたので、最初っからこういう作品になるとは思っていたけど(アルバムタイトルの頭文字を取ると、見事F.U.N.K.になっている!)かなりHR色が薄くなっていたのには驚かされた。
アップテンポのファンキーな曲では結構重い音になっているけど、バラードやミドルテンポの楽曲に関しては、もはやHRの範囲で括られるモノではなく、普通にR&Bチャートに入っていてもおかしくないほどだ。

前々作「SOUL MOVER」から参加している、レッチリのチャド・スミスというファンクに強いミュージシャンが参加している事もあって、御大の音楽性はブレる事がなくなったのは喜ばしい事なのだけど、そんな御大ももう50代半ば。若干地味な音楽になってしまったのはその関係もあるのだろうか?

同世代であるロブ・ハルフォードやデヴィッド・カヴァデールなどは、声の衰えを隠せなくなってきているのに対して、この人は相変わらず素晴らしい歌唱を聴かせてくれるのはホントに奇跡かと。この調子だと、あと10年は楽しませてくれそうである。

「LOVE COMMUNION」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=qkDHQp0C6lw

「FIRST UNDERGROUND NUCLEAR KITCHEN」曲のみ↓
http://www.youtube.com/watch?v=t88vYpKA22M

Building the MachineBuilding the Machine
(2001/09/24)
Glenn Hughes

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今月はかなり中古漁りも充実しているお陰で、聴くアルバムが多くてウハウハ状態なのだけど、とりあえずHMVにて厳選国内盤CD3枚で23%OFFセールという事なので、コレを機にサンダーの国内盤を注文。これでとりあえずサンダーのオリジナルアルバムはコンプリート完了なのだが、今月は輸入盤にてB面集が出たり、DVDが残っていたりとまだまだ完全への道のりは長い。まあ、地道に揃えるしか無いのだけど、それだけ楽しみも残されているので良しとしよう。

そんな事を思いながら、早くコンプしたいミュージシャンがもう1人いる。本日のお題であるグレン・ヒューズ。
80年代の迷走が嘘の様に、94年に「FROM NOW ON...」で復活してからはコンスタントにアルバムを発表し続けているので、新作が出る度にCD買っていたのだけど、いつからか御大の音楽的な方向性がマンネリ気味になってしまい、遂に購入が止まってしまっていたのだ。
そんな事を思ってはいたものの、彼のアルバムが出る度に評価が気になっていたのは事実で、今ではYOU TUBEやMY SPACEがあるのでそれらを活用してチェックはしていた。

で、このアルバムは先日新宿でのCD漁りにて購入したものだけど、発表が2001年という事は、前作「RETURN OF THE CRYSTAL KARMA」で失望した次のアルバムという事になる。因みに「RETURN OF THE CRYSTAL KARMA」は、私的には内容が今イチだったのでCDは既に手元にはない。

で、このアルバムに関しては前作よりもまず楽曲が良い。ファンク的なHRは変わらないのだけど、レッチリみたいな感じではなく、もっとオールドスタイルなノリでオルガンとかガンガン鳴っている時点で前作よりも上回っている(って私個人の好みなんだけど/笑)。しかも若干ブルージーなスタイルなのが、如何にも70年代していてカッコイイ。変にモダン化しないで、こういったオールドスタイルがこの人には一番よく似合うと思う。

毎度おなじみのパープルリメイクは、このアルバムでも「HIGHBALL SHOOTER」が収録されているのだけど「グレン・ヒューズの新しい章の始まりだ」と新作が出る度インタビューでは言いつつ、必ずパープルの楽曲を入れているのは、この人の一番悪いトコだと思う。
正直いって、もう十分ソロのマテリアルはあるのだからパープルの幻影を追い続けるのは止めてほしいんだけどなあ。昔のファンが納得しなくても、こう何度もしつこいと逆に有難みも新鮮味も感じなくなってしまうのだ。アンコールで1~2曲演るならまだ許せるけど...ファンである故の苦言である。

「CAN'T STOP THE FLOOD」(ライブ:Drはチャド・スミス/RHCP)↓
http://www.youtube.com/watch?v=OD7fuOuqbik

フィールフィール
(2000/06/21)
グレン・ヒューズ

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さて、今日はちょいと異質なアルバムをチョイス。
以前もグレン・ヒューズ関連を幾つかレビューしましたが、彼のキャリアの中でも得意分野である事は間違いないファンク/ソウル系の音が色濃く反映されたアルバム「FEEL」。

発売当時は、完全復活を遂げた前作「FROM NOW ON...」の音楽性ではない、という事をBURRN!のインタビューで知っていたので、ある程度の意識はあったのだけど、まさかここまであからさまにやってくれるとは思いもしなかった。
前作のツアーメンバーが1枚限りで離れてしまった為、グレン自身のルーツを振り返りたかったのかも知れないけど、コレは当時かなり衝撃を受けたモノだったな。だって、あの北欧系HRから何でいきなりファンクやソウルになってるんだよ???って(笑)。

まあ、私はファンクやソウル系も嫌いではないので(但し、現在のR&Bはそんなに好きではない)これはこれでかなり楽しめたのも事実。1stソロである「PLAY ME OUT」ほど濃くもないし。しかも、夏を過ぎたちょっと涼しい夜に聴くのがなかなかオツだったりする(あくまでもイメージです)。

いつものHR路線はオープニングの1曲目のみ。あとは完全に御大の個人の趣味に走っております(爆)。
しかし、ちょっとお洒落で都会的な「DOES IT MEAN THAT MUCH TO YOU?」を筆頭に(しかし、当時のガールフレンドの名前を歌ってしまうのは如何なモノだろうか?/笑)そのままパーラメントのCMにでも使えそうな(つまりボビー・コールドウェルぽいって事)「SAVE ME TONIGHT」、ちょっとアンニュイさが残るファンキーな「COFFEE & VANILLA」、ゴスペルの影響も見え隠れする「SHE LOVES YOUR MONEY」、深夜のドライブに合いそうな「SPEAK YOUR MIND」などが気に入った。

最後に何故かパープル時代の名曲「HOLY MAN」のカヴァーが収録されているけど、確かに良い曲なんだけどアルバムの色には合っていない気がするので、正直蛇足かも?

そーいや当時、TV東京での「タモリの音楽は世界だ」にゲスト出演してこの曲を生で歌っていたのを観た事があるけど、ゲストと握手しながら歌う御大を見て、何だかディナーショーみたいなのでこういう事は止めてもらいたいな..と(爆)。

その後、同番組にまた(懲りずに/笑)ゲスト出演して、今度はデーモン小暮閣下とデュエットで「BURN」を熱唱していたけど、そっちはまだカッコ良かったな(但し、デーモンの歌詞はめちゃくちゃでルークのソロもピロピロの音で、色んな意味で苛立ったモノだったが/苦笑)。