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最近は、家⇔仕事⇔スーパー⇔実家というローテーションなんで、楽しみという楽しみが殆ど見い出せない。
まあ今は誰しもそんな感じの毎日なんだろうけど、私は元々夜勤生活なんで休日の夜中に何をするか?という事になるとTVゲーム・映画・音楽・ネットの4つくらいしか選択肢がない。日中だとこれにスポーツジムか温泉かドライブという感じになるので、この3つが抜けた今は結構ストレスが貯まっている。だから、小さな事に楽しみを見出すには素直に感動出来るモノに依存するのが一番かと。

そんな事を願いながら、私の大好きなマリリオンのライブ盤がディスクユニオンのネットショップにて安値で売られてたので捕獲したので、今回のお題は彼等の2011年に発表された「LIVE FROM CADOGAN HALL」をチョイス。ディスクユニオンのネットショップにてブルーレイ+CD2枚組の国内盤未開封品が¥2300。半額以下だったのでお得でした。

彼等のファンならご存じの通り、彼等のオフィシャルサイトにてライブ盤や映像作品はホントに数多く存在してるのだけど、全てを揃えるにはまず不可能なので、手に入れられるモノで興味があるモノだけは手に入れようと思い、これまで少しづつ取り上げてきたけど、このライブ盤は珍しく国内盤で発売されたうちの一つ。
以前レビューした「OUT OF THE BOX」ではマリリオン・ウィークエンドでのライブ、「ALL ONE TONIGHT」ではバンド+ストリングカルテットの変則ライブと日本では観られないスタイルだったけど、このライブではこれまた日本では観られないアコースティックライブの模様を収めた作品となっている。

前半は2009年にリリースされたアコースティックにて編曲された楽曲集「LESS IS MORE」から抜粋、後半はアルバムから漏れた楽曲をプレイしているので「LESS IS MORE」では聴けなかった楽曲がライブでアレンジされて聴けるのがこの作品の最大のポイントかと。
私はまだ「LESS IS MORE」のCDは持っていないのだけど、このブルーレイには音源として「LESS IS MORE」のハイレゾ音源が収録されているのも嬉しい。ウチの安物のブルーレイプレイヤーでも十分過ぎる程の綺麗な音ですね。でも、せっかくライブ映像があるから映像と合わせて聴くのがベストかな。

アコースティックセットという事で会場も「ALL ONE TONGHT」で使ったロイヤル・アルバート・ホールみたいなクラシカルな雰囲気のカドガンホールが楽曲のイメージにピッタリ、従来のライブセットとは違うシンプルなスタイルなので観客との距離感が近くアットホーム的な雰囲気が心地良く感じられる。バックスクリーンの映像やギミックなどは一切無いのでメンバー達もリラックスした雰囲気で楽曲に集中している感じに見える。

「LESS IS MORE」からの楽曲は比較的マイナーな楽曲から選曲されているので、新たなアレンジが加えられると新鮮すぎて新曲聴いてる様な錯覚すら覚えるけど(笑)後半の彼等の代表曲である「EASTER」「YOU'RE GONE」「BEAUTIFUL」をこうしたアレンジで聴くと更に楽曲の良さが際立っている印象を受けた。観客もその辺は分かっているみたいで、曲の出だしを歌うだけで「おおっ」となるのはバンドの楽曲が観客に浸透している証拠なのだろう。

アコースティックを退屈と思う人はイマイチなのかも知れないけど、バンドのファンであるなら彼等の新たな一面が観られるので十分楽しめると思う。こういうライブを素直に楽しめる様になったのは歳食ったせいなのか分からないけど(苦笑)静かな夜中にじっくり聴き込むには十分楽しめた。最近、こういうご時世なので心が荒んでいる感じだったのがこの作品のお陰で少し洗い流された気分すら覚える。英国はもっとマリリオンを評価しても良いと思うよ、ホントに。


「GO!」


「THIS TRAIN IS MY LIFE」
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久々にマリリオンです。
今年の夏前くらいに彼等のオフィシャルサイトを見てたら、このオーケストラアレンジ盤の話が出ていて何時発売になるのか?とずっとアンテナを張ってたトコ、ようやく発売されてちょっと待ちわびた感覚となりました。まあ今年中にリリースされて良かったけど。

以前から彼等の楽曲とオーケストラの相性は意外と良いと思ってて、過去に「BRAVE」のリマスター2枚組のボーナストラックに「THE GREAT ESCAPE」のオーケストラver(このverは歌無し)が収録されて楽曲の良さを更に引き出した様な感じだったし、昨年のロイヤル・アルバート・ホール公演の際にも半分4人編成のストリングスやフレンチホルン、フルートなどの管楽器を起用して新鮮な雰囲気を演出してたから、多分この公演で手応えを感じたメンバー達がアルバムも作りたくなったのだろうと思う。
なので、今回は純粋な新作という訳ではなく、過去作からピックアップされた楽曲のみでオーケストラアレンジを施した言わば企画盤的要素の強い作品となっている。

収録された楽曲は「ESTONIA」「A COLLECTION」「FANTASTIC PLACE」「BEYOND YOU」「THIS STRANGE ENGINE」「THE HOLLOW MAN」「THE SKY ABOVE THE RAIN」「SEASONS END」「OCEAN CLOUD」となっており、さすがにフィッシュ期の楽曲は含まれてないけど新旧問わず様々なスタイルの選曲をしたなあ...という印象。私的には「GO!」「EASTER」「GAZA」「BERLIN」「THE KING OF SUNSET TOWN」「THE INVISIBLE MAN」あたりもアレンジしたら面白かったんじゃないかなと思ったけど。

全体的に原曲を崩す事なく効果的にアレンジを施している様な感じで、更に奥行きが増した印象を受けた。オーケストラアレンジだからといって気構える雰囲気もなく、演奏自体特に変化もなくいつものマリリオンなので、すんなり聴ける聴き易さがポイント高いかと。
お気に入りは全曲良いんだけど(苦笑)特に「ESTONIA」「BEYOND YOU」「THE SKY ABOVE THE RAIN」「SEASONS END」「OCEAN CLOUD」が良い。特に「OCEAN CLOUD」は大作なだけにスケールの大きさが際立ってエンディングを飾るに相応しい作りになっていると思う。

今の時期みたいな年末の世話しない雰囲気の中でリラックスするには最適なアルバムかと。私がマリリオンを聴く時って集中力を擁している感覚とリラックスして音に委ねてる様な感覚を同時に感じる時があるんで(意味分からないだろうけど、正直どう表現していいのか分からないのでこういう表現になってしまうのだ/苦笑)疲れ切った心身を休めたい時には打ってつけの作品になりそうだ。改めてホントに良いバンドだよなあ...


「ESTONIA」


「FANTASTIC PLACE」




暫く体調悪過ぎて更新遅れてしまいました。昔ならこれくらいなら余裕...と思っていても体力が追いつかないのは自分の老いを認めてない証拠なのかも。無理しない様に仕事も休んで静養してましたよ。動物だって具合が悪い時は動かない訳ですしね。

そんな訳で横になっている以外は何も出来ないので、こういう時に映像作品をじっくり観るチャンスだと思い、数ヶ月前に購入したマリリオンの「OUT OF THE BOX」を堪能してましたよ。発表は2017年。

この作品は2015年3月にオランダで行なわれた、彼等特有のイベントであるマリリオン・ウィークエンドの3日間全てを映像に収めたモノで、国内盤ではそのウチの1日分を「MARBLES IN THE PARK」というタイトルでワーズレコードから販売されている。
その国内盤はCD+BD、BD、DVD、CDと様々な形式で売られているのだけど、何せワーズレコードの金額設定が高いのでなかなか手が出せなかったのだけど、それなら3日間全く違う選曲のライブが入ってるBDが観たいぞ...と思い、輸入盤のこのセットがディスクユニオンで未開封品が¥5000くらいで売られていたのでポチったと。

何でこのセットを国内盤でリリースしないのか理解出来ないけど、コアなマリリオンのファンなら国内盤など目もくれずオフィシャルのラケットレコードで直接買うだろうから、3枚組BDを国内盤でリリースすると間違いなく¥10000超える金額になるだろうなあ。だったら売れないから出さないのが賢いのかも知れないけど、そしたら1日分を個別に売るとか色々考えれば良いのに...と思う。まあ、コストに見合ったモノじゃないんだろうなあ...って話なんだろうけど。

まず1枚目の初日は、アルバム「ANORAKNOPHBIA」を全曲プレイ+「THIS STARANGE ENGINE」「GAZA」「THREE MINUTE BOY」という組み合わせ。以前も「ANORAKNOPHBIA」のページで書いたけど、アルバム自体は嫌いじゃないんだけどこのアルバム自体余り手に取る事は少ないので、ライブになると楽曲の印象も変わってくるんじゃないか?と思い、こういうアルバム全曲プレイみたいな打ってつけの内容なら...と興味を持った次第。

確かにライブならではのドライブ感が出ていてスタジオ盤よりも楽曲が活き活きとしている印象だし、あのアルバムの新たな魅力みたいなモノも感じられた。それが顕著なのが「QUARTZ」で、実際にライブ観た時にもプレイされていたけど、アルバムで聴くと地味で淡々と進んでいく印象しかなかったのに、ライブになるとその音の隙間ですらちょっとしたグルーヴを感じられるのが実に面白い。結構好きな曲にもなりましたよ。
ラスト3曲はここ最近のライブでもプレイされているし、実際のライブでも観たけど盛り上がり方がハンパない。特に「GAZA」の緊張感は凄い。エンディングの「THREE MINUTE BOY」もポジティヴな雰囲気で終わる構成も見事。

2枚目の2日目は、アルバム「MARBLES」全曲プレイ+「OUT OF THIS WORLD」「KING」「SOUNDS THAT CAN'T BE MADE」という構成。「MARBLES」全曲というのは、勿論2枚組の事であって編集盤の事ではないので「GENIE」や「OCEAN CLOUD」もプレイされているのが見所なんだけど、まあ「MARBLES」自体素晴らしいアルバムなんで一気に見入ってしまう感じ。コレ1枚をチョイスして販売する理由も分かる内容かと。
また厳粛なムードで淡々と歌い上げる「OUT OF THIS WORLD」から、偶像に祭り上げられたスター達の苦悩が突き刺さる「KING」、そして壮大な雰囲気が心地良い名曲「SOUNDS THAT CAN'T BE MADE」がまた素晴らしい。曲が終わっても観客がサビを歌い続けて、メンバーが余韻を消さない様に即興でプレイして終わるシーンは感動的で一番のハイライトかと。

3枚目の3日目は、デビュー期から「SOUNDS THAT CAN'T BE MADE」までのシングルを時系列で追うシングルス・ナイト。但し、スティーヴ・ホガースが加入して一番の代表曲と言っても過言ではない「EASTER」だけは何故かプレイされていないのが非常に残念。他の日にはプレイされていないし、演奏すれば盛り上がる事必至なのに何故プレイしなかったのか分からないけど、来日公演でもプレイされない日があったくらいだから、もう”お約束”に拘る事はないと考えてるのかな?マリリオンを好きになった切っ掛けの曲だからこそ、何か勿体無い気分が...

でも、やはりシングルスと銘打ってるだけあって、フィッシュ期の楽曲からMr.Hが加入してから現在までの代表曲が出るわ出るわの大判振る舞いで、こうして聴くとホントに長いキャリアを積んできたんだなあ...と改めて思った。そりゃずっと来日公演を待ち続けてきた訳だし。
ラストには、開催のオランダに因んで同郷のバンドであるフォーカスの「HOCUS POCUS」をプレイするサービスも。大盛り上がりで終演となる。

全部観るには結構な時間を要するけど、来日公演を2年連続2回ずつ観られた身としてはそれでもまだこの映像にある様にまだライブで観ていない楽曲も多い事から、こういった映像作品はファンにとってはホントに有り難い。で、また彼等のライブが観たいという欲求に駆られるのも悪くない。さすがに3年連続の来日公演は無さそうだから、また新作を作って来日公演が来たるその日までの繋ぎとして、何度も観返す事になりそうな作品だ。


「予告編」


「SOUNDS THAT CAN'T BE MADE」




先週土/日と、待望のマリリオン再来日公演へ行って来ました。
前回の来日から約11ヶ月振りと、その前の約23年振りに比べれば異例の早さでの再来日となった訳だけど、今回は招聘元のクラブチッタの30周年を祝うイベントの一環としての来日の様で、前回のライブを観ていたく感動した私は勿論今回も2日間チケット取りました。

詳細は半年振りに雑談版の方に書いたので省略するけど、今回のライブも勿論感動的でしたね。今回はマリリオン・ウィークエンドを謳ってたので(欧州ではお馴染みの3日間に分けて全く別のセットリストを演奏するライブ)明らかにセットリストが変わるのを見越して2日間チケットを購入した訳だけど、決して安くないチケット代(¥13000)を無理して取って正解...いや大正解でしたね。
実際にはウィークエンドというよりも新作のツアーとしての一環みたいな感じでありながらも、演奏されないと思ってた楽曲がバンバン披露されて改めてバンドの奥深さも感じましたし、バックの巨大プロジェクションとライティングの効果が絶大で、これだけで十分元取れた幻想的なライブでした。初日は最前列だったんでMr.hことスティーヴ・ホガースと握手してきましたよ(笑)。
新作が出るまで次の来日公演はお預けになりますが、決まったら勿論絶対に行くつもり。それまでまたお金貯めとかなきゃ!

そんな訳で、今回のお題はそのライブの余韻を残す映像作品「ALL ONE TONIGHT」をチョイス。ライブ会場で売られていたんだけどブルーレイが初日に完売してしまったので、翌日にディスクユニオンの新宿プログレ館で購入。会場よりも¥8高かった(笑)。

このライブは、前回の来日公演前に本国イギリスのロイヤル・アルバート・ホールにて行なわれたライブで、バンドとしても初の会場。キャパは約7000人くらいとの事らしく実際にはどれだけ入ってたのか分からないけど、映像観る限りではビッシリ入ってますね。チケットは約5分で完売というから、さすが欧州ではビッグネームの彼等ならではの話かと。
前半はバンドのみで新作を全曲演奏、後半はPRAISE OF FOLLYなる4人のストリングスとフレンチホルンやフルートなどのミュージシャンを加えた構成となっており、伝統的な会場でのライブを特別なモノにしたいという意気込みが十分伝わってくる内容になった。

新作「F.E.A.R.」は、全曲とはならずとも「EL DORADO」と「THE LEAVERS」の組曲はライブで体験したのでその感動が蘇ってくる様な感覚を覚えたけど、「THE NEW KINGS」の組曲は初めて観るモノなので新鮮。ライブ時間の配分を考えても全曲演奏は日本では無理な話だろうから、こうして映像で観られるのは凄く有り難い。
後半のストリングスカルテットとの共演も、普段の彼等のステージとはまた違う彩りを与えてくれているので楽曲の奥行きに広がりが感じられて実に素晴らしい。全編この編成でのライブも観てみたいくらいだ。
またこの映像が素晴らしいのは、やはりロイヤル・アルバート・ホールという会場の雰囲気も大きいかと。そこに巨大なプロジェクションとライティングが効果を発揮してるのだから良くならない訳がない。来日公演と同じく、観客は席に座ってじっくり聴いて終わったら拍手というノリも観やすいし。勿論、現地の観客達はよく歌うからその分ライブ感も増してるし(それでも他の映像作品よりは控えめだけど)。

話は変わるけど、某巨大掲示板にて今回のライブの感想で「他の観客は歌うな」とか「フィッシュ期の曲はやらないでほしい」とか言ってる割りには「ノリが悪くメンバー苦笑してたけど大丈夫か?」とかめちゃくちゃな事言ってるヤツがいるけど、だったらライブ来ないで家でDVD観てれば良いだけの事なのでは?
ライブって予定調和で完璧なモノを目指すには良いのかも知れないけど、Mr.h自身「観客には是非歌ってほしい」とインタビューで語ってる事から、バンドと観客との相乗効果というモノもあるのだからそこまで言う事ではないと思う。場の雰囲気を壊す事柄とかなら話は別だけど、ちょっとしたアクシデントでもそれが吉と出る場合もあるのだし、それがライブの楽しみ方なんじゃないかと。
確かにこのテのバンドはどう盛り上がっていいのか分からない部分もあるけど、そんなに気負わなくて良いんじゃないかと思うな。

ちなみにこのブルーレイは2枚組となっており、もう1枚は舞台裏のドキュメントとプロジェクションに映し出される映像とライブの演奏をマッチさせたモノが収録されている。ライブの時はメンバー観てるのでなかなか後ろの映像まで理解出来なかったりするモノだけど、これならどんなニュアンスなのかも分かりやすい。個人的には「MAD」のコラージュがおどろおどろしくて好きなんだけど、このライブではプレイしてないので入ってないんだよなあ。

映像も演奏も素晴らしいの一言。バンドのファンなら買っても損はない...いやむしろ数多く出されてる映像作品の中でもトップに来るくらいの内容だと思う。来日公演の余韻を残す意味でもこれから長い付き合いになりそうな作品かと。
今度は「MARBLES」のライブも観たいので、そろそろ「MARBLES IN THE PARK」でも欲しくなってきたな...こうして上手い具合に徐々にお金が消えてしまう訳ですな...(苦笑)


「GO!」


「WHITE PAPER」




遂にマリリオンのライブを体験出来て、ホントに感無量であります(感涙)。待ったのがホントに長かった...

結局両日観に行ったんですが、ライブ前に某巨大掲示板では新作全曲+αになるだろう...という予想があったけど、いざ蓋を開けてみると初日は新作からは半分くらいで残りは旧作からの楽曲、2日目は新作から4曲の組曲のみで残りは旧作からの楽曲という構成になった。新作も勿論素晴らしい出来なんだけど、せっかく23年振りの来日公演なんだからそれまでの楽曲も聴きたいなと思ってたので、この選曲には概ね満足。何故”概ね”なのかというと、他にも聴きたい楽曲が山ほどあるんで(笑)。そう考えると今回2日間行ってホントに大正解だったと。

元々彼等はマリリオン・ウィークエンドという3日間の週末ライブにてセットリストを大幅に変えてプレイするイベントを開催してるので、次回の来日公演の際には是非ともプレイしていただきたいなと。だってフィッシュ期の初期4枚は当然としても、Mr.hことスティーヴ・ホガースが加入したアルバムでもプレイしてない楽曲が今回あったので、セットリストを変えるというアナウンスを事前に行なえばコアなファンは全部観たいでしょ。チケット代も決して安くなかったけど(\12000)正直彼等のライブが観られた事実を考えるとキツいけど行って良かったと思える内容だったし。
是非、また日本公演を実現して欲しいモノです。来てくれたバンドは勿論、呼んでくれたクラブチッタにも感謝です。サンダーみたいにファンの言葉を直接繋げるイベントなんかやってくれると嬉しいけどなあ(リクエストとか)。

そんな彼等のライブを観たばかりで興奮冷めやらぬ中、ずっと彼等の曲を帰宅してから掛けっぱなしなんですが、今回はこのアルバムをチョイス。通産13作目、2004年発表の「MARBLES」。

以前も書いた話だけど、このアルバムの2作前の「MARILLION.COM」からバンドは以前所属していたEMIとちょっとした契約を結んだみたいで、アルバムを作る資金は自分達で調達するから、その代わりに出来たアルバムのプロモーションをお願いするという話だったらしいけど、実際に効果があったのかは定かじゃない。で、そのアルバムを作る資金をどうするか?というと、ネットでクラウドファウンディングというファンからアルバムを先行予約してもらって、その代わり色々な特典を付けてファンに還元するというスタイルで、このアルバムもその手法が用いられた。
当時はファンクラブの先行予約でこのアルバムの完全版とされる2枚組が購入出来て、しかもそのアルバムのサンクスリストに自分の名前が載るという、ファンからしたら嬉しい事この上ない話だった(当時umeサンが名前載った、って言ってましたね)。

私は一般流通された1枚組を当初は購入したのだけど、umeサンから是非この2枚組をオフィシャルHPから買うべきとお薦めされたなあ。でも、私のクレジットカードはJCBでオフィシャルHPから使えなかったし、当時はクレジットカードの個人情報の流出問題があった時期なので恐くて購入出来なかった。
そしたらumeサンが2枚組にしか収録されてない曲を聴かせてくれたのだけど、中でも大作の「OCEAN CLOUD」が物凄く素晴らしい出来なので、やはり1枚組だと物足りなさを感じてしまったモノだ。

それから数年経ち、いつの間にか2枚組verの方も一般流通されてアマゾンで簡単に手に入る様になったので改めて購入出来たのはホントに良かった。そのお陰でいつの間にかレビューから外れてしまったんだろうなあ...前作「ANORAKNOPHOBIA」のジャケがらしくないのと、意外と地味な作風という事もあって余り手に取る事はなかったので、このアルバムにもそんなに大きな期待はしてなかった。

しかし、当初の1枚組を聴いた時に冒頭の「THE INVISIBLE MAN」はともかく、3曲目に配置された「YOU'RE GONE」のキャッチーさには軽い驚きがあった。何か久しぶりに凄く聴き易い楽曲だぞ...と思ってたら案の定シングルカットされて、しかも全英チャート7位というバンドにとって17年振りの快挙を成し遂げた。また「DON'T HURT YOURSELF」も聴き易く(これも後にシングルカットされた)一般的なキャッチーさとバンドのやりたい事が上手く両立されている印象を受けた。なので、1枚組の方は上手くまとめたな...というのが印象に残る。

で、後に聴いた2枚組の配置は前述のシングル2曲はディスク2の方に置かれて、ディスク1の方には1枚組に収録されなかった「GENIE」「THE ONLY UNFORGIVABLE THING」「OCEAN CLOUD」を配置したお陰で大分印象が変わった感じ。やはり、それまで聴き込まなかった楽曲が入ってるから、ちょっと新作を聴いてる気分になるし。
お気に入りは「DON'T HURT YOURSELF」「YOU'RE GONE」「FANTASTIC PLACE」「OCEAN CLOUD」「NEVERLAND」あたりかな。

ライブでも「YOU'RE GONE」「FANTASTIC PLACE」「NEVERLAND」がプレイされた事から楽曲の充実度も凄く高いと思うし、「OCEAN CLOUD」「NEVERLAND」みたいな大作を擁しながらも決して敷居は高くなく、むしろすんなり耳に入ってるのが心地良い。やっぱ2枚組が完全版という意見には素直に納得ですな。

しかし、今まで観たライブの中でもホントに感動出来る素晴らしいライブだったな。是非再来日を希望するバンドとなりましたね。ホントに幸せな週末でした。暫くマリリオンロスとなって彼等の楽曲ばっか聴く事になりそうだ(笑)。


「DON'T HURT YOURSELF」


「OCEAN CLOUD」