オペレーション:マインドクライム(紙ジャケット仕様)オペレーション:マインドクライム(紙ジャケット仕様)
(2008/10/29)
クイーンズライチ

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今日は私と20年来の友人と共に、ちょっと遠出のドライブをしてきた。
同じHM/HRを愛するモノ同士知り合いになったのが切っ掛けで、今の今までツルんできたのだけど、彼は最近のメタルは余り好んで聴いておらず、昔のモノばかり聴いているらしい。

まあ、そこまで情熱というかメタルに興味が無くなってきたからなのだろうけど、先日もumeさんのBBSでコメントした様に、今の音楽がダメなら昔のモノを聴けば良いのに...とちょっと残念な気分になった。

そんな友人と知り合った当初、彼はHM/HRバンドのカヴァーバンドを組んでいて、ちょうどその時にこのアルバムから「I DON'T BELIEVE IN LOVE」「EYES OF A STRANGER」の2曲を歌っていた。
まあ歌はともかく(そりゃ比較がジェフ・テイトじゃねえ.../苦笑)ギター1人のバンドでこの楽曲をカヴァーするのは無謀では?と思ったけど、まあそれなりに何とかカタチになっていたなあ。

そんな事を思いながら久しぶりに聴いたけど、やはり良いですなあ~。
発売当時は全てが衝撃的で、歌、演奏、楽曲、コンセプト...何から何まで完璧だと思った。今でも私の中では80年代に発売されたHM/HRアルバムの中で5本の指に入る傑作だと信じてる。それをデビューから僅か3作目で成し遂げた(ミニアルバムを入れれば4作目)彼等の功績は限りなく素晴らしい。

私はそれまでコンセプトアルバムというモノがどんなモノか全く知らなかったので、このアルバムが一番最初に聴いたコンセプトアルバムという事になるのだけど、ホントに一つの物語の如くアルバムが進んでいくので、英語圏に生まれていたら理解がもっと深いモノになるのに...と少々残念な気分。
それでも対訳を読んで、この世界観に浸れればこのアルバムで言いたい事が(完全ではないにせよ)理解出来るので、このアルバムは是非歌詞と併せて聴くのがベストかと。

またコンセプトと言いつつも、1曲ずつ個々の単体でもクオリティが高く、シングルカットしても十分インパクトが与えられる出来だった。PVもストーリーに沿ったモノだし、全曲ではなかったけどホームビデオも発売された時は勿論購入して、この世界観に浸る事が出来たのはホントに嬉しかったな。

もう本人達にも、そしてこれを超えるHM/HRでのコンセプトアルバムは絶対に2度と作れないと思う。それくらい強烈な個性を放つ凄まじい作品。でも、時代の移り変わりと共にバンド自体を知らない世代がいるのも事実。HM/HRを理解出来る耳があるなら、是非一度は聴いて欲しいモノだと願うばかりだ。


「SPEAK」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=nXQjMqhORzw

「I DON'T BELIEVE IN LOVE」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=2c3g6tTYoxM

「EYES OF A STRANGER」PV↓
http://www.youtube.com/watch?v=A4duZjxusGM
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エンパイア(紙ジャケット仕様)エンパイア(紙ジャケット仕様)
(2008/10/29)
クイーンズライチ

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何だか久々に聴きたくなったので、引っ張り出してみた。
改めて思う事だけど、このアルバムを最初に聴いた時の感想は「音が良い」。プロデューサーがRUSHも手掛けたピーター・コリンズだから納得なんだけど(因みに、この人が手掛けたRUSHの「COUNTERPARTS」「HOLD YOUR FIRE」は両方共大好きなアルバム)当時出たアルバムの中でもダントツの音質だった気がする。もう16年前の作品なので、今のリマスターも聴いてみたいなあ。

楽曲は、前作の完璧と言ってもいいコンセプトアルバムから、果たしてどんな楽曲で勝負するのか?と思ってたら、思っていたよりは難解ではなく、むしろキャッチーなメロディで前作よりも分かりやすく、HM/HRのフィールドからは少し距離を置いて、少しプログレっぽい展開もあって進化を感じさせる。
歌詞の方は、今までの架空の近未来的なアプローチからは離れて、前作にも少し絡めてあった現代的な感覚が色濃く反映されて、更にメンバーの個人的な感情を取り入れた楽曲もあって、それまで全く見せなかった「素」の部分が見られて、より人間的な雰囲気がまた進化を促した結果だと思う。

また、このアルバムのビデオクリップもイメージに沿ったものが多く、「EMPIRE」では銃やドラッグなどが蔓延る社会を上手く取り入れ「SILENT LUCIDITY」では夢の世界を、「BEST I CAN」は逆境に負けない姿勢、そして「ANYBODY LISTENING」では本当の自由とは?...という様にテーマがはっきりしてるので観てて疲れない(笑)。これもこのアルバムがヒットした起因の一つだと思う。

このアルバムが出た後『彼等は何処を目指すのだろう?』と思っていたら、もっと深い所まで行ってしまった。「商業的な成功が必ずしも人を幸せにするものではない」というテーマを掲げて...