G‐FORCEG‐FORCE
(1990/09/21)
ゲイリー・ムーア

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ゲイリー・ムーアの一連のソロ作は、メジャーのヴァージンレコードに移ってから安定してアルバムを発表していたのだけど、それ以前の作品に関しては私自身、当時は全く知らなかった。
ゲイリーの作品は「ワイルド・フロンティア」からリアルタイムなので、それ以前のアルバムは後追いで聴いたのだけど、てっきり「コリドーズ・オブ・パワー」がソロ作第一弾だとずっと思っていたのだ。
しかし、それ以前にシン・リジィ脱退後に何枚か幻の作品があって、今まで「名前だけは知ってたけど聴いた事がない」状態だったので、これを機に買って聴いてみることにした。それが80年発表のバンド名義の作品「G-FORCE」。

まず驚いたのが、ギターの音作り。私が買ったCDは紙ジャケのK2HDコーティングと呼ばれる代物で、音が良いというのは判るのだけど、如何せんこのアルバム自体の音がラウド過ぎてギターの音が割れて聴こえるのだ。
それもそのはず、何とこのレコーディングでゲイリーはミキシングボードに直接ケーブル突っ込んで録音していたのだ。普通じゃ考えられない発想で録音するのはリスクが高いと思うのだけど、それを実行してしまうゲイリーにはホントに驚かされた。

しかし音質はともかく、楽曲に関してはメロディアスな佳曲が揃っていて、結果的には発売を見送られたけど、初のアメリカ進出を賭けた音だけあって十分に説得力があると思う。「YOU」なんかその典型的な曲だし、バラードの「I LOOK AT YOU」や「YOU KISSED ME SWEETLY」「HOT GOSSIP」あたりのポップさは明らかにアメリカを意識した雰囲気があるし。

結局、レコード会社のトラブルで1枚のアルバム、一回のツアー(何と「READY AN WILLING」の頃のホワイトスネイクだったらしい!)で早々と解散してしまうのだけど、元々このバンドでグレン・ヒューズと一緒にやる筈だった...というのは、グレン・ヒューズ好きの私としては是非聴いてみたかったな。
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