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昨夜はサンダーの来日公演へ行ってきました。彼等のライブは7回くらい観てるけど、今回は前半はアコースティック編成のライブで座ったまま鑑賞、後半は通常のライブで立って鑑賞という珍しいスタイルだったのでかなり新鮮な気持ちで楽しめましたよ。
最新作にあたる「PLEASE REMAIN SEATED」と同じスタイルでの前半のライブは全9曲。setlist FMから拾ってきたセトリはこんな感じ。

1. Serpentine
2. River of Pain
3. Bigger Than Both of Us
4. Future Train
5. Blown Away
6. Girl's Going Out of Her Head
7. A Better Man
8. Empty City
9. Stand Up

「バンド結成3000年記念」と、ダニーのおやじギャグでリラックスした雰囲気から始まったライブはいつもと違う雰囲気で、楽曲の良さも十分引き出されていた。CDで今回のアレンジは既に聴いていたけど、やっぱ目の前で観るのはノリが全然違う。サンタナというサポートのキーボードプレイヤーを帯同していても地味になるかな?と思いきや、ダニーの声は十分張りがあったし、演奏陣にもシンプルでありながらもグルーヴがしっかり感じられるプレイが目を惹きつけた。この選曲で文句無しの構成。「EMPTY CITY」「FUTURE TRAIN」「BLOWN AWAY」がハイライトだったかな。
で、後半のリストはこんな感じ。

10. Loser
11. Higher Ground
12. An Englishman on Holiday
13. Once in a Lifetime
14. Pilot of My Dreams
15. On the Radio
16. Resurrection Day
17. Black Water
18. Love Walked In
19. Backstreet Symphony
20. I Love You More Than Rock 'n' Roll
Encore:
21. Play That Funky Music
22. Dirty Love

こちらはまあ普段と変わらないライブではあるけど(苦笑)意外にも「ONCE IN A LIFETIME」がプレイされたのがサプライズかな。この曲、何のアルバムだっけ?と家に着くまで気が付かなかったけど、最初のベスト盤に収録された曲で今回のお題である「THEY THINK IT'S ALL OVER...IT IS NOW」にも収録されている。あと久々に「ON THE RADIO」や「PILOT OF MY DREAMS」もプレイされたのが良かった...って、何だ結構セトリ変えて来てるじゃん(笑)。
個人的には「HIGHER GROUND」はもういらないんじゃないか?と思うけど、この曲入れるなら」「LIKE A SATELLITE」の方が良いなあ~とか、またいつもの「アレも聴きたい、コレも聴きたい」が始まってしまうので(笑)この辺で。でも、相変わらずダニーの盛り上げ方はさすがだな!と唸ってしまった。楽しいライブを今回も堪能出来ましたよ!

で、ライブの感想が長くなってしまいましたが、その余韻を楽しむ為にチョイスしたのが「THEY THINK IT'S ALL OVER...IT IS NOW」というライブ盤。発表は2000年。

このライブ盤はこの年に発表された最初の解散時のツアーでのライブを収めた2枚組で、確か10000枚限定で売られたハズ(私のシリアルナンバーは2245)。当時は手に入れられなくて、後でディスクユニオンで安値で手に入れたんだよなあ。国内盤はアコースティックセットの1枚分を曲数増やして「西暦2000年倫敦での“解散”アコースティック・ライヴ!!」という邦題で売られていた(ジャケの文字も”ACOUSTIC”と追加されている)。だけど、この国内盤はCCCDだったんで買わなかったんですよねえ。

1枚目は普通のライブ盤で1st~5thまでの楽曲で構成されている。当時のセトリなので特に代わり映えは無いんだけど、珍しいのは「UNTIL MY DYING DAY」が入ってる事と、「JUST ANOTHER SUICIDE」の後半で何とスティーヴィー・ワンダーの「I WISH」がプレイされている。あとチャリティシングルでカヴァーしたローリング・ストーンズの「GIMME SHELTER」が入ってるけど、コレはプレイが何かイマイチな出来。スタジオ版の方が全然良い。
ただ、このCDでの選曲切り替えがめちゃくちゃ。頭出しが歌が入る直前だったり、ミスなんだろうけど何でこんな作りになったのか理解に苦しむなあ。

2枚目はアコースティックライブの構成で、ここではオリジナル5曲(「STAND UP」「LOW LIFE IN HIGH PLACES」「THIS FORGOTTEN TOWN」「ONCE IN A LIFETIME」「A BETTER MAN」)の、カヴァー3曲という珍しい内容。
カヴァー曲はザ・フーの「PINBALL WIZARD」、カーペンターズの「CLOSE TO YOU」、ザ・キンクスの「LOLA」で、「CLOSE TO YOU」と「LOLA」はドラムのハリーがボーカルという、これまた珍しいパターン(しかも大ハリー・コールで迎えられているし/笑)。ハリーも何気に歌上手いんだよなあ~。
さすが地元でのアコースティックライブならではの観客との掛け合いが、これから解散するバンドって感じは微塵も感じさせない、気負わない雰囲気が非常に心地良い。因みにこのCDは普通の頭出しなので問題なし。

結局、この時の解散は一時的なモノで現在も順調に活動しているので、今度は是非今回のアコースティックライブも音源として残してほしいよなあ。ライブ盤が多い割りには、アコースティックものはそれほど出てないし。
現代では既にロックは死んだだの色々と言われているけど、そんな事はどーでも良いんですよ。古き良きブリティッシュロックバンドを継承するこういうバンドはホントに大切にしなきゃイカンですね。今回のライブ観てホントにそう思いましたよ。


「BLOWN AWAY」


「ONCE IN A LIFETIME」
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さて、ちょっと間が空いてしまいましたが、これを全部聴くのにエラい時間が掛かってしまったモンで...昨年発売されたサンダーの映像作品「STAGE」。色んなフォーマットで販売されているけど、国内初回限定盤だとブルーレイ+CD2枚組に加えボーナスDVD+ボーナスCDが付いてインタビューも収録されているので、彼等のファンとしては字幕の付かない輸入盤ではなく国内初回盤一拓しかないと。

しかしワーズレコードなので金額がエラく高い(¥8500+税)。だから、コレの値段が下がるのをずっと待ってたのだけど思ってたよりもなかなか下がらない。ディスクユニオンの中古サイトでたまに未開封品が¥6000台になってた時があったけど、そういう時に限ってお金無い時で(苦笑)タイミング合わないけどそのウチまた下がるだろう...と思ってたら、先日アマゾンで40%引きの¥5458で出てたので、この辺が妥当だな...とようやくポチったという訳(苦笑)。ちなみにブルーレイのみだとタワレコのセール時で¥2000台まで下がってたな。
そんな訳で、今回はこの「STAGE」をチョイスします。

このライブは、現時点での最新作「LIP IT UP」の発売1ヵ月後に行なわれたウェールズ公演の模様を収めたモノで、会場は結構広めのアリーナ。画質はブルーレイだけあってかなり綺麗。販売目的の映像では文句無しではなかろうか?
選曲は昨年1月に観た来日公演に近いセットリストだけど、大阪でしか披露されなかった「NO ONE GETS OUT ALIVE」が観られるし、アンコールの「SHE LIKES THE COCAINE」でアルバムにゲスト参加してた女性シンガー:リン・ジャックマンが登場してるので、かなり珍しいサプライズで驚いた。サンダーのライブで女性シンガーが登場するなんて過去に無かったけど、こうして映像で観るとかなり新鮮で面白い。アルバムで聴けるボーカルで想像してたのはソウルフルな黒人シンガーなのかな?と思いきや、普通の金髪の白人シンガーなのも驚いたし。演奏面ではビデオシューティングが入ってるからかメンバーも気合入ってるみたいで文句無し。安心して楽しめる圧巻のステージですね。

CD2枚はこの公演と同内容なので省略。ボーナスDVDの映像は2016年1月27日ロンドンでのTHE 100 CLUBでのライブと、同日行なわれたギブソン・ショールームでのアコースティックライブ「29 MINUTES LATER」を収録。1日2回のステージという事でドキュメンタリーも収録されている。
THE 100 CLUBというロンドンでも古い小さなクラブで、メンバーと観客の差が物凄く狭いので密接感のある珍しい雰囲気のライブ。映像はさすがにブルーレイほどの画質ではないけど相変わらず良いライブですな。アコースティックライブの方は今年発表された「PLEASE REMAIN SEATED」同様に過去の楽曲をアコースティック用にアレンジしてプレイしてるので、これまた新鮮な雰囲気。随分とお得なボーナスDVDかと。ボーナスCDの方は「29 MINUTES LATER」のみ収録。

ファンの贔屓目な部分もあるけど、古き良きクラシック・ブリティッシュ・ロックを聴かせるバンドはホントに少なくなっても、相変わらず期待を裏切らない作品を作ってくれるバンドには賛辞しか出ませんね(笑)。前回のFM同様、ライブが強いバンドはこういう映像作品を出してくれるとファンとしてはホントに有り難い。
今年も6月に来日公演が決まったので早速チケット取りましたよ(今回は1日のみ)。アコースティックと通常の2部構成となってるので、前回みたいにマンネリを打破するには打ってつけの構成だから、この作品同様に2度美味しいのは今から非常に楽しみですよ。


「THE THING I WANT」


「HIGHER GROUND」




昨年から楽しみにしていた、サンダーの新作「PLEASE REMAIN SEATED」が届きました。
国内盤は出ないのかな?とワーズレコードのサイトを覗いてたけど一向に発表する気配がないし、今回のアルバムは新作というよりは過去作の新録ver集なので対訳はいらないから国内盤に拘る必要はないな...と思い、さっさとタワレコのサイトで予約したんだけど、アマゾンの方では¥600も安かった...ポイント10倍の時に予約したからまだ救われるけど、それでも値引き率が違い過ぎるよなあ。
後で思ったけど、今回のアルバムのリリース元は新たに契約したBMGからなので、その関係で国内盤は見送られたのかな?

ともかく、過去作の楽曲から選曲して新たなアレンジを加えた作品となっているのだけど、今回購入したのは通常盤全12曲にボートラの全7曲が付属したデラックス・エディション盤。
またこの選曲が面白く、いわゆるグレイテストヒッツ的な楽曲ではなく、余り注目を浴びないアルバム収録曲にも日が当たってるのが実に素晴らしい。そうだよ、こうゆう”意外な選曲”でライブも攻めてほしいのに、何でライブはいつもの楽曲になっちゃうんだろうなあ...(独り言)
意外な選曲だったのは、2ndアルバムに収録された「A BETTER MAN」のBサイド曲だった「BIGGER THAN BOTH OF US」、1stアルバム収録の「GIRL'S GOING OUT OF HER HEAD」、3rdアルバム収録の「FUTURE TRAIN」、6thアルバムのボートラ収録曲だった「BLOWN AWAY」、10thアルバム収録の「MIRACLE MAN」など。

で、肝心のアレンジの方はいつものハードロック的なアプローチは皆無で、アコースティックを基調に女性コーラスやバックコーラスを多用した歳相当なバンドの渋いアレンジになっている。ジャケットにイメージされる様に古臭いバーで古臭い音楽を演っている様な雰囲気すら感じさせる音作りだ。

私みたいにバンドのファンだと楽曲が好きだからこういうアレンジもアリでやっぱカッコ良いなあ~とは思うけど、新規のファン層に向けた作品ではない事は確か。バンドを知らない人にいきなり聴かせるアルバムなんてとんでもないかと!(笑)やはりバンドの本質はハードロックだから、ちゃんとオリジナルアルバムを聴いた上でこのアルバムを聴くというのが正しい聴き方だと思う。
このアレンジで好きなのは「FUTURE TRAIN」「「I'M DREAMING AGAIN」「EMPTY CITY」「GIRL'S GOING OUT OF HER HEAD」「MIRACLE MAN」「「BLOWN AWAY」「LOW LIFE IN HIGH PLACES」「LONG WAY FROM HOME」などが良かったな。

しかし、このスタイルでライブとか演るのかな?まあいつものマンネリ化したライブよりはかなり新鮮で楽しめそうだけど、どうせ演るなら一度きりの限定みたいな感じで、後はいつもの豪快なHRスタイルに戻ってほしいんだけどな。ゲイリー・ムーアみたいに居心地が良くてブルーズスタイルに入り浸りみたいな事だけは勘弁。企画モノだからこそのアルバムであって、バンドの本質を表すモノではないとは思う。バンドのファンなら聴いて損はないアルバムかと。


「MIRACLE MAN」


「BLOWN AWAY」




先週末にサンダーの日本公演2日間行ってきました。
今回のライブは大阪公演も含めて3公演の内容を変えて演奏されるという事と、事前にファンからネットにてリクエストを募るカタチを取ってそれを反映させるという趣旨のモノだったので、私もリクエストを4曲入れたんですが結果は全部アウト。いつもの定番曲を中心とするライブにマンネリを感じてたんで、幾ら新作からもプレイされるとはいえ余りライブじゃ演奏されない良い楽曲だってサンダーには結構あるので、私はそのテのモノで自分が聴いてみたいモノを選んだつもりだったんですがねえ...(苦笑)

実際には、新作・前作からの楽曲やド定番な楽曲はともかく、1stからの楽曲が多い選曲にはちょっと納得がいかなかった。幾ら1stが名盤だからといって「演奏すれば盛り上がるだろ?」的な安直に狙うスタイルは正直残念だった。もっと攻めた選曲で納得させてほしかったなあ。
両日比べて前日との違いは4曲入れ替えただけの構成も期待外れ。マリリオンみたいに観客の斜め上を行く選曲なら納得出来るけど、カヴァー曲入れるくらいならそれこそリクエスト反映させた方が「おおっ!」ってなるのに。それでも毎回の如くバンドの熱演は素晴らしいし、いつ観ても楽しいライブだとは思うけど、この程度なら次回は1公演のみでいいやって事になってしまうよなあ。
とまあ、文句ばっかですが(苦笑)彼等のファンだからこその苦言って事でご了承を。

そんな彼等の通産8作目の作品となった「ROBERT JOHNSON'S TOMBSTONE」を今回はチョイス。発表は2006年。もう10年以上も前の作品なんですねえ、時間の経つのは早い...確か日本盤はなかなか発売されなくて翌年にようやく発売されたんだよなあ。

このアルバムは、サンダーのアルバムの中でもタイトルにロバート・ジョンソンの名がある様に結構ブルージーな部類に入る作品で、次作「BANG!」では更にその路線を突き詰めた結果、再解散という道を辿る事になった訳だけど、元々ダニー・ボウズの歌唱スタイルがソウルフルに溢れたモノなのでこういった路線に彼等がハマるのは当然の事で、勿論このアルバムも私のお気に入り。ブルージーでありながらも若干ヘヴィな音像で、そこにバンド独自のスタイルが乗る訳だからファンにとっては魅力的にならない訳がないと。

「DIRTY LOVE」や「SHE'S SO FINE」みたいに、典型的なブリティッシュハードロックではあるけど何処かポップな雰囲気も兼ね備えてるのがこのバンドの特徴だけど、このアルバムでは全体的にヘヴィでブルージーなスタイルという事でそのポップな雰囲気は余り感じられない。私が今回のライブのリクエストに押した「WHAT A BEAUTIFUL DAY」辺りでしかそのポップな感覚が感じられるくらい。
ヘヴィだからといって重苦しいという訳ではなく、メロディアスなのはデビュー当時から一貫してるので安心して聴けるので問題ない。ただ、バンドのシリアスな面が感じられるのはヘヴィな音像の影響だと思う。歌詞の内容がコミカルでよくライブでもプレイされる「THE DEVIL MADE ME DO IT」でさえ、おちゃらけてなく幾分スマートに感じるし。

私のお気に入りは「DIRTY DREAM」「THE DEVIL MADE ME DO IT」「LAST MAN STANDING」「WHAT A BEAUTIFUL DAY」「STUBBORN KINDA LOVE」がベスト。「STUBBORN KINDA LOVE」も今回のリクエストに押した楽曲でした。
日本盤にはボートラで「I'M IN HEAVEN」「THE GIRL IS ALRIGHT」の未発表曲と、「FADE INTO THE SUN」「I LOVE YOU MORE THAN ROCK 'N' ROLL」のライブverが収録されているのでかなりお得ですな。

3月には今回のツアーの模様を収めたライブ盤が発表されるらしいけど、その選曲も今回の日本公演にかなり近い選曲なので何だかんだ文句言いつつも買っちゃうんだろうなあ(苦笑)。まあ、バンドが今もなお活動してくれているだけでも良しとしますけどね。


「THE DEVIL MADE ME DO IT」


「STUBBORN KINDA LOVE」




もう早くも今年が終わってしまう訳で...ここ数年間、1年の流れがめっちゃ早い感じもするけど、充実してるのかダラダラ生きてるのかよく分からん(苦笑)。まあ何事もなく健康に過ごせれば良い訳で、仕事しつつも自分の余暇を楽しめる状態ならばそれが幸せってモンなんでしょう。

来年になった途端、直ぐにサンダーのライブが控えてるので楽しみなんだけど、今回のライブは久々のクラブチッタでのライブで2日間観るつもりでチケットも早めに購入しよう...と思ってたら、偶然にもパワーロックトゥデイの先行予約の日が休日だったので、早速そこで購入。土曜日は100番台だったのだけど、金曜日の方は何と10番台!これは嬉しい。また最前列狙っちゃうぜ!!
何で今回2日間にしたのかというと、事前に今回のライブはファンからのリクエストをネットで受け付けるという事なので、早速チッタのHPからリクエストを入れた。複数可という事なので普段ライブで演らない曲を4曲(「CHAIN REACTION」「ROLLING THE DICE」「STUBBRON KINDA LOVE」「WHAT A BEAUTIFUL DAY」)。採用されれば嬉しいんだけど、さて如何に?

今回はそんなサンダーのアルバムの中でも最高傑作と言われる事の多い3rdアルバム「BEHIND CLOSED DOORS」を今回はチョイス。発表は1995年。

サンダーのファンである私はこのアルバムも当然大好きなアルバムなんだけど、当時聴いた時は前2作とは打って変わって暗めな楽曲中心でヘヴィな音に少々驚いた。当時のグランジ/オルタナブームに乗っかって、ミスター・ビッグやモトリー・クルーなど挙ってヘヴィな音像を打ち出した路線が多かったので「サンダーよ、お前もか!?」と。
またこの時期はバンドとしても結構微妙な雰囲気で、ベーシストのスネイクとダニーが大喧嘩の末スネイクをクビにした事から始まり、ルーク・モーリーがデヴィッド・カヴァデールから白蛇に誘われた事を切っ掛けにダニーと口論になり一時は険悪な関係にもなったという。
そんなムードの中製作されたアルバムなので、バンド自身はこのアルバムを余り気に入ってないという発言があったけど、そういった裏事情を知らずとも、普通に最高なブリティッシュハードロック作品だと思う。

しかし、このバンドに関しては根本的な部分は何も変わってなくて、いつも通りのダニー・ボウズの歌心を中心にした楽曲群だったので一安心。むしろ「RIVER OF PAIN」というサンダー屈指の名曲すら収録されているし、豪快なハードロックスタイルの「MOTH TO THE FLAME」「BALL AND CHAIN」、ノリの良いファンキーなスタイルの「FLY ON THE WALL」「STAND UP」「TOO SCARED TO LIVE」、地味ながらも渋さを感じさせるバラードの「I'LL BE WAITING」「'TIL THE RIVER RUNS DRY」「CASTLES IN THE SAND」などはさすがの出来。最高傑作に挙げる理由もよく分かる。
特に「'TIL THE RIVER RUNS DRY」は今回のリクエストにも入れたかったくらい大好きな曲で、明るく楽しい楽曲が好きな人達には不評なんだろうけど、歌ってる内容が夫のDVに悩む妻の苦悩...的な事もあって、こういう歌詞の部分にもバンドの成長を感じさせる。
こんな素晴らしいアルバムが中古で捨て値で売られているんだから世の中何か間違ってる気が...でもまあ、それで興味を持って聴いてバンドの知名度が上がれば良いんだけど。

因みに、2005年に国内盤のみでリマスター盤が発売されたのを今は所持していて、その後に英国で未発表曲やライブverなどを収録した2枚組スペシャルエディション盤をたまたまディスクユニオンで未開封盤が¥500(!)で売られていたので即捕獲。ラッキーだったけど、未開封盤が¥500で売られる程売れないのか?と少々複雑な気分でもあるけど...まあ、そんな事はどーでも良いか、こんな素晴らしいアルバムを知る事が出来ただけでも十分ラッキーなんだから。


「RIVER OF PAIN」


「CASTLE IN THE SAND」