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このブログで2回目の同レビューです。最初は殿下の「PURPLE RAIN」のデラエディ盤でしたが、今回はハワード・ジョーンズの1stアルバムである「HUMAN'S LIB」(邦題:かくれんぼ)をチョイス。以前のレビューに追記として入れても良かったんですが、このデラエディ盤も結構ボリューム一杯な作品なんで別にする事にしました。発表は昨年2018年。

実はこのデラエディ盤、前に一度リリースされているみたいで、その時は全く情報を知らなかったのでスルーしてしまったんですが、今回は結構色んなトコで紹介されていたので直ぐに予約入れて無事ゲット出来ましたよ。ちょっと前のイット・バイツのBOXセットの時もそうですが、最近はレコード会社を介さずにリリースされる事が多いので情報を知るのも結構一苦労で、ましてインディレーベルなんかだとひっそりと発表されている事もあるから常にアンテナは張っておかなきゃイカンですな。レーベルはワーナーではなく、以前グレン・ヒューズのBOXセットをリリースしたCHERRY RED RECORDSだったんでちょっと不安があったんだけど(笑)ちゃんとした音源で一安心。

因みに、このデラエディ盤はタワレコの輸入盤で購入したんですが、写真でも分かる様に左上側にちょっとした破れが...シュリンク包装だから結構脆い梱包なんでコレは輸入盤買う時のリスクとして割り切らなければならないんだけど、やっぱちょっと残念。国内盤は相変わらず高い値段なんで(¥2000も違う!)スルーです。

さて、内容に関してはアルバム本編は私が初めて買った洋楽アルバムなので、思い入れが深いから今の時代に聴いても相変わらず素晴らしい出来...なんだけど、このリマスター盤では決定的に違う箇所が一つだけある。それは2曲目の「WHAT IS LOVE?」がシングルverではなくロングverが収録されている事。これは最初聴いた時には結構な違和感で、アルバムを当時聴きまくった私にとってはシンプルに終わるシングルverの方に馴染みがあるのでこれは変えないでほしかったなあ~というのが本音。このリマスター盤で初めて聴く人には良いのかも知れないけど、ボーナスディスクの方にも収録されているのでお得感もないし。

ディスク1の後半とディスク2には未発表曲やインスト、バージョン違いやライブ音源など盛り沢山。以前レビューした「THE 12"ALBUM」からも収録されており(「LIKE TO GET TO KNOW YOU WELL」(邦題:君を知りたくて)のみ未収録)当時のハワードの音源をほぼ網羅してるのではなかろうか?インストの「BOUNCE RIGHT BACK」や「LAW OF THE JUNGLE」は当時何処かで聴いた様な気がする(12インチかシングルB面だったかな?)。特出すべきは、ライブverの「HUNT THE SELF」と「EQUALITY」のラフミックスver。両方共好きな曲なんで、こうして別音源で聴けるのは嬉しい。

そして更に盛り沢山なのがDVD。極初期のハワードのライブやデモをプレイする映像は必見。初期はデビュー時のトウモロコシヘアではなく、青色っぽいモヒカンっぽい長髪の刈り上げただけでメガネ掛けたハワードの姿が拝めるのだけど、当時2人だけでライブを演っていたパントマイムのジェドのパフォーマンスもキレッキレな動きで(エガちゃんみたい)何か妙な雰囲気(笑)。当時でもかなり異質なライブだったのではなかろうか?
またここにはディスク2枚に収録されていない「RISK」「DREAMS OF A BETTER PLACE」「LOVE?」(←これは「WHAT IS LOVE?」の原型デモ)とか、TV出演時の演奏、ライブ、PV(こっちには「LIKE TO GET TO KNOW YOU WELL」も収録)と全部で19曲収録。このDVDだけでも十分元が取れる内容となっている。

今の若い人達がこういう音楽を聴いてどんな意見があるのか全く分からないけど、当時洋楽チャートにハマってた人には必ず耳を惹く音楽性だと思う。ノスタルジックという言葉で片付けるのは簡単だけど、日本においては小室哲哉は間違いなく彼の影響を受けてたと思うし、彼のお陰でシンセサイザーに興味を示した人達も多かったんじゃないか?という事を考えると、彼の功績はかなり大きかったと思うんだけどなあ。


「WHAT IS LOVE?」


「PEARL IN THE SHELL」
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The 12The 12
(2011/01/10)
Howard Jones

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先日のフーターズのシングルと一緒に注文したハワード・ジョーンズのミニアルバムが後から届いた。
ふとした事で、このミニアルバムが輸入盤で再発された事を知った時は、ホントに狂喜した。何故ならホントに欲しかったCDだったから(「HUMAN'S LIB」のレビューにも書いたし)。
密林サイトにて中古盤が異様に高騰してたので(確か¥6000前後だった気が)絶対に手が出ないモノだったのに、こうして今年に入っていきなりCD化されて、しかも¥1000くらいで買えるとは夢にも思わなかったな。

私が洋楽を本気で聴き始めた頃、少ない小遣いを貯めて初めて買ったLPレコード(って随分懐かしい響きだ/笑)は、このハワード・ジョーンズのデビューアルバム「HUMAN'S LIB」(邦題:かくれんぼ)だったのだけど、もうホントに毎日聴き倒したくらい大好きで、そのアルバムに収録された楽曲の12インチバージョン(これまた懐かしい響きだ/笑)を集めて、プラス新曲2曲を足したのがこのミニアルバムの概要。

当時、勿論アナログ盤を買ってこれまた盤が擦り切れるくらい聴きまくったけど(未だにアナログ盤持ってる。ジャケがハワード本人が正面向いてるやつ)レコードからCDに移行する際にこのミニアルバムが国内盤でCD化されていたのかどーかは、正直よく覚えてない(輸入盤ではあったみたいだけど...で、その高値が付いていた、と)。某巨大掲示板ではWEA盤持ってる人がいるみたいだから、一応CD化されたのかな?
それはともかく、こうして手に入れる事が出来て満足だ!

内容は6曲入りと少ないけど、当時の流行りだった12インチバージョンなんで5分~7分くらいに伸ばしてあるから、アルバムに入っていた楽曲よりもかなり遊びが見えて、しかも曲間が繋がってるので飽きずに聴ける。
当時の新曲だった「LIKE TO GET TO KNOW YOU WELL」(邦題:君を知りたくて)も、ちょっと寂しげなメロディが印象的でデビューアルバムに入っててもおかしくない出来。もう1曲の「ALWAYS ASKING QUESTIONS」も良い曲だけど、今聴くとやっぱ80年代の音って感じ。
近年CMでも使われた「NEW SONG」なんかも、オリジナルよりもこっちの方が良い感じ...というか、他の楽曲にかんしてもそーだけど、12インチバージョンにするとただ間延びした感じになるモノが多いのに、逆に魅力的になったのはホントに稀なタイプだったと思う。後にラッシュも手掛けたルパート・ハインの手腕が発揮された格好となったか?

ただ、今思うとハワードの創作面でのキャリアはここまでだった気が...当時は盲目だったから3rdまではまともに聴いていたけど、2ndアルバムからは明らかに質感が違う感じになってしまったのは残念だった。
デビューアルバムは殆ど一人でこなしていて、ライブもパントマイムのジェドと2人きりだったのに、売れてしまったお陰でジェドと袂を割ってしまい、身内で固めたラインナップ(確かハワードの実弟もいた様な)になった事で音の雰囲気も変わってしまった、と。

今も細々と活動してるみたいだけど、見た目もジャケで見られる様なオシャレな感じではなくただのおっさんになってしまったみたいだし、音の方もキーボードやシーケンサーをバリバリ使うスタイルではなく、もっとオーガニックになってしまった様だ。

「LIKE TO GET TO KNOW YOU WELL」(PVなのでシングルver)↓
http://www.youtube.com/watch?v=XD3qA54Fn_Q

「TOTAL CONDITIONING」↓
http://www.youtube.com/watch?v=zhuZjhoCbiQ

かくれんぼかくれんぼ
(2006/11/22)
ハワード・ジョーンズ

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まだまだ続く、K.A.E.の80’S再評価作業。
このアルバム、実は私が初めて買った洋楽アルバムでした。それまで音楽はラジオで聴いてただけで、まだ「ベストヒットUSA」も観てなかった頃でもあった。
確か「NEW SONG」をラジオで掛かってたのを聴いて「何て綺麗でポップな曲なんだ!」と驚いて、初めて聞く名前だったのでメモに書いて(笑)そのメモを頼りにレコード屋まで走った記憶がある。
そして、シングルにするかアルバムにするか散々迷った挙句、ジャケットのダリみたいな絵が奇妙な雰囲気を醸し出していたのが気になり、結果アルバムを買ったのだった。

で、アルバムを聴き始めると、ジャケットの妙な感覚は微塵もなく、キーボードを多用したエレクトロポップが全編に渡って展開されていた。「NEW SONG」で雰囲気は掴んでいたものの、その「NEW SONG」が霞んでしまう程、他の曲の充実度が凄かった!中でも「CONDITIONING」「WHAT IS LOVE?」「HIDE AND SEEK」「DON'T ALWAYS LOOK AT THE RAIN」「EQUALITY」「HUMAN'S LIB」がお気に入り...ってアルバム半分以上だし(爆)。
本人も後に語っていたけど「もう、この作品以上のアルバムは作れないかも知れない」...って、デビューアルバムで既に終わってしまったって事かい!?(苦笑)

しかし、この人には色んな話があって、あるキーボードが欲しいが為に自宅を売ってその金でキーボードを手に入れたとか、日本に初めて来た時にあの11PMに出演して、AV女優がハワードを挑発したら「こんな番組だとは聞いてもないし知らなかった。実に不愉快だ。帰る!」と言って怒って帰ってしまったりと、真面目なんだか破天荒なんだか...(笑)

ハワードは後にヒット曲を飛ばすけど、段々とスケールダウンしてしまったのは残念。しかし、ミュージシャン受けは良かったらしく、フィル・コリンズとコラボしたり、リンゴ・スターのバンドに参加したりと自分の作品以外のトコで目にする様になった。
それにしても、このデビュー時の頃のライブも一度観てみたかった。ジェドというパントマイムと2人だけのステージングだったらしく、ちょっと想像付かないライブだったんだろうなあ。

PS:このアルバムの翌年だったと思うけど、シングル曲のリミックスを集めた「THE 12ERS ALBUM」なるレコードが存在していたのだけど、このリミックスが最高で、一時CD化もされたらしいのだけどプレスが少なかったのか、未だにお目に掛かった事がない。アマゾンUKでも探したのだけど、いつの間にか消えてるし...是非、再プレス化希望の1枚!