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アマゾンのマケプレで頼んでおいたFMのライブ盤「THE ITALIAN JOB」がようやく届いたので早速聴いてみた。
彼等にしては久しぶりのライブ盤、しかも今回はDVD付きなので非常に楽しみにしていた。彼等の長い活動でもまともにリリースしたライブ盤はアコースティックライブくらいで、映像では「BACK IN THE SADDLE」という2007年のライブDVDと1stアルバム「INDISCREET」の25周年ライブDVD(国内未発売)がリリースされているのみ。あとはミニアルバムとかに数曲ライブが収録されているくらいだけだったので、フルライブ盤となるのはもしかして初!?実力があるバンドだけにちょっと意外な感じ。

タイトルにもある通り、イタリアでの昨年の4/29に行なわれたライブを収録したモノで、クラブなので狭い会場ながらも観客の盛り上がりもまずまずといった感じ。最初の方は殆ど盛り上がってないので大丈夫?と心配になったけど、徐々に観客の声援も増えて最後はキッチリ盛り上がってたので一安心。
彼等のライブは常々観たいと思ってたけど、ここ日本では過小評価どころかバンドの存在すら知らない人の方が多いだろうし、残念ながら日本公演なんか夢のまた夢といった状況なので、こうして映像で観られるのは嬉しい限り。

バンドも80年代から活躍してた事もあってメンバーの風貌も普通のおじさん(苦笑)みたいな感じになっちゃっているけど、やっぱ熟練されたプレイにはさすがと唸ってしまう。スティーヴ・オーバーランドの歌唱もこうして映像で観るとやっぱ上手いよなあ~と感心してしまうし、演奏陣のメンバー達もリラックスした感じではあるけどツボはきっちり押さえているので観ていて安心出来る。

選曲は新作のツアーという事で冒頭に「BLACK MAGIC」を持って来ており、続いて1stアルバムからの「I BELONG TO THE NIGHT」を披露して上手い具合にライブに引き摺り込む構成は見事。その後も「LIFE IS A HIGHWAY」「LET LOVE BE THE LEADER」「SOMEDAY」と私がライブで聴きたい楽曲を連発してくれて、ホントに良い選曲だと感心。
後半も「CLOSER TO HEAVEN」「LOVE LIES DYING」「BAD LUCK」「TOUGH IT OUT」「THAT GIRL」など、バンドのファンなら聴きたいと思う楽曲をこれでもかと立て続けにプレイされているので、何かこっちの心情を理解してる様で気味が悪いくらいだ(笑)。ラストも「OTHER SIDE OF MIDNIGHT」で爽やかに終わるのも彼等らしいし。
意外だったのは「ROCKVILLE」に収録されている「STORY OF MY LIFE」を、キーボードのみの演奏でスティーヴの歌唱が十分に堪能出来るアレンジだったのが実に感動的。観客のスティーヴコールに照れながらも最後のヴァースを歌う仕草も彼の人柄が素直に伝わってくる。

イントロを省いた全16曲、実に楽しませてもらいました。実に圧巻なライブ。最後に観客がサッカーのコールで有名な「オ~レ~、オレオレオレ~」に”FM”と追加してのエンディングコールも良い余韻だ。他にも聴きたい楽曲がまだまだあるのは贅沢な欲だろうか?
ホント、クラブチッタでバンド呼んでライブ演ってほしいよなあ。クラブハウスで観客が少なくても全力を尽くすバンドの姿はホントに素晴らしい。ますますファンになってしまいましたよ。


「KILLED BY LOVE」


「CLOSER TO HEAVEN」
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前回の裏名盤を5枚頼んだと同時にFMの新作も届いたので、今回は彼等の新作「ATOMIC GENERATION」をチョイス。相変わらずジャケットは何が何だか分かりません(苦笑)。

前作「HEROES AND VILLAINS」から約3年のインターバルだったけど、その間に例の30周年記念の1stアルバムのセルフリメイク盤があったのでそれほど待たされた感は無かったなあ。ま、このバンドは結構な割合で聴いてるんで久しぶりに聴いたという感覚自体ないけど。

私が毎日チェックしている音楽サイトにてこのアルバムのリリース前に数曲聴いていたのだけど、いつもと変わらないブリティッシュロックだったのでまずは一安心といったトコで、それはアルバム全曲聴いた後でも変わる事はなかった。彼等のファンならば期待を全く裏切らない出来だと断言出来る内容かと。

ただ、FMのファンって初期ハードポップ路線の楽曲が好きな人達とブルージーな路線の中期、そして現在のメロディアスハード系な路線と大雑把に分けて好みが若干変わると思う。何せ途中活動していなかったとはいえ、30年のキャリアを誇るバンドが同じスタイルを続ける事は難しいと思うし、バンド側も音楽的に試行錯誤したいと思うだろうし。
私的にはどの時期もそれぞれの味があるのでどれも気に入ってるのだけど、一番の好みは今のメロハー路線なので今回のアルバムも期待に応えてくれたと思うけど、前作との違いはアルバムの構成に若干メリハリが付いた印象を受けた。

前作の「DIGGING UP THE DIRT」に近いノリの「BLACK MAGIC」でスタートとするも、続く「TOO MUCH OF A GOOD THING」で哀愁を帯びたメロウなスタイルや、爽やかで何処か懐かしさを感じるメロディの「KILLED BY LOVE」「GOLDEN DAYS」なんかは1stアルバムに収録されていてもおかしくない様な楽曲だし、ホーンセクションが入って渋い雰囲気を持つ「PLAYING TRICKS ON ME」、冒頭のハモンドがディープ・パープルみたいで王道なHRスタイルの「STRONGER」、スティーヴ・オーバーランドの素晴らしい歌声を存分に堪能させてアルバムを締める「LOVE IS THE LAW」など聴き所が多い。今回はボーナストラックが蛇足に感じるほど構成が良いと思う。

今作はスティーヴ・オーバーランドもかなり自信を持ってお薦めしているみたいだし、これを機に来日公演が実現すると良いなあ。過去に来日公演があったのかどーかすら分からないけど、国内盤も出てる事だし需要はあると思うんだけど一度はライブを観たいんだよねえ。


「MAKE THE BEST OF WHAT YOU GOT」


「PLAYING TRICKS ON ME」




既に廃盤だったので、以前から中古屋で探しまくってたFMの6thアルバム「PARAPHERNALIA」をようやくゲット出来たので、今回はこのアルバムをチョイス。発表は1996年。これでこのバンドのアルバムは編集盤の「CLOSER TO HEAVEN」を除けばコンプ出来ました。

彼等のアルバムはいつもジャケが変なモノばかりなのだけど(笑)このアルバムも余り彼等の音楽性に似つかわしくないのはお約束?良い曲作ってるんだから、もうちょっとこういうトコに気を使ってくれると売れると思うんだけどねえ。

このアルバム、前作「DEAD MAN'S SHOES」からそれほど間隔が空かずにリリースされたとの事だけど、5thアルバムのライナーノーツに書かれてた通り、前作リリース前からバンドは休養するというアナウンスがあった事もあって、アルバムのマテリアルはあるのにリリースしないのは??って事なんでしょうか。5thアルバムと同時期に作られたという、いわば5thの片割れアルバムといったトコ。後に彼等は「ROCKVILLE」でも同じ様なスタイルでリリースしてるけど、アルバム製作の時にはかなりの楽曲を作るんだろうか?
リリース時は日本のみのリリースだったみたいだけど、後に4thアルバムとライブ盤のカップリングとして3枚組「LONG TIME NO SEE」というカタチでリリースされたとの事。

なので、音楽性は前作のブルーズロック路線を引き摺ったモノではあるけど、5thアルバムほど乾いた印象はないのが特徴かな。冒頭の「CAUGHT IN THE INNOCENCE」なんて、初期のアルバムに入っててもおかしくないハードポップ路線で意外だったし。
相変わらずスティーヴ・オーヴァーランドの歌唱力は抜群なんだけど、楽曲に関しては印象に残るモノはそれほどない。まあ、過去作やこの後のアルバムの方にフックのある曲が多いから”彼らにしては”というレベルのモノではあるけど。それでも前述の「CAUGHT IN THE INNOCENCE」や哀愁を感じさせるバラード「I'LL BE THERE」、「THAT'S THE WAY」や「HEAVY HEART」の様なリラックスしながら安心して聴ける楽曲がお気に入り。

実はこのアルバムは2枚組で、もう1枚は1989年時のライブを5曲収録(「TOUGH IT OUT」「EVERYTIME I THINK OF YOU」「BAD LUCK」「HEART OF THE MATTER」「BURNING MY HEART DOWN」)。音質は余り良くないけど、バンドの演奏はかなりタイトで、やはりスティーヴ・オーヴァーランドのアルバム聴いてる様な全くブレない歌いっぷりはホントに見事だ。

しかし、当時はコレがバンドのラスト作になる予定だったけど(休業と言いつつも結局何年休んでたんだ?って話だし)ラスト作にしては余りにも地味だし、結果的に「METROPOLIS」で復活して現在までコンスタントに活動を続けてくれているのはホントに良かったと思う。こういうバンドが少ない今、私が彼等に期待するモノは大きいので、末永く活動してほしいと願う。


「CAUGHT IN THE INNOCENCE」


「HEAVY HEART」




前回の予告通り、今回はブリティッシュHRの雄:FMの1stアルバムのセルフリメイク作である「INDISCREET 30」をチョイス。珍しく国内盤も発売されたから、今回はHMVの¥1000クーポンもらっていたのでそれを使って国内盤を購入。

再結成してから順調にコンスタントに作品を発表し続けて、更にボーカルのスティーヴ・オーヴァーランドは自身のソロ作や他のユニットで歌っていたりと、昔よりも活動的になってるのが何か妙な感じもするけど(笑)こうして活動を続けてくれている事に意味があるのでファンとしては嬉しい限り。
でも、まさか彼等もセルフリメイク集を出すとは思わなかったな。まあ、バンド結成30周年を記念しての企画盤みたいなモノなんだろうけど、当時から完成されていたモノに新たな解釈を加えるってどうなんだろう?と興味があったけど、大した変化はないだろうと思っていたら、案の定大した変化はない(笑)。
ただ、先日書いたフランシス・ダナリーみたいにレイドバックした様な雰囲気は全くない。かと言って、これまた先日書いたやっさんみたいに演奏が当時のモノと違うという事もない。そこはやっぱ30年バンドやってきた(まあ、途中解散してたけど)人達だから、今の録音技術で、現在のバンドの音を出してみよう的なモノに近いのかも。

当時の1stアルバムは時代が時代だっただけにキーボードの音が煌びやかな感じで、それに加えてメンバーの若さも相成って今聴いても凄く新鮮に聴こえたりするモノだけど、今回のリメイク集ではさすがに若々しさは感じられない代わりに円熟味が増して若干ヘヴィな感じでなかなか雰囲気は良い。私自身も、当時の1stよりも今のリメイクの方がしっくり来る感じなので(当時と比べて、メンバー同様歳も取ったので/笑)このリメイク集は成功かと思う。

2枚目の方は、当時のB面曲だった「LET LOVE BE THE LEADER」とか、ここ最近のEP盤のアルバム未収録曲が収録されているのだけど、以前購入したEP「ONLY FOOLIN'」からの2曲も収録されている(「RAINBOW'S END」「SHOT IN THE DARK」)。「SHOT IN THE DARK」はオジー・オズボーンのカヴァーだけど、オジーの原曲よりももっと抑えた演奏でなかなかカッコイイ仕上がり。

個人的には「LET LOVE BE THE LEADER」が何故アルバムからハブかれたのか未だに理解出来ないのだけど(つまり良曲という事だ)、この曲に限らずバンドにはアルバム未収録にも良い曲が多いのが特徴で、この2枚目にも収録されている「BAD THAT'S GOOD IN YOU」(オリジナルアルバムとしては最新作にあたる「HEROES AND VILLAINS」の国内盤ボーナストラックに収録)や「THAT GIRL」のアコースティックverなんかはホントに素晴らしい出来。国内盤ボーナストラックの「METRO, IN THE HEART OF THE CITY」はインストゥルメンタルだけど、タイトルから察する限り「METROPOLIS」の頃のアウトテイクなのかな?

しかし、一度解散したバンドとはいえ無事30年迎えてこんな記念アルバムを作ったのはちょっと信じられない気分。あとは一度で良いから日本の地を踏んでほしいと願うばかりだけど、クラブチッタ辺りでやればそこそこ客も入ると思うんだけどなあ...インナースリーヴの様な雰囲気のライブを是非味わいたいモンだ。


「THAT GIRL」


「LET LOVE BE THE LEADER」




前回のガービッジの他に新作で欲しいモノが特に見当たらないし(いやホント、これ以上CD増やすのはちょっとマズイよなあ...と常々思ってるんで実に良い傾向かと/笑)なるべく出費も控えておこう...という事で、最近は旧譜を中心に聴いているのだけど、どーせなら余り手を出さないモノを...と言う訳で久々のFMです。通産5枚目のオリジナルアルバム「DEAD MAN'S SHOES」をチョイス。1995年発表。

FMは中古CDで4th、新品で1st&2ndのカップリングCDを手に入れて以来、徐々に揃えていったクチなので聴いてないCDもあるのだけど、このアルバムも現在廃盤という事もあって中古CDで探して半年くらい前にディスクユニオンのネットサイトでようやく手に入れた。¥1000弱くらいだったかな?

この当時の彼等は前作でようやく日本でもブレイク出来て次作も期待された時期だったのだけど、何故かこの作品以降は余り恵まれなかったのか解散の道を辿る事になってしまった。それは、このアルバムの出来が前作と比べて幾分スタイルが変わってしまった事も少なからず影響してしまったからではなかろうか?
3rdアルバムから徐々にブルージーなスタイルに移行してきて、前作でブレイクしたお陰で更にブルージーな路線を推し進めたスタイルなんだけど、基本的な部分であるキャッチーなメロディはそれほど変わってないと思う。だから聴き込めばいつものFMなんだけど、楽曲の持つ印象でブルージー=渋い・地味的な感覚を持たれてしまい、更にプロデュースがHR的な部分を削っている事もあって、この辺りがアルバムにとってマイナス的な部分なのかと。

だけど、前作のブルージーな路線やアコースティックライブ盤でノリを期待していた人達にとっては素晴らしいアルバムだと思う。何せスティーヴ・オーヴァーランドが相変わらずの歌唱力で聴かせてるし、彼等自身1st~2ndのメロディアスハード路線はレコード会社からの要望だったと後に認めてる事もあって、彼等の本質からすると順当な路線変更でもあったハズ。
私自身も1stアルバムは大好きだったけど、この時期のスタイルも勿論悪くないし前作も好きな作品でもある。だけど、このアルバムになかなか手を出さないのはHRっぽい雰囲気が余り感じられないからだと思う。
でも久しぶりに聴いたけど、良い曲はホントに多いんだよなあ。「AIN'T NO CURE FOR LOVE」「MONA」「SISTER」「YOU'RE THE ONE」「MISERY」が好きだし、ポップな「TATOO NEEDLE」も渋い「DEADMAN'S SHOES」も悪くない。

ジャケットは地味で(前作のサイよりはよっぽど良いけど)いつもながらにこういうトコで損をしてなあ...と思うのがこのバンドだけど(苦笑)売れているアルバムだけが良いアルバムではない、という典型的な見本の様な作品だと思う。


「AIN'T NO CURE FOR LOVE」


「YOU'RE THE ONE」