
今回は5連休だった今年のお盆休み。
墓参りは勿論出かけたけど、今年は体力がバテバテで全然回復しないので、残りはウチでゆっくりのんびり過ごしましたよ。
もう若くないから...というのは仕方ない事だけど、それ以上にこの夏の暑さは異常だし、少しでも体力回復して明日からの仕事に差し支えない様にしないと、またバテてしまうしね。
でも、昨夜は友人のtaroサン&めそ子サン夫婦と共に5時間思う存分語ってきたんで、久々に楽しかったなあ。やっぱ、音楽だけではなく色んな話題を共有出来る友人がいるのはホントに有難い事です。
さて、暫くこのブログを更新出来なかった理由というのは、このDVDを観てたからなんですねえ。アイルランドのギタリスト、孤高のロッカー:ロリー・ギャラガーの「LIVE IN GERMANY FROM ROCKPALAST」を今回はチョイス。発売は2008年。
このDVDが発売された時はネットのリリース欄で知ったのだけど、その時に話題になったのがロリーが晩年まで愛用していたボロボロのストラトキャスターのフィギュアが付いて、500セットオンリーの限定版で発売されたのだけど、当時はお金無くて買えなくて、まあどーせ単品でDVDリリースされるんだろうから、ちまちま集めれば良いか...と思ってたのだけど、先月中古サイトで¥6800の破格値で売られてたのを見て、またもやお金の無い時期だったんだけど(苦笑)これ逃したらもうこの金額では出ないだろうなあ...という事で、無理して何とかゲットしましたよ。
DVDが70~90年代別になって3枚組、しかもフィギュア付いての値段なんで、中古とはいえやっぱお買い得でしたよ。
さて、ロリーのライブはYOU TUBEでちょこちょこ観てたのだけど、こうして一つの作品として観るのは初めてで、やっぱ一貫して思ったのは、この人はホントにライブパフォーマンスこそが全てなんだなあ~と改めて思った次第。
勿論、オリジナルのスタジオ盤は数枚持ってるけど、このライブ観てるとスタジオ盤はあくまでもライブをする為のマテリアルみたいなモノで、真髄はライブにこそあるんじゃないかと。
彼の名前を広めた70年代のライブは、若さ故なのか勢いが荒々しくて破壊力満点のパフォーマンスを感じさせて、稀代のギタリストの名を欲しいままにしたのもよく分かる内容で、80年代のライブはブルーズからハードロック寄りのアプローチを感じさせて、3枚の中でも楽曲的には一番取っ付き易い感じ。そして晩年の90年代は、プレイに余裕が出来て貫禄のあるパフォーマンスを感じさせる。
正直90年代はオリジナルアルバムも地味だったし、ライブも落ち着きすぎていたらどーなんだろう...と思ってたのだけど、実はこの90年代のライブが一番好きだったりする(苦笑)。最後にジャック・ブルースが登場してロリーとジャムセッションをするシーンは、もはや両者がこの世にいない事を考えると実に貴重なシーンだと思う。
しかし、ホントにロリーの人柄がストレートに表れているライブパフォーマンスだと思う。ステージに登場する時は笑顔で走ってきて、プレイ中もずっと楽しそうに続けて、最後に観客にお礼を述べてステージから降りる...パフォーマーとしては当たり前の事なんだけど、ロリーには全く嫌味が感じられない。人格的にも素晴らしいという話は当事者達の証言でも分かるけど、それがダイレクトにステージに反映されているのは実に心地良い。
47歳という若さで亡くなってしまった彼だけど、決して流行には媚を売らず自分の好きな事をやり続けていられて、ミュージシャンとしてはホントに理想的な人生を送れたのではなかろうか。未だに彼を崇めるミュージシャンが後を絶たないのも凄く分かる話だなと。このライブDVDを観る事が出来て、本当に幸せな気分を味わえた事を感謝したい。
「TATOO'D LADY」
「GARBAGE MAN」
「BORN UNDER A BAD SIGN」(with JACK BRUCE)
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