ゼニヤッタ・モンダッタゼニヤッタ・モンダッタ
(2008/08/02)
ポリス

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THE POLICE再結成の兆し。スチュワート・コープランドとアンディ・サマーズは再結成に意欲的、残るはスティングの返事待ち。

ホントかよっ!?とマジで耳を疑いましたよー。私にとってポリスは洋楽を本格的に聴くきっかけを与えてくれたバンドなので、かなり重要な位置を占めるバンドなのだけど、今回の再結成に関しては、ちょっとどころかかなり疑問。
元々スティングとスチュワートの仲は余り良くなくて、事ある毎に喧嘩ばかりしていたらしく、解散後のビデオの中でも喧嘩のシーンが入っていて(しかも、つまらない事で喧嘩してるんだ、コレが/笑)ファンとしてはちょっと複雑な気分にもなったモノだけど、今回は大丈夫なのだろうか?
しかしもっと不安なのが、やはり音楽性。最後にして最高傑作だった「シンクロニシティ」を超えるアルバムを作る事が、果たして今の3人に出来るのだろうか?

それはともかく、私がイット・バイツの「ワンス・アラウンド・ザ・ワールド」を聴くまで、それまでの私の中でのNo.1アルバムだったのが、この「ゼニヤッタ・モンダッタ」なのである。
確か、リリース当時はコダックがスポンサーで「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」がCMで掛かっていた記憶があるのだけど、如何せん大昔の事なので定かではない。間違っていなければ、コレが私とポリスの出会いである。
しかもこのアルバムのツアーで、我が地元宇都宮にもライブに来ていたのである。あのポリスがである!!今ではとても信じられない話だけど、この事柄は某巨大掲示板のスレッドにも書かれてたことなので間違いない。
ただ、当時の私は小学5年生だったので勿論ポリスなど観に行く金などある訳がなかったけど、もしもこのライブを観られたのなら人生大きく変わっていただろうなあ...と思う(笑)。

このアルバムが、どーして「シンクロニシティ」よりも好きなのか?というと、正直自分でもよく分からないのだけど(爆)この時期のポリスは、それまでの自分主体の歌詞から、もっと他の事に目を向ける様になった変化に伴って、音楽性もそれまでのニューウェイブ的なモノからワールドミュージック的なモノに変わっていき、それが当時は斬新に聴こえたのだと思う。
歌詞を書いてるのは主にスティングだけど、音楽性の変化は明らかにスチュワートが持ち込んだモノで、コレが上手い具合に融合したのが本作の成功に繋がったのかな?

このアルバムでは、「世界は悲しすぎる」のエンディングに間髪入れず次曲の「君がなすべきこと」に続く瞬間が異様にカッコ良かった。またスチュワートの小気味良いドラムが気持ち良い「もう一つの終止符」、大ヒットした「高校教師」、前述の「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」などがお気に入り。出来れば、再結成の音楽性はこの辺りを踏襲してくれると嬉しいんだけどな。
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クリムゾンクリムゾン
(2000/02/23)
センテンスト

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先日の某音さんのブログに、このバンドの最高傑作と謳われてる「THE COLD WHITE LIGHT」が紹介されてましたが、先を越されてしまったので(苦笑)こちらを紹介。

実はこのCD、中古CD屋で¥100で買いました(笑)。「何故?」と思いながら、聴いた事ないし、とりあえず買いだろう...と買って中身を開けたらCDの裏面にデカイ傷が...「まぁ音飛びでもあったら、誰か友人にタダで譲っても良いや」と思い、CDを聴いてみた。

...譲れなくなってしまいました(爆)。いや、実にカッコイイ!ジャケットを見る限りではパラダイス・ロストっぽいデスメタル系かな?と思っていたけど、普通のメロディアスなHMで大当たりだった。普通に定価で買っても損はないアルバムだと思うし、それはそれで掘り出しモノだと思うだろうし。
中のインナースリーブを読む限りではデビュー当時はデスメタルだったらしく、その辺はパラダイス・ロストと同じ道を辿ってるのか?ゴシックの要素は薄い感じだけど。

そもそもこのバンドに興味を持つきっかけになったのは、雑誌などで紹介される際「自殺メタル」だの「絶望音楽」だの凄い形容詞が付きまとってる事(笑)。一体「自殺メタル」ってどういうモノなんだ?と、普通に疑問が沸き(笑)たまたま¥100で見つけてしまったのである。
で、聴いてみると「自殺」だとは思わないし(当たり前だ!)「絶望」とも感じなかった。もっと重苦しくて、ずっと聴いてると鬱にでもなりそうな感じな曲だと「絶望」を感じるけど、このアルバムには結構キャッチーなメロディが聴けるし、音は重くてもDOOM系やストーナー系の重さではないので、普通にアルバム1枚聴けてしまう。これじゃ「絶望」は感じないっすね。

前半4曲目まではテンポの速い曲がなく、ミドルチューンでグイグイ惹き付ける感じなのだけど、ミドルでも不思議とダレない。また、このテのバンドに必要不可欠なピアノも勿論入ってる。私的には「HOME IN DESPAIR」「NO MORE BEATING AS ONE」、そしてこのバンドの代表曲と言っても過言ではない「KILLING ME KILLING YOU」が最高。

勿論、次作の「THE COLD WHITE LIGHT」も最高なので、センテンストをこれから聴いてみよう...と思ってるなら、どちらのアルバムでもOKだと思う...しかし、ホントに解散が惜しまれるなぁ...


Speak English or DieSpeak English or Die
(1995/08/01)
S.O.D.: Stormtroopers of Death

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パソコンを買いなおし、今までマックを使っていたのをウィンドウズに鞍替えしたので、i-podもウィンドウズ仕様にしなければならず、今まで入ってたMP3も全部消去となってしまった。
新たにi-tuneをダウンロードして、必死にi-podに入れるCDをMP3化にする作業をやっているのだけど、コレが面倒くさい。パソコンの処理速度も今までよりも速くなって変換時間もそんなに掛からなくなったけど、CDの入れ替えが問題で、1日に何度も頻繁にCD変えるのはやはり面倒だ。
そんな中、何をi-podに入れるか?と悩み、絶対に外さないCDはともかく(勘の良い方は何のCDかはお分かりでしょう/笑)せっかくだから、たまには違うCDも引っ張り出すか...と系統の違うモノも入れてたりする。

そこで、久々に選んだのがこのCD(笑)。CD出た当時は散々聴いたなあ...
確か、アンスラックス繋がりで聴いたのだけど、本家よりもカッコイイというのは如何なモノでしょう?”メタルとハードコアの融合”なんて当時は騒いでいたけど、そんな事はどーでも良い程勢いのあるアルバムだと思う。
しかも、アルバム製作に約50時間、3日間の作業だったというのだから驚き。幾ら「ヒマを弄んでの、退屈しのぎの作業」と言っても、そんなんでこんなアルバム作っちゃうのは凄い!
中には曲といえない代物もあるけど(笑)このアルバムにはそんな言葉さえ不要。だって22曲収録、約30分のアルバムだし(爆)。

スコット・イアンの独特のザクザクしたリフに、チャーリー・ベナンテのブラストビートが炸裂、そこに歪んだダン・リルカの激しいベースが乗り、ビリー・ミラノの無秩序な絶叫が入ると、もうそれだけでS.O.D.なのだ。
何度かビリー・ミラノとアンスラックス組の衝突があり、結果的には2枚のオリジナルアルバム、1枚のライブ盤を残しただけで解散となったけど、何故か2枚目発表後に来日公演まで行っている。
残念ながら、このライブは観てないのだけど、以前発売されたライブビデオでのカオスっぷりは凄かった。ビリー・ミラノのPAからのステージダイブ(相撲取りみたいな身体で/爆)にも驚かされたけど、その際に顔が近づいた観客をホモと勘違いしてマイクでぶん殴ったりと、ホントにやりたい放題のハードコアだったなあ。

ブルー・マーダーブルー・マーダー
(2002/11/13)
ブルー・マーダー

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先日のumeさんからのタレコミで知った「シン・リジィのジョン・サイクス時代のライブが、ミュージック・エア・ネットワークで放送」の詳細をネット検索でチェックし、まだ再放送がある事を知って、早速チャンネル追加の知らせを送った。コレでやっと観られる!
また、AC/DCの1977年のライブも再放送があるみたいだし、来月はボン・ジョヴィ特集もあるとの事。
先日このブログでも紹介したガービッジのクリップもちょこっと放送するみたいだし、何より期待しているのは、やはり先日紹介したザ・スミスのライブも放送される事。コレは絶対に外せない!!ホントに、このミュージック・エア・ネットワークは侮れないなあ。

それはともかく、ジョン・サイクスの名前で久々にブルー・マーダーが聴きたくなったのでこの1stアルバムの頃のブートライブ盤を聴いてるのだけど、ホントにこの頃のサイクスはオーラがあったというか、華があったというか。

シン・リジィの「サンダー・アンド・ライトニング」でかなり目立ったプレイを披露して、その後ホワイトスネイクに加入、間違いなく80年代HR/HMの金字塔に輝くアルバム「1987」でその才能を発揮して、さてこれから...というトコでホワイトスネイクから追い出され、その去就が注目されていた時にこのアルバムを引っ提げてシーンに帰ってきた。

このアルバムを聴いて思った事は、明らかに”「1987」はオレの存在が無ければ作れなかったアルバムなんだ!”と主張している事。それは楽曲を聴けば明らかで、「SEX CHILD」なんか曲構成がモロに「STILL OF THE NIGHT」だし、「OUT OF LOVE」は「IS THIS LOVE」だし。
しかし、大作の「VALLEY OF THE KINGS」や「PTOLEMY」は、それまでサイクスの音楽に見られなかった新機軸の楽曲に成長が見受けられた。

ただ、正直「VALLEY OF THE KINGS」がシングルというのは如何なモノだろう?当時はかなり疑問で、一般層のリスナーは取り込めずHM/HR系のリスナーにしかアピール出来ないだろうな...と思ってたら案の定、その通りになってしまった。
ホワイトスネイクが一般リスナーを取り込めたのは、楽曲はもちろん、ビデオクリップやマーケティング戦略がしっかりしていたからだと思うのだけど、残念ながらブルー・マーダーにはそれが無かったと認めざるえない。ビデオクリップなんて、かなり硬派な作りだったし。

それでも当時は散々聴いたなあ...本家よりも聴いた回数は上かも知れない。
そして、このブート盤もネットで話題になってたので何とか手に入れて聴いたのだけど、コレも凄い出来で、当たり前だけど弾き直しとか一切ないのにこのテンションの高さは一体何なんだ?という感じ。
またアルバムよりも楽曲がより魅力的になって、「PTOLEMY」なんかはこっちの方が断然カッコイイ。「STILL OF THE NIGHT」も、疾走感が増してボーカル以外は完全に本家を上回ってるし。何で、このテンションでアルバム作れなかったのかなあ?

G‐FORCEG‐FORCE
(1990/09/21)
ゲイリー・ムーア

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ゲイリー・ムーアの一連のソロ作は、メジャーのヴァージンレコードに移ってから安定してアルバムを発表していたのだけど、それ以前の作品に関しては私自身、当時は全く知らなかった。
ゲイリーの作品は「ワイルド・フロンティア」からリアルタイムなので、それ以前のアルバムは後追いで聴いたのだけど、てっきり「コリドーズ・オブ・パワー」がソロ作第一弾だとずっと思っていたのだ。
しかし、それ以前にシン・リジィ脱退後に何枚か幻の作品があって、今まで「名前だけは知ってたけど聴いた事がない」状態だったので、これを機に買って聴いてみることにした。それが80年発表のバンド名義の作品「G-FORCE」。

まず驚いたのが、ギターの音作り。私が買ったCDは紙ジャケのK2HDコーティングと呼ばれる代物で、音が良いというのは判るのだけど、如何せんこのアルバム自体の音がラウド過ぎてギターの音が割れて聴こえるのだ。
それもそのはず、何とこのレコーディングでゲイリーはミキシングボードに直接ケーブル突っ込んで録音していたのだ。普通じゃ考えられない発想で録音するのはリスクが高いと思うのだけど、それを実行してしまうゲイリーにはホントに驚かされた。

しかし音質はともかく、楽曲に関してはメロディアスな佳曲が揃っていて、結果的には発売を見送られたけど、初のアメリカ進出を賭けた音だけあって十分に説得力があると思う。「YOU」なんかその典型的な曲だし、バラードの「I LOOK AT YOU」や「YOU KISSED ME SWEETLY」「HOT GOSSIP」あたりのポップさは明らかにアメリカを意識した雰囲気があるし。

結局、レコード会社のトラブルで1枚のアルバム、一回のツアー(何と「READY AN WILLING」の頃のホワイトスネイクだったらしい!)で早々と解散してしまうのだけど、元々このバンドでグレン・ヒューズと一緒にやる筈だった...というのは、グレン・ヒューズ好きの私としては是非聴いてみたかったな。

こぼれたミルクに泣かないでこぼれたミルクに泣かないで
(2005/07/06)
ジェリーフィッシュ

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前回、東京へCD漁りの巡礼へ出掛けた時の事。新宿のタワーレコード内の視聴コーナーに興味深いCDを発見。TV EYESなるバンド(ユニット?)なのだけど、そのメンバーに驚きの名前がっ!
ロジャー・マニング・Jr、そしてジェイソン・フォークナー。言わずと知れた元ジェリーフィッシュのメンバーである。ロジャーはジェリーフィッシュ解散時までメンバーだったけど、ジェイソンの方は1枚目のツアー終了後に脱退。何でも、ジェイソンがジェリーフィッシュ用に作った曲が、アンディ・スターマーとロジャーに今イチと判断された為による脱退だったとか。
そんな2人が、何故今頃になってアルバム作ったのか理由は判らないけど、それならいっその事アンディ説得してジェリーフィッシュを復活しておくれよ...

そんなジェリーフィッシュの、最高傑作の呼び名も高い2ndにしてラストアルバムとなった(涙)「SPILT MILK」(邦題:こぼれたミルクに泣かないで/←素晴らしい邦題だと思う!)。
私はこのアルバムを初めて聴いた時、その完成度の高さに驚き、今まで聴いてきたアルバムの中で限りなく最高位置に付く傑作だと確信しましたよ。
とにかく、私の好きなモノがいっぱい詰まってる。完璧なコーラス、色んな楽器を取り入れた音、甘いメロディでありながら適度にハードだったりする音像...
また、これらの要素を持った先駆者のバンド達を彷彿とさせる部分が多いのも魅力の一つ。完璧なコーラスはクイーン、甘いメロディはビーチボーイズや10cc、ラズベリーズのそれだったり、色んな楽器を取り入れる姿勢はビートルズ...と、ホントにこの人達は音楽オタクなんだなあ、と。
また古いモノからだけではなく「ALL IS FORGIVEN」みたいに、マイ・ブラッディ・バレンタインの様なノイジーなモノにも積極的に取り入れていたりする。もっとも、ただのノイズだけではなく、そこにクイーンみたいなコーラスが被さってくるのが如何にも彼ららしいけど(笑)。

ホントに、解散した事が惜しまれたバンドだった。このアルバムでかろうじてリアルタイムを経験出来たけど、ライブを観られなかった事が本当に悔やまれる。ブートビデオを何本か持ってるのが、唯一の救いかも。この時期のツアーTシャツ2枚所持出来たのもファン冥利に尽きるかな?解散後に出た、4枚組ボックスセットは我が家の家宝でもある(笑)。

ヴァージョン 2.0ヴァージョン 2.0
(2001/08/22)
ガービッジ

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ガービッジが活動停止を宣言してから暫くの間が空いた。
私がガービッジの存在を知ったのは3rdアルバムが発売された直後だったので、リアルタイム歴は結構短い。来日公演もその間にあったのだけど、聴き始めだったので「次に来た時でいーや」なんて思ってたら、4thを発表した数ヵ月後にいきなりの活動停止宣言...もう凹みましたよ。やっぱ観に行けば良かった、と。

このバンドは、アルバムを発表する毎に色んな面が見えてくるのが面白い。1stはグランジ/オルタナのブームが一段落した頃に、正にそれ直系の音で世に出てきて「さすがスマパンのプロデューサーのバンドだけあってこのテの音は上手だなあ」と思ったら、続く2ndのこのアルバムでは機械音を増やしてテクノっぽい雰囲気を出し、一筋縄ではいかないポップな感覚が心地良い名盤となった。

音だけ聴くと結構若い感覚だけど、実はメンバーは結構な御年だったりする(笑)。Voのシャーリー・マンソンは30代だけど、残りのオヤジ達は50代のハズ。エアロスミスとかジューダス・プリーストも凄いと思うけど、それ以上にこのオヤジ達の感覚は鋭いと思う。
また、シャーリー・マンソンに関しては、英国のケラング誌で「最もカッコイイロックスター」と称され、その記事を雑誌で読んで「2位のジンジャーを抑えた、このガービッジってバンドは何者だ?」というトコから興味が沸いたのだった。また、最近歌手デビューした土屋アンナの雰囲気はシャーリーのそれにそっくりだと思う。

全体的に甘いポップなメロディにシャーリーの毒のある声が入ると、それがガービッジ特有のモノになる...そんな感覚を「I THINK I'M PARANOID」「MEDICATION」「HAMMERING IN MY HEAD」「PUSH IT」「SLEEP TOGETHER」で味わえる。「TEMPTATION WAITS」で華やかな幕開けで飾り、「YOU LOOK SO FINE」でしっとり締め括る構成も見事。
YOU TUBEでもビデオクリップが散らばってるので、興味があったら是非映像で見て欲しいですね(お薦めは「I THINK I'M PARANOID」。ホントにパラノイドだったりする/笑)

しかし、早いトコ復活してくれないかなあ?ホントに次作を待ちわびてるんだけど...あ、次作の繋ぎにクリップ集のDVDでも出してくれると嬉しいな。

No Name FaceNo Name Face
(2000/10/31)
Lifehouse

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最近、スカパーのJスポーツでのCMで、このバンドの曲「HANGING BY A MOMENT」がBGMで掛かってるのを耳にして、久しぶりのこのアルバムを引っ張り出してきた。

でも、このアルバムが世に出てから早くも5年以上も経ってしまったのか...最初にチェックしたのは、前述の「HANGING BY A MOMENT」をラジオで聴いたのがきっかけだったのだけど、CD買って中のインナースリーブを読んで「Vo/Gのジェイソン・ウェイドが20歳そこそこ」と書いてあるのを見てマジで驚いた。何で20歳でこんな渋い声してるんだ!?

全体的にアーシーで、何処か懐かしさを感じさせる音作り。流行りなんて関係ない、昔から言われてる通り「良い曲」だけあれば作品が成り立つ事を当時のインタビューで語っていたけど、今まで3枚のアルバムが発表されて、若干の変化はあるにせよ基本は全く変わらないのがこのバンドの強みだと思う。

デビューしてたった10週間で全米モダン・ロックチャートでNo.1を獲得した「HANGING BY A MOMENT」、切なさ大炸裂の「SIMON」、サビの物悲しさがたまらない「UNKNOWN」「SICK CYCLE CAROUSEL」、そしてこのアルバムのハイライトと言っても良い「EVERYTHING]などがお気に入り。特に「EVERYTHING」の後半の盛り上がりは半端じゃなく、号泣モノ。

この後のアルバムではちょっとアプローチが変わった為か、このアルバムとは印象が違う感じを受けたのだけど、それでも良い雰囲気なのでお薦め。...しかし、ホントに良い曲書くバンドだなあ...

ハットフル・オブ・ホロウ(紙ジャケット仕様)ハットフル・オブ・ホロウ(紙ジャケット仕様)
(2006/09/13)
ザ・スミス

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今、タイトルの年代をチェックして思ったのだけど、このアルバムが発表された年はヴァン・ヘイレンの「JUMP」が大ヒットした年だったのか...と今更ながら驚いてしまった。
この前年くらいからラジオのエアチェックを始めたので、この頃は何を聴いても新鮮だったのだけど、当時このアルバムを聴いていたらどー感じたのだろう?と、ふと考えてしまった。

そう、私はこのアルバムはリアルタイムで聴いておらず、このアルバムはジャケットが何かインディーズっぽくて、素直に「どんな曲が入ってるのだろう?」と興味を持って中古レコードを買ったのだ。そして、このアルバムが私のザ・スミス初体験だったのである。そして、聴いて感じた事は「思春期」。高校生の頃に聴いた頃と同じく、今現在聴いても「思春期」を感じさせる事は変わらない。

当時は80’sのバブリーな時代、前述のヴァン・ヘイレンみたいにHM/HR系のアルバムがこれからチャートで大暴れする時代に、こんなに内省的な歌詞をなよなよとした情けないボーカルが乗る楽曲でアルバムを出すバンドも珍しい...と対訳を読んで思ったモノだけど、本国イギリスではこれが絶大な支持を経て、「80年代最も重要なバンド」とザ・スミスを崇めていくのであるから面白い。

まあ、歌詞に関しては元々自閉症だったモリッシー(Vo)が独自の視点で書いたシニカルなモノが多く、よくもまあこんな歌詞が書けるモノだ...と逆に関心してしまう。小説を読み漁っただけあって、歌詞の中にストーリーがあって共感しようがしまいが人々を惹き付けるモノはある。私に関しては、歌詞に共感出来るのは半分くらいかな?

そしてザ・スミスのもう一つの要、ジョニー・マー(G)の存在。モリッシーがバンドの頭脳なら、マーは身体。彼が奏でる音がザ・スミスというバンドを面白くしていたモノだと思う。歌詞は結構悲惨なのに、楽曲が妙に爽やかで「何なんだ?」と思わせたり。
また、マーの音は物凄く綺麗なのだ。当時、アズティック・カメラというネオアコ系のバンドがいたのだけど(奇遇にも前述のヴァン・ヘイレンの「JUMP」をカヴァーしていた)ザ・スミスには到底及ばないと思った。それほどまでに彼らは刺激的で、衝撃的だった。
視覚で訴える刺激ではなく、何かこう内面からじわじわ来る感じで、QUEENみたいにマッチョなロックのイメージではなく、それとは正反対の逆説的なイメージといえば判るだろうか?

一般的な最高傑作は「THE QUEEN IS DEAD」なのだけど、私は敢えてこのアルバムがお薦め。しかもこのアルバムは従来のスタジオアルバムではなく、初期のコンピ。BBCラジオのライブ、TVショーの音源、シングルのB面曲などを寄せ集めにしただけのモノなのだけど、これが意外に統一感があって面白い。楽曲を活かしきれなかったオリジナルの1stアルバムよりも完成度は高いと思う。
因みに、あのT.A.T.U.がカヴァーした「HOW SOON IS NOW?」もこのアルバムに収録。

ノー・レスト・フォー・ザ・ウィケッド(紙ジャケット仕様)ノー・レスト・フォー・ザ・ウィケッド(紙ジャケット仕様)
(2007/06/20)
オジー・オズボーン

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オジーのアルバムはこれまでに沢山発表されてきたけど、どれもが印象に残っててどれが一番のお気に入りか?というのは決められない。ランディ・ローズ、ジェイク・E・リー、ザック・ワイルドとオジーの片腕を務めてきたギタリストは、誰もが独自の存在感を放っていて素晴らしかったけど、衝撃的といったらザック・ワイルドが一番だったかな?

ランディ・ローズ時代は完全に後追いだったので「あの当時にこんな凄いギタリストがいたなんて」という認識でしか伝わらなかったし、ジェイクの時は「これまた無名の凄いのを連れてきたなあ」と驚かされたけど、ザックの時はジェイクの納得いかない解雇の後で「あのジェイクを切て、連れてくるギタリストってどんなヤツだろう?」という期待感も高まっていた時だったので、このアルバムを聴いた直後は凄すぎて言葉もなかったのを覚えている。

で、あの「MIRACLE MAN」のビデオクリップ。ザックを目にした時は、とにかく「荒々しい」ってのが第一印象。しかもリフ主体の曲でレスポールを使ってるから音が分厚いし、ベルボトムでアタマをガンガン振りながらプレイする姿は、今までのギタリストとは違うのは一目瞭然。
以前、ランディ・ローズの後任オーディションでジョン・サイクスが最終選考に残ったという話があったけど、もしあの時サイクスが入っていたら、こういうザック的なアプローチのアルバムだったのかなあ、やっぱり。
アルバムに関しては、前作の妙にポップで明るい曲調から一転してサバス的な雰囲気のダークな曲調に変わったのがまず一番の好印象だったし、またオジーはこういう雰囲気の方が断然合っているので、素直に嬉しかったな。中でも「MIRACLE MAN」「CRAZY BABIES」「BLOODBATH IN PARADISE」「FIRE IN THE SKY」がお気に入り。

余談だけど、「MIRACLE MAN」のビデオクリップでギーザー・バトラーがニコニコ笑いながらプレイしてる姿には、別の意味で衝撃的だった事も忘れてはならない...(笑)

TENTEN
(1991/10/25)
パール・ジャム

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今日は、近所のTSUTAYAがCDレンタル半額の日なので、仕事帰りに寄って久々に何か借りていくか?と物色していたトコ、暫く聴いていないパール・ジャムのベストがあって「そーいや、最近のアルバムチェックしてないからこれでチェックして、良かったらアルバム買ってみようかな?」と、軽い気持ちで借りてみた。他にもあと2枚借りたのだけど、1枚はここで紹介するタイプではないので(とはいえ、聴いて良かったらレビュー書くかも?/驚)もう残り1枚は、後のレビューに伏せておこう。

で、2枚組をいきなり全部聴いて直ぐにレビュー書ける訳もないので、このベスト盤はもうちょっと聴きこんでからにするとして、懐かしさも余って久々にデビューアルバムをチェックしてみた。

当時はニルヴァーナ全盛の時期にちょっと遅れてこのバンドが登場して、瞬く間にチャートを駆け上りトップを取ってしまった事実に「何なんだ、このバンド?」とかなり興味をそそられてCD買った記憶がある。
で、聴いたトコ、まず頭に浮かんだのが「ボーカルがジム・モリソンみたい」。「BLACK」や「OCEANS」あたりがその傾向が強いけど、それはボーカルだけじゃなくて、演奏も何か最近のバンドにはない感覚を当時は感じて、「何でこのテのモノが売れるの?」と不思議に思ったモノだったな。飽和状態だった80'sHM/HRの直後だったから、尚更そう感じたのかも知れないけど。
そしてニルヴァーナに台等された、例のシアトルムーブメントの一角として紹介された部分もあって「ああいうガレージっぽい音なのかな?」と思いきや、ニルヴァーナとはアプローチが全く違うスタイルだったので、これにも驚かされた。
余談だけど、このムーブメントに括られたバンド達はアプローチが似てない所が面白かったな。アリス・イン・チェインズ然り、サウンドガーデン然り、マッドハニー然り。

バンドはこの後、様々なタイプのアルバムを発表して現在の地位を築いた訳だけど、”繊細さ”という点ではこのアルバムが一番だと思う。エディ・ヴェダーも今ほど大胆ではない、まだ垢抜けない田舎のあんちゃんだったし(笑)。「BLACK」の歌詞が今でも心に突き刺さる...

ホテル・ペイパーホテル・ペイパー
(2003/06/25)
ミシェル・ブランチシェリル・クロウ

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今日は、ちょっと気分の赴くままに隣の県までドライブ。何も考えないで、気分次第で好きな音楽を聴きながらドライブ...良い気分転換になりますな。
で、今日はスティングに始まり、TOTOやプリンス、バッドランズの「DUSK」(偶然見つけちゃいましたよ、umeさん!/笑)など雑多な感じで聴いていたのだけど、ドライブの締めで聴いたのがこのアルバムだった。

随分久しぶりに聴いたけど、やっぱこのアルバムは良い!と再確認。1stも好きだったけど、この2ndで更なる飛躍を遂げたと思う。
デビュー当時は、18歳という年齢の若さで作詞・作曲も手掛けるシンガーソングライターという部分にスポットが当たって、しかもデビューアルバムでこれほどまでの完成度を誇る事もあってかなり驚かされたけど、このアルバムでは前作には無かった”切実さ”な部分が色濃く打ち出されてるトコに好感が持てた。
その代表的な楽曲では「FIND YOUR WAY BACK」「ONE OF THESE DAYS」「DESPERATELY」「’TIL I GET OVER YOU」などが当て嵌まると思う。

またシングルにもなった「ARE YOU HAPPY NOW?」のキャッチーさ、このテのタイプの先輩格にもあたるシェリル・クロウとのコラボ「LOVE ME LIKE THAT」、感覚が解き放たれていく様な「BREATHE」、シンプルな「WHERE ARE YOU NOW?」なんかも大好きだ。

このアルバム以降、結婚したり、昔の仲間と別名義でカントリーアルバム作っちゃたりと全然新作の話が聞こえてこないんだけど、いい加減そろそろ作ってくださいよ、ずっと待ってるんだから。

ベン・フォールズ・ファイヴベン・フォールズ・ファイヴ
(1995/12/13)
ベン・フォールズ・ファイヴ

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最近、HM/HR系のアルバムが続いたんで、ちょっと普通のポップ系を。

当時、何で存在を知ったのか全く覚えていないのだけど、このCDが外資系CDショップの視聴コーナーに入ってたのをチェックした途端、正に”一聴惚れ”というヤツで直ぐにレジに持っていったのははっきり覚えている。
CDの帯に書かれている通り「泣き虫野郎のパンク・ロック?ニルヴァーナ・ミーツ・ビリー・ジョエル??クイーン・ミーツ・ジョー・ジャクソン???」という謳い文句も見事にハマっているし。
それに、この時代はポップ系のアルバムでは余り掘り出しモノが見つからなかった時期もあって、素直に「コレは当たり!」と喜べるアルバムが見つかった事もあって、暫くこのアルバムしか聴かなかった期間もあった程だ。

さて、そんな正体不明のバンドに興味を惹かれたのは、楽曲もさながらその珍しいバンド形態にあった。主役のベン・フォールズはボーカルとピアノを担当。後はベースとドラムの2人のみ。つまりギターがいないギターレスバンドなのだ。コレには正直驚かされた。それでもちゃんと楽曲が成り立って、しかも魅力的なんだから面白い。
またピアノの上手さも素晴らしく、ビリー・ジョエルがお得意としているジャジーな雰囲気も持っていて、ただのポップスとは呼べないその雰囲気は、あのジェリーフィッシュを想起させた。

そのジェリーフィッシュみたいな雰囲気満載の「UNDERGROUND」、JIN-ROのCMに使われた「JACKSON CANNERY」、ちょっと哀愁を感じさせる「WHERE'S SUMMER B?」、ベースがブンブン唸ってラフな演奏がカッコイイ「JULIANNE」、ピアノの疾走感がたまらない「SPORTS & WINE」などがお気に入り。

残念ながら、次作ではこの楽しい雰囲気は余り感じられなくて、バンドを解散してソロになったベン・フォールズもそんなにピンと来なくて、私は徐々に興味を失ってしまったのだけど、このアルバムだけはどーしても手放せないだろうなぁ。

フロンティアーズ(紙ジャケット仕様)フロンティアーズ(紙ジャケット仕様)
(2006/12/06)
ジャーニー

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やっとCD屋に買い物に行けて、この紙ジャケCDを手に入れる事が出来ました。以前からこの情報は知っていて、しかもリマスター、更に当時のアウトテイクだった4曲が追加収録、しかも金額は¥1890。買うしかないでしょう!

まあ、紙ジャケに関しては「保存しにくい」という意見が圧倒的に多いけど、私は結構好きだったりする。アナログからCDに移り行く時代を経験したせいか、何かこういうアナログ的なモノに惹かれたりするのだ。確かに車内で聴く時とかCDの出し入れが面倒ではあるけど、細部までこだわって作られた紙ジャケには感動すら覚えるのだ。しかもこのCD、当時のアナログ盤の帯まで復刻していて、1983年当時のカレンダーまで付いている(笑)。レコード盤には付いていたかどーかは覚えてないけど、ジャケットに直接付ける宣伝ステッカー(?)までご丁寧に付属していた。やるな、ソニー!

さて、ジャーニーのこのアルバム、私的にはバンドの代表作である前作「エスケイプ」よりも思い入れがある。ジャーニー初体験がこのアルバムに収録されている「セパレイト・ウェイズ」だったからである。
まだ洋楽聴き始めた頃、中学生の身分でお金も無かった時分なので、ラジオのエアチェックが何度も曲を聴く唯一のチャンスだったので、洋楽のチャート番組をこぞって録音して何度も聴いていたのだけど、この「SEPARATE WAYS」が掛かった時は直ぐに「誰だ、この曲?カッコイイじゃん!」とまだ知らぬバンド名に心躍ったモンだった。
結局、シングル盤買って散々聴いたのだけど、アルバムはどんな感じなのだろう?と興味が沸き、当時これまたお金の掛からない市立図書館でこのアルバム借りて聴いてみたのだけど、これが意外にも余りピンと来なかったのだ。

今になってみると笑える話だけど、要は全曲「SEPARATE WAYS」みたいなドラマティックな曲を期待していたのだ。それでも、タイトル曲や「RUBICON」、「EDGE OF THE BLADE」みたいな大仰な曲は大好きだし、感動的な「FAITHFULLY」や、繊細な「SEND HER MY LOVE」、躍動的な「CHAIN REACTION」と、アルバムとしてはバランスの取れた良い感じに仕上がってると思う。

そして、事ある毎に語ってるのだけど、この時期のアウトテイクも素晴らしい出来で、何でアルバムから漏れたのか理解に苦しむ。「ONLY THE YOUNG」や「ASK THE LONELY」なんて、次作にストックしておいても良かったのではないか?と思ったりしたものだ。

しかし、前作があれだけ売れたのに、本作がこれほどの完成度を誇るジャーニーは、当時はホントに神掛かってるとしか思えなかったな。

パワーエイジ(紙ジャケット仕様)パワーエイジ(紙ジャケット仕様)
(2007/12/19)
AC/DC

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新年一発目のチョイスは、今までアルバムがかなりの枚数発表されているAC/DC。

まあ、どのアルバムも似た様なモノ...と言ってしまえばそれまでだけど(笑)中でも私が好きなアルバムとなると、ブライアン・ジョンソンには悪いけどボン・スコット時代のモノになってしまう。
楽曲単位ならアルバムによってかなりバラけるのだけど、アルバム単位ではこの「POWERAGE」がベストだと思う。
とにかく「分かり易い」。AC/DCに求めるモノといえばコレに尽きる!難しい事なんて何にも無いし、聴けば直ぐにノレる。歌詞に深みがるか?と言われれば、そんな事をAC/DCに求める方がおかしいし(爆)。
また、よく言われるアンガス・ヤングの狂気のパフォーマンスが観られるのもこの時代あたりだと思うし。シンプルで、ノレて、あの動き。ホントに凄いギタリストだと思う。

冒頭から挨拶代わりの一撃「ROCK 'N' ROLL DAMNATION」を皮切りに、最後の「KICKED IN THE TEETH」までアッと言う間に終わってしまうのもまた良い。中でも「RIFF RAFF」の前奏と「WHAT'S NEXT TO THE MOON」のサビが物凄く大好きだ。

確か、ローリングストーンズのキース・リチャーズが昔のインタビューで「最近、あなたが注目しているバンドは?」との問いに、「そうだな、AC/DCの「POWERAGE」は好きだぜ」と答えた事があって、ストーンズとAC/DCというギャップにちょっと嬉しくなってしまった(笑)。後にトロント・ロックスで競演する事になるけど、意外と接点があるのかな?と思うけど、お互いに昔のブルーズが好き...って事くらいしか分からないな(笑)。